<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://tr.line.me/tag.gif?c_t=lap&amp;t_id=68cdfaa5-a1ca-4593-b56c-91fa1378b120&amp;e=pv&amp;noscript=1">

【SNS炎上最新情報】2023年に起きた炎上件数ランキング!言及数まとめ

【SNS炎上最新情報】2023年に起きた炎上件数・言及数まとめ

日々世間を賑わすSNS炎上事件。X(Twitter)やTikTok、Instagramストーリーズなどが発端となって企業のマイナスイメージが拡散されると、売上や株価に影響することもあります。バズだけではなく、炎上リスクを理解して上手にSNSマーケティングをしていきましょう。
この記事では、2023年に起きた炎上の傾向をSNSマーケティングの総合代理店である株式会社コムニコの社員が観測・集計し、業界別・カテゴリ別の傾向を探りました。
SNSの炎上リスクに対して、過剰に恐れる必要はありません。炎上を分析し、企業がどのような対策をしながらSNSを活用していくべきか確認しておきましょう。


関連記事 >> 【2021年まとめ】SNS炎上の業界別・カテゴリ別傾向
関連記事 >>【2022年まとめ】SNS炎上の業界別・カテゴリ別傾向
関連記事 >> SNS時代の炎上対策!すべての企業が気をつけるべきこととは
関連記事 >> 炎上を防ぐ!SNS投稿注意日・テーマ別7選

2023年に起きた炎上事件

2023年に観測されたSNS炎上事件の総数は189件。
「炎上期間」に言及された関連キーワードの総数は18,464,813、平均炎上日数は22日となっています。

202303炎上記事画像

前年2022年の調査結果では、SNS炎上事件の総数247件、関連キーワードの総言及数が10,025,819という結果でした。それに対して、今回2023年の調査では、SNS炎上事件の総数189件、関連キーワードの総言及数が18,464,813と、関連キーワードの数が大幅に増加しています。
また、炎上日数についても、2022年調査と比較して延びており、鎮火までに最長約3ヶ月かかった事例もあります。
回転ずし店などで共有物を舐めるなどの迷惑行為がメディアで度々話題になっていたことも覚えているのではないでしょうか。2023年はそれぞれの炎上事件に対する言及が多かったと考えることができるでしょう。

 

以下から、2023年に起きた炎上件数や言及数をまとめたSNS炎上レポートと緊急対応フローなどをまとめた資料をダウンロードできます。

sns-risk2023
>>フォームが表示されない方はこちら

SNS炎上事件収集基準

ここでは、好意的な内容が拡散する「バズ」ではなく、批判的な言及・引用ポスト(引用ツイート・リツイート)が多い「炎上」をピックアップしています。炎上については、業界規模や内容によって影響度が異なるため、以下の情報を収集しています。
正確に判断するために機械的な収集ではなく、株式会社コムニコの社員が目視で収集し、分析を行っています。

  • ネットニュースになったもの
  • トレンドキーワードになったもの
  • エアリプ(空中リプライ・暗に言及しているもの)が多いもの
  • 引用ポスト(ツイート)で批判が多いもの
  • 批判リプライ・コメントが多いもの

観測した炎上についてはカテゴリ分けした後、ソーシャルリスニングツールを用いて言及数などを割り出しています。
炎上日数については、言及数が炎上前の水準になったことを「鎮火」としています。
なお、いまだ炎上(言及数が増加している)状態になっている事件の平均炎上日数については12月までの数値で区切り計測しています。

■株式会社コムニコとは

SNS黎明期である2008年に創業し、企業のSNSマーケティングを支援してきたコムニコ。
これまで1,800件以上(2023年3月時点)のSNS運用支援実績があります。ブランドセーフティ対策を重視する企業(行政、金融機関、医療・製薬業界など)からも安心してお任せいただけるよう、SNS炎上リスクから守る万全なサポート体制で支援してきました。成果につながるSNS運用のプランニングから、運用代行・効果検証・キャンペーン支援など、SNSマーケティングの目的に合わせた幅広い施策提案・実行を支援します。

SNS炎上対策はコムニコにおまかせ!>>コムニコのサービス案内資料をダウンロードする
>>コムニコにSNSリスク対策など支援を相談する

媒体別炎上観測件数

ここでは、炎上元媒体(炎上の火種)をもとにランキング化しています。
例えば、一般の方が X(Twitter)上でつぶやいた内容が炎上した場合は、「X(Twitter)」。SNS上で炎上した場合であっても、店舗での行為や講演会での発言、屋外広告などオフライン上で起こったできごとが炎上の要因である場合は「オフライン」にカウントしています。

2023年炎上媒体別傾向

最も炎上件数が多い媒体は「X(Twitter)」で89件(47.3%)。匿名性で気軽に投稿しやすく、拡散力もあることからSNS炎上の舞台となりやすいようです。

2023年に特に注目したいのは、「X(Twitter)」に続く「オフライン」です。
2022年は「オフライン」の観測件数は20件となっており、全体の割合でみても8.6%でしたが、2023年は倍以上に増加。炎上件数全体に占める割合は26.1%となり、X(Twitter)と合わせて大半を占めています。
たとえ、企業がSNSアカウントを持たない場合であっても、「オフライン上」つまり、X(Twitter)上で言及され、それが多数のフォロワーを抱えるユーザーによって拡散されることで、本格的な炎上状態となるケースが増えているのです。

炎上ジャンル別ランキング

炎上ジャンルは、SNSリスクを含めたSNSノウハウを体系的に学べるSNSエキスパート協会が提唱する「炎上さしすせそ」をもとにアレンジして選出しています。
ここで集計した炎上ジャンルは、「災害」「差別」「思想」「宗教」「政治」「セクシャル」「操作ミス」「熱狂的アンチ」「巻き込まれ炎上」「モラル」「リテラシー」「オフライン」。

ここでは性差別について、「セクシャル」としてカウントしています。また、ここでのカテゴリは炎上理由での区分となっているため、政治家によるSNS炎上であっても、政治的思想を含む炎上でない限りは「政治」としてカウントしていません。

順位

炎上ジャンル

炎上観測件数

平均言及数

平均炎上日数

1

リテラシー(知識や配慮が足りない場合)

117

114,672

21

2

思想

51

94,875

19

2

オフライン(テレビ・新聞・雑誌・街頭広告など)

51

35,636

18

4

モラル(不祥事やスキャンダル公序良俗に反する内容全般(不倫など))

42

82,377

29

5

政治

24

73,294

25

炎上ジャンルごとに観測件数と言及数を確認すると、知識や配慮が足りない「リテラシー不足」に関するSNS炎上が最も多く観測されました。次いで「思想」「モラル」のカテゴリーが多くみられました。

特に「モラル」に関する炎上は、メディアで報道されることでSNS上でも再燃して長期化しやすい傾向にあるため、炎上日数平均が最も長い結果になりました。痴漢や盗撮、転売ヤーを「私人逮捕」する様子を動画投稿サイトにアップする、飲食店での不適切行為などが挙げられます。

炎上しないための備え

世の中には「炎上マーケティング」という言葉もありますが、一般的に「炎上」して商品の購買やブランドイメージの向上につながることはほとんどありません。「炎上させない」「すぐに鎮火させる」ことが重要です。

特に、土日祝といった休日の炎上は拡大しやすい一方で対応が遅れることが多く、事前の対策が必須です。
ここで、リスクマネジメントのために確認しておきたいサービスをまとめました。

  • SNSリスクマネジメントを学ぶ
    一般社団法人SNSエキスパート協会が運営する、SNSの知識、ノウハウを体系的にまとめる検定プログラムを受講し、事前に対応策を学んでおきましょう。
    >>SNSエキスパート協会「SNSエキスパート検定」「SNSリスクマネジメント検定」

  • SNS炎上に備えるサービスを利用する
    「炎上してしまったら」「災害やシステム障害が起こったら」という「もしも」に備えるサービス。「いつか」が来る前に、他社動向や対応策の提示も含めて、相談できるプロとしてサポートします。
    >>「万が一」にそなえる安心のサービス「SNSセーフティネット」

  • 投稿承認を行えるツールを利用する
    SNS投稿担当者ひとりの考えで行うのではなく、承認機能を使って他者に見てもらうことで差別的な思想や立場の違いによる批判の有無に気づくことができます。投稿の事前予約、承認制をとれるツールの利用を検討しましょう。
    こうしたツールを利用することで炎上ジャンル「誤投稿」「モラル」「リテラシー」「差別」などのリスクをおさえることができるでしょう。
    >>SNSアカウントの投稿管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」

  • SNSマーケティングのプロに前もって相談する
    自社のみで運用するのではなく、第三者としてSNSマーケティングのプロに相談することも立派な炎上対策となります。特に自社運用ではリソースが足りないと感じている場合は、確認漏れが発生しやすくなります。SNS動向によるリスク回避などのためにも導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
    >>SNS運用・コンサルティングのご相談

  • 炎上した事件の傾向を確認し、対策する
    2022年に起きた炎上事件を分析してレポートを作成しました。炎上の傾向を把握して対策しておきましょう。緊急対応フローもまとめています。
    >>2023年に起きたSNS炎上分析レポート

まとめ

2023年はSNS外、つまり、「オフラインでの行動」が火種となった炎上事例が多数みられました。

一見問題ないように思える企業CMのワンシーンに対して一部の層から非難の声があがり大炎上となったケースもあります。飲食店で共有物を舐めるなどの不適切行為も話題になったことを覚えているのではないでしょうか。このように、SNS以外の場所で起こった出来事がSNS上で言及され、企業が知らない間にSNS上で炎上状態となり対処が遅れることで長期化することがあるのです。

企業担当者からすると「いつ、何が、炎上するかわからない」状態である昨今、火種をつくらないようリテラシーやモラルなどに注意するだけではなく、「いつか」の備えをしておくことも重要です。

いまや、SNSアカウントを持っていないなど、特にSNSを運用していない場合でも、炎上によって企業イメージの毀損が起こる可能性が十分にあります。企業の広報担当者・マーケティング担当者は引き続き、対策していくべきでしょう。そのために、事前の社員教育やSNSトラブル対応フローを作成しておくことをおすすめします。

事前の準備をして、可能な限りリスク回避していけるよう、コムニコがサポートします。ご相談ください。

SNS炎上対策はコムニコにおまかせ!>>コムニコのサービス案内資料をダウンロードする
>>コムニコにSNSリスク対策など支援を相談する

関連記事 >>【2022年まとめ】SNS炎上の業界別・カテゴリ別傾向
関連記事 >> 【2021年まとめ】SNS炎上の業界別・カテゴリ別傾向
関連記事 >> SNS時代の炎上対策!すべての企業が気をつけるべきこととは
関連記事 >> 炎上を防ぐ!SNS投稿注意日・テーマ別7選