X(Twitter)管理ツールを使ってアカウント運用を効率化しよう!企業公式アカウントが成果を出す方法とは?
X(Twitter)は日本国内で6,650万人以上のユーザーが利用しているSNSです。
昨今では、企業がマーケティング活用を目的に公式アカウントを開設することも当たり前になっており、認知拡大や新規客獲得、顧客とのコミュニケーション強化のために活用されています。
この記事では、より高い効果を求める運用担当者に向けて、企業がX(Twitter)を運用する上で知っておきたいポイントや、運用効率化のために使えるツールを紹介します。
X(Twitter)とは
X(Twitter)は、全角140文字/半角280文字を上限とした短文でのコミュニケーションを中心としたSNSです。テキストの他に、5MBまでのGIF、JPEG、PNG形式の画像ファイルを投稿することができます。画像へアカウントや位置情報のタグ付けを行うことができ、ALTテキストを設定することも可能です。
有料のサブスクリプションを利用することで広告やキャンペーンを実施することでより多くの人にリーチできる媒体となっています。
参考記事:X(Twitter)の認証バッジ「X Premium」と「Verified Organizations」の違いとは?付与条件解説
■X(Twitter)のユーザー数・
X(Twitter)の利用者数(ユーザー数)は非上場企業のためIR等での開示はありません。
- 日本国内のmDAU(収益可能なデイリーアクティブユーザー):4,000万人(2023年12月/ X Update内)
- 日本国内のmMAU(収益可能な月間アクティブユーザー):6,650万人(2023年12月/ X Update内)
国内データについては、「X広告認定代理店」に開示されたセミナーデータをもとに、株式会社コムニコが許諾を得て掲載しています。日本においてXのMAU数はYoY +10%以上で成長しているとも発表されています。
(参考:2017年10月に公開された月間利用者数は4,500万)
世界のアクティブユーザー数は2023年9月Code 2023で発表されたものです。
- アクティブユーザー数:2億4,500万人(2023年9月「Code 2023」時点)
※2億5,940万人(2022年11月下旬/イーロン・マスク氏のポストより)から全体の約5.6%減
■X(Twitter)のユーザー層・年齢別利用層
ユーザーの平均年齢は37歳。幅広い年齢層の人々に利用されており、趣味やコミュニティごとに複数アカウントを所持しているユーザーも多いのが特徴です。
アニメやゲームなどの趣味に関連したコンテンツの場合は、特にX(Twitter)との相性が良く、企業アカウントコラボなどの場合でも拡散されやすいのが特徴です。興味関心を同じくする人々がつながるメディアとして活用されています。
総務省の調査によると、年代別の利用率は以下の通りとなっており、20代の約8割が利用しているメディアとなっています。
X(Twitter)の特徴①:速報性
「今何をしているか」を発信する速報性に優れたメディアとして「〜なう」という流行語の発信源となったメディアです。そのため、スポーツ観戦やアニメ視聴などによるテレビ実況ツイートが行われやすいSNSです。さらに、ゲリラ豪雨や降雹などの天候の変化、地震などの出来事が起きた際にも言及数が一気に高まります。
現在は時系列順にタイムライン表示されない場合もあるため、薄れつつある部分になってきています。
X(Twitter)の特徴②:拡散性
X(Twitter)の特徴的な機能として、リポスト(RP)機能があります。Twitter時代にリツイート(RT)と呼ばれていたものです。これは、他の人の投稿を自分のタイムライン上で再び投稿するもので、興味深い投稿を自身のフォロワー全員と共有することができます。なお、現在は投稿のことをツイートではなく、「ポスト」と表現されます。
リポスト機能があるため、X(Twitter)キャンペーンは他のSNSと比べても拡散しやすく、効果的にマーケティングを行うことができるのが特徴です。また、広告を使わないオーガニック投稿の場合にも、バズと呼ばれるポジティブな拡散が行われる可能性があります。
一方で匿名性が高く、気軽に投稿できるメディア特性や拡散性からSNS炎上の舞台になることも多いのがX(Twitter)です。炎上リスクについての詳細は以下の参考記事も確認してください。
関連記事:【SNS炎上最新情報】2023年に起きた炎上件数ランキング!言及数まとめ
関連記事:SNS時代の炎上対策!すべての企業が気をつけるべきこととは
X(Twitter)運用効率化のためにはツール利用を検討しよう
X(Twitter)運用は、投稿作成・分析・コメント返信の繰り返しです。
特に、分析に時間がかかってしまう場合が多いようです。そのため、時間がかかる分析作業を自動化することで効率の良い運用が可能となります。
運用管理ツールを利用してレポートの作成を自動化すると、削減できた時間をより良い分析に時間を使うことができます。さらに、より良いコンテンツ企画や制作、X(Twitter)キャンペーンや広告活用へ時間を充てることで高いマーケティング成果を求めることができるでしょう。
おすすめ:X(Twitter)運用管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」
「コムニコ マーケティングスイート」は、投稿作成・分析・コメント管理機能があるクラウドツールです。
特に、企業で複数アカウントを運用している場合や、X(Twitter)のほかにInstagramやFacebookなど複数媒体にまたがってSNS運用を行っている場合には利用を検討したいツールです。
「リスクを軽減し、安定して運用したい」「確認や承認作業の手間を減らしたい」「分析やレポート作成をある程度自動化して投稿作成に力を入れたい」とお考えのSNS運用者におすすめです。
大手企業を中心に2,200件以上*のSNSアカウント運用実績がある株式会社コムニコが運用担当者目線で開発・提供しています。(*2024年3月時点)
X(Twitter)運用のポイント:投稿
企業がX(Twitter)アカウントを運用する場合は、投稿頻度を保つ必要があるため、投稿ネタに困るという悩みをよく伺います。自社コンテンツの活用やトレンド入りしやすいモーメントなどを活用して投稿作成し、投稿予約を行うことで定期的な配信を行うようにしましょう。
企業のX(Twitter)投稿ネタ例
- 創立記念日
- 新商品発売/新サービスリリース
- 発売・リリース●周年
- 祝日や企業にちなんだ記念日など
自社サービスや商品に関連したネタ(名称やカテゴリなど)があればできるだけ投稿できるようにしておきましょう。
事前に1ヶ月分の投稿をコンテンツカレンダーなどの形で用意しておき、予約投稿を行うのが一般的です。
そのほかに、その日話題になっている事柄への投稿もできると、なお良いでしょう。
関連記事:プロが教えるSNSライティングのコツ
関連記事:<無料ダウンロード付!>SNSアカウント運用の便利アイテム、コンテンツカレンダーの作り方
「コムニコ マーケティングスイート」では昨年トレンド入りした実績のある記念日キーワードをカレンダー表示することができるため、投稿のアイデアを見つけることができます。また、投稿によるSNS炎上を防ぐため、事件災害カレンダーを使って炎上危険日を事前に把握しておくことが可能です。
X(Twitter)運用のポイント:分析
SNSマーケティングを始める際には「バズる」投稿を求められる場合も多いでしょう。しかし、企業のマーケティング活動に利用する場合は必ずしもバズ=リポスト数だけを見れば良いというものではありません。
X(Twitter)分析で確認すべきポイント
分析を行う際に確認しておきたいのは、X(Twitter)運用のKGI、KPI。
目標のために追うべき指標を確認しておきましょう。
例えば、KGIをウェブサイトからの購入数にするならKPIはクリック数になるでしょうし、認知目的の場合はインプレッション数やリーチ数が指標として確認できそうです。
その上で、コンテンツの投稿時間、内容は適切か、投稿者やカテゴリによって分析することでフォロワー増やエンゲージメント増を目指していきましょう。
関連記事:X(Twitter)、Instagram、FacebookのKGI・KPIの考え方
関連記事:KGI・KPIはどう見直す?書籍リリース記念ウェビナーレポート
X(Twitter)分析に使えるツール
- Xアナリティクス(https://analytics.twitter.com)
X(Twitter)で確認できる公式の無料ツール。投稿数やインプレッション数、エンゲージメント数などのアクティビティが確認できる。無料で利用できるが、データのダウンロードやカスタマイズは不可。
関連記事:X(Twitter)アナリティクスを使った分析・解析方法を徹底解説! - 「コムニコ マーケティングスイート」
自社アカウント分析機能、競合比較機能が可能なツール。分析機能では、自動レポート出力ができるため、上長やチーム報告・確認が必要な場合は大幅な時短が可能。月額費用はかかるが、投稿予約から分析、コメント管理が行えるのが特徴。支店やブランドが多く管理するアカウント数が多い場合は特におすすめ。
企業アカウントにおすすめのツール機能
メモ機能
X(Twitter)の投稿予約はXからも無料で利用可能です。
しかし、誰がいつ実行したものか記録が残らないのが欠点でもあります。企業アカウントの場合は実行の記録やコメントを残すことが必要となるでしょう。そのため、効率の良いX(Twitter)運用を目指す場合はツール利用を検討してみましょう。
「コムニコ マーケティングスイート」では、投稿予約やコメント管理の際にメモを残すことが可能です。
投稿プレビュー・承認機能
投稿予約の際は、上長にワードやエクセルの形で投稿案の承認をもらう場合も多いと思います。実際の投稿イメージがないまま承認を受けて投稿している場合や、出先で確認しづらいという声をよく伺います。しかし、テスト投稿や承認に手間がかかるからといって個人の判断で投稿を行うのはSNS炎上の可能性が高くなるため、おすすめできません。
「コムニコ マーケティングスイート」では、投稿プレビューをメール送信し、スマートフォンなどからでも確認できる3段階の承認機能が利用できます。確認作業の手間を減らしながら、投稿プレビュー機能によって確実な投稿予約を行えるため、多くの企業アカウントが利用しています。
【無料配布】X(Twitter)分析で使えるレポートフォーマット
分析で得られた成果は月ごとにレポートにしてまとめておくようにしましょう。報告の際に使えるレポートフォーマットは以下からダウンロードできます。
まとめ
X(Twitter)は無料で使え、拡散力が強く手軽に投稿ができるため、アカウントを始めるのは簡単です。
しかし、継続して運用していく場合にはX(Twitter)運用の効率化が必要です。「コムニコ マーケティングスイート」のようなツールを使って分析レポートの自動化や投稿予約を行っていきましょう。
「コムニコ マーケティングスイート」を利用すると、レポートが自動で生成され、数値を確認しやすくなります。分析が容易になるだけではなく、6ヶ月先までの事前投稿予約を行うことが可能となります。
例えば、CMに出演しているタレントさんなど自社に関係する有名人の誕生日のお祝いや自社に関するモーメントを逃さず投稿することができたり、休日に投稿ネタがある場合に業務時間外でも投稿できるようになったりという利点があります。
また、投稿承認機能を用いて炎上を予防することもできるでしょう。複数名の目を入れることでリスクを軽減することができますし、過去に災害や事件が起こった日を事前に確認できるのでリスクのある日も事前に確認できます。
さらに、投稿内容はプレビューで確認することができるため、投稿者と承認者でのイメージの違いをなくすことができそうです。
X(Twitter)運用を効率化するために株式会社コムニコではコンサルティングも行っています。複数のSNSアカウントをまとめて効率化したい場合や運用代行などお気軽にご相談ください。
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2018年に株式会社コムニコへ入社。コンテンツクリエイターとして、企業・自治体のSNS企画・運用・コンテンツ制作を行う。コムニコが持つ知見を広めるために編集経験を活かして「We Love Social」運営・編集・記事執筆などのコンテンツマーケティングを担当。一般社団法人SNSエキスパート協会認定講師としてSNSに関する安全で正しい知識の啓蒙にも努めている。