
2025年現在、Instagramのアルゴリズムに関して様々な噂が飛び交っていますが、結論から言うと、Meta社が公式に発表している通り、アルゴリズムの「根本的な仕組み」に大きな変更はありません。
Instagramの投稿は、フィード・ストーリーズ・発見タブなど様々な場所でアルゴリズムによってパーソナライズされています。これは、ユーザーの関心が高いと推察されるコンテンツを優先的に表示させる仕組みで、Instagramでのユーザー体験をより良いものにしています。しかし、評価基準は常に進化しています。アルゴリズムを正しく理解し、最新のトレンドに合わせた対策を行うことで、フィードやストーリーズでの表示順を上げ、発見タブでのリーチ拡大を狙うことができます。
本記事では、Meta社の公式発表の解説に加え、企業の運用支援を行うコムニコの知見を交えて、表示順を決める要素や、表示順を上げるためにできることを解説していきます。
この記事は、2008年に創業し、2024年10月までに2,600件以上のSNS運用支援実績を持つ株式会社コムニコがInstagram公式発表を元に解説し、記事更新時点での最新の運用対策についてまとめたものです。

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Instagramのアルゴリズムとは
Instagramのアルゴリズムとは、フィードや発見タブ、リールタブなどで、投稿の表示順を決めるレコメンドのための仕組みを指します。Instagramの投稿表示は利用者ごとにパーソナライズされており、その表示アルゴリズムを理解することで、ユーザーに情報を届けやすくなる、というものです。簡単に言えば、ユーザー一人ひとりの好みに合わせて、見たい投稿を選んでくれる「専属のコンシェルジュ(編集者)」のような機能です。

Instagramのアルゴリズムは1つのアルゴリズムによって管理されているわけではなく、さまざまなアルゴリズム、分類システム、プロセスによって決定されています。これは、Instagramアプリの各場所の使われ方によって異なり、利用方法に適した独自のアルゴリズムを採用しています。たとえば、ストーリーズは親しい友達の投稿を見るために使われますし、発見タブは新しいコンテンツやクリエイターを見つけるために使用されています。ユーザー体験をよくするため、場所ごとにさまざまなアルゴリズムを組み合わせて決定されています。
この記事は、大手企業を中心に多様な業種のInstagramアカウントを支援してきた株式会社コムニコがMetaからの公式発表をもとにInstagramのアルゴリズムについて解説しています。
参考:https://about.instagram.com/ja-jp/blog/announcements/instagram-ranking-explained
参考:https://creators.instagram.com/recommendations-and-originality
Instagramアルゴリズムで重要な要素「シグナル」とは
Instagramにおけるシグナルとは、「いいね!」やコメント、シェア、保存、フォーマットといった要素を考慮した情報のことです。投稿がいつシェアされたのか、使っているのはスマートフォンかPCか、動画に「いいね!」する頻度はどのくらいかなど、ありとあらゆるもの数千個のシグナルをもとに、アルゴリズムランキングが決定されています。これによって、ユーザーの好みに合わせてパーソナライズされたコンテンツが配信されるようになっています。
◼︎アルゴリズムとSEOの違い
「アルゴリズムとSEOは同じですか?」という質問をいただくことがあります。
SNS運用担当者は大きく「デジタルマーケティング担当」が行うことが多く、「Instagramの攻略=SEO対策」と混同されがちですが、厳密にはこの2つはユーザーへのアプローチ方法が大きく異なります。情報検索の場としてInstagramが使われることは多いのですが、分けて考えておくべきです。
Webサイト検索(SEO)が、ユーザーが自分から情報を探しに行く「プル(Pull)型/探索・能動的」であるのに対し、Instagramのアルゴリズムは、ユーザーが興味を持ちそうな情報をプラットフォーム側が提案する「プッシュ(Push)型/提案・受動型」の仕組みです。
| 比較項目 | アルゴリズム(レコメンド) | SEO(検索エンジン最適化) |
| 仕組み |
プッシュ型(提案) ユーザーの好みを予測して表示 |
プル型(探索) ユーザーが探した結果を表示 |
| ユーザーの心理 |
受動的(なんとなく見たい) 「暇だし何か面白いものないかな?」 |
能動的(知りたい) 「○○について調べたい」 |
| きっかけ |
行動データ(シグナル) 過去の閲覧、いいね!、送信、保存など |
キーワード(クエリ) 検索窓に入力された言葉 |
| 重要な指標 |
エンゲージメント 閲覧数(Views)、送信数、滞在時間 |
適合性・権威性 キーワードの一致、情報の正確さ |
| Instagramで例えるなら: 表示場所例 |
フィード、発見タブ、リールタブ フォロワーとの関係性や他ユーザーのアクションによるおすすめ。 |
検索結果ページ 投稿コンテンツやキャプション、ハッシュタグを起点に検索可能。 |
【2025年最新】Instagram運用担当者が知るべき3つの重要な変化
そもそもInstagramアルゴリズムはMeta発表によると「数値変動があるような大きなアップデートは行われていない」となっています。しかしながら、インサイト分析指標を確認するといくつか変更がみられます。
2025年最新版として、Instagram運用担当者がおさえておくべき変化もありますので、ここでポイントを紹介します。
①指標の統一:「再生数」から「閲覧数(Views)」へ
2025年現在、Instagram上の重要指標は「閲覧数(Views)」へ統合されています。
かつてはリールなら「再生数」、フィードなら「インプレッション」と指標が分かれていましたが、現在はインサイト分析も、すべて「閲覧数(Views)」統一されました。形式を問わず「どれだけ見られたか」が評価の第一歩となっていることがわかります。
参考記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-リーチ、インプレッション、エンゲージメントの活用法
②拡散の鍵:「保存」から「送信(シェア)」へ
アダム・モセリ氏がQ&A等で繰り返し強調している通り、現在のアルゴリズムは「親しい友人にDMでシェアされるコンテンツ」を高く評価します。
かつては「後で見返す」ための保存数が発見タブ掲載の鍵と言われていました。しかし、2025年現在のアルゴリズムでは、「送信(シェア)」がリーチ拡大への最短ルートとなっています。
理由は、Meta社が「人々をつなげること(Connection)」を最重要視しているためです。 Instagram責任者も「リーチを伸ばす最も重要なシグナルの一つは『送信』である」と明言しており、アルゴリズムの仕組み上、DMで友人にシェアされる投稿ほど、システムが『拡散すべき価値がある』と判断し、優先的に露出を広げる設計になっています。
Instagramアルゴリズムがシェアを重視する理由:
- 保存(Save): 「個人のためのアクション」です。その人が後で見返すだけで、広がり(拡散)のシグナルとしては弱いです。
- 送信(Send/share): 「他者への推奨アクション」です。
① DMで送られた相手がアプリを開く(セッション開始)
② Instagram側は「この投稿は、わざわざ人に教えたくなるほど価値がある」と判断し、発見タブでの露出を広げる
③ 定着の鍵:「いいね!」「コメント(会話)」が上位指標に
2025年のアルゴリズムにおいて、アカウントの評価を決めるのは「一方的な発信」ではなく「双方向の会話」です。
今後も「いいね!」数は重要ですが、現在のインサイト画面では、「コメント」や「送信」が以前より上位の重要指標として扱われるようになりました。
これはMeta社が、タップひとつで終わる受動的なアクション(いいね!)よりも、ユーザーが時間を割いて言葉を入力する能動的なアクション(コメント)を「価値あるつながり」として高く評価しているためです。
そのため、「絵文字で回答してね」とコメント訴求すること自体は問題ありませんが、より具体的に会話が広がる内容にすることが求められていると考えられます。
Instagramアルゴリズムの基本
大きく分けて2種類のアルゴリズムランキングがあります。フォロワーなど関係性のあるアカウントへのリーチと、フォロワー外などまだ繋がりのないアカウントへのリーチです。
それぞれアルゴリズムに重要な要素は、①視聴時間②いいね!③シェアとなっており、関係性のアカウントに対しては「いいね!」、繋がりのないアカウントへのリーチは「シェアなどの送信」をやや重視しているといいます。
そのため、インサイト分析では、平均再生時間やリーチあたりのいいね!数、リーチあたりの送信数を用心深く確認して欲しいと伝えています。
| 重要な要素 | やや重視 | アルゴリズムランキングの種別 |
| ①視聴時間 ②いいね! ③シェア |
「いいね!」 | (フォロワーなど)関係性のあるアカウントへのリーチ |
| 「シェア」などの送信 | (フォロワー外など)まだ繋がりのないアカウントへのリーチ |
アルゴリズムランキングに重要な3つの要素
- 視聴時間
- いいね!
- シェア
インサイト分析で確認すべき指標
- 平均再生時間
- リーチあたりのいいね!数
- リーチあたりの(シェアなど)送信数
関連記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-リーチ、インプレッション、エンゲージメントの活用法
リーチ最大化=これからフォロワーになる人へ投稿を届ける
Instagramアルゴリズムランキングについて、アダム・モセリ氏が解説ショート動画はほかにもあります。
リーチを最大化する最善の方法は、まだあなたをフォローしていない人にあなたのコンテンツを表示させることです。これこそがInstagramの重要な部分となっており、表示順をおすすめする「アルゴリズム」の根幹ともいえそうです。
まだフォロワーになっていない人との接点は①発見タブ②リールタブでのおすすめです。つまり、投稿が「おすすめされるコンテンツ」である必要があるということは明確です。発見タブやリールタブでの各要素(シグナル)の重要度の順位は明確に公開されていませんでしたが、おすすめされる露出には「シェアなどの送信」が重要と考えられます。
「シェアなどの送信」をされるコンテンツであることに加えて、視聴時間が長いコンテンツであるか?いいね!やコメントがあるか?を考えていけると良いでしょう。ここでポイントとなるのは、最もアクションのハードルが高いと考えられる「コンテンツを他ユーザーへのシェア」が重要な要素のひとつであること。つまり「アクション難易度が高いシグナルほど関心度が高い」と考えるのがスマートです。
Instagramでおすすめされるコンテンツの5要素
- 透かし(ウォーターマーク)を入れていない
- 静止画画像投稿やカルーセル投稿に音を追加
- 動画は3分以内
- オリジナルコンテンツである
- アカウントステータスをチェックしてアカウントが良好である
※アカウントステータスの確認方法

- プロフィール画面から、3本線のメニュー(ハンバーガーメニュー/≡)をタップ
- 「設定とアクティビティ」から下にスクロールし、「アカウントステータス」をタップ
- 「アカウントステータス」の表示を確認する
全てグリーンのチェックマークがついている場合は問題ありません。
レッドマークがついている項目があれば「>」から詳細を確認することができます。
参考記事:投稿制限?なぜ?Instagram凍結の理由と解除する方法・解決策
Instagramフィード投稿のアルゴリズム

フィードとは
フィードは、Instagramのホーム画面とも呼べる基本の場所です。投稿フォーマットは、静止画、動画、カルーセル(複数枚)となっており、フォローしているアカウントのコンテンツのほかに、利用者が興味を持ちそうなアカウントのおすすめコンテンツや広告も表示されます。
フィードのアルゴリズムランク対象
フィードのアルゴリズムによってランク付けされる対象は、フォロー中のアカウントがシェアした最近の投稿のほか、まだフォローしていないが興味を持つ可能性があるアカウントの投稿です。それぞれパーソナライズして利用体験を高めるために、フォロー中のアカウントのコンテンツと、フォローしていないが興味を持ちそうなアカウントのコンテンツをバランスよく混在しています。
Instagramのフィード投稿で重要なシグナルと優先度
1.利用者のアクティビティ
「いいね!」、「シェア」、「保存」、「コメント」から、その人が興味を持ちそうなコンテンツを学習していきます。
2.投稿に関する情報
投稿自体が一般的に人気であるかどうか、という情報に関するシグナルです。Instagramフィード投稿の人気度は、反応への初速で判断されます。なお、この初速が示す時間は開示されていません。
そのため、インサイトを確認して、自分のフォロワーが最もアクティブになる時間帯の直前に投稿する、または、投稿後のストーリーズ告知によって、初速の反応を高めるようにしましょう。
初速の反応とは、何人がその投稿に「いいね!」したか、投稿への「いいね!」、コメント、シェア、保存が投稿後にどれだけ早く実行されたかということを示します。コンテンツ自体の他の情報として、投稿日時、投稿に付けられた位置情報タグなども考慮されます。
3.投稿者に関する情報
投稿者が利用者にとってどの程度興味深い人なのか、どれくらい興味を抱く可能性があるかを把握するためのシグナルです。直近の数週間でほかの利用者と何回やり取りしたかなどのシグナルも含まれています。
4.投稿者とのやり取りの履歴
ある特定の利用者の投稿を見ることについて、総じてどのくらい興味があるかを把握するためのシグナルです。これには、互いの投稿にコメントをしているかどうかなどが含まれます。
つまり、Instagramのフィード投稿がおすすめされたり、優先的に表示されるようにするためには、投稿への初速を高めることやフォロワーとのコミュニケーションが必要ということです。コミュニケーションのためには、お互いのフィード投稿へのコメントのほか、ストーリーズのインタラクションスタンプ(質問箱、スライダー、フレームなど)を活用することをおすすめします。
フィードで重要なアクション
さまざまなシグナルをもとに、Instagramはパーソナライズしたコンテンツを提供する予測を立てます。その重要なアクションは以下の5つとなっています。
- 投稿を閲覧した時間(滞在時間)
- コメントする
- 「いいね!」する
- シェアする
- 投稿者のプロフィール写真をタップする
Instagramでは、こうしたアクションを起こす可能性が高いコンテンツがフィード上で上位に表示されるようになっており、シグナルや予測を変更しながら利用者が興味を持つコンテンツをより多く表示できるようにしています。ほかに、同じ人による投稿やおすすめの投稿がいくつも連続して表示されないようになっています。
💡2025年のPoint
静止画投稿であっても、分析指標は「インプレッション」ではなく「閲覧数(Views)」で計測されるようになりました。
参考記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-フィード投稿の分析指標
ストーリーズ投稿のアルゴリズム
大多数のクリエイターにとって、できるだけ多くの人へ情報を届ける(リーチさせる)方法はフィード投稿です。ストーリーズ投稿はフォロワーとつながるように作られており、フォロワーの中でも特に情熱的なオーディエンスにリーチする方法として活用するとよいでしょう。
ストーリーズとは
ストーリーズは、日常の出来事を縦型画像や動画でシェアできる、24時間限定のコンテンツです。ストーリーズには、フォローしている人のストーリーズと広告が表示されます。
ストーリーズのアルゴリズムランク対象
フォロー中の人がシェアしたストーリーズ(ただし広告を除く)をすべて集めてそれを表示候補とし、そこからInstagramのコミュニティガイドラインに違反しているものを除外したストーリーズ。
ストーリーズで重要なシグナルと重要度
これまで発表されているアルゴリズム情報に加えて、ストーリーズのアルゴリズムランキングで重要なシグナルは、記事をタップしたり、記事をいいね!したり、メッセージで返信する可能性である、と2025年1月にInstagram責任者であるアダム・モセリ氏が解説しています。
1.閲覧の履歴
アカウントのストーリーズを見る頻度を調べるシグナルです。利用者が見逃したくないと思われるアカウントのストーリーズを優先表示するための指標です。
2.エンゲージメントの履歴
そのアカウントのストーリーズに対して「いいね!」やDMの送信などのアクションを実行している頻度を見ます。
これを増やすためには「アンケート」「質問」などのインタラクティブスタンプを活用するとよいでしょう。
3.関係の近さ(親密度)
投稿者との総合的な関係性と、その人と友達または家族である可能性を検討します。
ストーリーズで重要なアクション
- ストーリーズをタップして見る可能性
- ストーリーズに返信する可能性
- 次のストーリーズに進む可能性
ストーリーズに直接寄与するシグナルはありません。しかし、他の場面に寄与するシグナル(やりとり)が発生しやすい場面なので、積極的に活用していくことをおすすめします。
ワンタップだけで反応・回答しやすいコンテンツや、DMでのやりとりが始まるコンテンツ、投稿のシェアで初速を高めるためなどに活用していきましょう。ここで重要となるのは、いいね!だけではなく、DMのやりとりを行うということ。見る側が参加できるコンテンツを考えてみましょう。
💡2025年のPoint
ナビゲーションバーが変更され、DMが中央にレイアウト配置されています。ストーリーズを起点にDMでのやりとりを活性化することで、親密度のシグナルが発生し、おすすめされやすくなります。
発見タブ・おすすめのアルゴリズム

発見タブとは
発見タブは、新しいことを見つけやすくすることを意図して作られたものです。グリッドには、おすすめのコンテンツ(まだフォローしていないアカウントからシステムが見つけてきた写真や動画)が並びます。Instagramアカウントを開くと、ホームの右隣にある虫眼鏡マークから表示させることができます。
発見タブのアルゴリズムランク対象
利用者に興味を持ってもらえそうな写真や動画を見つけるために、過去のアクティビティ(過去に「いいね!」、保存、シェア、コメントをした投稿など)から興味を持ってくれそうな写真や動画を集めます。それぞれの写真や動画に対する利用者の興味度合いを予測し、それに基づいて並び替えます。これは、フィードやストーリーズでのランク付けとほぼ同じです。
発見タブで重要なシグナルと優先度
1.投稿自体の情報
この情報では投稿の人気度を見ます。投稿がどれだけ早く、そして多く「いいね!」、コメント、シェア、保存されたかを重要なシグナルとして判断しています。発見タブでは、フィードやストーリーズの場合よりも重要度がはるかに高くなります。
2.発見タブでのアクティビティ
利用者がこれまでに「いいね!」、保存、シェア、コメントをした投稿や、過去に発見タブの投稿にどのような反応を示したか、などのシグナルです。特定のタイプの投稿に対して反応を示していた場合には、その投稿に似たコンテンツが多く表示されます。
好みの投稿を表示させたい場合、発見タブで気になった投稿へのアクションを行うことで、Instagram上で好みの情報がおすすめされるようになります。
3.投稿者とのやり取りの履歴
発見タブに表示される投稿の多くはフォローしていないアカウントの投稿です。しかし、過去コミュニケーションをとったことのあるアカウントがあれば、より優先的におすすめコンテンツとして表示されます。
そのため、フォローされていないユーザーへのコメント返信など1対1のコミュニケーションを行うことでコンテンツの優先度を上げることができます。
4.投稿者に関する情報
コンテンツを投稿した人の人気度を見ます。直近の数週間でほかの利用者がその投稿者にアクションを実行した回数などのシグナルです。これは、多様な投稿者の中から魅力的なコンテンツを探すのに役立ちます。
過去数週間にその投稿者と何回やり取りがあったかなどのシグナルも評価対象となっています。
発見タブで重要なアクション
- 「いいね!」
- シェア
- 保存
エンゲージメントの中で強いシグナルが決まっているわけではありません。しかし、よりファンの熱量が高いものが重要度が高いと考えてよさそうです。例えば、いいね!よりコメントの方が熱量が高い、ほかのユーザーにシェアする、保存して見返すなどが重要なシグナルと考えられます。
💡2025年のPoint:発見タブに表示されない投稿
問題のあるコンテンツに遭遇することを防ぐため、コミュニティガイドラインに加えて、おすすめのガイドラインが用意されています。おすすめのガイドラインに沿っていなくてもInstagramへ投稿することは可能ですが、発見タブにおすすめとして表示されることはありません。以下に例を挙げます。
- 格闘などの暴力を描写しているコンテンツ
- 性的表現を示唆するコンテンツ
- 規制対象商品(タバコ、電子タバコ、医薬品など)の使用を描写しているコンテンツ
参考:https://help.instagram.com/313829416281232
リール投稿のアルゴリズム

リールとは
リールとは、自分が撮影した動画や写真に音楽、エフェクトなどを付けて投稿できる機能です。基本は90秒までの短尺動画を指しますが、15分以上の動画は全て「リール」扱いとなっています。発見タブ同様、リールタブが用意されており、新しいものを発見しやすくすることを目的としています。発見タブ同様、リールで目にする投稿のほとんどはフォローしていないアカウントになります。つまり、新規フォロワーを増やしたい場合はリールに注力していくのがよいでしょう。
リールの作成方法や活用方法については以下記事でも説明しています。
参考記事:Instagram「リール」作成のコツ!投稿方法や活用のメリット、企業活用事例10選
リールのアルゴリズムランク対象
発見タブとランク付けのプロセスが非常に似通っています。まず、過去のアクティビティ(過去に「いいね!」、保存、シェア、コメントをした投稿など)から興味を持ってくれそうな気に入ってもらえそうなリール動画を集めてきてから、興味の度合いの予測に基づいてそれらを並び替えます。
アルゴリズム変更は現在リールのみが対象となっており、これによって、フォロワーが少ないアカウントであっても、公平に判断されるように改善されました。現在フォロワーが多いアカウントのリーチが優位であることは変わりませんが、アカウント規模に関係なく同じ評価オークションプロセスを経てリーチが拡大するようになります。
リールで重要なシグナルと優先度
1.本人のアクティビティ
利用者本人が最近「いいね!」、保存、再シェア、コメントをしたり、反応を示したりしたリール動画などです。こうしたシグナルは、ユーザーが興味をもつであろう、関連性が高そうなコンテンツ学習につながっています。
2.投稿者とのやり取りの履歴
発見タブの場合と同様、たいていの動画はフォローしていない見ず知らずの人が作成したものがレコメンドされます。しかし、関わりを持ったことがある投稿者の場合は、その投稿者の投稿に対するおおまかな興味の度合いを判断できます。これにより、本人が知らないユーザーが作った動画だったとしても、その投稿者と過去に交流があれば、投稿者がシェアしたコンテンツにどれだけ興味を持っているか判断しています。
3.リール動画に関する情報
動画のコンテンツに関するシグナルです。動画で使われているオーディオトラックやビジュアルなど、動画内のコンテンツのシグナルや人気度に関するシグナルです。
4.投稿者に関する情報
広い範囲の投稿者から魅力的なコンテンツを探し出し、誰もがオーディエンスを見つけるチャンスを得られるように、フォロワー数やエンゲージメントレベルといった人気度のシグナルを考慮しています。
リールで重要なアクション
- 視聴時間
- リール動画を再シェアする可能性
- 最後まで見る可能性、「いいね!」する可能性
- 音源ページに移動する可能性(自分もリール動画を作ってみたい気持ちになったかどうかの尺度)
リールで重要となるのは、「他人の創作意欲を刺激して新しいコンテンツを生み出すことができたか」です。
コミュニケーションがない場合は、純粋なコンテンツ勝負になってしまうため、アルゴリズム上優先されにくくなる可能性があります。
リール動画はオリジナルコンテンツを使おう!露出が少なくなるコンテンツとは
発見タブに適用されるものと同じおすすめに関するガイドラインが、リール動画にも適用されます。ガイドライン以外の理由でも、リール動画の場合は以下のようなコンテンツで露出が少なくなります。
- 解像度が低い動画
- 透かし入りの動画(TikTokやYouTube Shortsの透かしが入っている場合)
- ミュートになっている動画(リール動画は音声ありが推奨)
- 枠線を含む動画
- 文字がメインの動画
- 政治的な問題を中心に扱っている動画
- すでにInstagramに投稿されている動画(再投稿コンテンツ)
解像度に関しては、投稿時の通信環境が悪い場合に解像度が低くなることがあるようです。そうした場合に一度削除して再投稿すると、「既にInstagramに投稿されている動画」として判断されてしまう場合もあるため、投稿環境にも注意しましょう。
なお、リポストコンテンツを行うアグリゲーター(キュレーションを行う)アカウントはコンテンツ制限を受けます。Instagramは最初に投稿されたコンテンツをオリジナルとして扱うため、注意しましょう。
予約投稿を行う場合には、投稿プレビューが確認できる「コムニコ マーケティングスイート」などのInstagram運用管理ツールの活用をおすすめします。
💡2025年のPoint
リール動画については視聴時間や視聴継続のリテンションを確認して、「どこで離脱されているか?」「視聴し続けてもらうには?」を分析しましょう。ひとつの成功手法にとらわれず、チャレンジしていくためのトライアルリールの活用も推奨されています。
以前より「オリジナル音源」や「編集の独自性」が重視されています。他SNSのロゴ入り動画や無断転載は評価が下がる可能性があるため、Editsを使うことをおすすめします。ただし、Edits作成だからアルゴリズム評価が上がるわけではありませんし他のツールで作成されたからといってアルゴリズム上評価が下がるわけではありません。
なお、オリジナルの投稿へのリミックスや動画の解説、同じ構成に対するアルゴリズム制限はありません。
参考記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-リール投稿の分析指標
アルゴリズムをハック!優先される投稿のヒント
ここまで、Instagramアルゴリズムではさまざまなシグナルやアクションへの予測からコンテンツの表示順が決定されることを解説してきました。では、具体的に投稿の質を高めるためにどのようなことをしていくべきでしょうか?
自分のフォロワーが好むコンテンツを分析する
まず、やるべきは「今いるフォロワーの分析」です。
たとえば、コンテンツのフォーマットや投稿ジャンルによってエンゲージメントがどれだけ取れているか分析してみましょう。投稿後早いタイミングでのアクション(初速)もシグナルの重要な要素ですから、フォロワーのアクティブな時間を確認してアクションをもらいやすい投稿時間を検討しましょう。たとえば、フォロワーが寝ている時間に投稿をしても見てもらえるまでのタイムラグがあり、初速のエンゲージメントは期待できないと考えるのが普通です。見て、アクションしてもらえる時間に投稿してみましょう。これはアカウントごとに異なるのでインサイト分析が重要です。
フォロワーがいつ、どんな投稿にどれくらいアクションしているかという傾向はアカウントごとに異なるため、一般論で考えるのではなく、「自分のフォロワーが好むコンテンツを配信する」という点に注意して分析し、コンテンツ作成に役立てていきましょう。Instagramのインサイト分析はアプリ上からも確認できますが、項目にばらつきがあったり、数値データとしてエクスポートできないという難点もあります。
企業アカウントなどでPCからチェックしたいという方は、Instagram分析ツールの導入もおすすめです。競合アカウントを参考にしたり、分析を自動化したりして効率化を図りたい場合は、「コムニコ マーケティングスイート」などのInstagram運用管理・分析ができるツールも検討してみてください。
関連記事:Instagram分析ツールを導入して、アカウント運用を効率化しよう
関連記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-リーチ、インプレッション、エンゲージメントの活用法
興味を惹く一貫した投稿
シグナルを用いたInstagramアルゴリズムでは「ユーザーがどんなコンテンツに関心を持っているか」が重要です。そのため、企業側でコントロールすることは難しい部分もあります。しかしながら、そのアカウントがどういうジャンルの発信をしているのか、どういうテーマで投稿をしているのか、ということがわかるように一貫性を持たせることはできるでしょう。どういった内容のコンテンツを発信しているアカウントなのか、一目でわかるようにしましょう。
ただし、ここに「発信ジャンル認知」というものはMeta側ではアルゴリズムに関与しないと伝えています。あくまで、「このアカウントをフォローするとどんな情報を得られるか」ということをわかりやすくすることでフォロワー獲得に繋がりやすい、というユーザー心理に基づくものです。
適切なハッシュタグやキーワードを用いて投稿を作成することやフィードやリール、ストーリーズといったInstagramの機能を使ってフォロー外のユーザーにリーチさせることができます。しかし、Metaによるとプロフィールを見てフォローせずに離脱してしまうことも多いようです。投稿を見た人がプロフィールを見てフォローしてくれるように、プロフィールを整えておくことも重要です。
フォロワーとやりとりして親密度を高める
アルゴリズムのランク付けで重要なシグナルとなる「利用者のアクティビティ」については、フォロワーとのやりとりによって促すことができます。たとえば、コメントやDM(ダイレクトメッセージ)のやりとりといったものです。
Instagramでユーザーと双方向コミュニケーションをとるために必要なこと
- コメントをする
フォロワーから投稿に対してコメントがあったら返信をしましょう。「いいね!」するだけでも、放置しておくよりも親密度があがります。コメントをもらうだけだと、一方向のシグナルになりますが、返信すると双方向のシグナルとして、親密度が高い関係として判断されます。 - アクションを促す
投稿文や画像の中で、アクションを促すような表現(CTA)を入れてみましょう。「保存でブックマーク!」「アカウント名をタグ付けして投稿してね」「絵文字でコメント」など、期待するアクションを記載することで、行動を促すことができます。
ただし、その際はエンゲージメントベイトにならないよう注意しましょう。単調なアクションを促すことは規制対象にもなり得ます。 - 滞在時間が長くなるコンテンツを配信
ひとつの投稿に複数枚の画像・動画を含めることで、 投稿の閲覧時間(=アカウントの滞在時間)を伸ばすことができます。イラストやストーリー、詳しい説明を加えるなど、投稿をじっくり見たくなるような工夫も有効です。
短めのリール動画で気づいたらループしているようなコンテンツなどは、完全視聴率と滞在時間の両方を伸ばすことができそうです。 - ストーリーズでインタラクティブスタンプを活用
ストーリーズでは、「アンケート」「質問」「クイズ」など、ユーザーとのやり取りを活性化させるスタンプが用意されています。こうしたスタンプを使ってアクションを促すと、シグナルとなるインタラクションが発生します。 - インスタライブの活用
Instagramライブでは、配信中にコメントなどのインタラクションが発生しやすいため、親密度を高めるために役立ちます。さらに、配信中はストーリーズの一番左側に表示されるので、優先的に見てもらいやすくなります。ライブ中に「いいね!」やコメントが発生すれば、シグナルが蓄積されていきます。ライブ動画をアーカイブすれば、見過ごした人も視聴できますし、アカウントでの滞在時間も長くなります。 - DMでのやりとり
ストーリーズでの反応やインスタライブのコメントを起点にやりとりを行ってみましょう。たとえば、ストーリーズでのアンケート回答に「回答ありがとうございました!●●なんですね!」と回答するだけでも双方向のやりとりがあったというシグナルが貯まっていきます。
とはいえ、やりとりには手間がかかったり、ブランドを毀損しない丁寧なコミュニケーションが求められたりと、取り組みにくい場合もあるでしょう。そうした場合、コメント返信まで対応できるコムニコなどにInstagram運用代行を依頼することで、手間をかけずにフォロワーとのやりとりを進められます。
コミュニティガイドラインを厳守する
Instagramは自由な発信ができる場ですが、他の人の安全を脅かす可能性があるコンテンツについてはその限りではありません。違反が繰り返される場合には、一部のシェア機能(Instagram Liveでのストリーミングなど)の使用が禁止されたり、最終的にはアカウントを停止されたり可能性があります。例えば、以下のようなものはInstagramのコミュニティガイドラインに反しており、投稿は避けるべきです。
- 自分で撮影しておらず、許可のない写真や動画
- ヌード写真や動画、デジタルコンテンツ
- 子どもの全裸または半裸写真
- 「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物を提供する
- ヘイトスピーチ
- 自傷行為や暴力行為を推奨するコンテンツ
参考:https://help.instagram.com/477434105621119
参考記事:なぜ?Instagram凍結の理由と解除する方法・解決策
■リーチやいいね!が減ったかも?と思ったら、コミュニティガイドラインを確認
コミュニティガイドラインに反した投稿やアカウントは制限される場合があります。コミュニティガイドラインを守っているか確認するためには「アカウントステータス」を確認しましょう。
- プロフィールから右上の三本線をタップして「設定とプライバシー」を開く
- 「設定とプライバシー」下部にある「詳細とサポート」のアカウントステータスをタップ
- 削除されたコンテンツの有無や利用制限が確認できます。

判断が誤りであると考えられる場合は再審査をリクエストすることができます。しかし、Instagramのアルゴリズムを理解して運用していくためには、Metaコミュニティ規定やおすすめのガイドライン、表示順が下げられるコンテンツのガイドラインといったものに沿ったコンテンツ作成が重要です。
こうしたガイドラインは変更される場合もあるため、安定した運用が求められる企業アカウントの場合はInstagram運用代行やコンサルティングを行うパートナーがいると良いでしょう。We Love Socialを運営する株式会社コムニコは、SNS黎明期である2008年に創業し、大手企業を中心に2,600件以上(2024年10月時点)の運用実績があります。信頼できるパートナーをお探しの場合はぜひ、ご相談ください。
>>Instagramアカウントの安定運用や成長戦略について、コムニコに相談する
>>コムニコとは?サービス資料をダウンロード
Instagramのアルゴリズム-よくある質問と回答
Meta公式セミナーInstagram Master Classで、「Instagramのアルゴリズム構造は、複数のアルゴリズムが存在しており、フィード、発見タブ、リールといった部分ごとに独自のアルゴリズムが使用されている」と説明されました。その上で、よくある質問とそれに関する回答がありました。
「アップデートがありハッシュタグをつけるとマイナス評価になる」というのは本当?
強い言葉を使用して、心理的な損失回避バイアスによる説得を行うアカウントが確認されています。
しかし、正しい情報として、アルゴリズムに関する大幅なアップデートはありません。
Metaは「正しい情報はMeta公式アカウントから確認してほしい」と伝えています。
また、重要なアップデートは正式な情報を確認して、We Love Socialで伝えます。
Meta公式アカウント一覧:
- Instagram責任者アカウント:@mosseri
- Instagram公式アカウント:@instagram
- Instagram クリエイター向け情報発信アカウント:@creators
- ビジネス向け情報発信アカウント:@instagramforbusiness
- Threads公式アカウント:@threads
- X(Twitter)上のInstagramマーケティングアカウント:@FBBusinessJP
プロアカウントは個人用アカウントと別のアルゴリズム?
個人用アカウントとプロアカウントでアルゴリズムが変わることはなく、同一のアルゴリズムを用いられています。目的に応じてアカウントを切り替えておきましょう。ビジネス活用の場合は、分析ができるプロアカウントにしておくほうが良いでしょう。
参考記事:Instagramのクリエイターアカウントとは?設定方法やビジネスとの違いを解説
参考記事:【Instagramを分析する方法まとめ】プロアカウントの使い方とインサイトの見方を基礎から解説!
ブランドコンテンツ投稿はアルゴリズムランクに影響する?リーチが減る?
「タイアップ投稿」と書かれたブランドコンテンツツールを使った投稿はアルゴリズムのランキングに影響することはありません。クリエイターとブランドを結びつけて信頼性を保つ手段として表示されるため、Metaとしてはエンゲージメントが獲得しやすくなる可能性があると考えておりInstagramは積極的な利用を推奨しています。
ただし、クリエイターがタイアップ投稿をしたことで普段と異なるコンテンツになってしまい、フォロワーがエンゲージメントしない、ということはあるようです。親和性の高いタイアップを行うようにしましょう。
参考記事:Instagramのタイアップ投稿ってなに?ブランドコンテンツツールの使い方や分析方法
プロフィールに他SNSリンクをいれるとアルゴリズムで不利になる?
現在、プロフィール欄には複数のWebリンクを設置することができます。ここに、「他SNSのリンクを入れるとアルゴリズム上、不利になる」という噂がありましたが、明確に否定されています。
ハッシュタグはアルゴリズムランクに影響する?
ハッシュタグの内容や数によってアルゴリズムへの影響はありません。現在、一部アカウントでハッシュタグ数を3-5個にするテストが行われています。しかしながら、アルゴリズムにハッシュタグの量は関係ありません。このテストに関連して「ハッシュタグをつけない方がいい」という噂は誤りであるとMeta公式セミナーで解説されています。
あくまで「利用者が検索しやすくなるためのもの」です。そのため、関連性の高いハッシュタグの利用を推奨されています。最大30個まで入れることができるハッシュタグを有効活用していきましょう。
「3-5個が推奨」という噂もありますが、おすすめ表示されるためにハッシュタグ個数を絞る必要もなく、アルゴリズム上関係がないと明言されています。色が変わるという仕様上、効果的に活用しているアカウントも多くみられます。
参考ebook:Instagramのハッシュタグ活用完全ガイド
投稿後のキャプション編集はアルゴリズムに影響する?ブラッシュアップしていい?
Instagramの投稿キャプションは投稿後に編集することが可能です。投稿後に誤りなどがあって、キャプションを変更した場合であっても、アルゴリズムには影響しません。同じアカウントであれば似た投稿やブラッシュアップして編集し直しても問題ありません。別のアカウントで類似投稿がある場合は、元投稿がオリジナルとなり、リーチが減少することがあります。
Instagramは「シャドウバン」はある?
Instagramでは、「シャドウバン」とよばれる、検索表示されないなどのアカウント制限はありません。コミュニティガイドラインに反していて機能制限を受けている場合は、上で説明している通りプロフィール>設定>アカウント>アカウントステータスから確認できます。アカウントステータス上でとくに告知されていない場合は、問題ありません。
伸びが弱いと感じたら、フォロワー分析を行ってフォロワーに好まれる投稿を実施しましょう。
投稿頻度とアルゴリズムの関係は?
過去の発表では、フィード投稿に関して「鮮度(最近の投稿であるか?)」がアルゴリズム上重要であるとされていました。そのため、少なくとも2〜3日に1回程度フィード投稿を行い、投稿の鮮度を保つのがよいでしょう。ただし、回数を上げることで投稿の質が下がるようならば、頻度を下げ、質の高い投稿を行います。
投稿後の初速に関しては引き続き重視されているため、頻度を高めるよりも投稿後のアクションが早い、質の高いコンテンツ投稿が求められます。毎日投稿や連続投稿をすると、投稿後の初速が弱まる可能性があるため、適切なタイミングで投稿できるようにしましょう。
音楽をつけると制限がかかる?
音源の追加は推奨事項。トレンド音源を活用することで音楽からのおすすめが機能する場合もあるため付けて欲しい。ただし、トークをコンテンツにしている場合など、音楽の音量が大きすぎて聞こえない場合はコンテンツ自体の評価が下がりエンゲージメントが落ちることが考えられます。
また、企業アカウントの場合は商用可能音源を利用するようにする必要がありそうです。
まとめ:アルゴリズムを理解して、運用効果を高めよう
この記事では、Instagramのアルゴリズムを司るシグナルや予測されるアクションを表示パートにわけて解説しました。Instagramを利用するユーザーが興味のあるコンテンツであり、アカウントの人気(アカウントパワー)やユーザーとのやりとりも重要であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
大枠のアルゴリズムについては変更されることが少ないと説明されていますが、Instagramの利用体験をよりよくするため、シグナルやランキングの表示順は随時変更されています。運用支援ツールなどを活用しながら効率的にInstagramアカウントを成長させていきましょう。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。







