【2025年最新】Xアルゴリズム徹底解説!フォロワー増加・エンゲージメントを高める12のシグナルとこれからの運用戦略

2025年秋、イーロン・マスク氏からX(Twitter)の新しいアルゴリズムが公開されたことが発表されました。
X(Twitter)のアルゴリズムは毎日細かく変更されているという話もあります。この記事では、現時点でのアルゴリズムについて解説し、今後のX(Twitter)の運用に役立つポイントをお伝えします。アルゴリズムは今後も必ず更新されていきますので、正確な情報がわかり次第こちらの記事でお伝えします。
この記事は、日本におけるSNS黎明期である2008年に創業し、これまで多数の企業SNSマーケティング支援を行ってきた株式会社コムニコが記事更新時点で情報確認し、まとめています。
X(Twitter)アルゴリズムとは?重視される12種類の行動パターン
X(Twitter)のアルゴリズムとは、「おすすめ(For You)」のタイムラインに投稿が表示される仕組みのことを指します。
投稿は必ずしも時系列で表示されるわけではなく、その投稿のエンゲージメントの高さなど、複数の要素から表示順が決められます。その要素がアルゴリズムに対して優位に働くと、投稿は優先的に表示され、多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
2025年9月に公開された最新のアルゴリズムでは、12種類のユーザー行動パターンをX(Twitter)のプラットフォームが分析し、それをもとに、機械学習を通して個々のユーザーが何に興味関心を持っているかを把握、その興味関心に沿う投稿をユーザーごとに表示していくという仕組みとなっています。
アルゴリズムが参照している行動パターンは、以下の12種類です。

投稿に対する各行動パターンについて、株式会社コムニコが開示されたオープンソースコードを読み取り、予測や実際の運用データから得られた知見も交えて、アルゴリズムにどのように影響しているのかまとめました。
| 行動パターン | アルゴリズムへの影響 | その理由 |
| リプライ(投稿への返信) | その投稿にリプライが付いているか、リプライにさらにリプライが付いてユーザー同士のコミュニケーションが起こっているか。新しいアルゴリズムでは、最も重要視されている | ユーザー同士のコミュニケーションの活性化により、プラットフォームの滞在時間を伸ばしたいという意図がある |
| プロフィールアクセス | その投稿から投稿者のプロフィールにアクセスされているか | 投稿をきっかけに投稿者に関心を持ったことで、投稿者との関係構築やコミュニケーションに発展する可能性があると見なされる |
| 滞在時間 | その投稿を閲覧している時間がどれほど長いか。動画であれば、動画の視聴時間も含む | 長ければ長いほど、質の高いコンテンツとして評価される |
| リポスト | その投稿がどれほどシェアされているか | 他人にもシェアしたいほど有益な情報が書かれている、価値のある投稿だと評価される |
| いいね | その投稿に「いいね」が多く集まっているか | アルゴリズムに対する重要度はそれほど高くないが、数が多ければ価値のある投稿だと評価される |
| ブックマーク | その投稿がどれほどブックマークされているか | 主にあとから見返すための機能であることから、価値のある投稿、かつユーザーの滞在時間にも寄与する投稿だと評価される |
| DM送信 | その投稿がDMで共有されているか、その投稿をきっかけにDMでのやりとりが行われているか | 滞在時間に寄与している、他人に共有したいほど価値のある投稿であると評価。送信先が投稿者であれば、プロフィールアクセスと同様に投稿者に興味を持ったと判断される |
| クリック | 画像やハッシュタグ、URLなど、投稿に対してクリックで何らかのアクションが行われているか | ユーザーの行動を喚起する価値のある投稿であると評価される |
| フォロー | その投稿をきっかけにフォローを行ったか | その後も継続的にそのアカウントの投稿が見たい、今後投稿者と関係構築していきたいと思われた、価値のある投稿であると評価される |
| 再訪問 | 検索やブックマークなどから、その投稿やアカウントをもう一度閲覧しに行っているか | ユーザーが自ら進んで特定の投稿やアカウントを見に行っているため、価値のある投稿だと評価される |
| ミュート/ブロック | その投稿をきっかけに、アカウントのミュートやブロックがされていないか | ミュートやブロックは、重大なペナルティとして位置づけられている。特に短期間で多数のユーザーからミュートやブロックを受けると、アカウント自体のリーチが低下するという説も |
| 外部シェア | 投稿がX(Twitter)以外のSNSやWebサイト、メッセージツールなどでシェアされているか | 拡散力の高い投稿だとして評価される |
これまでのアルゴリズムと異なるポイント
以前のX(Twitter)のアルゴリズムは、その投稿に対する反応がスコアリングされ、タイムラインに表示されていました。つまり、優先的に表示されるためには、エンゲージメントをたくさん獲得することが重要でした。
一方、2025年9月に新しく発表されたアルゴリズムでは、X(Twitter)上の行動パターンからユーザーごとの興味関心を予測し、それに沿った投稿を表示させるといったように、根本から大きく変更されました。

これからのX(Twitter)運用のポイント
上記のようなアルゴリズムの変更を踏まえて、これからのX(Twitter)運用で押さえるべきポイントをまとめました。
①会話中心の運用
新しいアルゴリズムでは、ユーザー行動の中でも「リプライ」が特に重視されています。投稿に対するスコアリングでも、リプライへの返信は非常に高いスコアを持ちます。そのため、これからは「リプライを獲得しやすい投稿をすること」と「獲得したリプライにしっかり返信すること」が重要です。会話が非常に重要となる、ということです。
リプライの内容には、いくつか種類があります。それは、質問に答える、共感を伝える、情報を追加して投稿に付加価値をつけるといったものです。中でも、最も獲得しやすいのは、質問に答えるリプライ。最初の投稿で問いかけなどを行って、ユーザーが返信したくなる工夫をしましょう。
リプライを獲得したら、可能であればそのすべてに返信することが理想です。しかし、それが難しいという場合は、たとえば投稿後30分間に寄せられたリプライに返信するといったように、時間を決めて対応するといいでしょう。X(Twitter)のアルゴリズムでは、特に投稿後30分間で生まれたコミュニケーション量が重要視されているという説も聞かれています。
また、リプライへの返信はできるだけ定型文ではなく、一つひとつのリプライ内容に応えたり、その人に向けた一言を付け加えたりと、丁寧に対応することが望ましいです。ユーザーが「作業的に返信しているな」「リプライをきちんと読んでいないな」と感じるようなことがあれば、がっかりして離れてしまう、ブロックされてしまうといったリスクも考えられます。逆に、丁寧な対応を心がけることで、好意度アップやその後のコミュニケーションにもつなげることができます。
ユーザーとの会話は、リプライへの返信だけでなく、以下の図のようにユーザーの投稿にリプライを行うことによっても生み出すことができます。

参考記事:【SNSで愛される企業に】X(Twitter)で使えるアクティブコミュニケーションのやり方と企業事例7選
②滞在時間
新しいアルゴリズムでは、プラットフォームの滞在時間に寄与する要素が評価されます。そのため、滞在時間が長ければ長いほどその投稿は評価され、アルゴリズムに優位に働きます。
投稿の滞在時間を伸ばす最も簡単な方法は、テキストを読みやすくすることです。
一見して読みにくい、テキスト量が多いと感じられると読み飛ばされてしまうことがあります。しかし、読点をきちんと入れ、文章が長くなりすぎないように段落を分け、絵文字などを取り入れるだけでも、読んでみようと思ってもらいやすくなります。また、画像をタップして見てもらうようにするといったことでも、滞在時間を伸ばすことができます。
③初速
投稿後、10分から1時間までの間に得られるエンゲージメントも非常に重要です。そのため、投稿直後にできるだけ多くの反応が得られるようにする工夫を行いましょう。
投稿時間は、分析してフォロワーがアクティブなタイミングに行うのが良いでしょう。
特にランチタイムや18時以降の夜間など、X(Twitter)を閲覧しているユーザーが増える時間帯を狙うのがおすすめ。投稿する時間を固定すると、同時間帯によく閲覧しているユーザーの印象に残りやすくなり、反応してもらえる可能性も高まります。
④アクティブ性
定期的に投稿を行っているアクティブなアカウントであることも重要です。毎日投稿できることに越したことはありませんが、せめて週3~5回は投稿を行うことが理想です。それが難しくても、週1回以上は投稿したいところ。というのも、7日間投稿がなかったアカウントは、評価がややマイナスになる傾向があります。
ただ、投稿回数を増やすことが目的になってしまい、一つひとつの投稿の質が下がってしまってもマイナスになるため、無理のない範囲でできるだけ多くの投稿を行うことがポイントです。
⑤権威性(Authority)
そのアカウントが信頼できるかどうかという権威性も関係しており、信頼できるアカウントだと見なされると、その投稿が優先的に表示される傾向が見られます。
アカウントとして信頼されるための例:
- 投稿ジャンルに一貫性があること
- 他のユーザーとの信頼関係が築けていること
- プロフィールに記載されているキーワードがそのアカウントを表現するものとして適切である
企業アカウントとしては、専門としているジャンルに紐づいた投稿を一貫して行うことで、権威性を高めることができます。
⑥リスクマネジメント
ミュートやブロック、通報といったネガティブフィードバックが短期間に集まると、アカウントの表示優先度が下がってしまいます。そのため、失言などで炎上しないよう、リスクマネジメントの対策を講じましょう。
リスク対策としておすすめの手法は承認フローを作成すること。投稿前に複数人で投稿内容をチェックする体制を整えることで、リスクを減らすことができます。コムニコが提供するSNS投稿管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」では、承認フローを設定することが可能です。これにより、誤った投稿を減らすことができます。
>>資料ダウンロード:SNS投稿管理・分析ツール「コムニコ マーケティングスイート」

また、炎上しない言葉選びも大切です。
X(Twitter)は、通常、一度に投稿できるテキスト量は限られています。テキストをコンパクトにまとめようとするあまり、誤解を招く内容になっていないか、十分に気を付けましょう。また、固有名詞に誤りがないこともしっかりと確認するようにしてください。
参考記事:SNS時代の炎上対策!すべての企業が気をつけるべきこととは
参考記事:投稿ミスからの炎上を未然に防ぐ!投稿チェックリスト
⑦フォロー整理
フォロー数がフォロワー数を上回るアカウントよりも、フォロワー数がフォロー数を上回るアカウントの方が、やや権威性が高いと言われています。そのため、フォロー数を増やし過ぎないようにする必要があります。
フォローとフォロワーの比率が大きく偏っていると、プラットフォームに不自然だという評価をされかねません。すでにフォロー数がフォロワー数を上回ってしまっている場合は、フォローしているアカウントを精査し、整理しましょう。
また、フォロー返しを狙って大量にフォローし、反応のなかったアカウントはフォローを外すという手法もありますが、乱用すると権威性に悪影響を及ぼす可能性があります。
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なお、よくいただく質問として、このアルゴリズムをInstagramと同様のものと捉えた方もいらっしゃいますが、あくまでX(Twitter)の現時点の情報となっています。Instagramにおいては、フォロワーよりもフォロー数が多くてもアルゴリズムに関連性がないと明言されています。Instagram運用も行っているという担当者は以下記事もご確認ください。
参考記事:【最新】Instagramアルゴリズム完全攻略!公式発表とプロの運用対策
⑧UGC活用
アルゴリズムに左右されやすい企業側からの投稿にばかり頼るのではなく、多くのユーザーにUGC(ユーザー生成コンテンツ)を生み出してもらえるよう工夫することも大事です。たとえば、指定のハッシュタグでの投稿を促すキャンペーンの開催することで、UGCを自然発生的に促すことができます。
また、自社にまつわるUGCは、引用リツイートでコメントを付けて投稿すると、その投稿のスコアリングに好影響を与えながら、ユーザーに再発見を促すことができます。
よくある質問とその答え
X(Twitter)のアルゴリズムについて、よくある質問とその答えをまとめました。
■ハッシュタグは使ってはいけない?
ハッシュタグが5つ以上付いている投稿は、X(Twitter)のプラットフォームにスパム投稿であると判定される確率が上がります。だからといってハッシュタグを使ってはいけないというわけではなく、3つ以内であれば特に問題はありません。
■絵文字の使用はNG?
絵文字を連打して使いすぎてしまうと、その投稿はマイナス評価になってしまいがちです。ただ、絵文字についても3つ以内の使用であれば問題なく、適切に絵文字を使用することでテキストの可読性も向上させることができます。
■リンク付き投稿は不利?
ユーザーが外部リンクからX(Twitter)のプラットフォームの外に出てしまうと、それ以上投稿の滞在時間が伸びないため、不利になると言われていました。しかし、リンク先へ2秒以上の滞在でポジティブシグナルになる、という話も出てきており、実際にWe Love SocialのXアカウントにおいて確認しても、リンク付き投稿が不利になっている様子はありません。
X(Twitter)運用効率化のためにおすすめのツール
X(Twitter)の運用は、専用ツールの導入で大きく効率化することができます。
■コムニコ マーケティングスイート
>>資料ダウンロード:SNS投稿管理・分析ツール「コムニコ マーケティングスイート」
コムニコ マーケティングスイートは、SNS運用の現場が求める機能を、運用担当者目線で開発したツールです。X(Twitter)だけでなく、InstagramやFacebook、TikTokにも対応しており、複数のSNSを一元管理できます。
たとえば、次のような機能が利用できます。
- 予約投稿管理:
投稿の承認フローを設定し、複数人の承認がなければ投稿できない仕組みをつくることで、炎上予防につなげることができます。また、投稿のプレビューや予約投稿も可能。ツール上で投稿管理を行うことで、誤投稿などのミスを防ぐことにもつながります。 - トレンド入り実績の確認:
過去にX(Twitter)でトレンド入りしたキーワードを確認することができます。 - コメント管理:
アカウントに対するメッセージやコメントをまとめて管理できます。収集したコメントごとに作業メモを残すことも可能です。 - 分析レポート自動集計:
ボタンを押すだけで自動で月次レポートが作成でき、レポート作成にかかる手間が削減できます。
2025年から、AIがコメント(リプライ文)を自動作成する「AIリプライアシスト」のサービスも提供開始。ユーザーとのコミュニケーションをしたいけれどリソースがないといった企業におすすめです。
■ATELU
>>資料ダウンロード:SNSキャンペーンツール「ATELU(アテル)」
SNS上で実施するプレゼントキャンペーンを効率的に実施するための専用ツールです。X(Twitter)だけでなく、InstagramとTikTokのキャンペーンにも対応しています。
X(Twitter)では、次のようなキャンペーンに利用できます。
- フォロー&リポストキャンペーン:アカウントのフォローと、指定の投稿のリポストで応募できるキャンペーンをサポートします。具体的には、応募者データの自動収集や抽選、当選メッセージの自動配信などが可能です。
- インスタントウィンキャンペーン:応募するとその場で抽選結果がわかるインスタントウィンキャンペーンにも対応しています。応募のハードルが低いことから、応募者に人気のキャンペーン形式です。抽選中に動画を見せることができ、その動画の視聴完了率は100%となっています。
- UGCを生成するキャンペーン:指定のキーワードを付けた投稿キャンペーンやカンバセーションボタンから投稿するキャンペーンなどに対応しています。
X(Twitter)の運用やキャンペーンにかかる手間はツールを活用してできるだけ削減し、浮いた時間をSNS戦略の策定や投稿の企画などに役立て、より高い成果を目指しましょう。
まとめ
2025年9月に公開されたX(Twitter)の新しいアルゴリズムのポイントは、「コミュニケーション」と「初速のエンゲージメント」が肝要です。そのため、コメント(リプライ)を促す投稿を意識する、獲得したリプライに返信するといった工夫が求められるようになっています。
今年特にX(Twitter)運用において力を入れたいのは、会話とUGCの生成です。UGCを多く生成することによって、企業やブランドによる投稿がアルゴリズムの影響を受けても、UGCを通して企業やブランドとの接点を持ってもらうことができます。UGCの生成は、キャンペーンの実施により促進が可能です。
X(Twitter)の運用やSNSキャンペーンは、「ATELU(アテル)」などキャンペーンツールを活用して実施するのがおすすめです。また、今後重要視されるリプライについても、「コムニコ マーケティングスイート」のような管理ツールを用いることで管理がしやすくなります。
X(Twitter)は、数あるSNSの中でも、アルゴリズムや方針の変化が大きいプラットフォームです。今後も細かなアップデートが行われ続けるため、企業のSNS運用担当者はその変化についていくことが求められます。
変化のキャッチアップが大変だという場合は、ぜひX(Twitter)の運用支援を行う株式会社コムニコにご相談ください。常時多数のX運用支援を行うコムニコは、X広告代理店にもなっており、Xから直接情報をいただくこともございます。
アルゴリズムをおさえた運用提案のほか、成果につながるアカウント設計、投稿作成、投稿代行、コメント管理、キャンペーンなど、一連のSNS運用をお手伝いいたします。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。


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