X(Twitter)・InstagramなどSNSの投稿はいつ、どのように決めていますか?
「投稿の当日、その日投稿すべき内容や思いついたネタを投稿している」という方も多いと思いますが、「急な対応で投稿すべき情報を発信できなかった」「バタバタしていて盛り上がっていた記念日やイベントに参加できなかった」等の経験もあるのではないでしょうか。
こういったことを防ぐには、コンテンツカレンダーの活用がおすすめです。今回の記事では、コンテンツカレンダーの詳細やその使い方について、ご紹介します。
コンテンツカレンダーとは?
コンテンツカレンダーとは、SNS投稿の日時や投稿内容などをまとめたスケジュール表を指します。基本的には1ヶ月単位で作成し(投稿数が多い場合は1週間単位でも)、その月の投稿予定を一覧で見られるようにしたものです。
コンテンツカレンダーには、投稿日・投稿時間・投稿テキスト・添付する画像や動画などを記載しておきますが、これらに加えて、投稿のターゲットや投稿テーマ(カテゴリ)などを記載しておくと、コンテンツをより管理しやすくなります。
これからコンテンツカレンダーを作成される方は、以下のフォームを送信すると、エクセルのひな型(テンプレート)がダウンロードできます。ぜひご活用ください。
※フォームが表示されない方はこちら
コンテンツカレンダーを作るメリット
コンテンツカレンダーを作成する主なメリットは、「計画的に運用できるようになる」ことです。
事前に投稿内容と配信日時を決めておくことで、配信頻度を担保し、安定した運用ができるようになります。また、計画性を持ってコンテンツを作成することで、社内でのチェックにも余裕ができ、投稿間違いや投稿忘れなども防ぐことができるでしょう。
さらに、投稿全体を月間や週間で俯瞰して確認できるため、投稿内容のバランス調整もできます。
例えば、「この週は宣伝的な投稿が続いているので、挨拶などの共感性の高いコンテンツを配信しよう」といったように、全体のバランスをみてスケジュールを調整することが簡単にできます。投稿のテーマごとに色を分けておくと、全体のバランスがひとめで把握できます。
投稿ネタを組み合わせて、SNS投稿カレンダーを作ってみよう!
コンテンツカレンダーはエクセルやGoogleスプレッドシートで管理することが一般的です。コンテンツカレンダーを作成する際は、事前に社内外から情報を集めて、項目を埋めるところから始めていきましょう。SNS媒体にもよりますが、週2-3回投稿からスタートするのが良いでしょう。
社内情報の例
- 新商品の発売
- ニュースリリース
- キャンペーンの実施
- TVCMの開始
- タイアップ情報
- ブログのアップデート
- セミナー開催
- イベント登壇・出展
- 社内行事 など
社外情報の例
- ○○の日などの記念日
- クリスマスやお正月などのシーズンイベント
- 選挙やスポーツ大会などの国民的イベント
- ドラマやアニメ、流行語などの旬の話題
ここでは、社外からの情報を流行や一般的な話題として解説します。
特にX(Twitter)の場合は、トレンドを参考にしてカレンダーを埋めていくと良いでしょう。毎年トレンド入りするモーメントがあるので、それらはしっかり抑えておくようにします。コムニコのメルマガに登録すると、トレンドにまつわる記事など投稿ネタとなるWe Love Social記事やセミナー開催情報をお送りしています。
コンテンツカレンダー作成の注意点
自社の商品やブランドとまったく関係のないモーメントを無理やり取り入れる必要はありません。商品とうまく絡められそうなもののみピックアップしていきましょう。
最初の段階では情報を厳選せず、できるだけたくさん書き出してみることをおすすめします。書き出したあとで、優先順位をつけて取捨選択していきましょう。
コンテンツカレンダーに情報を埋めたら、全体のバランスと優先順位を見て投稿スケジュールを固めていきます。例えば、新商品リリースがあれば、その直前から情報を小出しにして発表する、リリースされたらキャンペーンの情報を告知するなど、タイミングを考えながらコンテンツの配信を決めていきます。
コンテンツカレンダーを作成したら
スケジュールが固まったら、原稿作成です。
社内のメンバーやパートナーと協力し、読みやすく伝わりやすい投稿を作成しましょう。
原稿作成後は、必要に応じて上長に確認してもらい、早めに承認を得ておきます。承認のフローを経ることで、投稿当日の修正や投稿差し止めを防げますし、誤投稿などのSNS炎上も最小限に抑えることができます。
コンテンツカレンダーが完成したらスケジュール通りに投稿予約しておきましょう。
しかし、社内の予定は状況によって変わることがあるため注意が必要です。たとえば、リリースやキャンペーン開始の日程が変わったのに、コンテンツカレンダーを更新しなかったがために、情報解禁前に投稿をしてしまった!という失敗もあるでしょう。ほかに、地震などの天災で投稿を差し控えた方が良い場合もあります。
そのため、状況の変化が常にわかるようにしておき、臨機応変にカレンダーを更新していくようにしましょう。他の部署の人の協力を得ることも重要です。
トレンドにのった運用のコツ
SNS、特にX(Twitter)などでは、突如「特定のネタ」や「ハッシュタグ」が流行ることがあります。アカウントの運用方針によりますが、「今、その瞬間だからおもしろい」話題があれば、積極的に乗ってみると良いでしょう。
コンテンツカレンダーには掲載されていなくても、一瞬のブームに対応できるような柔軟性は、エンゲージメントを高める上で重要な運用スキルです。また、このような柔軟性を発揮するためにも、安定した運用のベースとなるコンテンツカレンダーを作っておくことをおすすめします。
関連記事 >> 企業のX(Twitter)運用を成功させる10のポイント
コンテンツカレンダー機能のあるツール
運用に関わるメンバーが多い場合は、コンテンツカレンダーの機能を持った投稿管理ツールの導入を検討してみましょう。複数名でカレンダーを管理していると、最新ファイルがわからなくなったり、原稿が先祖返りしてしまうことも起こります。また、投稿承認を行う上長が出張などでPCを開きにくい環境であったために確認が遅れてしまう、というお悩みもよく伺います。
コムニコが開発している「コムニコ マーケティングスイート」を使用すると、誰がいつ、どのように修正したか、履歴がすべて自動で保存されます。また、カレンダー表示を使用すると、いつの投稿が完成していて、いつの投稿が未完成なのかもひと目でわかります。投稿承認もメール経由で確認できるため、出先であってもスマホで投稿確認→承認を行うことができるのが特徴です。
投稿承認機能
投稿承認機能を使うと、承認者に作成した投稿内容をメールでお知らせすることができます。承認完了後、指定時間に公開予約される仕組みです。
承認フローは1〜3段階まで設定可能ですので関係するメンバーや上長確認を受けてから投稿することができます。もちろん、社外パートナーとの連携にもご活用いただけます。
色別ステータス表示できる投稿カレンダー
緑が公開済み、青は予約済み、オレンジは承認待ち、のように、カレンダー上の投稿はステータスごとに色分けして表示されます。
編集履歴を自動保存
コムニコ マーケティングスイートでは、誰が投稿を作成し、誰が編集し、誰が公開作業を行ったか、すべての履歴が保存されます。エクセル管理では把握が難しい、「どの時点でどこの変更が行われたか」がすぐにわかるようになっています。
投稿予約のほかに、投稿へのコメント(リプライ)の返答に悩む際にもメモを残してやりとりすることが可能です。
X(Twitter)トレンド実績
過去のX(Twitter)トレンドデータをベースに、過去のその日にトレンド入りしたキーワードを表示する機能もあり、コンテンツの企画にお役立ていただけます。
「コムニコ マーケティングスイート」の投稿予約機能は、X(Twitter)/Instagram/Facebookに対応しています。
まとめ
安定したSNS運用には、コンテンツカレンダーが必要不可欠です。事前にしっかりと計画を立てて、運用を行っていきましょう。これからコンテンツカレンダーを作成される方は、以下のフォームを送信すると、エクセルのひな型(テンプレート)がダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
※フォームが表示されない方はこちら
また、複数名で運用する場合はツールの導入も検討してみましょう。更新履歴や投稿のステータスが自動で更新されるため、チームでの連携がスムーズになります。詳しくは「コムニコ マーケティングスイート」のサイトをご確認ください。
2018年に株式会社コムニコへ入社。コンテンツクリエイターとして、企業・自治体のSNS企画・運用・コンテンツ制作を行う。コムニコが持つ知見を広めるために編集経験を活かして「We Love Social」運営・編集・記事執筆などのコンテンツマーケティングを担当。一般社団法人SNSエキスパート協会認定講師としてSNSに関する安全で正しい知識の啓蒙にも努めている。