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SNS運用で成果を上げるために決めておくべき3つのこと

SNS運用で成果を上げるために決めておくべき3つのこと

SNS運用で成果を上げるために決めておくべき3つのこと

FacebookやTwitter、Instagramなどを使ったSNSマーケティングを始める場合、初めに企業アカウントを開設する必要があります。

しかし、開設後のことを何も決めずにSNS運用を始めても、期待したような成果には繋がりません。

この記事では、SNSマーケティングで成果を上げるために、アカウントを開設する前に決めておくべきポイントを紹介します。

目次

「SNSを運用すること」を目標にしないために

まず、知っていてほしい言葉が3つあります。それはマーケティングを行う上で欠かせない目標である「KGI」「KPI」、そして情報を届けたい相手である「ペルソナ」の3つです。これらをしっかりと定めずSNSを運用し始めてしまうと、運用すること自体が目標となってしまいかねません。

何を目標にSNSを運用するのか

SNSマーケティングを行う際、何のために運用するか、どのような成果を求めているのか、ということを明確化させる必要があります。そこで、考えてほしいのがKGIとKPIです。

・KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)
KGIとは、目的や最終目標が達成されているかを計測するための指標のことです。SNSマーケティングにおいては、SNS運用の目標や狙いと考えましょう。

・KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標 )
KPIとは、KGIで設定した目的や目標が達成できているかをチェックするための値を指します。SNS運用における現在の成績や達成度を知るための値です。

誰に情報を届けたいのか

SNSをマーケティングの手段として運用していくうえで、KGIやKPIと同じくらい重要になるのがペルソナの設定です。

ペルソナとは、自社の商品やサービスや発信している情報にとって、最も重要で象徴的なターゲットのことです。もっと簡単に言えば、これから開設するアカウントは、どのような人に興味をもってもらいたいものなのかをあらかじめ決めておくという作業です。

目標を設定(KGI)をしよう

SNSマーケティングにおける主なKGIは、「認知度の向上」「ブランド好意度の向上」「購入意欲の向上」などが挙げられます。

目標を設定(KGI)をしよう
これらの主なKGIの中で、自社にとってなにが必要かを考えてみましょう。考え方としては、SNSを運用する上で最終的にどうなりたいのか?何を達成したいのか?などのゴールをイメージしてみると良いかもしれません。


必要なKGIが決まれば漠然とした数値ではなく、具体的な目標となる数値を決める必要があります。例えば「認知度の向上」を目標にし、自社アカウントのフォロワーに行ったアンケートで現在の認知度が20%だった場合には「1年後までには20%から40%に増やす」というような、具体的な数値を決めましょう。

目標の達成度(KPI)をあらわそう

KPIは先ほども述べたように、KGIの達成にどれほど近づいているのかをチェックするための指標です。そのためKPIの内容はKGIによって変わります。例えばKGIを「認知度の向上」としている場合には、KPIは「ファン数(フォロワー数)」「リーチ数」「インプレッション数」などから計ることになります。

目標の達成度(KPI)をあらわそう

KPIもKGI同様で数値を設定する必要があり、「ファン数(フォロワー数)を◯人増やす」といったような具体的な数値の設定が必要です。

しかし、KPIの目標となる数値を決めるうえで、具体的な数値の決め方に悩む方も多いかと思います。そこでKPIの具体的な数値の決め方でおすすめなのが、競合となる企業のアカウントを数社ピックアップし、各社のファン数や「いいね!」数などと比較して決める方法です。

他社と比較することで自社のポジションを確認することができ、さらに的確な数値を決めることができます。

具体的な数値が決まれば、それをどれくらいの期間をかけて達成していくべきかスケジュールを立ててみましょう。

ペルソナは具体的に決めよう

例えばあなたが、何かコンテンツを考え、発信する場合、以下の1、2のどちらがより相手の興味をひくことができるでしょうか?

  1. 20代男性という不特定多数の人へ
      2. あなたが良く知る友人へ

1の場合、20代男性と一括りに言っても1人ひとりの趣味趣向は異なるため、どのようなコンテンツを作れば興味をひけるかわかりません。

対して、2の場合は「あなたが良く知る友人」という具体的な設定のため、ターゲットを絞ることができます。好きな話題はもちろん、どのような文言を使えば興味をひくことができるかまでわかるのではないでしょうか。

具体的なペルソナの設定は、製作しているコンテンツが本当に相手の興味をひくものなのかどうかの判断基準になるため、とても重要な作業だと言えます。

また事細かなペルソナの設定をしておけば、複数のスタッフでアカウントを運用する場合も皆が同じ判断基準を持つことができ、製作するコンテンツがブレることもありません。

ペルソナを作るために集める3つの情報

以下の3点を分析しながら、できるだけリアルな人物像を描くようにしましょう。

1.実際に自社の製品・サービスを利用している顧客
インタビューやアンケート等を実施し、ペルソナに設定したい項目を中心に生活パターンや行動理由などを質問します。

2.自社サイトを訪問しているユーザー
Googleアナリティクスなどのツールを使って知ることができます。ユーザーの年代や興味を持っている分野、さらにはアクセス数の多い曜日や時間帯からユーザーの生活パターンを予測することができます。

3.一般公開されている調査データ
インターネットの上に豊富に存在するため、自社が提供している商品・サービスやカテゴリー、業界に関連するものなどを検索してみましょう。

集めた情報を元に、細かな情報を追加しながら下記の図のような具体的な人物に仕上げていきます。作業が終わった後には、自分の頭の中でその人物像を具体的に想像できるかを確認してみるとよいでしょう。

ペルソナは具体的に決めよう

ただし、ペルソナ設定をする時には気をつけなければならないことがあります。それは、自社にとって都合の良い理想のペルソナ像を描かないようにすることです。これを守らないと現実離れしたお客様像に情報を発信し続けることになり、せっかく時間をかけて作成したコンテンツが誰にも共感を得られないまま…という悲しい結果になってしまいます。

まとめ

SNSマーケティングを始める際、「とにかく早く始めたい」とFacebookやTwitter、Instagramなどのアカウントを何も決めずに開設した結果、そのままずるずる運用してしまうことは少なくありません。
KGIやKPI、ペルソナを事前に設定し、成果を上げられるSNS運用を目指しましょう。

コムニコマーケティングスイート

参考文献:林 雅之『デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルール(MarkeZine BOOKS) 』(株式会社翔泳社・2018年・P30~P37、P48~P51)