誘客に繋げる!ホテル・観光業界のSNS活用事例まとめ

誘客に繋げる!ホテル・観光業界のSNS活用事例まとめ

依然として厳しい状況が続く観光業界。SNSをどう活用し、誘客に繋げていけばよいでしょうか?

「これからSNSを活用したい」「SNSを効果的に運用したい」とお考えのホテルや旅館、レジャー・旅行業といった観光業界のみなさまに向けて、効果的なTwitter・Instagram・Facebookの事例を紹介しています。
この記事で、ホテル・観光業界がSNSを活用する必要性やメリット、実際の効果を学び、実践していきましょう。

ホテル・観光業界がSNSを活用する必要性

TwitterやInstagram、FacebookなどのSNS利用者数は年々増加し、その影響力も増しています。
とくに、情報があふれる現代においては認知から興味、比較検討までをSNS上で行い、予約をするためにGoogleやYahoo!で検索するという行動が増加しているといわれています。

旅行検討層においても、SNS上で認知し、「いいね!」などエンゲージメントをすることで好感度を高め、ソーシャルメディア検索(タグ検索)で比較検討。予約をするためにGoogleやYahoo!検索を行って購買(予約)、その後自分の体験をSNS投稿(UGC)し、その投稿をみたユーザーが認知、いいね!をするという循環が生まれています。

比較的検討期間の長い観光業においては、SNSを活用して潜在顧客とのつながりを持ち、興味関心や好感度を高めて行くことが、来訪者を増やすきっかけとなります。


sns_travel参照:「コロナ禍の生活におけるインターネットやSNSからの“情報”に対する意識と旅行」に関する意識調査
JTBの調査によると、SNSをつながりや移動のきっかけにしている割合は「SNSの投稿を見て行ってみたいと思った場所にでかけた(17.2%)」、「SNSで知った情報でいいと思ったものを購入した(16.2%)」の順で高くなっており、2020年はコロナ禍において例年より低い結果となりました。「SNSは見るだけで投稿はしなくなってきた(24.4%)」という割合は減少傾向にあり、体験したものやサービスについての口コミの投稿が期待できます。
SNSは自社の情報発信の場だけではなく、利用者のリアルな声を知る場にもなっているのです。

気軽に旅行できない今こそ、SNS活用をして好感度の高い認知を広め、第一想起される観光地・ホテルとなるブランディングを行っていくことが必要です。

実際の効果:フォロワーの33%が観光に訪れた

ここで、株式会社コムニコで実際に運用を行っている、高知県観光公式Twitter、Instagramアカウントで2020年に行った調査結果をご紹介します。

アカウント運用開始から約半年後、SNSによるフォロワーの態度変容を調査するために、フォロワー、非フォロワーを対象にオンラインアンケートを実施しました。アンケートは、Twitter、Instagramの投稿で呼びかけ、有効回答数531名(フォロワー:365名 ノンフォロワー:166名)となっています。

■SNS活用によるフォロワーの態度変容調査の結果

  • フォローのきっかけは「キャンペーン」が最多の78%
  • 「興味を持つようになった」が48%、「魅力への理解が深まった」が47%
  • フォロワーの33%が高知に観光へ訪れたと回答
  • 「観光の計画を立てた」は34%となり、今後の来訪へのロイヤリティを高めた

調査から、プレゼントキャンペーンをきっかけにフォローしたユーザーが多く、フォローから有名観光地以外の情報も伝える投稿を見て観光意欲を高めていったことがわかりました。
実際にフォロワーの33%が観光で訪れたと回答しており、観光平均消費額から推測した経済効果は約6.5億円*という結果が出ています。
*2019年7月上旬~2020年2月上旬(調査時点)の約半年間の実績

SNSで観光意欲を高めることで実際の来訪へとつながるきっかけとなることがおわかりいただけたかと思います。

参考記事:フォロワーの3割が観光へ訪れた!推定経済効果6.5億円*高知県観光のSNS運用成果

SNS活用のメリット

  • 動画や画像を使って世界観を繰り返し訴求し魅力を伝えることができる
  • フォロワーに対しアクティブコミュニケーションを行うことで細やかな対応ができる
  • フォロワーの推奨意向(NPS)が高くなり、良質な口コミやUGC増が期待される
  • 0円から始めることができる(広告やキャンペーンを行う場合は除く)

繰り返し訪れ、周囲におすすめしてくれるユーザーを増やすためにはSNS活用が効果的です。
宿泊キャンペーンや美しい動画像の投稿をきっかけに興味関心を持ち、フォロー。その後、良質な投稿やコミュニケーションをもとに来訪意欲を醸成していく、ということが可能となります。
フォトコンテストなどのハッシュタグキャンペーンを行っている場合、来訪者による好意的な投稿(=口コミ)が増え、そのフォロワーへも訴求することができます。

そのためにまず必要なのはユーザーとの接点。
従業員にフォローやアクションを促すこともひとつの手ですが、一般的には広告やプレゼントキャンペーンを行って接点を増やしていくことが定石です。
接点は、インプレッション数をチェックしていくことをおすすめします。
インプレッションとは、ディスプレイに表示された数のことで、どれだけ投稿が表示されたか=閲覧されたかという数となるため、予約サイトや特設サイトなどHPのPV数と同様に重要な指標となります。

インプレッションを高めるためには、広告やキャンペーンのほか、良質な投稿などのユーザーアクションが起こる投稿を行うことが必要です。SNSにおいてSEOに当たる部分はアルゴリズムによって決められていますが、基本的にフォローやいいね、RTや保存といったアクションが多い投稿が表示されやすくなっています。

参考記事:【2021年最新】Instagramのアルゴリズムを理解しよう

ホテル・観光業界のSNS投稿事例

投稿コンセプトの基本は、ユーザーメリット×オリジナリティ。
SNSユーザーが「見たい」「広めたい」と思うようなメリット、感動や驚きがある、楽しい、ワクワクする、役に立つ、面白い、癒やされるといった愛され要素に独自性をもたせていくことが大切です。
これを踏まえて、高エンゲージメントを獲得した投稿事例をTwitter、Instagram、Facebookの順に見ていきましょう。

■ヒルトン東京【公式】

フェアや宿泊キャンペーン情報を絵文字を交えた、固くなりすぎないトーン&マナーで投稿しています。
来館者投稿に対して「いいね」対応などのアクティブコミュニケーションを行うことで好感度を高めています。ホテルアカウントの品の良さはそのままに、Twitterらしい活用をしているのが特徴です。

他ホテルでもカレーフェアを同時期に行っていましたが、Twitterのユーザー属性を理解した投稿で差別化したことで、多くのエンゲージメントを獲得。誘客につなげました。

■【公式】コンフォートホテル

全国のコンフォートホテルを周辺観光施設とともに紹介しているアカウント。
「#今日のコンフォートホテルあるある」として、あるあるネタを定期的に投稿することで親しみやすさを持たせています。

プレゼントキャンペーンはRTやいいねで回答を絞ることでユーザーが回答しやすい投稿を行っています。
参加ハードルを下げることでキャンペーン参加者=フォロワーも増えやすくなります。
ユーザー回答を促すには、カンバセーショナルカード(カンバセーションボタン)の活用も有効です。

■ホテル椿山荘東京 Hotel Chinzanso Tokyo

フェア情報のほか、スタッフならではの視点で隠れた名スポットを紹介するアカウント。
ハート型の紫陽花に対して「まだ見れますか?」というコメントからコミュニケーションが生まれています。
客室やサービスだけではなく、別の見どころを紹介することも来客につながるきっかけとなることがわかる事例です。

■高知の自然🏞観光情報発信中

UGC(User generated content)中心に高知の絶景・名所・グルメを紹介するアカウント。
投稿画像だけで見どころがわかるよう、写真にキャッチコピーを入れています。こうすることで、フィードだけではなく、発見タブからも分かりやすくなります。
エッセイと合わせることでバーチャル旅行を演出し、コロナ禍でも観光意欲を醸成する投稿となっています。
プレゼントキャンペーンやフォトコンテストも開催しています。

■JTB公式Instagramアカウント

旅に行きたくなる情報を紹介するアカウント。
美しいUGC(User generated content)を使用することでカタログ感をなくし、Instagramユーザーに届きやすい投稿となっています。オリジナルハッシュタグ 「#joytb」をつけて写真投稿を促し、投稿写真を紹介しています。

遠出を控えたいというコロナ禍の観光情勢に合わせ、改めて近くの魅力を発見する旅行スタイルである「ステイケーション」を提唱。 投稿文で「最近、お住まいの地域内で、ステイケーションを楽しんだ方はいらっしゃいますか?」と問いかけることでコメントを訴求しています。

■宮古島 東急ホテル&リゾーツ

お知らせのほか、ホテル周辺の情報を投稿しています。
SNSでは祝日や記念日のほか、天体ショーもトレンドにのぼることが多くなっています。
美しい写真や動画に100字以内の文字数で投稿することで目をひきやすい工夫をしています。

以下の投稿では、ホテルから見える美しい夜空の写真を使い、「ペルセウス座流星群」に関連させています。

コーヒーマシンがアップになった、客室の何気ないカットを紹介した投稿では、写真から美しい景色を眺めながらコーヒーをいただけることがわかり、滞在の様子を想起させる内容となっています。
一歩お客様に寄り添った投稿は、SNSで効果的に働きます。

■ホテルオークラ東京ベイ

イベントの紹介や時節の挨拶を中心に運用されています。
特に、開業記念日などの投稿はお祝いの意味でのいいね!やコメントがつきやすくなる傾向があるので、計画的に投稿スケジュールに組み込みましょう。

まとめ

観光業においては「公式SNS」と「口コミ」が検討に大きな影響を与える情報源となっており、SNSを活用することで来訪意欲を高めることが可能なことがわかりました。
9つのSNS投稿事例では、観光業界ですぐ使えるポイントをお伝えしました。キャンペーンやユーザーが興味をひくようなSNS投稿を使って接点を増やし、比較検討の際に選ばれやすいよう満足度を高めていきましょう。

こちらから観光業界を含むSNS運用の成果を、実際の数値とあわせてダウンロードいただけます。
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