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【最大52%工数削減】ChatGPTやGemini(旧 Bard)など生成AIをSNS運用効率化に活用する方法

OpenAIのChatGPTやGoogleのGeminiなど、生成AIに関するニュースに注目が集まっています。業務活用を進める企業も増えていますが、どう活用すべきでしょうか?
SNS運用効率化のためにどう活用できるのか、コムニコの検証結果をご紹介し、実際のSNSコンテンツ制作の流れを公開します。


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生成AIとは

生成AI(Generative AI)とは、人工知能のひとつで「テキストの続きを予測」するものです。人が生み出したかのようなテキストや画像などデジタルコンテンツを自動生成できることが特長となっており、様々な企業が積極的に生成AIを活用した業務やサービスへの導入を始めています。

 

これまで

これから

主な技術

機械学習や自然言語処理

生成AI(GPT、Generative AI)

ツール

チャットボット、OCRなど

ChatGPT、LLMなど

特長

AIが指示通りに動く「ルーティン作業」

AIが自ら示唆を出し「自発的作業」

制約

データセットが必要、適応範囲が限定的

GPTの制度に依存

活用方法

管理者主導

AIと協働

利用者の声

専門スキルがないと使えない

メンテナンスが必要

だれでも簡単に使える

自社データを活用できる

生成AI活用のポイント

生成AI活用のポイントは、AIが理解しやすい構成で具体的な指示を出すことが重要です。

対話型AIは自然言語で人間とやりとりすることができますが、人間ほど「空気を読む」ことはできません。さらに、人間が当然だと思っている一般常識などの前提を知らない可能性があります。そのため、良い回答を得て活用していくためには、良い問いかけをしていくことが重要となるのです。

■AIが理解しやすい構成テンプレートと具体的な指示プロンプト例

プロンプトの記載方法には一定のルールがあります。AIが理解しやすい構成をテンプレートとして例示しておきます。

【構成テンプレート案】

#命令・文脈指示
 └自分の立場定義・ターゲット(誰に?)・目的(なにをなんのために?)

例)あなたはSNSマーケティングのプロフェッショナルです。生成AIをSNS運用に活用できないかと考えている人に対して生成AIについての解説と使い方を伝え、SNSマーケティングに活用してもらうための記事タイトル案を考えてください。

#制約条件
 └必要な条件を記載(文字数・日時・場所など)

例)
・ChatGPTという文言を含む
・35文字以内にまとめる

#出力形式・体裁

例)
・Q&A方式で出力
・質問と回答はできる限り枕詞を活用して文字量を充実させる
・親しみやすさのある日本語で記載
・敬語で出力

ここまでで、曖昧な例と具体的で適切な指示例の違いがわからない、という方もいっしゃるかもしれません。AIにとって曖昧な例と適切な指示例は以下のとおりです。

曖昧な例

適切に指示した例

今日の天気を教えてください。

2024/05/15の東京都周辺の天気を教えてください。

最新のニュースを教えて。

2023年11月に発生した、Instagramのアップデート情報についてまとめてください。

どこかおすすめのレストランは?

京都府の清水寺周辺で訪日観光客におすすめの和食が美味しいレストランを教えてください。

生成AIが苦手とする作業

生成AIはあくまで「テキストの続きを予測する」ものですから、それらしい嘘をもっともらしく伝えることもあることに注意しましょう。使用する生成AIモデルによっても異なりますが、一般的に生成AIが苦手とする作業は以下のようなものです。

  1. 計算
  2. 日々変動する(リアルタイム性のある)情報
  3. 具体的な名称
  4. 正確な文字数の指定
  5. 長期記憶

参考:https://community.hojingai.com/announcements/alxmf5ywal7hoqy4

生成AIを活用してSNS運用を効率化することはできるのか?

実際に、生成AIを活用することでSNS運用は効率化できるのでしょうか?

コムニコが行ったセミナー「ChatGPTと共に進化するSNS運用:AI活用の効率化と最適化の秘訣」をもとに解説します。
企業のSNSマーケティングを支援する株式会社コムニコでは、2023年5月に社内導入・活用推進チームを設立。文章要約・添削、壁打ち、アイディア出し、画像生成、翻訳など様々な業務へ活用を始めました。70.8%の社員がChatGPTを利用しているという結果になりました。

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これによると、AI活用メンバーに作業時間を月間31.3時間削減、5.8万円(人月)の削減ができたことになります。

  • 校正・Wチェック:23%削減
    最終的に人の目で厳しくチェックする必要はあるがケアレスミスや校正時短につながった。
  • LINEテキスト作成:33%削減
    文字ボリュームがある内容でも従来と同じ時間で多くのテキストを作成できた。
  • Xテキスト作成:52%削減
    簡潔なテキストである必要があるため、「要約」が大幅な時短につながった。
  • イラスト指示書作成補助:13%削減
    イメージを探す手間が省け、指示出し用の作成補助に有効。
  • 案件報告書資料作成:35%削減
    情報収集は手動で行い、サマリー部分の示唆を出力。日本語の調整は必要だが時短につながった。

生成AIでSNSコンテンツ制作する場合の流れ

SNSコンテンツ制作のポイント×生成AIの使い方のコツを抑えておくと、SNS運用工数が削減できることがお分かりいただけたかと思います。ここからはSNSコンテンツ制作の流れを、Instagramで「麻婆茄子」のレシピを紹介する場合を例にご紹介します。

1.まずは、要件を定義し、必要な条件を記載します。
ここでのポイントは、①情報をもれなく具体的に記載すること、②制約条件は端的に記載することです。

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2,出てきた回答を確認します。この段階では精度が甘いため、詳細を詰めていく必要があります。

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3.修正指示は一気に行わず、段階的に修正していくのがポイントです。

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4.テキストと一緒に、画像で使えるキャッチ案も作成してもうことができます。
この場合も修正指示は明確に、解釈の余地を残さないようにすることがポイントです。

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5.日本語に違和感を感じる場合も多いため、校正前に人の手で修正し、それから校正を指示を出してみましょう。

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6.ハッシュタグ案も依頼することができます。この場合は実際に設定する前にInstagram上でコンテンツ量を確認してから反映するといいでしょう。
参考記事:Instagramハッシュタグ選定の考え方

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コンテンツ制作のほかに、SNSコメントに対する想定問答集作成に活用することもできます。

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資料はセミナーより抜粋:ChatGPTと共に進化するSNS運用:AI活用の効率化と最適化の秘訣(アーカイブ)

どの場合でも「生成AIにおまかせ」ではなく、「一定のレベルまでのサポート」ができるツールとして考えておくとよいでしょう。生成AIが苦手とする作業章でもお伝えした通り、全てが正確であるとはかぎらないためです。

まとめ

この記事では、生成AIについての基本的な情報や活用方法を解説しました。

生成AIを上手に活用していくためには、具体的な指示出しを行なってAIが正確な回答をできるようにする必要があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ここでは、SNS運用効率化のヒントとなる例をご紹介しました。生成AIは、IT開発、カスタマーサポート、営業、一般業務、広報・マーケティング、採用、経営・事業計画、総務・人事・労務、販売・接客など幅広い業種において活用が可能です。

しかし、生成AIを活用するためのリスク管理や社内啓蒙ができないと活用するまでに時間がかかってしまうのも事実です。コムニコでは、AI活用の戦略策定・KPI設計から行う生成AI活用支援も行っています。お気軽にお問合せください。

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