【2025年版】note企業活用ガイド:AI時代の戦略と成功事例17選

企業が「note」の運用を検討する際、「ブログやSNSとどう使い分けるべきか」「費用対効果は本当にあるのか」といった疑問をお持ちの方が多いようです。
noteは現在、単なるコンテンツ発信ツールを超え、生成AIに参照されやすい「質の高い情報源」として、企業のブランド、採用、そしてGoogleが重視するE-E-A-T(専門性・経験などを示す信頼性指標)を強化する重要な発信基盤となっています。
この記事は、noteのセールスパートナーであるコムニコが、最新情報と運用実績に基づき、企業がnoteを活用するメリット7つ、ブログ/YouTubeとの戦略的な使い分け、そして目的別の成功事例17選を解説します。
※本記事はnoteのセールスパートナーであるコムニコが、最新情報と運用実績に基づき解説しています。
noteとは
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるプラットフォームです。
クリエイターが気軽にコンテンツを発信できるnote。コンテンツ販売機能、定期購読マガジン、サークルなど、創作活動を継続できる仕組みが備わっている点も特徴です。
エッセイ、音楽(楽曲販売)、漫画、写真、動画、データファイルなどあらゆるコンテンツに対応しています。
法人向け高機能サービスである「note pro」の活用も広まっています。決算資料によると、「note」のユーザー数増加などにより、法人向け「noteコンテスト」案件が堅調に推移しているそうです。
noteは以下の数値を決算説明資料などで発表しています。
- 累計会員登録者数:1,052万人(2025年8月末時点)
- 記事数:約6,407万件(2025年8月末時点)
- 法人利用:50,000件以上(2025年6月時点)
noteの歴史
2014年4月にサービスを開始し、2022年12月には東証グロース市場へ上場。
2025年8月末時点での会員登録数は1,052万人を突破し、公開コンテンツ数は約6,407万件。サービス開始から会員登録数が増加し続けています。
noteのロゴ
noteのロゴやサービス画面は以下プレスキットページよりダウンロードが可能です。
https://note.jp/n/nfd19f7246947
このロゴには、ものづくり、アート、ゲーム、スポーツなどあらゆる人々の多様な創作活動を今まで以上に応援する想いが込められています。
まずはこちらから、ビギナーズガイドをダウンロードしておきましょう。※架電はいたしません。

企業がnoteを運用する7つのメリット
法人のnote利用数は50,000件以上(2025年6月時点)を突破し、今後も増えていくことが予想されます。
当初noteは「ブログ代替」としての面から「オウンドメディアを始めるのに最適」というメリットがありましたが、2025年現在は 「ブランド体験の母艦」+「AI時代に強いコンテンツ基地」 という立ち位置になってきています。
①生成AI時代に「参照されやすい」プラットフォームである
noteは、見出し構造や目次など、深い読み物に適した形式で記事が作成されやすい特徴があります。
note社と株式会社ヴァリューズの共同調査では、生成AIが参照するページには「見出しが明確」「専門性が高い」という特徴があることが報告されており、noteコンテンツとの相性が良いとされています。
そのため、AI検索経由の新たな流入が期待できるプラットフォームといえそうです。
参考:https://note.com/note_ir/n/nc8bbf3671d82
②専門性(E-E-A-T)を伝えやすい
SNSでは伝えきれない背景・一次情報・担当者の「経験」を、noteでは長文で整理して伝えることができます。
Googleが重視するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からも、専門性を示す記事を蓄積しやすいプラットフォームといえます。専門性をきちんと伝えることで、結果として、企業のブランド価値や透明性を高める効果が期待できます。
参考:Google 検索品質評価ガイドライン(E-E-A-T)
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t?hl=ja
③ SEO(検索)との相性が良い
noteはドメイン評価が高く、表示速度や記事構造も整っているため、公開直後でも検索流入が得られやすい傾向があります。
自社サイトより早く順位がつくケースもあり、オウンドメディアの補完・テスト配信場所として活用する企業が増えています。
参考:noteの公式情報/プラットフォーム指標
https://note.jp/n/n0c08f6e33ab8
https://note.com/info/n/nf3f7ff494105
④ SNSと連携した導線設計に強く、認知から深い理解につなげやすい
X(Twitter)、Instagram、Threadsなど、SNSで拡散された軽量コンテンツから、noteの深い記事へ誘導することで、ファン化・理解促進へつながります。noteは「ストーリーとして伝える」ことに向いているため、SNS→note→自社サイト(CV)の導線作りがしやすいのが特徴です。
同様に「ストーリーとして伝える」ことができる媒体としてYouTubeもありますが、「動画作成にはコストがかかり、またノウハウがないため、進められない」という企業が多いようです。SNS連携させる面でも「まずはnoteから」すすめるのはおすすめです。
参考:note公式「企業活用」ページ
https://note.jp/n/n17f96ef5d925
⑤ 採用広報・カルチャー発信との親和性が高い
noteは、社員インタビューや働き方・企業文化など、「人の温度感」を伝えるコンテンツと非常に相性が良いです。
実際に、採用広報に活用し、エントリー数や選考参加率の向上につながった企業事例も公開されています。
参考:NECネッツエスアイ事例
https://note.nesic.co.jp/
⑥ 誰でも更新しやすく、運用の属人化を防ぎやすい
オウンドメディア担当者は孤独になることが多く、属人化しやすい傾向があります。 noteはCMSとしてシンプルで、記事作成のルールも複雑ではありません。担当者が変わっても引き継ぎやすく、社内の情報発信ハードルを下げることができます。スモールスタートしやすく、コンテンツ蓄積も容易です。
参考:noteヘルプ(編集UIの説明)
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360012426133-%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF-%E8%A8%98%E4%BA%8B%E7%B7%A8%E9%9B%86%E7%94%BB%E9%9D%A2-%E3%81%A7%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8
⑦ オープン社内報として「自社のナレッジアーカイブ」に
noteに蓄積した記事は、社内ドキュメントの共有・営業資料の補完・歴史アーカイブにも活用できます。
外部公開向けに整えた記事を社内で再利用できるため、コンテンツ投資の回収効率が高いのもメリットです。
参考:note活用事例一覧
https://note.jp/n/n17f96ef5d925
企業がnote活用の目的
企業がnoteを活用する目的は、プロモーションやブランディングに加えて、以下のような“深い理解”や“関係構築”を重視した領域へ広がっています。
ブランドストーリーの発信(ブランディング)
企業の背景や価値観、プロジェクトの裏側などを丁寧に伝えることで、ファン層やロイヤルユーザーを育てることができます。
顧客の理解促進・ナレッジ共有(プロモーション)
商品・サービスのストーリーや活用ノウハウを深掘りし、SNSでは伝えきれない情報を届ける役割として活用されています。
コミュニティ形成・ファン育成
noteの長文・深度コンテンツは、価値観が近いユーザーを自然に惹きつけるため、コミュニティの土台として相性が良いです。
採用広報(リクルーティング)
社員のストーリーや働き方、価値観を伝えることで、ミスマッチのない応募につながりやすく、採用活動での活用企業も増えています。
また、運用主体については、大きく2パターン見られます。
- 企業や部署として公式アカウントで運用するケース
- 代表者・プロジェクトリーダーなど、「個人の視点」で発信するケース
note pro の活用と企業向け機能
noteには、企業利用に最適化された有料サービス「note pro」があり、以下のような機能を利用できます。
- 独自ドメインの利用
- ロゴやカラーなどのブランドカスタマイズ
- ページメニューのカスタマイズ
- 運用相談・勉強会の実施
- 契約企業向けコミュニティへの参加
こうした機能を組み合わせることで、noteを自社のパブリックメディアとして運用することができ、ストーリー発信の基盤を整えることができます。
参考:note pro 公式ページ
https://note.jp/n/n17f96ef5d925
ブログとnoteの違い
ブログは自由度が高く、自社サイト内でSEO設計(刈り取り=最終コンバージョンまでの設計)ができるのが強みです。
一方noteは、初動の露出・ストーリー訴求・ファン形成に強く、企業の想いや背景を伝えたいときに適しています。
つまり、noteは「編集・ストーリー重視」、ブログは「自由設計・コンバージョンまでの導線設計ができる」という違いがあります。以下にまとめました。
| 項目 | ブログ(自社サイト) | note |
|---|---|---|
| 自由度 | 非常に高い。デザイン・構造・CTAなど完全カスタム可能 | テンプレ固定でUIは一定。テキスト編集に集中しやすい |
| SEO(検索) | 長期で強い。内部リンク・構造化・KW戦略を細かく最適化できる | 初動のSEOパワーは強いが、細かい調整は不可 |
| ブランド表現 | デザインで世界観を作れる | 文章・ストーリーでブランドを伝えやすい |
| 拡散性 | SNSシェアで伸ばせるが、初速は遅め | note内での拡散・スキ・フォローによる初速が出やすい |
| 担当者の負荷 | CMS知識が必要なことも。属人化しやすい | UIが簡単で誰でも書ける。運用しやすい |
| 向いている目的 | SEO集客・商談創出・FAQ・導線設計 | ブランディング・採用広報・ストーリー発信・ファン育成 |
長文テキスト中心のメディアであるnoteはブログと似ていると感じる方もいるかもしれません。しかし、noteには、独自の特徴があります。以下のような部分もポイントとなるでしょう。
ランキングがない
noteには、閲覧数などをもとにした記事ランキングがありません。つまり、むやみに閲覧を狙った過激なタイトルや内容の記事が生まれにくい環境になっています。その分、多様なコンテンツを投稿しやすく、閲覧する側としても快適に利用することができます。
広告がない
noteには、広告の表示もありません。これもランキングがないのと同様に、むやみに閲覧を狙った過激なタイトルや内容の記事が生まれにくい環境とするためです。これによって、 作り手には快適な創作環境を維持し、読み手にはシンプルで読みやすい画面と多様なコンテンツが楽しめる環境を提供しています。
コンテンツ販売が可能
noteに投稿したコンテンツは、有料コンテンツとして販売することができます。ブログの場合はアフィリエイトでの収益を想像する方も多いかと思いますが、noteは広告がない代わりに、その販売にかかる手数料を収入源としているのです。noteは、この仕組みによってコンテンツ制作の意欲を高めたり、より良質なコンテンツを投稿してもらったりして、プラットフォームとしての価値を高めています。
ユーザーは20~40代が中心
noteの主なユーザー層は20~40代となっています。中でも、ビジネスパーソンが多いことが特徴です。そのため、こうした属性がターゲットに含まれる企業が、コンテンツを通して自社の思いなどをじっくり伝えたいといった場合に、とても適しています。ユーザー数や他メディアとの違いは後述します。
YouTubeとnoteの違い
動画で見せた方が早いものはYouTube、背景・思考・ストーリーはnoteが圧倒的に向いています。
YouTube=「視覚理解と拡散」、note=「深い読みと文脈理解」ということです。
| 項目 | YouTube | note |
|---|---|---|
| ユーザー体験 | 動画で直感的に理解。感情動員しやすい | 思考の深掘り・文章での理解が得意 |
| 拡散性 | 非常に高い。アルゴリズム次第で大バズしやすい | note内/外でのシェアで広がるがYouTubeほどではない |
| 制作コスト | 撮影・編集など工数が大きい | 文章中心で比較的軽い |
| 企業との相性 | 実演・商品の使い方・裏側紹介 | ストーリー・一次情報・想い・プロセス |
| KPI | 再生数・視聴維持率・登録者 | 読了率・スキ・フォロー・滞在時間 |
| 向いている目的 | 商品理解/教育/イベント紹介 | ブランディング/採用/思想発信/深い関係づくり |
noteと他のソーシャルメディアとの違い
noteは、過去のコンテンツがどんどん流れていってしまうフロー型のメディアとは異なり、それまでに投稿したコンテンツを蓄積していくことができるストック型のメディアだと言えます。そのため、ストーリー性をもってプロセスなどを詳細に物事を伝えることに向いています。
ちなみに、フロー型メディアと合わせて利用すると、より効果的な運用が可能です。たとえば、X(Twitter)では記事の投稿時に「お知らせ」することで拡散するために活用し、長文記載ができるFacebookではnoteコンテンツの内容を抜粋して紹介することでコンテンツへ誘導していく、というように、組み合わせるようにしましょう。そうすることで、記事をより多くの人に読んでもらえるようになります。
noteを活用する場合は、X(Twitter)などほかのSNSと合わせて使うことをおすすめします。メディア運用は非常に労力がかかる施策でもありますから、note運用代行とあわせて他媒体との連携についても運用代行を検討してみてください。
参考記事:SNS運用代行を委託するメリット・料金相場は?
参考記事:【新興SNSを含め20種紹介】ソーシャルメディアの種類を投稿コンテンツごとに徹底解説!
参考記事:主要SNSの特徴と使い分け!(X、Instagram、Facebook、LINE、YouTube、TikTok、noteなど)
noteの企業活用目的別事例17選
前項でもご紹介したように、企業がnoteを運用する目的は、採用広報や社内外に向けたブランディングなどがあります。社外に向けたブランディングは、さらに大きくBtoBとBtoCの2つに分けられます。
そうは言っても、自社にはどの運用目的が適切なのかが分からないということもあるかと思います。そこで、noteの運用目的ごとに、事例をご紹介します。すでに運用目的が定まっている方も、ぜひ参考にしてみてください。
■採用広報:NECネッツエスアイ株式会社(公式)

https://note.nesic.co.jp/
コミュニケーションをデザインする会社として、 通信インフラの構築から、働き方支援まで、幅広く提供しているNECネッツエスアイ。就職先として興味を持つ人や、社内に向けた情報発信手段としてnoteを活用しています。特に採用広報の面では、書き手の温度感が伝わりやすい媒体として、入社前後のギャップをなくすことを目的としています。
noteの活用によって、採用エントリー数は1.62倍、選考参加数は1.22倍に増加したとのこと。また、“社内の風通しの良さ”のスコアも、3.20→3.75にアップしています。
参考:https://biz.note.com/n/n79a016bab187
■BtoBブランディング:ソウルドアウト株式会社

https://note.com/soldout_official/
デジタルマーケティング支援を行うソウルドアウトは、競合他社との差別化を図り、リードを獲得したいとnoteの運用をスタートしました。マーケティングのノウハウや顧客の成功事例、社員の仕事ぶりなどを紹介しています。noteを読んだ顧客から、社員指名で仕事の依頼がきたり、社員の仕事へのモチベーションにもつながったりと、運用成果を感じられています。
参考:https://biz.note.com/n/n79a016bab187
■BtoCブランディング:THE CALBEE

カルビー株式会社は、企業への親近感の醸成や、開発の裏側やこだわり、企業の歴史を伝えるためにnoteを開設しました。noteには長い文章を読み慣れているユーザーが多いことから、自社のストーリーをしっかりと伝えられると考えています。実際のコンテンツには社員が多く登場し、温度感の伝わる内容になっています。noteを通して、社内からの取材依頼や、メディアの方々にとっての取材の参考になるという効果もあるようです。
参考:https://biz.note.com/n/n79a016bab187
■BtoCブランディング:KIRIN

https://note-kirinbrewery.kirin.co.jp/
キリングループは、2019年4月にnoteの運用をスタート。note活用の先行事例として注目されてきた企業アカウントです。グループ企業も含めて、製品にまつわるストーリーや企業の思い、社員が働く様子、CSV活動の紹介などを、テキストをメインに、質が高く読み応えのあるコンテンツを発信しています。また、一方的に情報発信するだけでなく、ユーザーとの双方向のコミュニケーションという視点も窺えます。
■BtoCブランディング:Netflix

映画やドラマなどの作品に関する情報を発信しています。内容は、作品の紹介や作品にまつわるインタビュー、作品を様々な視点から分析するマニアックな記事など、映画やドラマに少し興味を持っている層からマニア層まで、幅広い人が読んで楽しめるコンテンツになっています。
■BtoCブランディング:東急リバブル TOKYU LIVABLE INC

https://note.com/tokyu_livable/
暮らしにまつわる情報を発信することをテーマとしています。
たとえば、二世帯住宅や住宅ローンなどの住まいにまつわることや、ゴミの削減やリデュースなど暮らしのエコ対策、老後資金やサ高住(サービス付き高齢者住宅)などの人生にまつわることを伝えており、為になる知識が満載です。マガジン機能もうまく活用しながら運用されています。
■BtoCブランディング:Fashion Tech News

運用元はZOZOですが、企業のカラーよりもファッションにまつわるメディアとしてのカラーを全面に出しています。客観性と情報に厚みのある記事が特徴で、ファッション業界におけるAIやサスティナブルなど、幅広いテーマを扱っています。あわせて公式サイトも開設し、そちらでも記事を展開しています。
■BtoBブランディング:Kurashicom Tech Blog

https://note.com/kurashicom_tech/
「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムのエンジニア(とデザイナー)による「技術者向け」のアカウントです。自社サイトやアプリ、メルマガなど、デジタルテクノロジーに関する日々の開発の様子が赤裸々に綴られています。同じエンジニアであれば、共感できる話や役立つテーマがありそうです。また、採用につながる側面もあると考えられます。
■BtoCブランディング:Yahoo!ショッピング公式

https://note.com/yahoo_shopping
ヤフー株式会社が提供するインターネットショッピングモール「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」について、情報発信してます。おすすめ商品の紹介や機能のアップデート情報など、ユーザーにとって欲しい情報がさくっと読めるのが嬉しいポイントです。
■BtoCブランディング:ぺんてる シャープペン研究部

https://note.com/pentel_sharppen/
ぺんてる シャープペン研究部は、2020年6月にぺんてるがノック式シャープペンなどを発売して60周年を迎えたことを記念に開設。「シャープペン研究部」として、シャープペンにまつわるエピソードや豆知識などを紹介しています。
特に注目を集めたのが、ぺんてる社員がリレー形式でシャーペンについての思い出やストーリーを語る連載「#忘れられない一本」。なかでも2020年7月に公開された「サイドノック式シャープペンが好きで入社したら廃番になった話【#忘れられない一本 03】」は、X(Twitter)でユーザーに「泣いた」「良い文章」とシェアされてバズり、記事自体は「スキ」を1万以上も獲得しました。シャープペンは、多くの人が多感な学生時代を共に過ごし、少なからず思い出を持っているもの。それが様々な人の視点からとても赤裸々に語られており、それが共感につながっているようです。
■採用広報:ベーシックのnote

Webマーケティングメディア『ferret』を運営している会社のnoteです。社員が代わる代わる執筆を行い、会社の取り組みやカルチャー、社員の人柄や思いなどを発信していくことで、職場としての魅力を発信しています。社員が会社や自分の事を赤裸々に語っている記事が多く見られ、親しみを持ってもらいやすくなっています。
■BtoCブランディング:JUMP j BOOKS

https://note.com/jump_j_books/
JUMP j BOOKSは、集英社が発行する「週刊少年ジャンプ」の連載作品を小説化した作品などが並ぶレーベルです。作品の紹介やインタビュー、作品の試し読みなどを行っています。書籍に書かれているあらすじや帯よりも詳しい作品紹介で、作品の購入につなげています。
■BtoBブランディング:栗原康太

https://note.com/kotakurihara/
BtoB企業の営業・マーケティングのデジタル化を支援する株式会社才流の代表である栗原康太さんが運用しています。BtoBマーケティングに役立つ情報やビジネスパーソンの働き方などについて、役立つコンテンツとして発信しています。自身や自社のブランディングだけでなく、プロモーションとしての効果も見込めます。
■BtoCブランディング: 緒方 恵(おがた けい)|中川政七商店 取締役

工芸技術を活かしたものづくりと販売をしている中川政七商店の取締役 緒方恵さんが運用するnoteです。中川政七商店は創業300年の老舗企業で主に麻や綿の織物を作り続けてきたメーカーで、2003年よりブランディングを肝にした製造小売業(SPA事業)に転換し、現在全国55店舗展開にまで成長を遂げています。
note以外にも主要なSNSアカウントは運用しており、まさに「不易流行」の精神で情報発信を続けています。記事数こそ少ないですが、1記事の文字数が非常に多く、かなり読み応えのあるものになっています。
■BtoBおよびBtoCブランディング:広島県公式note

https://hiroshima-pref.note.jp/
広島県県庁職員が運用する「広島県公式note」。47都道府県で一番最初にnoteの運用を始めました。企業誘致を担当する部署と移住促進を担当する部署が運用しており、広島の魅力が感じられるような情報をいろいろな角度から発信しています。
■採用広報:at comnico|コムニコメンバーによるnote

コムニコが運用しているnoteです。採用につなげるため、コムニコの事業成長の軌跡や社内のカルチャー、コムニコで働く人、働き方などを、いろいろな社員の視点で紹介しています。人の温度感が伝わる記事を作成しているのが特徴です。
■採用広報:株式会社ラクス | 企業の成長を支援するクラウドサービス(SaaS)

業務ツールのSaaSサービスを展開するラクスは、ラクスでの働き方や働くことで得られるメリット、人事の考え方、これからの事業の展望など、キャリアやビジネスにまつわることを発信しています。また、年末にはその1年の振り返りとして人気記事をまとめるなど、とても丁寧にnoteを運用しています。
コムニコではお役立ち資料を無料配布しています。以下から資料ダウンロードし、お役立てください。
お役立ち資料:note 業界別 企業アカウント事例集
お役立ち資料:note活用完全ガイド
おわりに
noteの企業活用では、ブランドの背景や専門性を丁寧に伝えられることが大きな特徴です。
生成AI時代においては、構造化された深い記事が参照されやすいという特性もあり、noteは企業が価値を正しく理解してもらうための重要な発信基盤になりつつあります。
記事を多くのユーザーに届けるためには、一定以上の質や読みやすさが求められますが、その分、ひとつのコンテンツから長い滞在時間や深い理解を得られるメリットがあります。
じっくり読まれるストーリー型のコンテンツや、専門性の高い一次情報を通じて、企業やブランドの信頼醸成にもつながります。
プロモーション、採用広報、ブランドストーリー発信など、企業として伝えたいテーマが明確な場合は、noteは非常に相性の良いプラットフォームです。
自社の価値をきちんと届けたいときは、ぜひnoteの活用を検討してみてください。
企業によるnote活用でお悩みの際は、noteのセールスパートナーであるコムニコにご相談ください。
SNSマーケティングの専門チームが、SNS活用による拡散・戦略設計からコンテンツ制作、運用の改善までご支援いたします。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。








