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X(Twitter)でインプレッションを増やすには?アルゴリズム解説と成功事例12選!

「最近X(Twitter)のインプレッションが増えない」とお悩みの声をよく聞きます。この記事では、X(Twitter)のおすすめ表示に関わる「アルゴリズム」を解説。その上で、企業公式アカウントが参考にしたいインプレッション数増加事例を厳選し、ポイントを現役SNSマーケターが解説します!

よくあるお悩み「X(Twitter)でインプレッションを増やすには?」

企業のSNSマーケティングを支援する株式会社コムニコで、コンテンツクリエイターをしている深谷です。私は現在、食品/製薬/エンタメなど、さまざまな企業アカウントの企画・運用・コンテンツ制作に携わっています。

多くの企業アカウントの運用支援を行う中で、近年X(Twitter)のインプレッション数減少に悩んでいるご担当者様が多くなってきたと感じています。

インプレッション減少についてX社より公表されていることが無いため、明確には言えませんが、「いいね表示」がなくなったことが一因だと考えられています。いいね表示がなくなったことにより、他の人がいいねした投稿がおすすめとして流れなくなり、投稿が広がりにくくなりました。

ほかに、「おすすめ」表示が増えたことでフォローしているしていないに関わらず、アルゴリズムの影響が強くなったと考えられます。

インプレッション数はX社の仕組みやアルゴリズムに強く影響を受けます。そのため、この記事ではまず、インプレッションを増加させるための基礎となるアルゴリズムを解説します。次に企業のX(Twitter)公式アカウントで再現性の高い事例や興味深い事例を紹介し、SNSコンテンツクリエイター目線で好事例のポイントをそれぞれ解説していきます。

企業の公式アカウント運用担当の方の参考にしていただければ幸いです。

X(Twitter)アルゴリズム解説

X(Twitter)のアルゴリズムとは、ユーザーの興味が高いと思われるおすすめコンテンツを表示させる仕組みのことです。X(Twitter)では、より良いと評価されたコンテンツがおすすめとしてタイムラインに現れます。

2023年3月にXから公開された情報によると、ある投稿(ポスト)へのコメント(リプライ)に対してさらにコメント(リプライ)を返すこと、つまりコミュニケーションが評価されやすいようです。ほかに、ポストに興味を持って2分以上滞在されることや動画の再生数もポイントとなっています。基本的には、不特定多数のユーザーと双方向でコミュニケーションを取り、ネガティブフィードバックや報告をされないようにする、というSNSを運用する人であれば当然のことを守っていれば問題なさそうです。

投稿の目的を決めながら、バランスよくコミュニケーションをとっていくことが重要だと考えます。

コンテンツ評価のポイント スコア 倍率(いいね基準)

自分のポストに「いいね」される

+0.5 -
自分のポストに「リポスト(リツイート)」される +1 +2倍
自分のポストに「コメント(リプライ)」される +13.5 +27倍
自分のポストから「プロフィールをクリックし、他の投稿にいいねやコメント(リプライ)」される +12.0 +24倍
自分のポストの動画を「50%(半分)以上再生」される +0.005 +0.01倍
自分のポストのコメント(リプライ)に「コメント(リプライ)」する +75 +150倍
自分の「ポストをクリックし、いいねやコメント(リプライ)される」 +11 +22倍

自分の「ポストをクリックし、2分以上滞在」される

+10 +20倍
自分のポストに「ネガティブフィードバック(ミュート、ブロックなど)」される -74 -148倍
自分の「ポストを報告」される -369 -738倍

参考:https://blog.x.com/engineering/en_us/topics/open-source/2023/twitter-recommendation-algorithm

インプレッション増加のためのアイデア:企業の好事例

ここからは、コンテンツ評価のポイントをおさえ、インプレッションの増加が見られた企業の好事例をご紹介します。フォロワー数の大小や広告出稿の有無も関係していると思われますが、オーガニック投稿であっても、一定の成果が見込める再現性の高い事例を中心にポイントを解説しています。

■話題になったコミュニケーション事例:Google Japan

ユーザーとの繋がりがSNSの魅力であり、アルゴリズムに作用していくということを前の章で解説しました。
Google Japanは、「ロゴマークの日」に合わせ、ロゴがグラデーションで構成されているという小話(豆知識)を投稿しました。

 

よくあるお役立ち投稿では終わらず、投稿を見たユーザーから「そういう生き物」に見えると反応があり、X上で関連したイラスト(UGC)が多く投稿され、オリジナルハッシュタグ「#そういう生き物」ができるなど、話題となりました。

特にGoogleを擬人化させたキャラクターとして、かわいらしいイラストが多く投稿されました。

「ニンゲン」と「Google」のさまざまなシチュエーションのイラストが笑いを誘い、X(Twitter)上で広がりをみせました。
Google Japan公式もそういったユーザーの反応に対して、コミュニケーションを創出しました。

ここでのポイントは、生まれたUGCやコメント1件1件への対応ではなく、元の投稿を引用ポストする形で回答したところです。もちろん、個別に対応することでアルゴリズムへの寄与はより高まったと考えられますが、ここまで話題になったものに一つひとつコメント(リプライ)していくのはとても大変ですし、すべてのユーザーに反応することはできないでしょう。

しかし引用したことにより、話題にしたすべてのユーザーがGoogle Japan公式に気づいてもらえたと感じることができます。話題にしたユーザーはGoogleとコミュニケーションができたと感じ、企業に対して愛着を持つようになるでしょう。

◼️ついコメントしたくなるような投稿事例:YouTube Japan

YouTube Japanは、投稿へのコメント(リプライ)でユーザーとのコミュニケーションが頻繁に見られます。
この事例ポイントは、ポスト自体にユーザーがコメント(リプライ)したくなるようなツッコミ所や問いかけがあることです。YouTube Japanからは2つの投稿事例を紹介します。

1つ目の事例は「梅雨シーズンだから滝行」「なんで?」という流れが汲み取れたり、多くのユーザーの「推し」となっているYouTuberを紹介していたりする投稿です。

2つ目の事例では、「副教科の先生が推しだったら誰がいい?」といった大喜利のような問いかけの投稿です。
普段からさまざまなコンテンツを紹介し、コミュニケーションをとっているからこそ、ユーザーもコメントしやすいアカウントになっており、余白のある投稿を敢えて行うことによって、捉え方をファンに委ね、自由に語ることができるのが特徴です。

 

このアカウントでは、コメントしたユーザーに対してコメントを返信しているため、アルゴリズム上のポイントが高くなりさらにインプレッション増加に寄与していると考えられます。コメントは短くても問題ありませんので、ユーザーのコメントに対して肯定的な反応を行うことで、アカウントに対する愛着を醸成することができます。

コメント返信については以下の記事も参考にしてみてください。

参考記事:【SNSで愛される企業に】X(Twitter)で使えるアクティブコミュニケーションのやり方と企業事例7選

■縦長画像で画面占有率をあげた投稿事例:マクドナルド

マクドナルドが投稿した事例は、X(Twitter)アプリ上でみると商品が積み重なってタワーになり、縦長の画像が使われているのが特徴です。オリジナルゲームを題材としているようです。

記事中の埋め込みのように、一部環境ではトリミングされることがありますが、このような画像は、スマホ画面上の専有率が高く非常に目立ちます。たとえば、高速でスクロールしても、タイムライン上で目立ち、結果としてアクションが増え、インプレッションが増加するということが考えられます。

もちろん、どんな画像でも効果が出るわけではありませんが、縦長画像を活用できそうな場合はぜひ参考にしてみてください。

■縦書きテキストで画面占有率をあげた投稿事例:わかさ生活 広報部

わかさ生活 広報部は、X(Twitter)特有の七夕テンプレートを活用しています。こちらは画像クリエイティブは使っていませんが、テキストを縦書き形式で配置することによって画面専有率を上げています。

このように縦長に投稿すると、画像同様少しでもタイムライン上で気づいてもらいやすくなります。

縦書きが活用しやすい記念日は、七夕(7月7日)、俳句の日(8月19日)、敬老の日(9月16日)、お正月・元旦(1月1日)などがあります。「使える画像がない」という場合でも活用しやすい施策です。

縦書き・短冊のテンプレートやその他の七夕投稿アイデアは以下の記事も参考にしてみてください。

参考記事:七夕に使える!SNSアイデア・投稿ネタとは?企業アカウントの事例13選!

■ユーザーに楽しんでもらえるゲーム形式の事例:味の素冷凍食品オンラインストア【公式】

味の素冷凍食品オンラインストア【公式】は、GIF投稿をうまく活用しました。アルゴリズム上、完全視聴された動画はコンテンツの質が高いと評価され、プラスの影響があります。

この事例では、「ギョーザが天の川を流れる」というツッコミどころに対してコメントしやすい状況となっており、さらに、GIFをタップまたはスクショさせることで滞在時間を長くすることができています。七夕にトレンド入りしやすい「#七夕の願い事」というハッシュタグを活用しているのもポイントです。

また、GIFのスピードを早くして難易度を上げることでタップの回数を増やし、滞在時間を伸ばすことができている可能性があります。アルゴリズム上優位になるような反応を促すため、いろいろな工夫を凝らしてみましょう。

■複数枚投稿でタップを促している事例:ファミリーマート

ファミリーマートでは、投稿を一部トリミングされた状態の複数枚画像にすることで、ユーザーの好奇心を刺激しています。

画像のタップ数や投稿のクリック数、滞在時間を増やすとアルゴリズムに作用してインプレッション数増加が見込めます。

4枚の画像をタップして詳細を確認させるような投稿画像のテンプレートはこちらからダウンロードできます。

原寸画像付きSNS担当者のための画像サイズ

お役立ち資料>>原寸画像付き:SNS担当者のための画像サイズ早見表

■ビッグモーメント「猫の日」に合わせた投稿事例:ハーゲンダッツ

ハーゲンダッツの投稿はビックモーメントである「猫の日」に合わせてアイコンを変更したことを伝えています。このような「#〇〇の日」は、企業公式アカウントも参加しやすく、インプレッションを増やせる施策です。

こうした「#〇〇の日」などの記念日は、一般ユーザーや企業が同時にポストしてトレンドになることが多く、タイムラインの他に、トレンド欄からの流入も見込め、インプレッションが増える傾向にあります。

クリスマス、バレンタインデーなどのイベントのほか、X(Twitter)特有のムーブメント、猫の日や#いい推しの日なども逃せません。

ちなみに、最も盛り上がる「猫の日」は2月22日ですが、8月8日「世界猫の日」や8月17日「黒猫感謝の日」も話題になりやすい日となっています。X(Twitter)ユーザーとのコミュニケーションの起点ともなりやすいため、以下の記事も確認しておきましょう。

参考記事:「猫の日」に話題化を目指す!企業アカウントのSNS投稿事例10選

■2択クイズ投稿事例:スシロー

スシローは2択クイズの投稿をしています。「どっちが〇〇でしょう?」「〇〇派?〇〇派?」のように、リポスト(リツイート)といいねの2択を活用したクイズ投稿です。暇つぶしに見る人も多く、投稿への滞在時間が短い場合も多いSNSでは、「感想を教えてください」のような反応に時間のかかるものよりも「どちらか」など、簡単にアクションできるものの方がエンゲージメントが高まりやすい傾向にあります。

この事例のように、「リポスト」または「いいね」の2択にすると、自然に反応を促すことができます。特にリポストは拡散が見込めるので、確実にインプレッション数を増加させることができる施策です。

この他に、関連した絵文字「🐟」などをコメントしてもらうのもよいでしょう。

■画像クイズ投稿事例:ギリシャヨーグルト パルテノ

ギリシャヨーグルト パルテノは画像を使ったクイズ投稿を行いました。「#白の日」という記念日にちなんで、白いヨーグルトを4種提示しています。この事例のように選択肢をに番号を振っておくと、答えをコメント(リプライ)しやすくなりますね。モデルのアンミカさんの発言でミーム化した「白って200色あんねん」も彷彿とさせます。

こうしたクイズ投稿では、解答を考える時間やアクションのために滞在時間が伸びやすく、アルゴリズムに良い影響があると考えられます。可能であればモーメントに合わせて投稿し、効果を増大させましょう。

■気になる解答を画像タップで発表した事例:ひふ研(第一三共ヘルスケア)

ひふ研(第一三共ヘルスケア)の事例は、クイズではありません。知っているようで知らない「軟膏とクリームの違い」について、ユーザーに問いかけています。

複数枚画像投稿の場合に一部がトリミングされる仕組みを活用して、ページをめくるように回答を発表しているのがユニークです。画像をタップすることで「その他のアクション」や滞在時間が増え、アルゴリズムに寄与し、結果としてインプレッションも増やせる可能性があります。

SNSごとの画像の仕様や最適な画像サイズは以下の記事も参考にしてください。

参考記事:SNS投稿に最適な画像サイズ一覧!X(Twitter)・Instagram・TikTokなど

他アカウントからの誘客に成功した企業間コラボ事例

企業間コラボとは、2社以上の企業アカウントがお互いに引用したり、メンションをつけたりする施策です。コラボをすることによって話題性や認知拡大につなげることができます。

■自社内でのブランドコラボ事例:チキンラーメン ひよこちゃん

チキンラーメン ひよこちゃんのアカウントでは、同じ日清食品グループのブランドである「カレーメシくん」のアカウントとコラボ。「チキンラーメン ひよこちゃん」「カレーメシくん」のキャラクターが争うという、自社内だからこそできるチャレンジ要素を含んだツッコミ所のある投稿を行いました。

フォロワー傾向が似ていると考えられ、お互い良い影響を与えています。

企業のSNS活用が当たり前になっており、自社内で複数のブランドのアカウントを運用しているという場合もあると思います。そうした場合は、アカウント間の紹介として「コラボ」を活用してみてはいかがでしょうか。

■異業種企業とのコラボ:TOEIC×【公式】バイオハザード / RESIDENT EVIL PORTAL Official

TOEICが制定した「#TOEICの日」に関連して異業種企業とのコラボを行った事例を紹介します。英語の検定試験である「TOEIC」と、ゲーム内のセリフが基本的に英語である「バイオハザード」が英語という繋がりでコラボしています。

  • TOEIC側は「バイオハザード内のセリフ」の英訳クイズ
  • バイオハザード側は「バイオプレイヤーしか正解できない英語クイズ」

これによって、お互いのフォロワーにアカウントの存在を知ってもらうことが期待されます。可能であれば挑戦したい、他の企業アカウントとのコラボ投稿の事例です。

コムニコでは、企業間コラボの支援も行っていますので、詳しくはお問い合わせください。
>>企業間コラボ支援やコンサルティングについてコムニコに相談する

参考記事:【事例付き】X(Twitter)・Instagramを活用した企業コラボのやり方ガイド

まとめ

この記事ではインプレッションを増やすための基礎的な部分であるX(Twitter)のアルゴリズムや企業アカウントの好事例をご紹介し、現役SNSマーケターである深谷が解説しました。

認知を目標としているアカウントであればインプレッションという数値は重要です。
インプレッションに課題を感じている場合、オーガニック投稿のみで急速に改善させていくことは難しいですが、目的を定めて投稿し、フォロワーと少しずつコミュニケーションをとっていきましょう。

SNS運用支援はコムニコへ相談を

株式会社コムニコは、企業のX(Twitter)運用支援・コンサルティングを行っています。課題に合わせた部分的な支援も可能です。X(Twitter)のインプレッションにお悩みの場合、投稿企画やクリエイティブがマンネリ化している場合などはぜひ、コムニコにご相談ください。

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