ソーシャルメディアは情報のアップデートが激しく、運用担当者は常に最新の情報をチェックしておく必要があります。ユーザー数の変動もそのひとつです。
この記事では、各媒体の公表データから、Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok、noteなど、主要ソーシャルメディアの国内外ユーザー数をまとめています。
ソーシャルメディアは情報のアップデートが激しく、運用担当者は常に最新の情報をチェックしておく必要があります。ユーザー数の変動もそのひとつです。
この記事では、各媒体の公表データから、Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok、noteなど、主要ソーシャルメディアの国内外ユーザー数をまとめています。
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※2020年12月版から数値の変動はありません。
Twitter:リアルタイム性と拡散力が魅力!
■特徴
Twitterは「今、起きていること」をすぐにキャッチして活用できる、リアルタイム性が特徴です。
拡散性を活かした、フォロー&リツイートキャンペーンを多くの企業が取り入れています。
Twitterユーザーには若年層が多いというイメージがありますが、ユーザーの平均年齢は35歳。幅広い年齢層の人々に利用されています。趣味やコミュニティごとに複数アカウントを所持しているユーザーも多く、興味関心を同じくする人々がつながるメディアとして活用されています。
一方で、140字の字数制限による短文のコミュニケーションであることからツイートの真意がうまく伝わらないこともあります。匿名のユーザーが多いことや拡散性の高さから、SNS炎上が発生しやすい場でもあります。
運用の際は、誤解を生まないような表現や発信を心がけるようにしましょう。
関連記事:【2020年下半期まとめ】SNS炎上の業界別・カテゴリ別傾向
■ユーザー数
Twitterは以下の数値をTwitter Japanアカウント、Twitter Q3 2020 IR資料で発表しています。
- デイリーアクティブユーザー数:1億8,700万人(2020年Q3)
- 国内月間アクティブアカウント数:4,500万超(2017年10月)
総務省の調査によると、年代別の利用率は以下の通りとなっており、10代・20代の約7割が利用しているメディアとなっています。
■最新ニュース
リツイートを従来の仕様に変更
We’re switching back. You can now choose to Retweet or Quote Tweet the way you did before. https://t.co/4ZAE6Ax8Vn
— Twitter (@Twitter) December 16, 2020
Twitterは2020年12月16日(米国時間)、リツイートの仕様を従来のスタイルに変更したと発表しました。10月に米大統領選向けの対策として引用リツイートを基本とした運用に変更していましたが、今後は従来どおり、リツイートと引用リツイートを選択することができるようになります。
仕様変更によって引用ツイートの利用は増加しましたが、そのうち45%は共感を示す1単語のみで、70%は25文字未満にとどまったといいます。リツイートと引用リツイートを合わせた全体の共有数は、仕様変更前と比べて20%減少したため「誤情報の拡散を抑制した」としています。
思慮深いツイートを増やすため、リンクのあるツイートをリツイートする際の「まずは記事を読んでみませんか」というアラートは継続します。
参考:https://japan.cnet.com/article/35164006/
音声チャットルーム「Spaces」を小規模テスト中
aye we’re live! what up y’all, we're the team behind Spaces––a small experiment focused on the intimacy of the human voice🧵
— Spaces (@TwitterSpaces) December 17, 2020
Twitterは12月17日(米国時間)、Twitter上で開設できる音声チャットルーム「Spaces」の小規模なテストを開始したとツイートで発表しました。
ユーザーが自分の“部屋”(=Space)を作って友人やフォロワーを招待し、そこで音声でチャットしたり、ツイートを共有したりできます。リアクションスタンプや音声の自動テキスト変換、報告とブロックなどの機能がテスト公開されています。Spaceでは誰もが会話を聞けますが、誰が話すかを決められるのはSpaceを作ったホストに限定されています。
参考:https://twitter.com/Mr_DannySingh/status/1339695209987387394
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/18/news115.html
Twitterトレンド大賞2020発表
Twitterは2020年12月22日に、2020年にTwitterで最も話題になったトレンドワードの上位20語を「#Twitterトレンド大賞 2020」にて発表しました。
「#Twitterトレンド大賞」は、様々な出来事があった2020年に、多くの人が訪れたTwitterから、今年日本語でツイートされた膨大なデータを分析し、そこから1年のトレンドを決定するアワード。今年の「#Twitterトレンド大賞 2020」の結果は1位「コロナ(新型コロナ)」、2位「#検察庁法改正案に抗議します」、3位は「緊急事態宣言」という結果となりました。
2021年に認証済みアカウント(青い公式バッジ)申請再開を検討と発表
認証プログラムの刷新に向けて、皆さんのご意見を募集します。詳細は以下ブログをご覧ください。ご意見は #VerificationFeedback をつけてツイートしてみてください!https://t.co/2tnADvE2og
— Twitter Japan (@TwitterJP) November 24, 2020
Twitterは11月24日(米国時間)、2017年から停止している青い認証済みバッジの申請を、2021年に再開する計画を発表。新しいポリシーの初版を公開し、ユーザーからのフィードバックを求めています。
認証済みバッジはフェイクアカウント対策として考えられたものでしたが、これが“著名人のあかし”と受け取られてしまい、2017年に差別主義者のアカウントに認証済みバッジを提供したことで批判され、バッジ申請システムを停止していました。
新しいポリシーでは、バッジの定義も変わり、従来の「アカウントが本物であること」に加え、「アカウントが注目に値し、アクティブである必要がある」となっています。そのため、パロディアカウント、ニュースフィードアカウント、コメンタリーアカウント、ファンアカウント、ペットや架空キャラのアカウント(認証済みの企業、ブランド、組織や、認証済みのエンターテイメント作品と関連がある場合を除く)は認証の対象外です。
また、条件を満たしてバッジを付与されたユーザーでも、欺瞞的行為などがあればバッジを取り消される可能性があります。
バッジの対象(ポリシー初版時点)
- 政府機関(国家元首、選出議員、大臣、制度的機関、大使、公的機関の広報担当者など)
- 企業、ブランド、組織(著名な幹部のアカウントを含む)
- ニュース(新聞、雑誌、放送局、テレビ番組、オンラインメディア、ポッドキャストなどと、ジャーナリスト個人)
- エンターテインメント(映画製作会社、テレビ局、音楽レーベルなどと、アーティスト、映画監督などの個人)
- スポーツ(スポーツリーグ、チームなどと、選手、コーチなどの個人)
- 活動家、主催者、その他の有識者(上記のカテゴリにーのいずれにも該当しないが、Twitterでコミュニティメンバーの活性化を行い、実社会に変化をもたらしている個人)
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/25/news057.html
参考:https://help.twitter.com/ja/managing-your-account/about-twitter-verified-accounts
参考:https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/company/2020/verification-program.html
■活用事例
カルーセル広告
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11月11日にローンチしたカルーセル広告の活用が広がっています。今までより多くのクリエイティブスペースを横スクロールにより使用できるようになります。カルーセル広告を使えば、2〜6つの画像もしくは動画を使って、商品のラインナップや様々な機能を次々と表示させたり、ストーリーを伝えることができます。
参考:https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/marketing/2020/Performance_Carousel.html
Instagram:フィードとストーリーズの使い分けがカギ
■特徴
画像を投稿するSNSとして10年前にリリースされたInstagram。「好きと欲しいを作り出す」プラットフォームとして活用が広がっています。
2020年11月に行われたHouse Of Instagramの中で、日本の利用者は他国の5倍ハッシュタグ検索を行う傾向にあり、また、気になるものを発見すると42%がブランドを知るためにプロフィールアクセスすると伝えられています。Instagramユーザーの85%がフィード以外の機能(ストーリーズやIGTV、ライブ、ショップ機能など)を活用しているそうです。
Instagramユーザーの90%がビジネスをフォローしていることから、友だちとつながることと、お気に入りのビジネスとつながることを分けていないことがうかがえます。
■ユーザー数
Instagramでは以下の数値を公式サイトやInstagram Businessサイトなどで発表しています。
- 月間アクティブアカウント数:10億以上
- デイリーアクティブユーザー数:5億人以上
- 国内月間アクティブアカウント数:3,300万(2019年6月時点)
総務省の調査によると、年代別の利用率は以下の通りとなっており、10代・20代の約6割が利用しているメディアとなっています。
■最新ニュース
「なりすましアカウント」増加中
公式アカウントそっくりに作成された「なりすましアカウント」が急増中です。スパムアカウント・フェイクアカウントとも呼べる偽アカウントは、DMを送信し、巧妙にユーザーの情報を騙し取ろうとしています。
早期発見のための巡回やすぐの注意喚起を行い、自社アカウント・ブランドを守る対策が必要です。
なりすましアカウントの実態や対策、サービスをチェックしておきましょう。
「リール」でもショッピングを楽しめるように
IInstagramは12月10日(米国時間)、日本を含む様々な国と地域で、ショッピングタグを利用してリールにも商品をタグ付けできるようになったことを発表しました。フィードやストーリーズ、10月に対応を発表したIGTV、米国で一部ブランドを対象にテスト中のライブショッピングなど、利用者はInstagram上の多彩な動画コンテンツ内でショッピングを楽しむことができるようになります。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/12/shopping_in_reels/
クリエイターと2020年を振り返ろう!特別企画「#LOOKBACK2020」
Instagramは12月8日(日本時間)、コミュニティを代表する人気クリエイターと2020年を振り返る特別企画「#LOOKBACK2020」を発表しました。エンターテインメントや音楽、ファッション、スポーツなど様々なジャンルで活躍するクリエイターたちが ”2020年の振り返り” という共通のテーマで思い思いの動画コンテンツをInstagramに投稿し、今年を振り返ります。投稿される動画は #LOOKBACK2020 のハッシュタグで検索してアプリ内で楽しむほか、特設サイト(https://www.lookback2020.com/#/)でも見ることができます。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/12/lookback/
■活用事例
リール - GIFTルーレット
SABON Japan(サボン ジャパン)(@sabon_japan)では、おすすめギフトを「ルーレット」として見せています。画面タップ(閲覧環境によっては長押し)やスクリーンショットで停止させておすすめ商品を提示するアイデアです。
ARカメラエフェクト - SAVE THE DUCK
サステナブルでヴィーガンなアウターウェアブランド「SAVE THE DUCK」は、ARカメラエフェクトを使ったエシカル啓蒙キャンペーンを行っています。
動物由来の素材を⼀切使⽤しないかわりに、ペットボトルを原料にした独⾃開発素材を使⽤したサステナブルでヴィーガンなアウターウェアブランドとして、欧⽶のエシカル意識の⾼い層から多く⽀持されている同ブランド。このキャンペーンには、登⼭家や⽣物学者、教師、⼤学⽣からハッカーまで、様々な業種における若⼿のオピニオンリーダーたちを”CHANGE MAKER”(=チェンジメーカー:時代と社会を変える⼈たち)として起⽤し、動物愛護や海洋汚染、森林保護、⽣態系保護などの世界的な環境問題を社会に発信しています。
SAVE THE DUCKは、誰もが”CHANGE MAKER”として⽴ち上がって、各々の考えるエシカルなメッセージをInstagram等で発信して頂くべく、Instagramのストーリーズやリールで楽しめるARカメラエフェクトに「Stand Up And Quack」キャンペーンに合わせてDUCK(アヒル)をモチーフにしたマスクのフィルターを公開しています。
関連記事:これから波が来る!InstagramのSpark ARを5分で解説
Facebook:全世界MAUを誇る巨大プラットフォーム
■特徴
数あるSNSの中でも、全世界でのユーザー数がずば抜けて多いのがFacebook。
国内でも、多くのユーザーが実名で登録し、同級生や同僚など、実際に会ったことのある人とつながる場として利用されることが多くなっています。「友達」の中に上司や家族がいるなど、リアルな人間関係が反映される場であるため、ほかのSNSよりもフォーマルな雰囲気を帯びているのが特徴です。
投稿は長文も可能で、画像の有無も選ぶことができ、コンテンツの表現の自由度が高い点も特徴です。投稿の予約ができる、インサイトが充実していて投稿の詳細な分析ができるなど、機能面に強みをもっているプラットフォームです。
■ユーザー数
Facebookは公式ニュースルームなどでさまざまな数値を公開しています。
- 月間アクティブユーザー数:27億4,000万人(2020年10月時点)
- デイリーアクティブユーザー数:18億2,000万人(2020年10月時点)
- 国内月間アクティブユーザー数:2,600万人(2019年3月時点)
最もアクティブに利用しているユーザーは30代後半〜40代以上。該当ユーザー層にアプローチするには効果的な媒体といえるでしょう。
総務省の調査によると、年代別の利用率は以下の通りとなっており、30代の約半数が利用しているメディアとなっています。
企業が自社アカウントを運用する場合は「Facebookページ」の作成が必要です。2018年にフィード投稿のアルゴリズムが変更されてFacebookページではリーチが取りづらくなっていますが、広告配信では高いターゲッティング精度を誇るため、広告と併用した運用をおすすめします。
■最新ニュース
Apple社が提供を開始した新しいiOS 14のポリシーに対する声明
Facebookは12月17日(日本時間)、Facebook社の広告・ビジネスプロダクト担当副社長、Dan Levy(ダン・レビー)による声明を発表しました。
この声明はAppleがWWDC2020で発表されたiOS 14「AppTrackingTransparency」機能に適用されるポリシー伴うもの。「アプリがユーザーを追跡したり、ユーザーの端末の広告識別子にアクセスするには明示的にユーザーの許可を得る必要がある」ということに関連して、広告のパーソナライズ性が失われるのではないかという推測に基づいた内容となっています。
「AppTrackingTransparency」機能については不明な点も多いとしながら、この変更はアプリ開発者だけではなく、パーソナライズされた広告を利用する多くの中小ビジネス事業者にとってもマイナスに向かうだろうと警鐘を鳴らしています。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/12/applepolicyupdate/
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/23/news063.html
■活用事例
過去のCMを想起させる季節投稿
≪ブログ更新!≫ 先日は、かつての「そう京」キャンペーン・東福寺のキャッチコピーについて触れましたが、2011年の秋にキャンペーンの舞台となったのが、山科区の毘沙門堂でした。 「いい秋ですね、と言葉をかわしあえる。それだけで、うれしい」 ...
そうだ 京都、行こう。(JR東海)さんの投稿2020年11月14日土曜日
そうだ京都、以降。(JR東海)では、紅葉シーズンに合わせてCMでも使われた毘沙門堂の紅葉を紹介。コメントでは画像に対する感想だけでなく、紅葉やTVCMにまつわる思い出が寄せられています。
LINE:国内メッセージインフラとして定着
■特徴
「LINE Business Guide 2021年1月-6月期」によると、日本のLINEユーザーは男女がほぼ半々、10代~50代以上まで幅広い年齢層が分布しています。年齢・性別を問わず広範なユーザー層にリーチできる点が強みといえるでしょう。国内MAUは日本の人口の66%以上をカバーし、日本の生活インフラとしても定着しています。
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一般ユーザーの利用は無料ですが、企業アカウント(LINE公式アカウント)として運用する場合はメッセージ送信数に応じて有料となっています。LINE公式アカウントは、友だちに登録してくれたユーザーにスマートフォンのプッシュ通知でメッセージを送れることが最大の強みです。
また、LINE APIと自社サービスを連携させると、ユーザーにパーソナライズされた情報配信や、双方向のコミュニケーションを図ることもできます。
■ユーザー数
LINEは、媒体資料の「LINE Business Guide 2021年1月-6月期」および、IR資料室などで各種数値を公開しています。
- 主要4カ国(日本・台湾・タイ・インドネシア)の月間アクティブユーザー数:1億6,700万人(2020年10月時点)
- 国内月間アクティブユーザー数:8,600万人以上(2020年10月時点)
- 国内デイリーアクティブユーザー:85%(2020年10月時点)
総務省の調査によると、年代別の利用率は以下の通りとなっており、全年代で約8割が利用しているメディアとなっています。LINEが生活インフラとして定着しているため、ユーザー側も企業側からの情報を受け取りやすいというメリットがあります。
■最新ニュース
LINEサービス開始以降初、大幅にデザインをリニューアル
LINE株式会社は12月8日、アプリ全体のUIデザインをリニューアルしたことをお知らせいたします。UIデザインリニューアルを含む「LINE」バージョン10.21.0以上はAndroid端末から順次リリースし、12月14日にはiOSでのリリースも完了しています。デザインリニューアルのテーマは「Simple, Wide and Bright」。アプリ全体を通して一貫した心地良い体験を提供できるよう、シンプルさを追求しました。アプリ全体の配色、アイコン、フォントやレイアウトなど全てのデザイン要素を見直して、画面上部のヘッダーはネイビーを廃止し、シンボリックカラーであるグリーンの明度をあげました。これらの変更により、一つ一つのコンテンツは際立って表示され、多くの情報をより得やすく、必要な情報へアクセスしやすくなりました。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3520
■活用事例
注文から会計、来店後の継続的なコミュニケーションまでを一元管理
LINE公式アカウントを通じて注文から会計まで完結するシステムを導入した「クラフトマルシェ by Kirin City」を紹介します。
店舗に置かれたQRコードを読み取り、メニューをLINE公式アカウントで閲覧し注文します。ユーザーが別々のスマートフォンから注文しても、座席ごとに合計金額が出される仕組みになっています。
「注文したいときに店員が見つからない」「いくら頼んだか確認したい」といった需要を満たすことで顧客のストレス軽減につながったほか、来店後の継続的なコミュニケーションのために使用しているそうです。
参考:https://www.linebiz.com/jp/case-study/craftmarche/
TikTok:20億ダウンロード突破!盛り上がりが加速する急成長アプリ
■特徴
若年層を中心に支持を集めているTikTok。その正確なユーザー数情報は公式サイトでも公開されていませんが、15億ダウンロードを達成した2019年11月から5か月後、2020年4月にはApp StoreとGoogle Playの累計ダウンロード数が20億回を突破しているほか、2020年8月には世界で最もダウンロードされたアプリとされています。
アップできるコンテンツは15秒(または60秒)の短尺動画で、アプリ自体の動画編集機能が充実していることも特徴です。以前はリップシンクのような音楽系コンテンツが人気でしたが、今では日常のおもしろ動画や役に立つ動画なども人気となっており、コンテンツの幅も広がってきています。
■ユーザー数
TikTokのユーザー数は、2019年2月に日本のMAUが公表されています。
- 国内月間アクティブユーザー数:950万人
■最新ニュース
#TikTok流行語大賞2020 を発表
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、12月6日に年に一度のTikTokクリエイターの祭典「TikTok CREATOR'S LAB. 2020 -REFLECTIONS-」を開催し、今年のTikTokトレンドを象徴する「TikTok流行語2020」の大賞と部門賞を発表いたしました。
TikTok流行語2020大賞は「#きゅんです」に決定。授賞式には、ブームの一翼を担った“ポケットからきゅんです!”を歌うひらめが登場しました。
各部門賞は次の通り:ミュージック部門「#君の虜に」、チャレンジ部門「#TikTok教室」、エフェクト部門「#時を戻そう」、コトバ部門「#きゅんです」。
参考:https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-creators-lab-2020
TikTokライブで収益化が可能になると発表 2021年1月後半から
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、2021年1月後半から、TikTok内のアプリ内でギフティング機能(通称「投げ銭」)の提供を開始する予定だと発表しました。12月6日にTikTok上でライブ配信されたクリエイターズイベント「TikTok CREATOR'S LAB. 2020 -REFLECTIONS-」内で公表されています。この機能は2020年7月から公開されている、ライブ配信機能「TikTok LIVE」で使用できる予定です。
2020年、紅白歌合戦に出場を決めた瑛人が歌う『香水』や、デビュー曲『夜に駆ける』がTikTokでの関連動画の視聴回数5億回に上ったYOASOBIなど、TikTokで楽曲のヒットしたことをきっかけに人気アーティストが誕生している状況がありました。今後、ユーザーがアーティストを直接支援できるようになることで、新たなTikTokコミュニティが誕生しそうです。
参考:https://www.businessinsider.jp/post-225576
■話題の投稿
若年層中心に幅広い層へリーチした投稿
神奈川県のタクシー会社「三和交通」のTikTok動画が話題です。
50代の取締役部長と渉外部長が踊る姿が「ゆるキャラのよう」と幅広い層から支持されています。合計再生回数は1億4千万回を超え、若年層の採用にもつながったといいます。
その他:note、Pinterest、LinkedIn、Snapchat、LIPS
その他のソーシャルメディアの概況は以下のとおりです。
■note
noteは以下の数値を公式に発表しています。
- 月間アクティブユーザー数:6,300万人(2020年5月時点)
- 会員登録者数:260万人(2020年5月時点)
クリエイターが気軽にコンテンツを発信できるnote。コンテンツの販売機能や、定期購読マガジン、サークルなど、クリエイターが創作活動を継続できるようサポートする仕組みが備わっている点が特徴です。MAU2,000万を超えた2019年9月から8ヶ月間でMAUが3倍に増加しており、飛躍的な成長を遂げています。
■Pinterest
画像共有サイトのPinterestはニュースルームでユーザー数を公開しています。(国内月間アクティブユーザー数はこちらを参考)
- 月間アクティブユーザー数:4億人(2020年7月時点)
- 国内月間アクティブユーザー数:530万人
ユーザー同士のコミュニケーションよりも、アイデアを検索する場として活用されることのほうが多いPinterest。全世界MAUは増加を続けており、着実に成長を続けているプラットフォームです。
■LinkedIn
プロフェッショナルネットワークのLinkedInは、以下の数値を公式に発表しています。
- 登録ユーザー数:7億600万人以上(2020年12月時点)
- 国内登録ユーザー数:200万人
ビジネスに特化し、仕事やキャリアに関する情報がやりとりされるLinkedIn。国内登録ユーザー数は多くはありませんが、5年以上の経験を持つメンバーで84%、マネージャー以上の38%が利用している状況です。主にビジネス向けSNSとして、海外では活発に利用されています。
■Snapchat
Snapchatでは、以下の数値を公式サイトで公開しています。
- デイリーアクティブユーザー数 :2億4,900万人以上(2020年11月時点)
送った写真が10秒以内に消えるという特徴をもつSnapchat。豊富なフェイスフィルターを活用しながら、その場その場の気軽なコミュニケーションが楽しめます。ユーザー数はさらなる伸びを見せました。
■LIPS
LIPSは、2020年3月のリリースで以下の数値を発表しています。
- 月間サービス利用者数:1,000万人(2020年3月時点)
アプリのダウンロード数が、600万DLを突破(2020年11月時点)した、コスメ・美容特化型SNSであるLIPS。気になるコスメのレビューを探したり、使った商品の感想を投稿したりできます。コスメエントリー層である10〜20代女性の利用者が多いことも特徴です。
おわりに
ユーザー数の伸びが顕著なところから、話題となっている媒体まで、さまざまなソーシャルメディアが次々と登場しています。しかし、ソーシャルメディアマーケティングは、勢いのあるメディアを導入すればよいというものではありません。
重要なのは、各メディアの特性を理解し、自社のマーケティング目的に沿ったプラットフォームを選択することです。自分たちが提供するサービスとマッチするか、そのサービスを届けたいユーザーと出会えるかなど、実際の利用シーンをイメージして、使用するソーシャルメディアを選ぶとよいでしょう。
お役立ち資料のページでは、SNS運用の参考になる資料を公開しています。SNSに関する調査など、運用に役立てていただける情報が無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
記事内のグラフがまとまったeBookがダウンロードできます!
eBookには、記事にはない年代別利用率グラフも含まれていますので、ぜひ以下のフォームを送信し、ダウンロードください!
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※2020年12月版から数値の変動はありません。
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児童雑誌・書籍をメインに4年間の編集執筆活動した後、コムニコ入社。SNS企画運用・コンテンツ制作を行う。趣味はドラムとよさこい。