X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンのメリットと成功に導く4つのコツ
拡散性が高く、多くの企業が運用しているSNSのひとつであるX(Twitter)。
新商品や最新情報を告知する際によく行われるX(Twitter)キャンペーンは、フォロー&リポスト(リツイート)のみで参加できる手軽なものから、工夫を凝らしたものまで様々な企画があります。
数あるキャンペーンの中でも、当落の結果がすぐにわかるインスタントウィンはX(Twitter)キャンペーンで頻繁に用いられています。しかし、インスタントウィンの効果や拡散力に手ごたえを感じられない場合もあるのではないでしょうか。
インスタントウィンキャンペーンを考えているSNS運用担当者の方に向けて、インスタントウィンの仕組みや注意点、成功のコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
インスタントウィン/オートリプライとは?
ユーザーが条件となるアクション(リポスト等)を行うと自動でリプライが送付される仕組みを【オートリプライ】といい、さらにその中でも当落の抽選がその場で行われる(即時抽選)ものを【インスタントウィン】といいます。
上の画像のように公式アカウントをフォローし、指定投稿をリポスト(リツイート)するとすぐにリプライで当落の結果がわかります。
インスタントウィンを実施するには自動で抽選・リプライを送付するためのツールを導入する必要があります。
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インスタントウィンが人気なのはなぜ?メリットとは
インスタントウィンは、ユーザーと企業の双方にとってのメリットが大きいことから人気があります。
■ユーザー側のメリット
- 参加後に結果がすぐわかる
- 毎日参加できるキャンペーンもあり気軽に挑戦しやすい
- 企画性が高く参加して楽しい
■企業側のメリット
- 参加率が高いため拡散されやすい
- フォロワーを獲得しやすい
- 抽選や当選通知の工数を削減できる
- 言及数が増えX(Twitter)トレンドに入るチャンスもある
コムニコが実施したキャンペーンに関する意識調査の結果、回答者の過半数がインスタントウィンキャンペーンに参加したいと回答しています。
コムニコ実績より、同程度の広告費をかけた場合、応募数・フォロワー増加数は通常のキャンペーンと比較し、インスタントウィンの効果が約8倍高いことが分かっています。
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平均応募者数 | 平均フォロワー増加数 |
インスタントウィンキャンペーン |
77,129 | 24,519 |
通常のキャンペーン |
9,284 | 3,488 |
上記の結果から、X(Twitter)におけるキャンペーンでは、ユーザーに人気、かつ効果の高いインスタントウィンが主流となっており、毎日多くの企業がインスタントウィンを採用したキャンペーンを行っています。
インスタントウィンの違い - リプライ型とウェブ遷移型
リプライ型インスタントウィン | ウェブ遷移型インスタントウィン | |
抽選結果の通知方法 | リプライ+DM | 抽選ページへアクセスして確認 |
機能性 | 企画性の高い施策が実施可能 | 抽選機能に特化 |
Xへの実施申請* |
必要 |
不要 |
X広告出稿* | 必要 *施策内容によって不要の場合もあります |
任意 |
コスト | 広告費もかかり高額 | 安価 |
こんな人におすすめ |
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X(Twitter)インスタントウィンには、X(Twitter)上でリプライによって通知する「リプライ型インスタントウィン」と抽選ページにアクセスして抽選結果を確認する「ウェブ遷移型インスタントウィン」の2種類があります。リプライ型インスタントウィンは画面遷移がなくX(Twitter)上で完結するためユーザーが気軽に応募でき、参加者が増えやすいメリットがある一方で高額です。ウェブ遷移型インスタントウィンの場合は安価にキャンペーンを実施できる一方でウェブサイトへの遷移が発生し、参加途中での離脱も起こり得ます。
そのため、年間を通して複数回キャンペーンを実施する場合は内容に応じて、リプライ型/ウェブ遷移型を選択して施策を実行していくとよいでしょう。「効果は高いが費用がかかるため、まずはスモールスタートでウェブ遷移型インスタントウィンを実施」ということもできますから、ATELUなど、どちらのインスタントウィンキャンペーンも実施できるツールを選ぶと良いでしょう。
インスタントウィンキャンペーンの注意点
インスタントウィンキャンペーンを実施する前にX(Twitter)の仕組みを理解しておきましょう。
■リプライ型のみ:X社への申請が必須
2つの理由から、インスタントウィンキャンペーンを実施する前にはX社への申請を行っておく必要があります。どちらも申請から承認までは2週間〜1ヶ月ほどがかかるため、余裕を持って申請するようにしましょう。
- ダイレクトメッセージやツイート(リプライを含む)の送信数には上限があるため、上限を上げる申請が必要
└認証バッジ取得が必要 - スパム対策のため、リプライやDMに記載するURLの申請(ホワイトリストへの追加)が必要
└IOの発行が必要
■広告の配信
特にフォロワー数の増加を目的とする場合は、新規層への露出を増やすためにも、広告を効果的に活用するようにしましょう。
インスタントウィンキャンペーンを実施するためにはIOの発行が必要です。IOとは、X(Twitter)で広告出稿する場合にX社の認証を受ける広告掲載申請のこと。X(Twitter)で広告出稿をする場合は、請求書払いにでき、一定期間に想定される予算内で運用でき、実施されたキャンペーンに基づいて請求書が発行されるIOの利用が一般的です。
■非公開アカウントのツイートは確認できない
キャンペーン応募者がツイートを非公開設定にしている場合、応募ツイートを確認することができません。キャンペーン応募の注意事項として「公開アカウントであること」を明記しておきましょう。
インスタントウィンを実施する場合は広告出稿もセットでアロケーションするようにしましょう。キャンペーン実施要件や広告費の最低出稿額などの詳細は変更される場合があるため、コムニコなどX(Twitter)広告認定代理店のサポートを受けると安心です。キャンペーンツール「ATELU」とセットで相談してみましょう。
インスタントウィン成功のコツ①:参加ハードルを下げる
応募フローが複雑であったり、キャンペーンに応募する際に感想を書き込まなければならなかったりすると参加者の離脱につながります。キャンペーンを話題化させるためには、できるだけユーザーの手間を省き、シンプルで参加しやすいキャンペーン設計にすることを意識してみましょう。
インスタントウィン成功のコツ②:ガチャ・ゲーム要素がある
インスタントウィン成功のコツの中でも、もっとも重要なのが【ガチャ・ゲーム要素】です。インスタントウィンは毎日大量に実施されており、その場で返信があるだけでは、話題化しづらくなってきています。オートリプライの仕組みを活かし、キャラクターコンテンツやおみくじを配信するなど、ユーザーが楽しめるキャンペーンの仕組みを考えましょう。
インスタントウィン成功のコツ③:何度でも参加できる
毎日参加できるフォロー&リポスト(リツイート)キャンペーンや、ハッシュタグで何度でも参加できるキャンペーンは、参加のたびに拡散されるためインプレッションにつながります。特にインスタントウィンは毎日参加できる仕組みにすることで当選率が上がるため、応募者が増えやすくなります。ただし、期間が長すぎると飽きられてしまうため、1週間程度で毎日挑戦できるキャンペーンがおすすめです。
インスタントウィン成功のコツ④:初動の露出を確保する
どんなに企画がおもしろくても、最初の露出がなければ話題化しないこともあります。ある程度フォロワーの多いアカウントであっても、初動の勢いを確保する必要があります。キャンペーンを実施するときに広告を活用することはもちろん、他SNSの活用やインフルエンサーとのコラボ、オフラインでの告知など親和性の高いユーザーにアプローチできる導線を確保すると良いでしょう。
関連記事:キャンペーン後、フォロワーの離脱を防ぐ方法
インスタントウィンキャンペーンなどを活用してフォロワーを増やすことができても、ファン化せず離脱してしまう場合があります。フォロワー数がKPIである場合など、離脱を防ぐための方法を知りたい方はぜひご覧ください。
まとめ
インスタントウィンキャンペーンはユーザーと企業の双方にメリットが大きいことから大変人気となりましたが、主流となった今「すぐにリプライが返ってくる」だけでは話題化しづらくなってきました。日々、数多く開催されているインスタントウィンキャンペーンと差別化をはかるためには、キャンペーンのコツを掴んでうまく運用することでユーザーが参加したくなるキャンペーンを開催することが必要です。
- インスタントウィンを実施してみたいがやり方がわからない
- インスタントウィンを実施したことがあるが、うまく話題化できなかった
- キャンペーンの企画案に困っている
- キャンペーンでのX(Twitter)トレンド入りを狙いたい
また、株式会社コムニコでは、1,800件以上(2023年3月時点)のSNS運用ノウハウを生かし、インスタントウィンキャンペーン/オートリプライを実施できる、SNSキャンペーン支援ツール「ATELU」を開発・提供しています。リプライ型、ウェブ遷移型両方のインスタントウィンキャンペーンを実施でき、後日抽選キャンペーンやInstagramキャンペーンにも対応しているのが特徴です。
「ATELU」は、X(Twitter)キャンペーンを行う際の応募者の収集、抽選からDMでの当選通知、効果測定や分析などの作業を一括で管理できるツールです。データ管理や作業を自動化することで、人為的なミスを防ぐことにもつながるため、担当者にかかる負担を大幅に軽減できます。ご利用またはご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
2018年に株式会社コムニコへ入社。コンテンツクリエイターとして、企業・自治体のSNS企画・運用・コンテンツ制作を行う。コムニコが持つ知見を広めるために編集経験を活かして「We Love Social」運営・編集・記事執筆などのコンテンツマーケティングを担当。一般社団法人SNSエキスパート協会認定講師としてSNSに関する安全で正しい知識の啓蒙にも努めている。