Twitterキャンペーンのプレゼントはどう選ぶ？当選数と賞品の質の関係性を調査！

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1.Twitterキャンペーンとは？

Twitterキャンペーンは、商品・サービスの認知やフォロワー増加などの目的で活用される、Twitter上でのマーケティング施策です。Twitterは、各SNSの中でもっとも情報拡散されやすい媒体であるという特徴があります。

Twitterキャンペーンは、ユーザーにTwitterでの指定のアクションを行ってもらうことが応募条件となっており、ユーザーのアクションにはさまざまな種類があります。中でも、特定アカウントをフォローし、そのアカウントの特定ツイートをリツイートしてもらうものが主流となっています。キャンペーン期間終了後、当選者のみにダイレクトメッセージで当選通知が届き、当選がわかるという仕組みです。

最近では「インスタントウィン（即時抽選）」という、キャンペーンに参加したらその場で当選結果がわかるタイプのキャンペーンも増えています。当たり・外れがすぐにわかるという手軽さからユーザー人気が高く、多くのキャンペーンで取り入れられています。

こうしたTwitterキャンペーンは、ユーザー・企業双方にメリットがあります。ユーザー側はフォロー＆リツイートなど簡単なアクションで参加するだけでインセンティブを獲得できるチャンスが得られ、企業側は新規フォロワーの獲得やサービス・商品の認知度アップが期待できるのです。
（多くの場合、企業はキャンペーン実施と同時に広告も展開しています。キャンペーンをより効果的なものにするために、広告の活用も検討されるとよいでしょう）

なお、Twitterキャンペーンには、実施にあたってのガイドラインが定められています。事前に「キャンペーンの実施についてのガイドライン」をしっかりとチェックしておきましょう。

そのほか、Twitterキャンペーン実施前には事前準備が必要な場合もあります。たとえば、インスタントウィンを行う際はTwitter社への申請や、インスタントウィンのツール導入などが必要です。Twitterキャンペーン実施前には、ガイドラインのチェックとあわせ、どのような事前準備をしなければならないのか、確認するようにしましょう。

2.プレゼント選びと当選数の重要性

Twitterキャンペーンで応募者を増やすため、重要な要素のひとつがキャンペーン参加によって得られる「景品」です。Twitterキャンペーンのプレゼントは、賞品の質と量がポイントとなります。

ここでいう「質」とは、「プレゼントの内容」「プレゼントの豪華さ」です。「質」の重要性を示す、コムニコの調査結果を見ていきましょう。

コムニコの調査では、ある複数のキャンペーンのうち「もっとも魅力的だったキャンペーンはどれか」と尋ねたところ、単価の高い豪華なプレゼントがもらえるキャンペーンに人気が集まりました。「どんなプレゼントがもらえるか」は参加の意思決定に大きく影響しており、キャンペーンにおけるプレゼントの「質」が重要だと言えます。

Q：キャンペーン参加企業のうち、最も魅力的だったキャンペーンを教えてください。(アルファベット順)
（参照元：株式会社コムニコ｜5,000人に聞いた！Twitterキャンペーンに関する意識調査）

また、プレゼントは質だけでなく、「量」＝「当選数」も大切です。
別の調査結果では、この「量」の重要性もあらわれており、キャンペーンに参加しなかった理由として「当選確率が低そうだったから」と答えた人が38.1％となりました。

Q：キャンペーンに参加したことがない方にお伺いします。キャンペーンに参加しなかった理由を教えてください。(複数回答可)
（参照元：株式会社コムニコ｜現役大学生に聞いた Instagram利用実態調査｜2019年）

当選確率の低いキャンペーンは、参加前に「応募しても当たらない」と諦められてしまっている可能性があり、当選数もまたキャンペーンへの参加数を左右する重要な要素と言えます。

なお、当選数はデジタルギフトを賞品とするケースでやや重視される傾向にあるようです。
コムニコで実施したデジタルギフトに関するアンケートでは、「A賞（Amazonギフト券100,000円分×5名様）とB賞（Amazonギフト券5,000円分×100名様）のどちらに応募するか（A賞とB賞の総額は同額）」と質問したところ、高額で当選数の少ないA賞に比べ、少額で当選数の多いB賞のほうが、「応募したい」割合が約10％上回る結果となりました。

Q：A賞とB賞どちらに応募されるかお選びください（1つのみ回答可）
（参照元：2020年4月1日～8日に実施したコムニコ企画のインスタントウィンキャンペーン「#新生活エイプリルエール」参加ユーザーアンケート）

このことから、デジタルギフトにおいては、当選金額よりも当選確率が重視される傾向にあるといえます。
しかしながら、A賞とB賞の差が約10％と、極端に大きな差はついていないところを見ると、キャンペーンの参加数には大きなインパクトはないとも考えられます。また、B賞の金額が500円程度だと、また違う結果になるかもしれません。

上記3つの調査結果から、Twitterキャンペーンのプレゼント選びにおいては、質と量のバランスが重要であるといえるでしょう。

3.プレゼント選定の上手なTwitterキャンペーン事例

プレゼントを選ぶには、「質」だけでも「量」だけでもNGで、そのバランスが大事。とはいえ、「じゃあどうやって決めたらいいの？」と悩む運用担当者の方も少なくないでしょう。そこで意識したいのが、Twitterキャンペーンの目的です。

実際のTwitterキャンペーンでは、キャンペーンの目的に合わせたプレゼントが採用されています。各企業がどんな目的のために、どんなプレゼントを用意したのか、キャンペーンの事例をご紹介します。

■目的：新商品発売の認知
【pino（ピノ）/ 森永乳業】

／
その場で当たる🎯#COOLMATCHAアイスキャンペーン
＼#ピノ を含む「宇治抹茶アイス詰め合わせ」が、4アカウント5日間合計で50名さまに当たる🎁❤

🍃応募方法🍃
1.@morinaga_pino をフォロー
2.この投稿をRT
3.結果が届く@morinaga_milk_@mow_ice@parm_icecream
でもキャンペーン開催中❗ pic.twitter.com/n2CRRFWIFD

— pino（ピノ）/ 森永乳業 (@morinaga_pino) March 12, 2019

「pino（ピノ）/ 森永乳業」は、新商品「宇治抹茶味」発売認知のため、pinoを含む宇治抹茶アイス詰め合わせをプレゼントしました。このプレゼントには、ピノのほか、同日に発売された「PARM（パルム）」「MOW（モウ）」「蜜と雪」の宇治抹茶味も含まれています。このキャンペーンは、各商品のアカウントで一斉にフォロー＆リツイートキャンペーン（インスタントウィン）を開催しており、宇治抹茶を印象付ける効果的なキャンペーンとなりました。

■目的：実店舗への来店誘導
【サブウェイ】

平成も残りわずか…ということで！
／#平成最後 のクーポンチャレンジ️‼️
＼
平成31年の次は、令和1年️❗️そこで、
このツイートが3101RTを達成すると、
【BLTコンボ100円OFF】#クーポン をプレゼント🎁
みんなの力で達成して、平成の人気メニュー「BLT」を楽しもう😋 pic.twitter.com/hKbJoCAEpi

— サブウェイ (@subwayjp) April 11, 2019

㊗️ #平成最後 のクーポンチャレンジ達成✨#クーポン をどうぞ♪
(*･ω･)っ【BLTコンボ100円OFF】https://t.co/7DQZG1rbof

人気の「BLT」コンボをお得に食べられるチャンス‼️
RT🔁してみんなで楽しもうっ😊💓 pic.twitter.com/YXayNY7bPU

— サブウェイ (@subwayjp) April 16, 2019

「サブウェイ」は、実店舗への来店誘導のため、割引クーポンをプレゼント。令和へと元号が切り替わる「平成最後」のタイミングを活かして、平成の人気メニュー「BLT」コンボをクーポンメニューに選定しています。なお、平成31年から令和1年への変わり目となる時期ということで、キャンペーンツイートでは3101リツイート達成後にクーポンがプレゼントされました。

このように、来店や購入を促したい場合は、自社製品のクーポンを景品とすると効果的です。

■目的：来店促進・認知拡大
【丸亀製麺【公式】】

4/2より「限定うどん札」 #ガンダム 全種セットを抽選で手に入れるチャンスも！
1️⃣丸亀製麺でうどんを注文
2️⃣限定うどん札をGET！
3️⃣注文したうどんと限定うどん札を写真で撮影
4️⃣専用ハッシュタグ #丸亀でガンダム をつけてtwitterで投稿
写真を参考にしていただき、奮ってご応募ください📪 pic.twitter.com/R5PKHGwOSq

— 丸亀製麺【公式】 (@UdonMarugame) March 28, 2019

限定うどん札の配布期間があと2週間で終了しますが、ここで全種類のうどん札を集めたい方にお知らせです。うどんと限定うどん札が写った写真に #丸亀でガンダム 又は #丸亀でキティ をつけて投稿すると、お好きなキャラクターのうどん札全45種が抽選で20名様に当たります！https://t.co/y55GK7N8Av pic.twitter.com/I17JrkW0Z6

— 丸亀製麺【公式】 (@UdonMarugame) May 5, 2019

「丸亀製麺【公式】」は来店促進と認知拡大を目的とし、ガンダムまたはハローキティの限定デザインうどん札（うどん注文時に店舗で配布されるクーポン券）全種セットを抽選でそれぞれ 20 名にプレゼントしました。

このうどん札は、全90種類（ガンダム・ハローキティ各45種）あり、お店に通ってもなかなか揃えることが難しいものです。これをうまく転用し、Twitter限定で全種セットをプレゼントすることで、ガンダムやハローキティファン、またそれらのコレクターにも広く認知を拡大させることができています。

■自社商材のプレゼントが難しい場合：デジタルギフトを活用
ここまでに挙げた企業は自社商材をプレゼントしていますが、Twitterのプレゼントキャンペーンは自社製品を持たない企業でも実施できます。次は、無形商材の企業の事例を見てみましょう。

【保険ソクラテス【公式】】

＼フォロー＆リツイートで応募／

卒業おめでとうキャンペーン！「QUOカード300円」＋「オリジナルボールペン」他が30名様に当たる！

▼応募方法
① @hokesoku をフォロー
② このツイートをRT

※期間は3月27日まで

▼応募詳細こちらhttps://t.co/lCyqvRwsIv#保険ソクラテスキャンペーン

— 保険ソクラテス【公式】 (@hokesoku) March 14, 2019

【SBI証券】

【取扱米国株式1,000銘柄追加！】米国株式取引も、SBI証券で！
今ならフォロー＆RTでAmazonギフト券200円分が抽選で2,500名様にその場で当たる！

1 @SBISECをフォロー
2 この投稿をRT
3 ↓のURLをタップhttps://t.co/QJQ798SEbO
2/10（月）23:59まで#SBI #米国株式https://t.co/jE7yvPtobA pic.twitter.com/t1AY9NTa0Y

— SBI証券 (@SBISEC) January 27, 2020

「保険ソクラテス【公式】」は、フォロー＆リツイートキャンペーンで、QUOカード300円とオリジナルボールペン他が30名に当たるキャンペーンを実施しています。また、「SBI証券」ではフォロー＆リツイートキャンペーン（インスタントウィン）で、200円分のAmazonギフト券を2,500名にプレゼントしました。

このように、無形商材の企業のキャンペーンでは、QUOカードやAmazonギフト券などのデジタルギフトや、ノベルティが活用される傾向にあります。

まとめ

Twitterキャンペーンでは、プレゼントをきっかけに多くのユーザーとの出会いやコミュニケーションが期待できます。プレゼント選びのポイントは、キャンペーンの目的をしっかりと定めたうえで、質と量のバランスを考えることです。企業もユーザーも、ともにハッピーになれるプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。

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