「今日の投稿ネタ、どうしよう…」「また大事な記念日を逃してしまった…」
SNS運用で、こんな悩みを抱えていませんか?その場しのぎの運用では、担当者の負担が大きいだけでなく、発信内容の一貫性を失う原因にもなります。
本記事では、SNS運用を劇的に効率化する「コンテンツカレンダー」の作り方を、運用のプロが徹底解説。
【無料Excelテンプレート】もご用意していますのでご活用ください。
この記事を読んで、今日からすぐに計画的なアカウント運用を始めていきましょう!
もう投稿ネタに困らない!計画的な運用を作る「コンテンツカレンダー」とは?
「その場しのぎの運用」から脱却し、計画的なSNSアカウント運用を実現するための第一歩となるのが「コンテンツカレンダー」の作成です。
コンテンツカレンダーとは、投稿する日時やテキスト内容、使用する画像や動画などを事前に一覧で管理するための「投稿計画表」のこと。この計画表に、あらかじめ投稿テーマやターゲット、連動するマーケティング企画などを記載しチームで共有しておくことで、個人の思いつきに頼る運用(属人化)から脱却できます。その結果、発信内容に一貫性が生まれブランドイメージが向上したり、投稿準備を前倒しで進められ担当者の心理的負担が大きく軽減されたりと、多くのメリットが生まれます。
とはいえ、「理屈はわかったけど、ゼロから作るのは大変」ですよね。
これからコンテンツカレンダーを作成される方のために、日本におけるSNS黎明期に創業し、企業のSNSマーケティング支援を2,600件以上*行ってきたコムニコが実際に活用しているコンテンツカレンダーのテンプレート(Excel形式)をご用意しました。(*2024年10月時点)
以下のフォームからすぐに無料ダウンロードできますので、ぜひご活用ください。計画的な運用の第一歩を踏みだす一助となれば幸いです。
※フォームが表示されない方はこちら
こんなにある!コンテンツカレンダーを作成する4つのメリット
コンテンツカレンダーを作成することで、SNS運用における多くの課題を解決できます。主なメリットをご紹介します。
メリット1:投稿の質と一貫性が向上する
事前に投稿内容を計画することで、一つひとつのコンテンツを丁寧に作り込む時間が生まれます。また、アカウント全体の投稿テーマやトーン&マナーを俯瞰できるため、発信内容に一貫性が生まれ、フォロワーからの信頼やブランドイメージの向上につながります。
メリット2:業務効率が上がり、致命的なミスがなくなる
投稿内容を事前に準備できるため、「今日は何を投稿しよう…」と毎日悩む必要がなくなり、担当者の業務負担と心理的ストレスを大幅に軽減できます。また、公開前にチーム内で内容をチェックする時間的余裕が生まれるため、誤字脱字や不適切な表現、投稿忘れといったミスを未然に防ぐことができます。
メリット3:チームでの連携がスムーズになる(属人化の防止)
カレンダー上で投稿計画を共有することで、「誰が・いつ・何を」発信するかがチーム全員にとって明確になります。担当者一人の頭の中に情報が留まる「属人化」を防ぎ、急な担当者変更や不在時にも、安定したアカウント運用を継続できます。
メリット4:投稿の幅が広がり、ネタ切れがなくなる
カレンダーを眺めながら計画を立てることで、「宣伝ばかりになっているな」「ユーザーとのコミュニケーションが足りないかも」といった投稿内容の偏りに気づき、バランスを調整できます。記念日や季節イベントといった社外の要素も取り入れやすくなり、投稿のマンネリ化やネタ切れを防ぎます。
【3ステップで完成】投稿ネタを集めてコンテンツカレンダーを作ってみよう
それでは、実際にコンテンツカレンダーを作成していきましょう。先ほどダウンロードしたテンプレートや、ご自身で用意したExcelを開いて、以下の3ステップで進めてみてください。
ステップ1:社内の決まっている予定を書き出す
まずは、すでに日程が決まっている自社のイベントやマーケティング施策をカレンダーに埋めていきます。これらが投稿計画の「骨格」となります。
<社内情報の例>
- 新商品の発売
- ニュースリリース
- キャンペーンの実施
- TVCMの開始
- タイアップ情報
- ブログのアップデート
- セミナー開催
- イベント登壇・出展
- 社内行事 など
ステップ2:社外イベント「記念日」を書き出す
次に、世の中の動きや季節のイベントなど、自社の投稿と関連付けられそうな「社外情報」を追記します。これらはユーザーとの接点を増やすチャンスになります。
<社外情報(記念日トレンド・モーメント)の例>
- 月毎にある○○の日などの記念日
- クリスマスやお正月などのシーズンイベント
- 夏祭りやスポーツ大会などの国民的イベント
- ドラマやアニメ、流行語などの旬の話題
💡 ネタ探しに役立つ記事リスト
気になる項目をクリックすると、関連する記事の一覧が開きます。
▼ 年間を通して使える記念日ネタ
▼ 季節のイベント投稿アイデア(春夏編)
▼ 季節のイベント投稿アイデア(秋冬編)
ステップ3:ファンに愛される「掛け合わせ」で投稿アイデアを肉付けする
ステップ1と2で書き出した投稿の「骨格」が決まったら、その隙間を埋めるように日々のコミュニケーション投稿のアイデアを出していきましょう。
ここでの最大のポイントは、ただ思いつきで投稿するのではなく、以下の図のように「企業が伝えたいこと」と「ファンが求めること」を戦略的に掛け合わせることです。
例えば、「新商品のプレゼントキャンペーン(企業が伝えたいこと)」を12月に行うなら、「クリスマス(ファンが関心を持つこと)」と組み合わせて、「◯◯サンタからプレゼント!フォロー&コメントで新商品を◯名さまにプレゼント!🎁」といった投稿にするようなイメージです。このひと工夫が、投稿の成果を大きく左右します。
企業アカウントの運用あるある:
- 伝えたいこと優先で、一方的な宣伝になってしまう
- 「バズ」だけを狙い、ブランドイメージと乖離してしまう
こうした失敗を防ぎ、ファンに愛され、かつビジネスにも貢献するアカウントを育てるためにも、常にこの「掛け合わせ」を意識することが重要です。
カレンダー全体を眺めながら、「キャンペーンの1週間前から、期待感を高めるカウントダウン投稿をしよう」「この記念日に合わせて、ユーザー参加型のハッシュタグキャンペーン企画をやろう」など、それぞれの投稿が連動し、大きな流れがつながるように計画を立てていきましょう。
SNS運用効率化ツールで投稿管理を快適に
ここまで、Excelを使ったコンテンツカレンダーの作り方をご紹介しました。
しかし、複数人で運用する場合や投稿数が多くなってくると、こんな課題が出てきがちです。
- 「どのファイルが最新版だったっけ?」
- 「更新履歴が追えず、先祖返りしてしまった」
- 「社内確認取りたいのに、上司が出張中。タイムリーな投稿を逃した」
もし、あなたがExcel管理に限界を感じ始めているなら、それは運用のレベルが上がった証拠。投稿管理や分析機能を備えた「コムニコ マーケティングスイート」などの専用ツール導入を検討する絶好のタイミングでもあります。
「コムニコ マーケティングスイート」は、大手企業を中心に多数の企業のSNSマーケティングを行ってきた株式会社コムニコの運用メンバーが現場目線で欲しい機能を盛り込んで作った、投稿管理・分析ツールです。コンテンツカレンダーの作成・共有はもちろん、投稿予約から効果測定まで、SNS運用に必要な業務をワンストップで効率化したい方におすすめです。「Excel管理を卒業し、より効率よく成果を追い求めていきたい」とお考えの場合は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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ここからは「コムニコ マーケティングスイート」のおすすめ機能を紹介します。
投稿承認機能
投稿承認機能を使うと、承認者に作成した投稿内容をメールでお知らせすることができます。承認完了後、指定時間に公開予約される仕組みです。
承認フローは1〜3段階まで設定可能ですので関係するメンバーや上長確認を受けてから投稿することができます。もちろん、社外パートナーとの連携にもご活用いただけます。
色別ステータス表示できる投稿カレンダー
緑が公開済み、青は予約済み、オレンジは承認待ち、のように、カレンダー上の投稿はステータスごとに色分けして表示されます。
編集履歴を自動保存
コムニコ マーケティングスイートでは、誰が投稿を作成し、誰が編集し、誰が公開作業を行ったか、すべての履歴が保存されます。エクセル管理では把握が難しい、「どの時点でどこの変更が行われたか」がすぐにわかるようになっています。
投稿予約のほかに、投稿へのコメント(リプライ)の返答に悩む際にもメモを残してやりとりすることが可能です。
X(Twitter)トレンド実績
過去のX(Twitter)トレンドデータをベースに、過去のその日にトレンド入りしたキーワードを表示する機能もあり、コンテンツの企画にお役立ていただけます。
「コムニコ マーケティングスイート」の投稿予約機能は、X(Twitter)/Instagram/Facebook/TikTokに対応しています。
事件災害カレンダー
企業のSNS担当者が絶対に避けたい「炎上」。予防できる炎上のひとつとして「過去災害があった日の投稿に注意する」ことをおすすめします。何気ない投稿であっても、トレンドに合わせた投稿でバズることもあれば、炎上することもあるのです。
SNSマーケティングのプロフェッショナルであるコムニコでは、過去の事件災害の記録をまとめています。事件や災害はない方がいいですが、そうした日を忘れずにしていくことも企業のSNS担当者が「愛される・共感を生む」アカウント運営をしていく秘訣のひとつだと思います。
以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:炎上を防ぐ!SNS投稿注意日・テーマ別7選
より効果的なカレンダーにするための注意点
より効果的なカレンダーを作っていくためのポイントをまとめておきます。
最初から完璧を目指さない
はじめから「完璧な計画を立てよう」と意気込むと、筆が止まってしまいがちです。まずはブレインストーミングの感覚で、どんな小さなネタでも良いので、思いつくままに書き出してみましょう。取捨選択は、後からいくらでもできます。
目的を見失わない
話題のトレンドを取り入れるのは有効ですが、自社の商品やブランドイメージと全く関係のないものを無理やり投稿にねじ込むのは避けましょう。「なぜこの投稿をするのか?」という目的を常に意識することが重要です。
全体のバランスを考える
情報をすべて書き出したら、カレンダー全体を俯瞰で眺め、投稿の優先順位をつけましょう。「新商品のリリースの直前には、ティザー投稿(予告投稿)で期待感を高めよう」「宣伝ばかりにならないよう、お役立ち情報も挟もう」など、戦略的な配信の流れを組み立てていきます。
作成したカレンダーを「活用」する運用ポイント
コンテンツカレンダーは作成し終わったらゴール、ではありません。カレンダーが完成したら、いよいよ本格的な運用のスタートです。
■ 作成後の基本フロー
- 原稿作成: カレンダーの計画に基づき、具体的な投稿文やクリエイティブを作成します。
- 承認フロー: 必要に応じて社内のパートナーや上長に原稿を確認してもらいましょう。ダブルチェックを行うことで、投稿ミスを最小限に抑えられます。
- 投稿予約: 承認された投稿を、ツールなどを使ってスケジュール通りに予約していきます。
■ 運用上の大切な心構え
カレンダーはあくまで「計画」であり、状況に応じて柔軟に変更することが不可欠です。例えば、急な商品情報の変更や、災害・事件など社会的に配慮が必要な事態が発生した際に、計画通りに投稿してしまうのは大きなリスクです。常に状況の変化にアンテナを張り、他部署とも連携しながら、臨機応変にカレンダーを更新していく「運用力」も合わせて身につけていきましょう。
計画と瞬発力の両立:ハイブリッドな運用計画のコツ
計画的な運用は重要ですが、それだけではSNSの面白さを最大限に活かせません。SNSでは、突発的なトレンドやハッシュタグが日々生まれています。こうした「その瞬間だからこそ面白い」話題に機敏に乗る瞬発力も、ファンとのエンゲージメントを高める重要なスキルです。
おすすめは、「計画8割:瞬発力2割」くらいの意識でいること。コンテンツカレンダーという安定した運用のベースをしっかりと持ちつつ、リアルタイムの話題に対応できる「余白」を常に持っておく。このハイブリッドな姿勢が、魅力的で強いアカウントを育てます。
まとめ:計画的な運用で、SNSをもっと楽しく、効果的に
今回は、SNS運用を劇的に効率化し、成果を最大化するためのコンテンツカレンダーについて、そのメリットから具体的な作り方、運用上のコツまでを網羅的に解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- カレンダーは運用の「計画表」:思いつきの運用から脱却し、安定した情報発信を実現します。
- アイデアは「掛け合わせ」で生み出す:「企業が伝えたいこと」と「ファンが求めること」を組み合わせることが、ファンに愛される投稿の鍵です。
- まずは「骨格」から作る:社内外のイベントや行事を書き出すことから始め、徐々に肉付けしていきましょう。
- 計画と「瞬発力」の両立が重要:カレンダーという土台を持ちつつ、リアルタイムの話題に対応する柔軟性が運用の質を高めます。
難しく考える必要はなく、まず「最初の一歩」を踏み出すことが大切です。そのために、SNSコンテンツカレンダーを活用していただき、みなさんの投稿計画に役立てていただけると嬉しいです。「We Love Social」を運営する株式会社コムニコでは、お役立ち資料ダウンロードでの架電は行っておりませんので、ぜひお気軽にダウンロードしてご活用ください。
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そして、もしExcelでの管理に限界を感じたり、チームでの運用をさらにスムーズにしたいと感じ始めたら、それはあなたの運用レベルが上がった証拠です。 その時は、「コムニコ マーケティングスイート」の活用を検討してみてください。
カレンダー機能はもちろん、承認機能から投稿予約、分析まで、SNS運用を次のステージへと引き上げるための効率化を実現するツールです。無料トライアルも可能ですから、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。