Instagramキャンペーンを実施するなら、キャンペーンツールを活用すると、無駄な手間や時間をかけることなく効率的です。
Instagramキャンペーンと一口に言っても、フォトコンテスト(投稿キャンペーン)やフォロー&いいね、フォロー&コメント、DM診断などいろいろな種類があり、ツールによって対応している内容も異なります。そこで、Instagramに対応したキャンペーンツールをいくつかピックアップして、その特徴や機能、適した用途などをまとめました。
Instagramキャンペーンでツールを導入するべき理由
Instagramキャンペーンを実施するためには、参加者リストの作成や抽選、当選連絡など多くの事務作業が発生します。事務作業に手間と時間をかけるのではなく、ツールを使用して作業を効率化し、いち早く成果につなげていくためにキャンペーンツールを導入しましょう!
さらに、キャンペーンを活用して、フォロワーやエンゲージメントを集めたり、コメントなどでコミュニケーションしていくことは、Instagramのアルゴリズムで重要視されているシグナルを発生させることにもつながります。そのため、Instagram運用を成功させるために定期的なキャンペーン開催は重要です。ツールを使用して効率化しておくことで、困難な定期的なキャンペーン開催は可能にしていきましょう!
キャンペーンを活用し、定期的にユーザーから反応をもらうことで、ユーザーのフィードに自社アカウントの投稿をアルゴリズム上優先的に表示させることができるようになるでしょう。
Instagramのアルゴリズムの仕組みについては以下の記事でも詳しく解説しています。ご確認ください。
参考記事:【2024年最新】Instagramのアルゴリズムを理解しよう
Instagramキャンペーンの種類とメリット・デメリット
Instagramのキャンペーンの種類は、応募方法によって大きく4つに分けられます。それぞれのメリットとデメリットを、分かりやすく一覧表にしました。
メリット | デメリット | |
フォローのみで応募 |
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“いいね”を付けて応募 |
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コメントの書き込みで応募 |
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投稿で応募 |
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デメリットに「時間がかかる」として挙げたフォローチェックや抽選などは、キャンペーンツールの導入で解決することができます。ツールによって対応しているキャンペーンの種類や機能は異なりますので、自社のやりたいことに合ったツールを選びましょう。
おすすめのInstagramキャンペーン・抽選ツール
Instagramキャンペーンに対応しているツールは、いろいろな会社が提供しています。以下にまとめて紹介しますので、ぜひツール選びの参考にしてください。
■ATELU(株式会社コムニコ)
https://www.comnico.jp/products/atelu/jp
コメントキャンペーンやハッシュタグ投稿キャンペーン、フォトコンテストなどに対応しているツールです。Instagramだけでなく、X(Twitter)のキャンペーンにも対応しています。
応募者の収集や抽選、簡易レポート作成の自動化で、事務作業にかかる手間や時間を大幅に削減。抽選におけるフィルタリングの種類も豊富で、その応募者が過去のキャンペーンで何回当選しているか、懸賞BOTではないかなど、当選条件を細かく設定することができます。
また、投稿を集約してサイトに埋め込めるウィジェットの作成にも対応しており、フォトコンテストなどの応募投稿を一覧にしてサイトに掲載することができます。
キャンペーンに関してチャットによるサポートも受けられるため、初めてInstagramキャンペーンを実施する場合にも安心してキャンペーン実施できるのがポイントです。
■autou(株式会社コムニコ)
https://www.comnico.jp/products/autou/jp
Instagramのフィード投稿に付いたコメントやDM、インスタライブへのコメントに対して、DMで自動返信するチャットボットツールです。応募後すぐに抽選を行うインスタントウィンキャンペーンに加え、シナリオ分岐を使用した診断コンテンツやアンケートなどにも活用できます。
キャンペーンの実施だけでなく、手が回り切らないコメントやDMへの返信にも利用できるほか、ユーザーとのメッセージのやりとりによってアルゴリズムを優位にし、そのユーザーのフィードに投稿を優先的に表示させることができるようになるというメリットもあります。
■キャンつく(株式会社ピクルス)
写真投稿を利用したキャンペーンやコメント応募のキャンペーンなどに活用できます。Instagramだけでなく、X(Twitter)のキャンペーンにも対応しています。
応募データの収集や抽選、当選者の管理、個人情報取得用フォームの発行、当選者へユニークなギフトコードやURLの送付、簡易レポートの作成などができます。また、キャンペーンに関するユーザー投稿をサイトに埋め込めるウィジェットの作成にも対応しています。
■Social Insight(株式会社ユーザーローカル)
https://sns.userlocal.jp/functions/campaign/
SNSの分析・運用ツールの1機能が、キャンペーンに対応しています。こちらも、Instagramだけでなく、X(Twitter)のキャンペーンに活用可能です。
応募データの収集や当選者への連絡、簡易レポートの作成などができます。ツールそのものは、SNSアカウント分析やクチコミ分析、投稿管理などもできるため、SNSに関する幅広い機能を求めている場合におすすめです。
■echoes on Instagram(アライドアーキテクツ株式会社)
https://service.aainc.co.jp/product/echoes-instagram
インスタントウィンキャンペーンや、Twitterとの同時開催ハッシュタグキャンペーンなどに対応しており、コメントや写真投稿の収集、キャンペーン事務局作業の手間の削減、パフォーマンスの計測などができます。
キャンペーンの実施に回数制限のない月額プランと、キャンペーンの運用まで任せられるカスタムプランがあります。
キャンペーンを中心にInstagramマーケティングをサポートするという考えのツールで、EC購入者やモニターのクチコミUGC投稿の促進、クーポンの配布などにも役立てることができます。キャンペーンの実施だけでなく、マーケティングにも使えるツールを求めている場合におすすめです。
■OWNLY(スマートシェア株式会社)
https://www.ownly.jp/sns_campaign
投稿キャンペーンやフォロー&リポストキャンペーン、インスタントウィンキャンペーンなど様々な種類のキャンペーンが実施できます。Instagramだけでなく、X(Twitter)やLINE、TikTok上でのキャンペーンにも活用できることが特徴です。
参加者リストやコメント一覧のダウンロード、抽選、レポート、キャンペーン特設ページの設置などが可能です。
■タカハッシュ(山陽ファースト株式会社)
https://sanyo-fast.com/takahash/
Instagramの投稿を自動収集できるツールで、フォトコンテストや動画コンテストなどのハッシュタグ投稿キャンペーンなどに活用できます。また、2個のハッシュタグを使用して、ユーザーに好きな方のハッシュタグを選んで投稿してもらう投票対決キャンペーンも実施可能。リアルタイムでその集計ができます。
ハッシュタグ自動収集のほか、応募者一覧や投稿一覧の確認、レポート、ユーザーが投稿した画像をサイトに表示できる機能などを搭載しています。
■SmartPRシリーズ(株式会社 World Wide System)
SNSをはじめさまざまなキャンペーンが実施できるツール群のSmartPRシリーズを提供しています。
Instagramに関しては、写真や動画の投稿コンテストが実施できる「SmartContest」があり、投稿された作品に一般ユーザーが“いいね”で投票できる機能などが搭載されています。年間のコンテスト開催数に制限がないため、定期的な開催で参加者やエンゲージメントの増加が期待できます。
このツールは、InstagramだけでなくLINEやYouTubeにも対応しています。
■TwoGood(株式会社TwoGood)
Instagramに投稿された特定のハッシュタグを含むユーザーコンテンツ(UGC)を収集するツールで、ハッシュタグ投稿キャンペーンに活用できます。
UGCの収集のほか、収集した投稿をサイトに表示することも可能で、それが動画であればサイト上で再生することもできます。また、応募者の一覧やフォロワー数の確認、収集した投稿の分析、エンゲージメントに関するデータのダウンロード、NGワードやNGユーザーの設定などの機能も搭載。加えて、設定したハッシュタグをつけているユーザーの中からインフルエンサーを検索するといった、ユニークな機能もあります。
■PARKLoT(株式会社X-HACK)
インスタントウィンキャンペーンやクイズを使用したキャンペーンなどが実施できます。Instagramのほか、X(Twitter)やLINEにも対応しています。
応募情報の収集、抽選、当選結果の連絡を自動化できる機能のほか、当選基準の設定やプレゼントごとの当選確率の設定も可能です。キャンペーンの実施回数に制限のない定額プランがあるため、たくさんのキャンペーンを実施したい場合や、ユーザーの反応を見て改善しながらどんどんキャンペーンを打ちたい場合などにおすすめです。
■CAMPiN(株式会社デジタルアイデンティティ)
ハッシュタグ投稿キャンペーンが実施できるツールです。
投稿の自動収集や応募者の集計、投稿数や投稿内容の管理、“いいね”数やコメント数、ハッシュタグの自動集計などができます。また、テンプレートを用いてノーコードでキャンペーンページの制作も可能。定額で何本でも制作することができます。
キャンペーンの準備から実施、そして振り返りや分析まで、一貫してサポートしていることが特徴です。
■チャムスタ(マインドフリー株式会社)
ストーリーズに特化したキャンペーンツールです。
ストーリーズ上でのキャンペーンは、GIFステッカーやARフィルターなど、フィードにはないいろいろな要素が活用できるため、キャンペーンの目的や期待する効果の幅も広がります。また、Instagramユーザーの中には、フィード投稿よりストーリーズ投稿を見ている人も多く、キャンペーンとしても高い効果が期待できます。
ストーリーズに特化したキャンペーンツールはあまり多くありませんが、こちらはキャンペーンの目的に合わせた参加要素のカスタマイズやDMの自動返信、応募者の管理など、作業の効率化が実現できる機能がいろいろあるため、おすすめです。
Instagramキャンペーンを行う時の注意点
Instagramのコミュニティガイドラインには、次のような記載があります(2024年6月時点)。
- “いいね!”やフォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し利用したりしない。
- スパムのない環境を維持する。
- “いいね!”やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出ない。
ガイドラインでは、フォローやエンゲージメントの見返りとして、現金や現金同等物を提供することはできないとされているため、「フォローしてくれた方の中から抽選で1名に1万円をプレゼント!」「この投稿にコメントすると1万円分のギフトカードが当たる!」といった内容のキャンペーンは実施できません。ただし、プレゼントが景品やノベルティなどの場合はこの限りではなく、実施が可能です。
ガイドラインに違反しないためにも、キャンペーン実施前には一度確認するようにしましょう。ガイドラインのチェックポイントは、以下の記事でも解説しています。
参考記事:インスタはキャンペーン禁止?SNSごとのガイドラインをチェックしよう
まとめ
企業のInstagram運用で成果を出していくためには、キャンペーン実施が欠かせません。ガイドラインを守りながらフォロワーとのコミュニケーションをとることはアルゴリズム上の重要度も高いので、定期的なキャンペーンを実施するためにも、キャンペーンツールを導入して作業を効率化しましょう。
キャンペーンという期間限定的なツールの導入にためらう企業もあるかもしれませんが、用途はキャンペーンに限りません。例えば定常的にUGCを集めるために「ATELU(アテル)」を活用して投稿を収集したり、問い合わせ対応としてInstagramチャットボットツール「autou(オウトウ)」を活用する、というものです。ぜひ毎日の運用にもうまく取り入れ、ツールを効果的に活用してみましょう。
We Love Socialを運用する株式会社コムニコでは、Instagramの運用コンサルや運用代行も行っています。運用目的に合ったキャンペーン施策や適切なツール選定も行っていますので、いつでもお気軽にご相談ください。
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※記事内で紹介したツールは機能の追加や変更が行われている可能性があります。最新の情報については、各社に直接お問い合わせください。
2018年に株式会社コムニコへ入社。コンテンツクリエイターとして、企業・自治体のSNS企画・運用・コンテンツ制作を行う。コムニコが持つ知見を広めるために編集経験を活かして「We Love Social」運営・編集・記事執筆などのコンテンツマーケティングを担当。一般社団法人SNSエキスパート協会認定講師としてSNSに関する安全で正しい知識の啓蒙にも努めている。