「猫の日」に話題化を目指す!企業アカウントのSNS投稿事例10選
2月22日の「猫の日」は、毎年SNS上で特に盛り上がる、企業アカウントにとって欠かせない記念日です。調べてみると、1年の中でも猫の日は複数あり、それぞれトレンド入りする日も多いのが特徴です。
話題になるだけではなく、「猫の日」投稿がきっかけで製品開発された例もあります。この記事では、猫の日の企業アカウントのX(Twitter)・Instagram・Facebook事例をご紹介します。
「猫の日」とは
猫の日とは、猫の鳴き声にちなんだ「2月22日=にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで、猫の日実行委員会が1987年に制定した記念日です。
ほかにも、猫に関連する記念日は、動物愛護団体の国際動物福祉基金が2002年に制定した8月8日「世界猫の日」や8月17日「黒猫感謝の日」があり、どちらもトレンド入りしやすい記念日となっています。黒猫に関する記念日には、黒猫の地位向上を目指す運動が行われているようです。また、日本招猫倶楽部は、9月29日を「招き猫の日」に制定しています。
猫の日は世界各国で制定されていることからも、その注目度が伺えます。ヨーロッパの多くの国が2月17日を「World Cat Day」としているほか、ロシアは3月1日を、台湾は4月4日を、アメリカは10月29日を「猫の日」と定めています。
【世界各国の猫関連の記念日まとめ】
・2月22日 猫の日(日本)
・2月17日 World Cat Day(ヨーロッパ)
・3月1日 猫の日(ロシア)
・4月4日 猫の日(台湾)
・6月4日 猫をハグする日(アメリカ)
・8月8日 世界猫の日
・8月17日 黒猫感謝の日(アメリカ)
・9月29日 招き猫の日(日本)
・10月16日 野良猫の日(アメリカ)
・10月27日 黒猫の日(イギリス)
・10月29日 猫の日(アメリカ)
・11月17日 黒猫の日(イタリア)
※太字はトレンド入りの可能性が高い日を表しています
「猫の日」商品の話題化・製品開発例
過去には、猫の日にちなんだ商品も発売され、話題化しています。
■カップヌードル:耳付きカップニャードル
今やおなじみとなったWタブのカップヌードルですが、発売よりも前に2020年に猫の日のパロディとして投稿され、その可愛らしさが話題を呼んで、発売を待ち望むコメントが多数寄せられました。その後、プラスチック排出量を減らす取り組みからフタどめシールが廃止され、「猫の耳のような」2つのタブを使って留める形に変更されました。
開け口が二つ・・・?
— カップヌードル (@cupnoodle_jp) February 22, 2020
と思わせて「カップニャードル」#猫の日 pic.twitter.com/eSXNrh9ekV
■ロート製薬公式アカウント:フォロワーと作った猫耳目薬
こちらも2020年に猫の日のパロディとして投稿され、商品化してほしいという希望が多数コメントで寄せられました。そして2021年の猫の日に、ついに商品化の決定が発表され、発売に至りました。2022年の猫の日も2021年の商品化発表に言及し、フォロワーと良い関係性の中で商品ができたことを振り返っています。
【商品化決定‼️】
— ロート製薬公式アカウント (@eyecare_cp) February 22, 2021
昨年 #猫の日「商品化してほしい💓」の声が沢山あった #猫耳目薬
フォロワーさんの熱いリプライにお応えし、ニャンと‼️商品化が実現🐱
悩める柄を決めるべく、目薬キャップになってくれるモデル猫も募集🐱
詳細は4月発表🐱お楽しみに✨#猫耳目薬総選挙https://t.co/N0YtmFaIs6 pic.twitter.com/Mu1ygINhDd
2020年:https://twitter.com/eyecare_cp/status/1231033084725743618
2022年:https://twitter.com/eyecare_cp/status/1495911216140673024
この他にも、猫の日限定のアイコンに変更してフォロワーとともに楽しむ企業アカウントや、猫の日限定商品の発売、猫の日セール、猫の日キャンペーンなどを行う企業もあります。
さて、次の章からは実際の投稿事例などをご紹介します。
アイコンやアカウント名を変更した事例
ブランドイメージやブランディングにもよりますが、「耳をつけるだけ」「アカウント名を変更するだけ」で、猫の日に参加することも可能です。
■アース製薬株式会社🌏:プロフィール画面の猫化
「なんかおかしいニャ…?」として、プロフィール画面のキャプチャ画像を添付し、投稿しました。アイコンやアカウント名だけでなく、ヘッダー画像やアカウントの紹介文まで、あらゆるところが猫化しています。投稿では説明を最小限にすることで、コメントで突っ込みやすい状況を作り出しました。
あれ、なんかおかしいニャ…?🐾#猫の日#ねこの日 #ネコの日 pic.twitter.com/qeg73bC3UP
— アース製薬株式会社🌏 (@EarthOfficialJP) February 21, 2023
X(旧Twitter)投稿事例
■マクドナルド:猫型チュロス
マクドナルドは、「ねこ型チュロスもあったらいいのにな」という夢を描いた投稿を行いました。「発想が最高」「作って欲しい」とのコメントが寄せられています。
今日は猫の日。
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) February 22, 2023
ひとくちチュロスの中に、
ねこ型チュロスもあったらいいのにな。#猫の日 #ひとくちチュロス
期間限定 pic.twitter.com/lA48jR6QEL
■チキンラーメン ひよこちゃん:キャラクターの猫化
チキンラーメンのキャラクターであるひよこちゃんが猫になった画像を投稿しました。テキストでは、このアカウントならではの独特な口調でユーザーからのツッコミを促し、コメントの活発化を図っています。
とりあえず猫になっとけば、数字出るらしいな#猫の日 pic.twitter.com/1GSCyTm39R
— チキンラーメン ひよこちゃん (@nissin_hiyoko) February 22, 2023
■BSテレ東:猫のための寄付ができるキャンペーン
BSテレ東は毎年「BSキャッ東」とアカウント名を変更して、猫のための寄付を促すキャンペーンを行っています。プレゼントが当たるキャンペーンではありませんが、リツイートだけで参加できる仕組みになっており、SNS上で気軽に寄付ができることが喜ばれて広く拡散されています。
今年もRTで猫を救おう💕#猫のことちゃんと考える キャンペーン
— BSテレ東【明日は何の日?】BS7ch (@BS7ch_PR) February 21, 2023
👆参加方法はこのツイートをRTするだけ#BSキャッ東 は今年も
皆さまのRT数x2円を全国の犬猫保護団体へ募金として贈ります🎁#BSキャッ東 は今年も
2月22日 #猫の日 は猫まみれの番組をお届けします📺
X(Twitter)キャンペーンを活用して成果に繋げよう
猫の日は注目度が高く、たくさんの企業アカウントが趣向を凝らした投稿を行うため、自社の投稿が埋もれてしまう場合もあります。そこで、X(Twitter)キャンペーンの実施も検討してみましょう。
「ATELU(アテル)」は、キャンペーン投稿収集や抽選などの効率化に使えるキャンペーンツールです。
対応SNSは、X(Twitter)、Instagram。Xについては、参加者増が見込めるインスタントウィンキャンペーンにも利用可能です。X社が提供するAPIを使用しています。
>>SNSキャンペーンツール「ATELU」の資料請求・問い合わせ
ATELUを開発・提供しているコムニコは、X認定広告代理店でもあります。キャンペーン投稿をブーストさせるための広告出稿のご相談など、Xの広告運用でお困りの際は、お声がけください。
>>コムニコにX広告・キャンペーン・運用代行を依頼する
>>コムニコのサービス資料をダウンロード
Instagram投稿事例
■龍角散:間違い探し
龍角散は、毎月投稿している「間違い探し」を、2月はあえて猫の日に投稿。ブランドのキャラクターが猫に囲まれている絵柄で、猫の日を関連づけました。このように、ユーザーに長時間閲覧させる投稿はアルゴリズム上も優位に働きやすいため、真似したい好事例といえるでしょう。
■シルバニアファミリー【公式】:猫ファミリーのプレゼント
シルバニアファミリーは、猫の日にちなんで、猫ファミリーをプレゼントするキャンペーン企画を行いました。ブランドアカウント(シルバニアファミリー公式)と、運営会社のアカウント(エポック社【公式】)の2アカウントのフォロー&いいねを応募条件としています。
Instagramでは、キャンペーン開催についてのガイドラインを定めています。Instagramキャンペーンの実施時にはガイドラインを遵守するようにしましょう。詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
猫の日を盛り上げる!Instagramチャットボットツール「autou」
「autou(オウトウ)」は、Instagram投稿へのコメントなどをきっかけにDMを自動送信することが可能なチャットボットツールです。フォロワーとのコミュニケーションだけでなく、プレゼントキャンペーンにも活用できます。
猫の日に絡めたキャンペーンであれば、たとえば「🐱」の絵文字をコメントしてもらい、DM上で簡単なアンケートや診断、プレゼント抽選を行うといったキャンペーンが実施ができます。やりとりを自動化することでシグナルが溜まり、アルゴリズム優位になるというメリットもありますので、ぜひ活用をご検討ください。
>>Instagramキャンペーン活用できる!DM自動送信・返信ツール「autou」の資料をダウンロード
キャンペーン設計やInstagram運用代行については、autouを開発・提供するコムニコへご相談ください。
>>コムニコにInstagram企画・運用代行を依頼する
>>コムニコのサービス資料をダウンロード
Facebook投稿事例
■鰹節屋・だし屋、ヤマキ。:だしを使った猫のキャラ弁を紹介
ヤマキは、茶トラの模様を見事に表現した猫のキャラ弁の画像を投稿しました。猫の日に関連した投稿でユーザーの関心を集めつつ、自社のだしやめんつゆを使ったレシピでしっかりと商品訴求も行っています。さらに、自社サイトではさらに詳しいレシピを公開し、自社サイトへの導線も作っています。
■カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ):カレーの中から猫を探せ
たくさんのカレーの中から猫を探すという遊び心のある投稿です。つい探してみたくなる仕掛けと、返信を促すCTAで、コメントの活発化を図っています。また、ユーザーは猫を探している中でたくさんの種類のカレーを見ることになるので、ユーザーに商品を認知してもらいやすい内容となっています。
記念日は忘れずに投稿したい方におすすめのSNS管理ツール
SNS投稿管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」は、投稿予約・投稿管理・分析・コメント管理ができるツールです。X(Twitter)・Instagram・Facebookに対応しています。炎上リスクを最小限に抑えることができる承認フロー設定やメモ機能もあるため、ブランドセーフティを気にされる企業の方にも安心してお使いいただけます。
■記念日を逃さない!トレンド実績カレンダー
コムニコ マーケティングスイートでは、過去1年分のX(Twitter)のトレンド入りキーワードを記録し、カレンダーにまとめています。昨年Xトレンド入りしたキーワードは、コムニコ マーケティングスイートの投稿カレンダー上で確認できるため、記念日の投稿漏れを防ぐことができます。
「記念日投稿を失念してしまう」「複数のSNSアカウントを管理したい」「炎上リスクを抑えたい」という課題がある方は、ぜひ導入をご検討ください。
>>資料ダウンロード・無料トライアルはこちら
まとめ
猫の日は、毎年多くのユーザーがタイムラインの賑わす日となっています。企業アカウントからもたくさんの投稿がありますが、その中でも自社ならではの企画やクリエイティブを打ち出すことで、他の投稿に埋もれない、かつ自然に自社のブランドや製品の訴求もできるような投稿を考えてみてはいかがでしょうか。
話題になりやすい記念日だからこそ、こだわったクリエイティブの考案やキャンペーン企画の設計が重要です。
複数のアカウントを回遊させるキャンペーンやSNS媒体を跨いだ施策考案など、コムニコでは企業のSNSマーケティングを支援してきました。ソーシャルメディアに関するお悩みがあれば、コムニコにご相談ください。
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2018年に株式会社コムニコへ入社。コンテンツクリエイターとして、企業・自治体のSNS企画・運用・コンテンツ制作を行う。コムニコが持つ知見を広めるために編集経験を活かして「We Love Social」運営・編集・記事執筆などのコンテンツマーケティングを担当。一般社団法人SNSエキスパート協会認定講師としてSNSに関する安全で正しい知識の啓蒙にも努めている。