Facebookをはじめ、特にTwitterやInstagramで投稿をするときに重要な「#」ハッシュタグ。話題のイベントや、テレビ番組、出来事を様々な投稿で関連付けるため、日々多くの場面で利用されています。
7月31日の投稿では、Instagramで1投稿につけられるハッシュタグの最大数を検証しました。【Instagram検証!】#ハッシュタグを30個以上つけて投稿するとどうなるのか ※追記あり
ハッシュタグ数の上限が分かったところで、今度は1つのハッシュタグとして投稿できる最大の文字数も気になりませんか?
ハッシュタグは他の投稿とのつながりをつくるために使われることが多いので、一般的に多用されているタグを投稿に含めることが多いです。そのためトレンドに上がっているハッシュタグも、利用しやすいように比較的短くなっています。
本記事執筆時のTwitterのトレンド(2017年9月28日11時ごろ)
そんなハッシュタグは最長でどのくらい使えるのでしょうか!?投稿環境はPCブラウザ(Google Chrome)、iOS純正アプリ、Android純正アプリの3つでFacebook、Twitter、Instagramの検証します。
1、Facebookにおけるハッシュタグの最大文字数
Facebookでは、投稿環境における違いはありませんでした。本項ではPCブラウザ(Google Chorome)から説明します。
(半角文字と全角文字別)
最大文字数
- 半角文字 = 「#」+「100文字」
- 全角文字 = 「#」+「85文字」
それぞれ単一で使う場合の上限は以上です。文字数がオーバーした状態で投稿すると、ハッシュタグとして機能しないただの文字列として投稿されてしまいます。
興味深いのは、半角文字と全角文字で投稿できる文字数が違う点ですね!どうして全角文字は「85文字」と中途半端な数なのでしょうか。半角文字と全角文字を織り交ぜたハッシュタグで段階的に見ていきましょう。
以上のように、「全角文字が1文字減ると半角文字を3文字まで追加できる」ことが分かりました。その後も全角文字を減らし、半角文字を増やしてみます。
全角文字 | 半角文字 |
ハッシュタグ機能 |
84 | 3 | 有効 |
84 | 4 | 無効 |
83 | 1 | 有効 |
83 | 2 | 有効 |
83 | 3 | 有効 |
83 | 4 | 有効 |
83 | 5 | 有効 |
83 | 6 | 有効 |
83 | 7 | 無効 |
82 |
1 | 有効 |
82 | 2 | 有効 |
82 | 3 | 有効 |
82 | 4 | 有効 |
82 | 5 | 有効 |
82 | 6 | 有効 |
82 | 7 | 有効 |
82 | 8 | 有効 |
82 | 9 | 有効 |
82 | 10 | 無効 |
以降も試行を繰り返した結果、条件は同様に確からしいことが分かりました!ここから、Facebookのハッシュタグには、文字数だけではなく、含む文字の容量にも制限があることが考えられます。
試行結果を整理すると、文字の最大容量に関して以下の条件を仮定できます。
- ハッシュタグの最大文字数は全角文字 < 半角文字 → 全角文字の方が容量が大きい
- 全角文字を1文字減らすと半角文字を3文字増やせる → 全角文字は半角文字の3文字相当
半角文字1文字あたりの容量を「1」とすると、全角文字の容量は「3」となり、全角文字の最大文字数が「85文字」であることから、85 × 3 + (半角文字「#」の1) = 「256」がハッシュタグに格納できる最大容量だと考えられます。式に整理してみると…
ハッシュタグとして機能する最大文字容量の目安
- 256 ≧ 「#(=1)」 + 「半角文字数」 + 「3×全角文字数」
上記式を満たしていて、かつ文字数が「100文字」以下であればハッシュタグとして機能する状態で投稿できます。
2、Twitterにおけるハッシュタグの最大文字数
Facebookと同様に、投稿環境における文字数の違いはありません。
(半角文字と全角文字別)
最大文字数
- 半角文字 = 「#」+「100文字」
- 全角文字 = 「#」+「100文字」
Twitterでは、全角・半角ともに上限が同じです。Facebookとの違いは、文字数オーバーした状態で投稿しようとした際の挙動です。
エラーになり、投稿そのものができません。
3、Instagramにおけるハッシュタグの最大文字数
InstagramはiOSから投稿・閲覧する場合と、Androidからの場合で文字数や表示に違いがあります。まずはiOSから見てみましょう。
(半角文字と全角文字別)
iOSにおける最大文字数
- 半角文字 = 「#」+「99文字」
- 全角文字 = 「#」+「99文字」
文字数オーバーした状態で投稿すると、Facebookと同じく、ハッシュタグとして機能しないただの文字列になってしまいます。
しかしながら、Androidから投稿してみると…!?
Androidにおける最大文字数
- 半角文字 = 「#」+「150文字」
- 全角文字 = 「#」+「150文字」
このように、ハッシュタグとして投稿できる文字数が違います。ちなみに、iOSからこの投稿を見た場合
ただの文字列として表示されます。
また、Androidから文字数オーバーした状態で投稿すると、151文字以上の部分は切り捨てになります。
ただ、環境による違いは不具合につながる可能性もあります。Instagramへ投稿するときには、どの環境からでも『「#」+「99文字」』におさめるように気を付けましょう。
備考:注意点
Facebook上での検証中、短時間に投稿の編集を繰り返した結果、以下の画面が表示されました。
この状態でも、パスコードを打ち込むことで数回は投稿の編集ができます。しかし、コードを打ち込まずに閉じたり、表示後に何度も編集を繰り返すと…
…編集機能がブロックされます。投稿は可能ですが、この状態になってからしばらく編集機能が利用できなくなります。操作していた本人だけではなく、ページ全体で制限されるので要注意。
まとめ
最大文字数 |
「#」+100文字 ※以下の最大容量を満たすこと 256 ≧ 半角+3×全角+1 |
全角・半角にかかわらず 「#」+100文字 |
全角・半角にかかわらず iOS :「#」+99文字 Android :「#」+150文字 |
文字数オーバーした状態で投稿した際の挙動 |
ハッシュタグとして機能しない文字列として投稿される | 投稿に失敗する | ハッシュタグとして機能しない文字列として投稿される |
上記検証結果は投稿後に編集機能を使った場合やコメント欄でも同様です。
今後、どのSNSでもアップデートを受けて最大文字数が変化していくことが考えられます。投稿時点ではハッシュタグとして機能していたのに、しばらくしてみてみるとリンクしなくなっていた…なんて事態にならないよう、ハッシュタグの文字数には余裕をもって投稿しましょう。
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