Twitter施策として人気のTwitterキャンペーン。ユーザーが手軽に応募できる一方で、企業側は抽選・当選発表・景品発送など、手動では手間やミスが発生しやすく、事務局対応を効率化するツールの利用は、キャンペーンの安全で簡単な実施に必要不可欠といえます。
ですが、Twitterが2023年3月30日に発表した新APIへの移行が影響し、サービス停止するツールも出てきました。
今回は、Twitterキャンペーン実施の流れと、新API移行の影響を抑え事務局作業を効率化するツール「ATELU(アテル)」の便利な機能をご紹介します。
>> キャンペーンにかかる作業時間を60%削減!キャンペーンツール「ATELU」
Twitterプレゼントキャンペーンのやり方
まずは、Twitterキャンペーン開始後の応募者収集から賞品の発送に至るまでの事務局で行うべき作業の流れを見ていきましょう。手動で行うと時間がかかるため、キャンペーンツールを利用するのが一般的です。初めてキャンペーン施策を実行する場合はツールの導入も視野に入れて、早めに情報収集をしておきましょう。
Twitter上でよく行われている、アカウントのフォローと特定のツイートをリツイートして応募するプレゼント企画(いわゆるフォロー&リツイートキャンペーン)を例に、応募から景品発送までの流れを紹介します。
リツイート収集(応募者リストの作成)
応募者を把握するため、リツイートしたユーザーをリスト化します。
リツイートしたユーザーは各ツイートの「リツイートしたユーザー」から見ることができますが、実はここでは約100名程度のユーザーしか表示されません。この中から抽選を行うことも可能ですが、厳正に抽選を行うには、ATELUのような、リツイートしたユーザー(応募者)をリスト化できるツールの導入が必要となります。
フォローされているかどうかチェック
多くのキャンペーンがフォローを条件としている主な理由は、フォロワーを効率よく増やすためです。加えて、当選通知となるダイレクトメッセージ(DM)をスムーズに送るためでもあります。
DM受信者側の設定によっては、自身がフォローしていない人からのDMを受け付けない設定になっている人もいるため、当選通知を送る可能性がある場合は、必ずフォローを応募条件にしておきましょう。
応募者リストのうち、フォローしてくれていない人は応募条件を満たしていないので、抽選前にリストから除外します。当選人数が少ない場合は、抽選後にフォローチェックを行っても良いでしょう。
フォローチェックは、一人一人のアカウントを見てフォローしてくれているかを確認しなければなりませんが、抽選ツール「ATELU」を使用するとシステムが自動でフォローチェックを行ってくれます。
抽選
応募条件を満たしている応募者リストが作れたら、抽選を行います。抽選は公正に行うため、くじ引き・抽選ツールやランダム関数などを使います。
繰り上げ当選を行う可能性があるときは、当選者に加えて、補欠当選者も選んでおくと良いでしょう。補欠当選者は、当選人数の2〜3割程度の人数がおすすめです。
当選DMの送信/賞品送付先情報の取得
選んだ当選者に対して、ダイレクトメッセージ(DM)で当選を通知します。
賞品の発送がある場合は、お届け先の住所や氏名を提供してもらう必要があります。こういった場合は、個人情報の取り扱いに適した専用のWeb入力フォームを用意し、そこに情報を登録してもらうようにしましょう。
DM内に直接書き込ませてしまうと、アカウント情報が流出した際に個人情報まで流出してしまう可能性があります。また、DMに書き込まれた個人情報は(相手側が削除しない限り)破棄ができないため、個人情報管理の側面でも適切ではありません。
当選通知DMには、参加のお礼や当選のお祝いメッセージ、お届け先登録フォーム、フォーム入力期限、当選に関する注意事項などを記載しておきます。フォームの入力期限は、当選通知から1週間程度がおすすめです。
繰り上げ当選
当選DMが送信できなかった、あるいは期限までにお届け先情報の入力がなかった場合などは、繰り上げ当選を行います。予め繰り上げ当選を行う可能性を見越して、スケジュールを立てておくと良いでしょう。
賞品発送
お届け先情報が揃ったら、賞品を発送します。発送時は、賞品とあわせて挨拶状(送付状)を同梱すると丁寧です。内容や賞品によっては「当選しました」とユーザーが投稿し、新たなUGCが創出されることもあります。賞品が届いた後、つい投稿したくなる工夫をしてみるのもよいでしょう。
発送には、追跡可能なサービスを使用することをおすすめします。
関連記事 >> Twitterキャンペーン終了後のフォロワー離脱を抑える方法
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Twitter 新APIへの移行に関するキャンペーンへの影響
Twitter社は2023年3月30日に新APIを発表しました。すでにさまざまな報道がなされているとおり、活用するためには高額な有料APIを利用する必要が出てきました。そのため、サービス継続には新APIへの移行が必須となり、さまざまな会社が提供するTwitterキャンペーンツールなど支援ツールへ影響が出ています。主な影響は以下の通りです。
- 一部機能が縮小・廃止
- 利用料金の増額
- ツール開発・サービス提供の停止
「ATELU(アテル)」では、Twitter Official Data PartnerであるNTTデータ社の「Twitterデータ提供サービス(インテグレーション)」によるデータ提供を受けることで、新API移行の影響を最小限に抑えています。
ATELUを使って応募者リストを作成
キャンペーン抽選ツール「ATELU(アテル)」を使用すると、作業をどのように効率化できるのでしょうか?
まずは、応募者リストの作成です。
前述のとおり、各ツイートの「リツイートしたユーザー」では、応募者のうち約100名程度しか確認することができません。公正に抽選を行うためには、公開アカウントでリツイートしてくれたユーザーをすべてリスト化する必要があります。
ATELUを使用すると、キャンペーン応募期間と応募ツイートを指定しておくだけで、自動で応募者リストを作成してくれます。さらに応募者リストには、応募者のツイート数やフォロワー数、過去のキャンペーン参加数や当選回数(ATELUを使用したキャンペーンに限る)も一覧に表示されるため、どんな人が応募してくれているかを把握することができます。
対応しているキャンペーンは、フォロー&リツイートキャンペーンをはじめ、ハッシュタグ投稿キャンペーンやカンバセーションボタン(旧カンバセーショナルカード)を使ったキャンペーン、引用リツイートのキャンペーンなど、ほぼすべての手法に対応しています。
ATELUを使ってランダム抽選
キャンペーンが終了し、応募者リストが完成したら抽選を行います。
応募者リスト左上の「ランダム抽選」をクリックすると自動で抽選が実施されます。フォローの有無はもちろん、過去のキャンペーン参加数や当選回数などでフィルタリングして抽選を行うことも可能です。また、キャンペーン応募だけを目的とした不正な懸賞BOTアカウントを当選から排除する機能も備えています。
ランダム抽選を行うと、当選者には「当選者」フラグが追加されます。このとき、補欠当選者も同時に選定され、補欠当選者には「候補者」フラグが追加されます。コンテスト形式など、手動で当選者を選びたい場合は、応募ユーザー欄の「当選者に追加」をクリックすると、当選者フラグが追加されます。
ATELUを使って当選通知を一括配信
当選人数が多い場合、手動で当選DMを送ると大変な手間がかかり、さらに、宛名を変更したりパラメータを変更したりするとなると、送信ミスも発生しやすくなってしまいます。
ATELUには、抽選時に当選フラグをつけたユーザーに対して一括で当選DMを送信する機能があるため、これらの手間やリスクを軽減することが可能です。
当選DMは、配信日時を予約でき、予約した時刻から自動で配信が開始されます。ユーザー名やシリアルコードを変数で挿入することもできるので、当選者ごとに宛名やパラメータを変更することも可能です。
当選DMを配信したら、個人情報の入力完了を確認し、賞品を発送します。
ATELU画面上で成果を確認
キャンペーンは「やって終わり」ではなく、当初の目的をどの程度達成できたのか、最終的な分析と振り返りを行うことが重要です。ATELUには簡易分析機能があり、フォロワー数の増加や推定リーチなどのデータを数値とグラフで表示してくれます。
フォロワー増加が目的の場合は「新規獲得フォロワー」数値を、認知が目的の場合は「推定リーチ」数値を見るなど、目的に応じて見るべき数値は異なります。しっかりと分析を行い、良かった点やその要因、次回改善すべき点などを明らかにしておくことで、次の施策の成功率を高めることができます。
終わりに
Twitterキャンペーンを定期的に開催することは、フォロワーの満足度向上・関係性構築にも役立ちます。できるだけ手間をかけず、トラブルなく開催するため、ツールの導入もぜひ検討してみてください。
初めてキャンペーンを実施する方には、Twitterキャンペーン初めてガイドのeBookもおすすめです。キャンペーン実施時の注意事項や開催前に使える最終確認事項などがまとまっていますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。
今回ご紹介したATELUの詳しい機能は、ATELUプロダクトサイトにてご確認いただけます。

2011年入社。セールス・コンサルタントとして、業種・業界問わず多くの案件を担当。2019年よりマーケティング領域も兼任し、コンサルタントとしての経験を活かした運用担当者目線のマーケティングを行っている。