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【企業成功事例に学ぶ】複数のSNSを運用するメリット

企業が複数のSNSを運用するメリットと成功事例

X(Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、note、TikTokなどさまざまなSNSがあります。
より多くのユーザーとタッチポイントを作りたい場合は、複数のSNSを運用することがおすすめですが、SNSごとに投稿コンテンツのフォーマットや好まれる形式、表現が異なることをご存知ですか?

この記事で、複数のSNSを運用するメリットや、SNS特性を意識しながら運用する方法を学びましょう。

<2025/07/09更新:SNSユーザー数更新にともなう画像修正を実施>

企業が複数のSNSを運用する3つのメリット

企業がSNS運用を行う理由は、認知拡大・好意形成・ブランディング・コンバージョン(購買)などが多いのではないでしょうか。ひとつのSNSだけではなく、複数のSNSを運用するメリットを3つご紹介します。

目的に合わせたSNSを選択することで効果を最大化できる

情報を広く拡散させたい場合は拡散機能のある「X(Twitter)」、ビジュアルで世界観を作りブランドイメージを高めたい場合は「Instagram」、作ったコンテンツを有料で販売したり、コミュニティづくりをしたい場合は「note」といったように、SNSごとに得意領域が異なるので、目的に合わせた施策を行うことができます。

狙ったターゲットにアプローチできる

すでに商品やサービスが認知されている世代とは異なる世代への認知を広げたい場合は、ユーザーの年齢層でSNSを選択しましょう。若年層向けの情報発信はTikTokやInstagram、X(Twitter)をメインに行い、中高年向けの情報発信はFacebook、YouTubeで行うといったように、ユーザーに合わせたSNSを選択することで狙った層に情報を届けることが可能です。
年齢のほかに、どういったものを好むユーザーがいるか、という観点からもSNSが選択できます。カジュアルな文体を好むX(Twitter)、ビジュアル重視で訴求するならInstagramなど、SNSで集まりやすい属性をターゲットにあったコンテンツ配信を考えていくのもよいでしょう。

新規フォロワー(ファン)を獲得できる

SNSごとに利用目的やユーザー属性が異なるので、それぞれに情報を発信することで新しいファンを獲得できる可能性が増えます。例えば、TikTokは独自のレコメンドシステムでフォロワー以外の新しいユーザーに投稿を見つけてもらいやすいことが特徴です。
複数のSNSを運用してみると、同じ内容の投稿でもX(Twitter)のフォロワーとInstagramのフォロワーでは、ユーザー属性や反応が異なることを感じるでしょう。ユーザーによって、最もよくアクセスするSNSが異なるので、複数のSNSを使うことで、幅広くリーチでき、新たなファン獲得につなげられます。

Instagram、X(Twitter)、YouTubeなど・・・それぞれの特徴を確認しよう

では、SNSによってどういう違いがあるのでしょうか。
自社にとって最も効果的な媒体を選ぶために、企業活用が多い主要SNSのユーザー層と特徴を以下にまとめました。

202507_snsusers

関連記事:人気SNSのユーザー数まとめ

記事にはない各SNSの年代別利用率グラフはこちらからダウンロードいただけます。各SNSの国内ユーザー数のほか、各媒体が公表している世界のユーザー数なども詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。

wlsdl-snsuser▶︎フォームが表示されない方はこちら

SNS運用体制づくりのポイント

複数のSNSアカウントを運用する場合は、役割を分けてSNS運用チームをつくりましょう。

ひとくちにSNS運用体制といっても、様々な役割があります。

  • SNS運用全般を担うディレクター(プランニングやコンテンツのクオリティ管理から効果検証、社内報告など)
  • コンテンツ企画・制作を担うクリエイター(文章のライティングや写真撮影、デザインなど)
  • 責任者(コンテンツのクオリティ管理、投稿可否最終確認など)

コンテンツ制作者と最終確認者を分けることで全体のトンマナを整えたり、炎上対策をしたりすることが可能となります。SNS運用を行っていく場合の、定例会の頻度や社内承認フローの仕組みをわかりやすく1枚にまとめた理想の体制図はこちらからダウンロードできます。各担当者の主な作業やスキルセット、運用チームが行う投稿までの流れをまとめていますので、ご確認ください。

また、同じ情報ソースを使う場合でも、それぞれのSNSにあわせて投稿を編集するような工夫も重要です。

例えば、新商品の発売のお知らせであっても、Instagramでは商品の見た目のスタイリッシュさを強調し、X(Twitter)では価格の安さ、商品がどこで買えるかを伝え、Facebookでは商品開発の裏話を紹介するというように、どんなコンテンツに対してユーザーが反応するか、コミュニケーションの起点になるかをユーザー特性に合わせて情報の切り取り方を変えてみるとよいでしょう。
ひとつのSNSでキャンペーンを開催する場合は、他のSNSでもお知らせすることで流入が見込めます。

企業アカウント成功事例:複数SNSをどう使い分ける?

では、ここからは実際に複数のSNSを運用している企業が、それぞれでどんな情報を発信しているのかを具体的にみていきましょう。

■ANA:航空ファンがチェックしたくなる情報を発信

ANAでは、複数のSNSを積極的に活用しており、主にキャンペーン情報、おすすめ施設情報、従業員紹介、モーメントに絡めた発信をしています。それぞれのSNSの特性を踏まえた投稿となっており、一部の写真や動画は共通して利用されていますが、見せ方や表現は違うことがわかります。

Facebook:働く従業員のメッセージや仕事内容を紹介する投稿

Facebookでは、働く従業員の写真とともに仕事内容を紹介したり、ファンに向けたメッセージを発信しています。 Twitterでは文字数が限られてしまいますが、長文でメッセージを伝えることができるのはFacebookの特徴のひとつです。

X(Twitter):リアルタイム性を活かした情報発信

X(Twitter)ではリアルタイムな情報やモーメントに絡めたを発信しています。2月の大きなモーメントである、バレンタイン当日には、ハッシュタグ「#バレンタインデー」をつけて、乗客にチョコレートを用意していることを伝える投稿に多くの反応が寄せられていました。

TikTok:従業員の楽しそうな動画が魅力的

@ana_allnipponairways Valentine’s day is coming up soon💙🤍#allnipponairways #happyvalentinesday #valentinesday2023 #groundstaff #dance ♬ Baby you (Baby you Ver.) - Yuka

TikTokでは X(Twitter)とは違う切り口でバレンタイン投稿をしています。TikTokで投稿されるジャンルの一つに、「音楽に合わせて踊る」というものがありますが、ANAの従業員の方が音楽に合わせて踊っています。「社員さんの踊りが一番楽しい」とポジティブなコメントが寄せられており、人気コンテンツとなっています。TikTokは海外のユーザーも多く見ていることから、投稿文は英語で書かれています。

Instagram:カルーセル投稿でのホテル紹介

Instagram・TikTokは共通の動画が利用されていることが多いです。 Instagramならではの投稿として、カルーセル機能を使い、おすすめのホテル紹介をしています。 多くのユーザーがInstagramの検索機能を使って、情報収集をしていることから、ユーザーの各SNSの使われ方を意識してコンテンツが作られていることがわかります。

■キリングループ:ブランド別にアカウントを運用

キリングループでは、複数のSNSを会社、ブランドごとに運営しています。さらに、工場見学、キリンシティなどのアカウントも運営しており、公式アカウントに含まれるのは50以上にのぼります。ソーシャルメディアのアカウント一覧を自社サイトで公開しているのも特徴です。

Facebook:別媒体での情報もシェア

キリンビバレッジのFacebookでは主にキャンペーンや商品紹介、メディア掲載の紹介、CM紹介をしています。そのほかにも、KIRIN公式として運用しているnoteのシェアも行っています。複数のSNSを見てもらうために、効果的に連携していることがわかります。

note:商品開発にかける思いを文章で表現。コンテストの開催も。

https://note-kirinbrewery.kirin.co.jp/

KIRIN公式としてnoteを運用しています。社員の声を通して、キリングループの取り組みや商品に対する想いを発信しています。製品開発や復興支援など様々なトピックが取り上げられています。キリンとnoteでコンテストの開催なども行っています。

noteについてはこちらの記事も参照ください。
参考:https://www.comnico.jp/we-love-social/note_matome

X(Twitter):ファンが喜ぶキャンペーン企画

X(Twitter)では、キャンペーンを頻繁に開催して商品訴求をしています。気軽に参加しやすいキャンペーンが多く、フォロワー獲得にも貢献しています。

Instagram:アレンジレシピが充実、様々な機能を活用して発信

Instagramでは商品のアレンジレシピをカルーセル投稿で紹介しています。トップが表紙のようになっており、スワイプしていくと手順が写真とテキストで紹介されています。わかりやすく、見やすいフォーマットです。アレンジレシピの中には、実際の料理風景を動画撮影して、リールとして投稿されているものもあり、Instagramの様々な機能を活用しています。

YouTube:CM素材などをまとめてアップ

CM素材の複数バージョンやメイキングを公開しています。
企業活動、社会貢献活動についての紹介動画もアップされています。

■カゴメ:製品に関連した生活密着情報を発信

カゴメでも、複数のSNSを複数のブランドや活動で運用しています。今回はカゴメ株式会社のアカウントを中心に紹介します。カゴメのソーシャルメディア公式アカウント一覧はカゴメ公式Webページで確認できます。

Facebook:企業活動全般を紹介

新製品、キャンペーン情報、レシピ、企業での取り組みなど、幅広く発信しています。Facebookはタイムライン上ですべての投稿文が表示されることは少ない(「もっと見る」が表示される)ため、ユーザーによく見てほしい内容を上部に入れているところが特徴的です。

X(Twitter):エンゲージメントを高める投稿の工夫

商品紹介に加え、記念日やトレンドにあわせた投稿やクイズ投稿、豆知識投稿などを行っています。新商品発売の時には、AとB2つの選択肢を用意して、「Aの人はRT、Bの人はいいねしてね」と呼びかけ、エンゲージメントを高めるような工夫をしています。その他レシピやメディア掲載情報なども発信しています。

なお「KAGOMEお客様相談センター」のアカウントでは、ユーザーからのコメントに返信。アクティブサポートを行っています。

Instagram:ユーザーのアクションを促す工夫

1枚目の画像に「桃の絵文字で期待度を教えてください」とメッセージが入っており、狙いどおり多くのユーザーから桃の絵文字のコメントが寄せられています。カルーセルの最後(6枚目)には、ユーザーに「いいね・コメント・保存」のアクションを促す画像も入っています。

YouTube:CMや商品の楽しみ方、子供向け食育動画など

CM動画、平野レミさんのレシピ、商品の楽しみ方のショート動画、子供向け食育動画などがアップされています。

ツールを使って、SNSアカウント一括管理

複数のアカウントを運用するのは、それぞれのID、パスワード管理が必要だったり、SNSによって投稿画面や使い勝手が違ったりと、運用業務が煩雑になりがちです。パスワードを共有すると、セキュリティのリスクも高まります。

SNSアカウントを一括で管理できるツールを活用すれば、これらの問題が解決できます。一つのツールで複数のSNSを管理できるので業務効率化がはかれますし、メールアドレス、パスワードでログインできるため、アカウント管理がしやすくなります。

コムニコ マーケティングスイートは、X(Twitter)、Facebook、Instagram、TikTokを一括で運用できるツールで、予約投稿、承認、プレビューなど、運用に役立つ便利な機能がそろっています。

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まとめ:それぞれのSNSの特性を理解して情報発信をしよう

今回は、複数のSNSを運用するメリットや事例について紹介しました。事例では、それぞれのSNSにあわせた投稿作成のコツなどがつかめたのではないでしょうか。
運用を支援する協力会社の有無、投稿の頻度、ユーザーとのコミュニケーション(返信をするかどうか)、キャンペーンの開催頻度、運用支援ツールの有無などによって運用の負荷も大きく変わってきます。

これらをすべて自前で運用するのは難しい、とハードルが上がってしまったように感じる方もいるかもしれません。
We Love Socialを運営する株式会社コムニコが不安を解消するパートナーとして伴走することもできます。SNS運用をサポートしますのでお気軽にご相談ください。


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