Twitter、Instagram、Facebookの特徴と使い分け

SNSマーケティング担当者がおさえるべきTwitter、Instagram、Facebookの使い分け

Twitter、Instagram、Facebookは、様々な企業が活用しています。一方で、すべてを運用するのは、工数がかかることも事実。運用の手間から、Facebookページの投稿をTwitterに連携する、Instagramの投稿をTwitterやFacebookページに連携する、といった使い方をしている方も多いのではないでしょうか?

しかしSNSをマーケティングの手段として効果的に活用するのであれば、それぞれのSNSの特徴を押さえた投稿をすることはもちろん、同じ内容でもうまく表現をアレンジしたり、内容によって投稿先を選定することも考えなければなりません。こうした細かい運用の気遣いがアカウントの活性化の秘訣でもあるのです。

今回は、主要SNSであるTwitter、Instagram、Facebookの特徴や使い分け方を整理してみましょう。

SNS選定で覚えておきたい!主要SNSの違い

一口にSNSといっても、Twitter、Instagram、Facebookはそれぞれ異なった特徴があります。マーケティングに有効的な活用をするためにも違いを把握しておくようにしましょう。

年齢層の違い

まずは、年齢層の違いを見てみましょう。以下は総務省の調査結果をグラフにまとめたものです。
年代別に見ると、10〜20代の7割以上がInstagramを利用しており、30代以上になるとFacebookの割合が上がっていることがわかります。

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上記のグラフを含むeBookは以下のフォームを送信してダウンロードしておきましょう。世界のユーザー数やTwitter、Instagram、Facebookのほか、LINEやYouTubeのユーザー数データもまとめています。
▶︎フォームが表示されない方、詳しいeBookの内容を知りたい方はこちら

各メディアのユーザー数や特徴・アップデートについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ

SNSを上手に使い分けるためには、それぞれの傾向はもちろん、どんなユーザーに届けたいか、ということを意識することが重要です。それではここから、SNS毎の特徴を詳しく見てみましょう。

Twitter:情報の拡散性が高いが炎上リスクも

Twitterの特徴

  • 140字までの短文コミュニケーションが中心
  • 10代〜50代の幅広い年代が利用し、平均年齢は36歳(2020年12月発表)
  • 興味・関心を軸としてつながり、Twitter文化が生まれている
  • RT(リツイート)機能による情報の拡散性が強み

Twitterの強み:情報の拡散性

他のSNSと比較して、シェア(=RT・リツイート)がされやすく、フォロワーのフォロワー、その先のユーザーにまで広く情報が届けやすいのが特徴です。そのため、Twitterのフォロー&リツイートキャンペーンは非常に効果的です。特に、結果がすぐにわかるインスタントウィンにおいては、高い効果が見込めるでしょう。コムニコの調査では、同程度の広告費をかけた場合、事後抽選のキャンペーンよりもインスタントウィンキャンペーンの参加者の方が8倍多いという結果が出ています。詳しくは「ATELU」の資料からご確認ください。

一方で、良い情報も悪い情報も、注目を集めるとあっという間に拡散されることがTwitterの特徴といえます。短文のコミュニケーションであることから、場合によっては情報が誤認されてしまったり、十分に伝わり切らなかったりすることもあり、炎上のリスクもあります。

しかしながら、話題を作るという意味では拡散性の高さから影響力が強く世の中の人が興味を持っていることや、商品やサービスの評判などの情報が探しやすい、検索性の高さも強みになっています。

関連記事 :企業のTwitter運用を成功させる10のポイント

■ターゲットの興味やTwitterのリアルタイム性をコンテンツに活かす

Twitterは趣味・関心でつながりコミュニケーションが行われるSNS。企業がコンテンツを企画する際には、ターゲット像(ペルソナ)を明確に定め、彼らに興味を持ってもらえるコンテンツをしっかりと考える必要があります。

また、リアルタイム性という特徴を活かし、この瞬間だからこそ投稿できる内容や、時流に乗った内容のツイートもTwitterにマッチします。

企業事例:pino(ピノ)/ 森永乳業

Twitterには「推し」のアイドルを応援するユーザーも多く、アイドルクラスタは大きな影響力を持っています。ピノは新商品の発売にあわせ、まるでアイドルがソロデビューするかのような投稿を行い、話題を呼びました。未発売のアーモンド味を「推し」ていた人もたくさんいたため、推しのデビューを応援するツイートで盛り上がりました。

 

■ユーザーと直接コミュニケーションする

Twitterでは、自社名や製品名、サービス名、店舗名などで検索することで、ユーザーがどのように話題にしているかを知ることができます。その際に、困っている人がいればさり気なく返信して声をかけたり、自社の商品を褒めている人がいればお礼を返信したりすることで、ユーザーとのコミュニケーションのきっかけにすることができます。こうしたアクティブコミュニケーションを行うことで、ユーザーとの距離を縮めるためのツールとして活用しましょう。

参考記事:これからの時代に求められる「アクティブコミュニケーション」

企業事例:JAPAN AIRLINES【JAL】

JAPAN AIRLINES【JAL】のアカウントでは、機体写真を投稿するツイートに積極的に声をかけるリプライ運用を行なっています。写真をアップすることで公式から声をかけてもらえるとなると、写真を投稿するモチベーションにもつながり、良い循環が生まれそうです。

注意点:事前の炎上対策を整備し、発生時は迅速な対応をしよう

情報拡散力があり、多くの方に情報を届けられるTwitter。ネガティブな情報や炎上リスクになり得る情報も瞬く間に拡散していくため、企業アカウントから発信する際は細心の注意が必要です。
ただし、炎上はアカウントがあってもなくても発生します。今日起きているほとんどの炎上は、SNS外で起きた不祥事などによるものです。炎上は起きるものとして、起きた際の対処方法を事前に考え対応していきましょう。

参考記事:SNS時代の炎上対策!すべての企業が気をつけるべきこととは

災害などが発生した際はどう対応する?万が一炎上したとき、誰に相談したらいい?そんな悩みをお持ちの担当者さまは、ぜひご相談ください。

炎上対策におすすめサービス:「SNSセーフティネット」

Instagram:「好きと欲しい」を作り「購入」を促す

Instagramの特徴

  • 画像や動画をメインとした視覚的なコンテンツ
  • 流入経路は「発見タブ」や「ハッシュタグ」が中心
  • 10代20代の70%以上が利用、他年代の利用者も伸び続けている
  • 興味喚起から購入までつながる多様な機能

Instagramの強み:ユーザーとブランドの関係性構築

Instagramの強みはブランドの世界観を表現しやすいこと。画像や動画をメインとしたコンテンツで視覚的にメッセージを伝えることが可能です。Instagramでは、フィード投稿以外にも、ライブ配信やリール、ショッピングなど様々な機能を活用することで購入したい気持ちを喚起し、購入までつなげられることのが特徴です。

2022年10月に開催されたHouse of Instagram内で「Instagramで商品やサービスを⾒た後に⾏動を起こしたことがある」人が75%であると発表されました。興味が先行しているから認知・購入というアクションまで一直線に行えるサービスです。そのため、ブランドとの関係性が構築できるプラットフォームとして、他のSNSや動画サービスを抜いて最も人気だそうです。「購入」という目的がある場合は他のプラットフォームよりも影響力が高くなっています。

参考記事:House of Instagram2022開催レポート-マーケティングを加速させる4つのHOW

Instagramの弱み:検索性の弱さをハッシュタグや位置情報でカバー

一方、弱みは検索性の低さ。ハッシュタグ中心の検索で、欲しい情報に到達できないこともあります。しかし、Instagramによると日本においてはハッシュタグ検索数が世界からも突出して多いとされており、ハッシュタグ選定は重要です。UGCを集めるために企業やブランドは、ユーザーに使ってほしいハッシュタグを指定しておくと良いでしょう。オリジナルハッシュタグを指定しておくことで、使われるハッシュタグの分散を防ぐことができます。

企業アカウントがユーザーに見つけられにくいInstagramの性質から、Instagram広告や自社メディアの活用、拡散性や検索性の高いTwitterでInstagramアカウントの宣伝をする企業もよく見られます。

参考記事:Instagramのハッシュタグ選定で必要な考え方と活用事例
参考記事:クチコミを増やし、UGCを生むSNS時代のコミュニケーション施策
参考記事:FacebookページとInstagramのスポット・地図情報を設定する方法

■Instagramならではのクリエイティブにこだわる

ビジュアル訴求のSNSであるInstagram。Instagramに投稿する写真や動画は、これまでのように美しい・かわいいなど憧れ要素のあるコンテンツだけではなく、アカウントをフォローすることで実用的・マネしたくなる・共感できるコンテンツが増えています。また、写真に限らず、イラストや漫画、テキストメインのコンテンツも増えてきており、ブランドの方向性やイメージに合わせて様々なアプローチができるようになってきました。

漂白洗剤のオキシクリーンのアカウントでは、コンテンツがテキストでまとめられています。記事をスワイプしていくとさくさく読めて、かつ生活の役に立つ内容がまとまっています。

■アカウントの世界観を表現する

アカウントページ(プロフィール)の見た目は、フォロー率に大きく影響します。
発見タブなどから投稿にリーチしたユーザーのユーザーはアカウント、アイコン・プロフィール文面・ハイライト・フィード画像の、世界観の統一性や雰囲気によって、フォローするかどうかを決めています。以前ほど見栄えのいい写真やおしゃれな商品にこだわる必要はなくなりましたが、ブランドの世界観を表現する上で、統一感や見せ方の工夫は必要です。写真がしっくりこない場合は、イラストにする方法もあります。

■機能を存分に活用する

Instagramには、ストーリーズやリール、IGTV、ショップ、ライブ配信など、たくさんの機能があるので、これらを活用しない手はありません。ブランドを伝えるコンテンツの投稿はもちろん、工夫次第ではユーザーとのコミュニケーション手段としても非常に有用です。例えばストリーズには、「質問」「アンケート」「カウントダウン」「クイズ」といった細かな機能があります。これらを活用してユーザーに参加してもらうことで、ブランドに対して楽しい、かわいい、好き、欲しいといった気持ちを持ってもらうことができます。

こちらは、無印良品の事例です。プロフィールのストーリーズハイライトには、セールや自社アプリの情報など、訪れた人のファーストビューに入れたいものを掲載。また、ショッピング投稿で商品をビジュアルで紹介したり、IGTVで商品のストーリーやスタッフを身近に感じてもらえるようなコンテンツを発信したりして、好きになってもらう工夫をしています。

th_image5※画像は House of Instagram 講演資料より抜粋
We Love Social 参考記事:
House of Instagram Japan レポート - 発見から購買までをシームレスにつなぐ発見型コマース

Facebookの特徴:ビジネスシーンでの活用が中心

Facebookの特徴

  • 国内ユーザーは30代中盤〜50代のビジネスパーソンが中心
  • 実名性で年齢・性別・居住地などの属性情報が正確=精密な広告ターゲティングが可能
  • ページへのいいねは非公開

Facebookの強み:正確な属性情報とフォーマットの自由度が高いこと

Facebookの強みは、実名制で年齢・性別・居住地などの正確な属性情報がストックされているため、これらを活用した精度の高い広告ターゲティングができることにあります。また、経営者を中心とするビジネスパーソンの利用も多く、意思決定者である彼らにアプローチをするには格好の媒体です。

また、Facebookページは、テキスト、リンク、画像、動画など、どんなフォーマットにも対応しています。
国内では、アクティブユーザーの年齢層は30代中盤~50代が多いとされていますが、ビジネスパーソン全般に幅広く使われています。友達だけでなく、仕事上の繋がりに活用しているユーザーも多いので、比較的フォーマルな場と見られています。

海外での利用者も多いため、世界的なブランドや外資系企業での活用が多い媒体です。ブランドに安心感や安定感を持たせたい場合は活用していきましょう。

Facebookの弱み:拡散力と検索性が低い

一方、弱みは拡散力と検索性の低さです。投稿シェアの機能はありますが、その表示範囲はシェアした人の友達まで(公開範囲設定による)。ハッシュタグを使う文化があまりないことも、拡散力と検索性の低さにつながっており、投稿からアカウントを見つけてもらうのは大変です。また、検索についてはキーワード検索もできますが、前述の通り公開範囲を限定している人が多いため、網羅的に検索することは困難と言えるでしょう。

■テキストの情報を充実させる

Facebookは、役に立つ情報、トリビアなどの知識欲を刺激するような情報発信に反応が高い傾向にあります。そのため、ほかのSNSと使い分ける際に、Facebookページへの投稿はテキストを充実させる企業が多いようです。

■コンテンツの企画に応じた投稿種別を選ぶ

Facebookには、テキストのみ、テキスト+画像付き、テキスト+動画付き、テキスト+リンク付き、複数枚の写真をまとめて投稿できるアルバム機能など、複数の投稿種別があります。テキストにしっかり情報を載せることは基本しつつも、投稿の目的やコンテンツ企画に応じて最適な表現を選びましょう。

各SNSの特性を理解し、目的に応じた使い分けをしよう

この記事では、Twitter、Instagram、Facebookの特徴を整理し、各SNSに合わせた投稿を行うためのヒントをまとめました。一口に「SNSを始めよう」といっても、目的によっては別の媒体がマッチする場合もあります。自身の所属する企業やブランドがどんな目的を持ってSNSを活用するのかを特徴に合わせて選択していくようにしましょう。

目的によってはここで紹介した3つのSNS以外の利用が適している場合もあります。「SNSを活用したい」「SNSアカウントはあるけど、運用方針を見直したい」といった場合には、SNSのプロへ相談するのもひとつの手です。

株式会社コムニコでは、TwitterやFacebookの日本語版がリリースされた頃からSNS運用支援を行ってきました。主要SNSのほか、TikTok/YouTube/LinkedIn/Pintarest/note/LINEのコンサルティング、運用代行などの支援を行うことができますので、「SNSの使い分けについて相談したい」といった形でお気軽にお問合せください。