Instagramは現役大学生の購買にどう影響している?利用実態調査|2019年
こんにちは、2020年度入社予定で現在インターンに参加している中村です!
今回は、18歳から25歳までの在学中の大学生を対象に「学生のSNS利用に関するアンケート」を実施し、その調査結果から学生のInstagram経由での商品や体験の購買についての回答を3つ取り上げ、現役大学生からの視点で紹介していきます。
調査は、18歳から25歳までの在学中の大学生を対象にアンケートを実施し、男性65名、女性120名の計185名の回答から、学生のSNSとのかかわりについて考察していきます。女子大学生の67%がInstagramきっかけでの購買経験がある
Q1.Instagram上で見つけた商品や体験(コスメ・服・旅行・食事など)を購入したことはありますか。
Instagram上で見つけた商品や体験を購入したことがあるか、という問いに対して、半数以上の学生がInstagram経由で購買の経験があると回答しました。
さらに、男女別に見ると、女性は67.5%が「ある」と回答したのに対し、男性で「ある」と回答したのは36.9%という結果になりました。女性の方が圧倒的にInstagramで見つけた商品や体験を購買する経験が多いということがわかります。
やはり、友人でも男性よりも女性の方が特に旅行の行先やご飯などをInstagramで検索して検討する人が多いなと感じます。景色や料理の写真投稿などを見て購買を決めて、その後実際に自身がそこでの写真を投稿するという人もいますね。
Q2.購入したことがある方は、以下のうち、どの投稿がきっかけでその商品を見つけましたか。(複数回答可)
購入のきっかけを聞く質問において最も多かったのが「企業やブランド(ショップスタッフ含む)の公式アカウントによる投稿(71.4%)」、次いで「インフルエンサーによる自発的な投稿(44.8%)」、「ハッシュタグで見つけた、つながりのない一般ユーザーの投稿(40%)」の3つの回答が多く見られました。
学生は企業やインフルエンサーアカウントの投稿だけでなく、Instagramのハッシュタグを検索ツールとして利用する人も多いことからこの結果になったと考えられます。
学生が検索するようなハッシュタグの選定、活用をすることで学生のエンゲージメントの向上、そして購買へとつながると考えられます。
また、一般ユーザーの投稿だからこそ、より身近で信憑性の高いクチコミ投稿というように感じる学生も多いのではないでしょうか。
Q3.Instagram上で欲しいものを見つけたとき、どのような行動をとりますか。(複数回答可)
Instagramで欲しいものを見つけたとき、どのような行動をとるか、という問いに対しては、「スクリーンショットを撮って検討する(44.3%)」「『保存』して検討する(39.5%)」の二つの回答が多く見られました。
「Instagramのショップ機能から直接購入する(9.7%)」の回答が少ないという結果になりました。「スクリーンショットを撮って比較する」が多かったことから、学生はSNSの中だけで比較するのではなく、スマートフォン端末の中にいくつか保存し比較検討している人が多いようです。
「『保存』して検討する」が多いことから、Instagram上で購入検討する際の行動として『保存』は一つの指標になるようです。また、「Instagram以外のSNSでクチコミを調べる(29.2%)」も比較的多いことから、学生はいくつかのSNSを横断して情報を収集しているため、複数のSNSを活用しての発信も効果的と考えられます。
実際に周りや自分でも同様に、購入するしないに関係なく「あ、これなんかいいな。おもしろいな。」と思ったらすぐにスクリーンショットを撮って保存します。Instagram内のいいねで保存するのではなく、端末でスクリーンショットを撮るという習慣がありますね。
購買経験のほか、全10問のアンケートを実施
この他にも、『企業Instagramアカウントのフォローについて』、『(Twitter含む)SNS上でのキャンペーンについて』というトピックでも質問をしました。(その他の調査結果に関しては、下部のバナーよりダウンロード可能です)
その中で回答を一つ紹介します。
Q.企業やブランドのアカウントをフォローしている(していた)方に質問です。そのアカウントをフォローした理由を教えてください。
企業のInstagramアカウントをフォローした理由は、「その企業・ブランドがもともと好きだったから」が85.9%となり、ほかに大きく差をつけています。
このことから、すでにブランドを好きでいてくれる方はフォロワーになる可能性が高いため、彼らに対してアカウントを認知してもらうための施策を丁寧に行っていくことが重要だと言えます。
また、「投稿している写真(動画やイラスト)が気に入ったから(46.7%)」、「自身の生活・ライフスタイルの役に立つから(42.2%)」と、投稿コンテンツ自体に魅力を感じてフォローする人も4割以上いることから、コンテンツをしっかり作り込むことがフォロワーの増加につながると言えます。
まとめ
私自身インターンとして働き、社会人を少し経験させていただいていることを通して、学生はほかの年代に比べ、かなりの多くの時間SNSに関わっていると感じました。またInstagramで見つけた商品や体験を購入した経験が男女でかなりの違いが見られたことから、やはり女子大学生の方がInstagram及びSNSをうまく活用しているのではないかと思いました。
この記事で紹介した内容以外にも以下の項目について調査を行っています。
■企業Instagramアカウントのフォローについて
・企業Instagramアカウントをフォローしていますか
・アカウントをフォローした理由を教えてください
・アカウントのフォローを外す理由を教えてください
■(Twitterを含む)SNSでのキャンペーンについて
・SNSでのキャンペーンに参加したことがありますか
・参加したことがあるキャンペーンの応募方法を教えてください
・キャンペーンに参加する際に重視することを教えてください
・キャンペーンに参加しない理由を教えてください
調査結果は資料にまとめていますので、ぜひ、ダウンロードして、自社のSNSマーケティングの参考にしてみてください。

2020年入社予定の中村龍士です!インターンとしてSNS業界について勉強しながら、日々奮闘中。