【2022年版】SNS運用のプロが選んだTwitter・Instagram・TikTok・note事例12選
2022年はどんな1年でしたか?
外出など行動制限も徐々に緩和され、イベント開催や店舗への来店など、SNS運用の幅を広げられたというご担当者さまも多いのではないでしょうか。
この記事では、2022年を振り返り、SNS運用のプロであるコムニコの社員が思わず唸ったTwitter・Instagram・TikTok・noteの好事例をいくつかピックアップしてご紹介します。
こちらから各SNSの特徴がまとまったeBookがダウンロードできます!資料では国内のSNSユーザー数のほか、「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を元に更新した利用者数グラフ、各媒体が公表している世界のユーザー数を確認しておきましょう。
eBookでSNS各媒体の特徴をまとめています。ぜひフォームを送信し、ダウンロードください!
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Twitter:トレンド活用+Twitterらしさ
どのSNSよりも「いま」がわかるTwitter。トレンドを意識して流行にのり、Twitterユーザーに寄り添った投稿に人気が集まりました。
■資生堂 株式会社資生堂
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— 資生堂 ShiseidoCo.,Ltd. (@SHISEIDO_corp) February 22, 2022
フォロー&RTでプレゼント
資生堂 #猫の日 にゃんペーン🐈
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今日は #スーパー猫の日!
美容部員6名が猫メイクをご紹介&メイクセットを22名さまにプレゼントします。
🐱参加方法
① @shiseido_corp をフォロー&この投稿をRT
②👇のモーメント内投稿から1つ以上RThttps://t.co/v5qcy8eyws
2022年2月22日のスーパー猫の日に合わせて、フォロー&リツイートと好きなメイクを選んでリツイートするとメイクセットが抽選で当たるキャンペーン。
モーメント機能を使い、6人の美容部員の猫メイクと共に、わかりやすく商品の特徴を伝えていました。2022年12月8日にモーメント機能は廃止されてしまいましたが、Twitter上で用意されている機能をいかに活用していくかは今後もポイントになってきそうです。
■【公式】ポケモン情報局
\\🍬トリックorトリート👻//#ポケモンハロウィンパーティー を主催してみませんか❓
— 【公式】ポケモン情報局 (@poke_times) October 31, 2022
質問に答えて、自分好みのパーティーを開催🎃
さらに、パーティーの様子を描いたTwitter用のヘッダーをプレゼント🎁✨
さっそくパーティーの準備を始めよう👇https://t.co/iypZNHrUyg pic.twitter.com/JoenhiV2Nt
ハロウィンに関連した質問に答えていくと、最後にTwitter用のヘッダー画像がもらえる投稿。タイムラインに出てこない広告用ツイート(ダークポスト)を活用して、さまざまな分岐点を作りました。
質問の回答によってもらえるヘッダー画像が変わるので、思わず何度も試したくなる、手の込んだ仕掛けです。
■ベンザブロック【公式】
#かぜをひいても安心して休める社会を
— ベンザブロック【公式】 (@benza_jp) November 9, 2022
無理しないといけない人が減りますように。
休めることが当たり前になりますように。
「#かぜをひいても安心して休める社会を」のハッシュタグをつけて応募するキャンペーン。風邪をひいてもなかなか休むことができないと悩む人たちから、共感の声が多くあがり、リプライ欄は優しいコメントで溢れました。
他にも「お休み報告ムービーメーカー」という、「代わりに休み報告をしてくれる動画が届く」キャンペーンも実施していました。
■ボンカレー【公式】
🧡#モエカレ×#ボンカレー🍛
— ボンカレー【公式】 (@boncurry_jp) July 8, 2022
\緊急コラボキャンペーン📣/
映画オリジナルステッカー&ボンカレー詰め合わせを抽選で10名様にプレゼントいたします🎁
🍊応募方法🍊
①@boncurry_jp をフォロー
②この投稿をRT🔃
🍊応募期限🍊
7/19(火)23:59まで#推しカレーはボンカレー#モエカレはオレンジ色 pic.twitter.com/yUBJeaLiL3
Snow Manの「オレンジkiss」のMVが公開された後、ファン達の間でMVの背景がボンカレーのパッケージとそっくりだとTwitter上で話題に。
これを受けてボンカレーと「オレンジkiss」が主題歌となっている映画「モエカレはオレンジ色」が緊急コラボキャンペーンを実施。注目が高まっている時期に素早くキャンペーンを実施したことで、リツイート数は22,000件以上にもなり、ファンの声が届いた話題のキャンペーンとなりました。
Instagram:斬新で独創的なアイデア投稿
斬新なアイデアや発想をもとに作られた投稿が目立ちました。フォトジェニックな写真は当たり前になりつつある中で、他といかに差別化できるかが今後も重要になってきそうです。
■【公式】アース製薬🌏
殺虫剤や防虫剤を取り扱うアース製薬が、駆除される側のゴキブリ目線で商品の威力を紹介するという斬新なアイデアで投稿しています。下からのアングルが特徴的なちょっと不思議ですね。「G劇場」と予告映像を配信し、ストーリー形式で投稿を更新することで、先の投稿を期待させフォローしたくなってしまいます。
■松屋フーズ 公式アカウント
牛丼チェーン店の松屋は多くのユーザーが共通認識をもっている「あるある」ネタを組み合わせています。ストーリーズで使える「ついつい使いたくなるような」GIFスタンプも提供しており、Instagramのメインユーザーに合わせた工夫で親しみやすさを演出しています。
■山鳥 水生/サントリーバーチャル社員
こちらはCGで作られた、実在しないサントリーのバーチャル社員のアカウント。
Instagram公式ではバーチャルモデルの活用に注目しており、サントリーはいち早くバーチャル社員を自社の公式インフルエンサーとして起用しました。
投稿ではお酒にあうおつまみレシピを中心に紹介し、バーチャル社員だからこそ公開できるプライベート風の投稿をおこなっています。ユーザーへのコメント返信でコミュニケーションしていることで、あたかも実在しているかのように感じさせています。
■ニコンイメージングジャパン公式
UGC(User Generated Content)を活用しながら製品を使ったユーザーの作品を紹介するアカウント。
オリジナルハッシュタグ #nikoncreators を使い、集まったユーザーの投稿を紹介しています。UGCで紹介する場合は、規約で伝えていたとしても投稿元のユーザーにコメントし、DM上で利用規約等を伝えて進めていくのがよいでしょう。そうすることで丁寧な印象にもつながりますし、Instagramのアルゴリズム上、重要視されているユーザーとのコミュニケーションも行うことができます。
■BOTANIST(ボタニスト)
こちらは投稿にコメントをすると公式アカウントからDMが届き、自動でユーザーとのやりとりをしてくれる「チャットボット」を活用した事例。
BOTANISTはチャットボットツールを使って、「ヘアケア診断」としてDMでユーザーへ髪の毛に関する悩みを聞いていき、その人にあった商品を紹介し、HPへ誘導しています。DMでのやり取りを行うことでより親密度の高いコミュニケーションが取れます。
TikTok:世界観に溶け込ませる
綺麗でまとまった動画というより、ナレーションや字幕が入るTikTokらしさを追求したアカウントの人気が目立ちました。Tiktokで流行っている音楽を取り入れたり、ユーザーからのコメントに回答した動画を作成したり・・・。企業らしさは残しつつも、いかに自然にTikTokに溶け込ませるかが重要になりそうです。
■サンリオ商品企画部
@sanrio_planner_official 推し活グッズ開発秘話✨弊社の推し活グッズ発案者にインタビューしちゃいました🥹❤️🔥エンジョイアイドルシリーズが生まれたことに感謝の気持ちでいっぱいです🥲💭💖(by 推し活が生きがいのサンリオ社員) #サンリオ好きさんと繋がりたい #サンリオ社員 #サンリオ #推し活 #推し活グッズ #エンジョイアイドルシリーズ ♬ Athletic Meet "Heaven and Hell" (No Introduction) - Shinonome
サンリオの商品開発のきっかけや商品完成までの過程を紹介し人気を集めているアカウント。
ユーザーから届いた「商品企画部絶対オタクいるw」という内容のコメントに対して、商品企画を提案するまでを動画にまとめました。他のユーザーの動画でもありそうな、TikTokらしい形での動画作りでユーザーに寄り添いながら自社商品ができるまでの紹介をすることに成功しています。
■ibisPaintアイビスペイント【公式】
@ibispaint_official0621 【アイビスペイントの次期Ver.10 の新機能紹介 その5】 次期アイビスペイントでは『レイヤーサムネイルの改善』がされちゃいます! レイヤーのサムネイルが見やすくなるので、レイヤーが探しやすくなりますよ👀 近日公開予定❗お楽しみに☺#アイビスペイント新機能 #神機能 #ibisPaint #アイビスペイント #ibisPaint ♬ Chaos Ga Kiwamaru - UNISON SQUARE GARDEN
スマホやPC上でイラストが描けるアプリ「アイビスペイント」。動画はユーザー目線で作られており、ペイントアプリ使用時によくあるお悩みを簡単に解決できる機能や、アップデート情報を紹介しています。
「こんな機能知らなかった!」「神アプデ」などユーザーからの賞賛の声が集まっています。
note:想いや関係性を届ける
他のSNSと違い、文章をメインとしたコンテンツを発信できるnote。その特徴を活かして、写真や動画からは読み取ることが難しい、企業の考えや想いを発信している記事をご紹介します。
■ランスタッドのnote
https://note.randstad.co.jp/n/nceb05039d4d5
こちらは人材会社ランスタッドの転職者のインタビュー記事。この記事の面白いところは、自社を卒業(退職)する人に対してインタビューをしているという点。
後ろ向きに捉えられがちな「転職」を、キャリア形成の一つの手段として選べることを社員のインタビューを通して伝えつつ、企業のブランディングにも繋げている事例です。退職者との関係性がよっぽど良くないと実現できないコンテンツですね。
まとめ
この記事では、コムニコ社員が厳選した事例をご紹介しました。
商品やサービスを検索するためにSNSを利用する人も増えており、企業のSNSマーケティングは今後ますます重要になってくるでしょう。
今年は各媒体の特徴や機能を活用しながら、トレンドに合わせた投稿が目立ちました。とくに、「媒体らしさ」があるとユーザーに好まれやすく、高いエンゲージメントを獲得できる傾向が見られます。2023年より発展したSNS運用を行っていくために、各SNSの特徴やユーザー層を確認しておきましょう。
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コムニコでは大手企業を中心に、戦略策定から投稿代行、効果検証までワンストップでSNS運用担当者様のご支援をしています。SNSをまたいでのSNSマーケティングで成果につなげたいとお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
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教育事業に5年間携わった後にコムニコに入社。SNSアカウントプランナーとして企業のSNS運用のコンサルティングを行っている。趣味は旅行とカラオケ。