【2025年7月8月】SNS投稿ネタにおすすめの夏イベント・夏祭りまとめ!〜主要夏祭り・フェス・花火大会など〜
7月・8月の夏に開催されるイベントやお祭りは、重要なモーメントです。
SNSで話題になることも多く企業のSNSマーケティングにおいても逃さず投稿したいところです。注目トレンドでフォロワーと一緒に盛り上がることでコメントが得られることも多く、SNSで重要な「コミュニケーション」の起点となります。
そこで、この記事では7~8月に行われる夏のイベントやお祭りをまとめました。ぜひ企画や投稿の参考にしてみてください。
夏の注目イベントをSNSに投稿する理由
夏は、お祭りや花火大会、音楽フェスなど、イベントの多い季節です。こうしたイベントはSNSでも話題になりやすく、特に開催日の前後など言及数が集中するタイミングでは、トレンド入りしやすくなります。
トレンド入りしているキーワードが含まれる投稿は、多くの人に見られます。つまり、イベントに絡めた投稿を行うことで、多くの人にリーチさせることができるようになります。
X(Twitter)の場合は、特定の地域でそのとき話題になっているトピックをトレンドとして表示する「地域別のトレンド」もあります。地方で開催されるお祭りなどでも、規模の大きいものであればこのようなトレンドに入ることが多いため、十分に投稿ネタとして活用する価値があるでしょう。
参考:https://help.x.com/ja/using-x/x-trending-faqs
ここからは、2025年7~8月の注目イベントをピックアップしてご紹介します。これを参考に投稿内容を考えてみてはいかがでしょうか。
7月24日・25日:天神祭(大阪府)
https://osakatemmangu.or.jp/saijireki/tjm
日本三大祭りの一つと言われる、大阪天満宮のお祭り。毎年6月下旬から7月25日の約1ヶ月間にわたって諸行事が行われますが、特に盛り上がるのは7月24日と25日です。
中でも、25日(本宮)の夜に、100隻以上の船が川に浮かぶなか約4,000発の花火が上がる「奉納花火」は圧巻。そのほか、24日(宵宮)には堂島川で神童が斎船(いわいぶね)から神鉾を流し、市民の無病息災と市中平穏を祈願する「鉾流神事(ほこながししんじ)」や、25日には約3,000人が大阪天満宮から船着場まで練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」なども行われます。
開催時期
毎年7月24日、25日
注目キーワード
花火大会/天神祭/大阪天満宮/花火/奉納花火/船渡御/鉾流神事/陸渡御/宵宮/本宮 など
7月25日・26日・27日:FUJIROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)
https://fujirockfestival.com/
新潟県の苗場スキー場で毎年開催される野外の音楽イベント。毎年世界各国から200組以上のアーティストが出演します。昨年(2024年)は、前夜祭も含め4日間で96,000人を動員しました。
開催時期
7月25日から27日まで
注目キーワード
音楽フェス/夏フェス/FUJIROCK FESTIVAL'24/フジロック/そのほか出演アーティスト名 など
7月26日:隅田川花火大会(東京都)
https://www.sumidagawa-hanabi.com/
毎年7月の最終土曜日に隅田川で開催される花火大会で、国内最大規模の2万発を打ち上げています。江戸時代に打ち上げられた「両国川開きの花火」を起源とする、日本最古の花火大会でもあります。
台風等の荒天の場合は中止となります。(荒天等による実施可否判断は、原則として当日の午前8時。順延日の設定なし)
開催時期
7月26日午後7時から8時30分まで
注目キーワード
花火大会/隅田川花火大会/花火/浴衣 など
8月2日・3日:長岡まつり大花火大会
https://nagaokamatsuri.com/
新潟・長岡市の信濃川の河川敷で開催されている花火大会です。長岡まつりは、1945年8月1日に起こった長岡空襲で亡くなられた方々への慰霊と長岡の復興を願って開催された「長岡復興祭」が起源となっています。打上げ幅約2㎞に及ぶ「復興祈願花火フェニックス」や、直径約650mもの大輪の華となる「正三尺玉」が目玉です。
観覧席の当日販売はありませんので、予約していくのがよいでしょう。なお、2日間のプログラム内容は異なりますが、どちらも打上台数や規模は変わらないそうです。
開催時期
8月2日、3日
両日とも午後7時20分から9時10分まで
注目キーワード
花火大会/長岡まつり大花火大会/長岡まつり/長岡花火/復興祈願花火フェニックス/正三尺玉 など
8月2日から:青森ねぶた祭(青森県)
https://www.nebuta.jp/
東北三大祭りの一つで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。ねぶた祭では、「人形ねぶた」と呼ばれる山車に続いて「跳人(ハネト)」と呼ばれる踊り子たちが、「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声を上げながら踊り歩きます。7最終日となる7日は「なぬかび」とも呼ばれ、昼のねぶた運行や夜には青森港で受賞ねぶたの海上運行も。1万発以上の花火が打ち上がる「青森花火大会」も開催されます。
青森ねぶた祭のほか、ねぶた祭は青森県内の各地で開催され、地域の訛りの違いによって「ねぶた」または「ねぷた」と表記が異なります。他には「弘前ねぷた祭」や五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)」などが有名です。
数日滞在して、地域ごとのねぶた・ねぷたを楽しんでみては?
開催時期
8月2日から7日まで
注目キーワード
夏の風物詩/夏祭り/青森ねぶた祭/青森ねぶた/ねぶた/ねぷた/ハネト/青森花火大会 など
9月13日から:ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024(ロックインジャパン)
毎年8月に行われていた屋外の音楽イベントですが、2025年は9月のシルバーウィークに変更されています。昨年は開催25周年を記念して、かつての会場である国営ひたち海浜公園でも開催されましたが、今年は千葉市蘇我スポーツ公園のみで開催されます。
開催時期
千葉市蘇我スポーツ公園(千葉市中央区)
2025年9月13日(土)・14日(日)・15日(月・祝)/20日(土)・21日(日)
注目キーワード
音楽フェス/夏フェス/ロッキンジャパン/ロッキン/蘇我スポーツ公園/そのほか出演アーティスト名 など
8月6日・7日・8日:仙台七夕まつり
https://www.sendaitanabata.com/
仙台七夕の歴史は古く、伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれています。7月ではなく、8月に開催されることが特徴です。期間中は、仙台市中心部や周辺の地域商店街などが趣向を凝らした色鮮やかな飾りで埋め尽くされ、その飾りを見に毎年200万人以上の人が訪れます。
開催時期
8月6日から8日まで
注目キーワード
仙台七夕まつり/仙台七夕/七夕まつり/七夕飾り/七夕 など
8月9日から12日まで:高知よさこい祭り(高知県)
http://www.cciweb.or.jp/kochi/yosakoiweb/
高知よさこい祭りは、毎年8月9日から12日までの4日間にわたって開催されます。よさこい祭りは毎年8月9日(前夜祭)10日、11日(本番2日)、12日(後夜祭・全国大会)の4日間、高知市内9カ所の競演場・7ヶ所の演舞場で約200チーム、約18,000人の踊り子が舞い踊ります。街中がよさこいの活気にあふれます。
開催時期
8月9日から12日まで
- 9日 前夜祭(東洋電化中央公園):17:00-21:30
※19:45〜鏡川河畔で花火打ち上げ(中央公園からはよさこいと花火の競演が見られることも) - 10日、11日 本番(高知市内):11:00-22:00
※競演場、演舞場によって時間変動あり - 12日 よさこい全国大会(東洋電化中央公園、高知城、追手筋、帯屋町):11:00-22:00
※会場によって時間変動あり
表彰式・後夜祭:18:30-22:00 (東洋電化中央公園)
注目キーワード
高知よさこい/よさこい祭り/よさこい/よさこいチーム名/花火大会 など
8月11日から15日まで:2025阿波おどり(徳島県)
https://www.awaodorimirai.com/
400年以上の歴史を持つと言われる徳島の伝統芸能で、毎年国内外から100万人を超える観光客が訪れます。期間中は、複数の会場で阿波おどりを楽しむことができます。
なお、2025阿波おどりから、舞台公演の名称等が新しくリブランディングされました。阿波おどり全体の総称は、「THE AWAODORI」へ。11日オープニングの舞台公演は、「選抜阿波おどり前夜祭」「THE AWAODORI」から「匠の舞台 優りび(すぐりび)」へ。12日~15日の舞台公演は、「選抜阿波おどり」から「夢の舞台 祭りび(まつりび)」になりました。
開催時期
8月11日から15日まで
注目キーワード
阿波おどり/徳島阿波おどり/出演連/あわぎんホール など
8月16日:京都五山送り火(京都府)
https://www.gozan-okuribi.com/
毎年8月16日に開催される五山送り火は、祇園祭と並ぶ京都の伝統行事です。東山に「大」の字が、続いて松ケ崎に「妙・法」の字、西賀茂に船形、大北山に左大文字の「大」、嵯峨に鳥居形の火が点ります。
開催時期
8月16日午後8時点火
注目キーワード
送り火/五山送り火/大文字/大文字焼き など
8月16日・17日:SUMMER SONIC 2024(サマーソニック・サマソニ)
https://www.summersonic.com/
毎年8月の2日間、東京と大阪で同時開催される都市型の音楽イベント。サマソニの開催前日には、前夜祭としてオールナイトフェスの「SONICMANIA(ソニックマニア)2025」も開催されます。
大阪会場は「万博記念公園」ですが、70年に万博が行われた会場(最寄駅は万博記念公園駅)です。現在開催中の万博会場・夢洲ではないことに注意してください。
開催時期
- SONICMANIA 8月15日
幕張メッセ - SUMMER SONIC TOKYO 8月16日・17日
ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ - SUMMER SONIC OSAKA 8月16日・17日
万博記念公園
注目キーワード
音楽フェス/夏フェス/サマーソニック/サマソニ/ソニックマニア/ソニマニ/幕張メッセ/ZOZOマリンスタジアム/万博記念公園/そのほか出演アーティスト名 など
8月30日:全国花火競技大会「大曲の花火」
https://www.oomagari-hanabi.com/
秋田・大曲で開催されている、100年以上の歴史を誇る花火の競技大会です。各地で開催される花火競技会の中で最も権威のある大会であるため、全国から腕利きの花火師たちが一堂に会して自身の作品を打ち上げます。夏は毎年8月の第4土曜日に開催されており、夏を核としながらも、1年を通して季節ごとに異なるテーマで大会を展開しています。
開催時期
8月30日 17:10分から昼花火、18:50分から夜花火
注目キーワード
花火大会/花火競技大会/大曲の花火/大曲花火/花火師 など
番外編:土用丑の日・猛暑
夏になると、「土用の丑の日」もSNSでよくトレンドに上がります。
今年の土用の丑の日は、7月19日(土)と7月31日(木)。この日に「う」の付くものを食べると夏バテしないと言われており、定番は鰻(うなぎ)ですが、ほかにも梅やうどんなどいろいろな食べ物があるため、自社にとって投稿しやすい題材を探してみるのもいいかもしれません。
また、SNSでは「猛暑」関連のトレンドもよく見られます。キーワードとしては「猛暑」のほかに、「熱い」「熱中症」などが毎年よく投稿されています。
参考記事:【暑さ対策×SNSマーケティング】“熱中”を生む企業投稿の成功事例まとめ
終戦記念日など投稿に注意すべき日
この記事では、投稿のきっかけとなるイベントをいろいろと挙げましたが、実は夏にはSNS投稿に注意が必要な日も多くあります。それが、戦争に関連する日や過去に起きた自然災害に関連する日です。
7月のSNS投稿注意日
- 7月3日(2021年令和3年7月伊豆山土砂災害)
- 7月7日(2018年平成30年7月豪雨・堤防の決壊や冠水)※6月28日 – 7月8日
8月のSNS投稿注意日
- 8月6日(1945年広島市への原爆投下)
- 8月9日(1945年長崎市への原爆投下)
- 8月12日(1985年日本航空123便墜落事故)
- 8月15日(1945年終戦記念日)
以下の記事に、具体的にいつ、どのように注意すべきなのかを解説していますので、ぜひこのタイミングでご一読ください。
参考記事:炎上を防ぐ!SNS投稿注意日・テーマ別7選
イベント関連投稿の注意点:便乗商法・アンブッシュ・マーケティング
注目度の高まるタイミングでユーザーと一緒に盛り上がること自体は悪いことではありません。ですが、企業の広報担当・マーケティング担当であれば覚えておきたいこともあります。「便乗商法」「アンブッシュ・マーケティング」と言われるものです。
アンブッシュ・マーケティングとは、公式スポンサーではない企業が、あたかも公式スポンサー、ライセンシーであるかのように生活者に誤認させ、物販や集客を行うことを指します。一般的には世界的な大会や著名なイベント・モノ・コト便乗することを指します。特に、オリンピックやJOCに関する知的財産を利用した広告宣伝・販売促進等ができるのはオリンピックパートナーに限定されており、知的財産とはロゴや名称など多岐にわたります。
2025年はオリンピックはないので抵触することはあまりないかもしれませんが、「便乗商法である」と捉えられる様な表現はSNS炎上になることもあります。あくまで「ユーザーとのコミュニケーションや共感のためのSNS投稿」をするように注意した上で、活用する際は主催団体のガイドラインを確認するようにしましょう。
オリンピックの知的財産権で学ぶアンブッシュ・マーケティング禁止例
オリンピックシンボルやJOCマーク等のオリンピック等に関する知的財産は、商標法、不正競争防止法、著作権法等により保護されており使用の際はJOCへの事前の許諾が必要となります。故意であるか否かを問わず、オリンピックの知名度やイメージを利用した便乗広告は「アンブッシュマーケティング」といい禁止されています。
オリンピック・パラリンピックでは、公式スポンサーやライセンシーの権利を守るためにアンチ・アンブッシュを唱え、知的財産の使用を制限しています。そのため、公式スポンサーやライセンシーではない企業がPR目的でオリンピック関連の投稿を行う際は、こうしたアンブッシュ・マーケティングに大きな注意が必要です。
知的財産の使用や、あたかもスポンサーであるかのように見える投稿は避けるようにしましょう。
オリンピック関連用語使用NG例:
- オリンピック
- オリンピアン
- オリンピズム
- オリンピアード
- Communiter – Fortius ,Altius ,Citius
Together – Stronger ,Higher ,Faster - より強く、より高く、より速く 一緒に
- 聖火リレー/聖火
- 東京2020大会
- オリンピック2024パリ
- 冬季大会2026ミラノコルティナ
- がんばれ!ニッポン!
- TEAM JAPAN
- RISING TOGETHER
まとめ
この記事では代表的な夏のイベントをピックアップしましたが、こうして改めて見ると、全国から人が集まる大きなイベントが夏に多く開催されていることがわかります。
4年に一度のオリンピックはもちろん、国内のイベントもSNSで話題になりますので、ぜひその機会を逃さず、イベントに絡めた投稿でリーチの幅を広げながら、ユーザーと一緒に盛り上がってみてくださいね。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。