【SNSキャンペーン】X(Twitter)&Instagram ユーザー行動比較 企業ブランド公式アカウントの意識調査2025

SNSキャンペーンは「フォロワー数の増加」や「一時的な話題化」だけでなく、購買行動にも強く影響していることが、コムニコの最新調査で明らかになりました。
本記事では、X(Twitter)キャンペーン参加者600名、Instagramキャンペーン参加者600名に聞いたデータをもとにのデータをもとに、ユーザーの参加理由・フォロー動機・購買行動の違いを比較。媒体別の特徴から、企業が成果につながるキャンペーンを設計するためのポイントを読み解きます。
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調査概要
本記事は、株式会社コムニコが実施した「企業/ブランド公式アカウントのSNSキャンペーンに関する意識調査(X版・Instagram版) 」をもとに作成しています。
- 調査対象:全国18〜69歳の男女
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答数:
X(Twitter)版:有効回答600名
Instagram版:有効回答600名
(本調査母数:X832名/Instagram734名) - 実施期間:
X版:2025年10月8日〜10月15日
Instagram版:2025年10月18日〜10月28日 - 実施主体:株式会社コムニコ
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ブランド認知の約8割は「SNS投稿」がきっかけ
まず、ブランド認知の方法について聞くと、X(Twitter)・Instagramともに「SNSをきっかけに新しい企業やブランドを知った経験」があると答えた人が多数という結果になりました。

特に「キャンペーン投稿」「通常の投稿(UGC含む)」が大きな役割を担っており、SNS上での露出がそのまま認知獲得の第一歩となっています。
- Xでは「キャンペーン投稿から認知」
- Instagramでは「投稿で発見」
どちらも認知の入り口はSNS投稿で同じですが、その役割は媒体ごとに異なる点も特徴でした。そのため、2つの媒体調査結果を比較する形で、この記事で企業/ブランド公式アカウントのキャンペーン活用のポイントを紹介します。
XとInstagram、ユーザー行動はどう違う?主要項目の比較
調査を行った株式会社コムニコは、SNS黎明期である2008年に創業。これまで、2,600件(2024年10月時点)のSNS運用支援実績があります。SNS運用支援の現場から、SNS運用に欠かせない「プレゼントキャンペーン施策」の企画・実施やキャンペーン効率化ツール「ATELU(アテル)」の提供を行っています。
今回、媒体ごとにユーザーの意識調査を実施したところ、X(Twitter)とInstagramで同じ点・異なる点が見えてきました。調査結果から分かった内容を解説します。
| 比較項目 | X(Twitter) | |
|---|---|---|
| アカウントの認知経路 | キャンペーン経由が最多(流入が直接的) | 他SNS経由が最多(探索して発見) |
| フォロー動機 | キャンペーン参加が最大理由 | キャンペーン参加が1位/お得情報が得られる |
| キャンペーン参加理由 | 即時性が高いインスタントウィンキャンペーン(その場で結果がわかる形式)が支持 | 賞品・新商品を知りたい/ワクワク感 |
| よく参加する形式(人気のSNSプレゼントキャンペーン手法) | インスタントウィンが最多 | インスタントウィンが最多 |
| 態度変容(購買) | 半数以上が「買いたくなった・買った」と回答 | ポジティブな態度変容を起こした人の約75%が購入 |
| フォロー維持率 | 投稿内容が合わない場合に解除されやすい | 最多約8割がフォロー継続 |
①アカウントの認知経路の違い

調査結果によると、アカウントを認知し、キャンペーンに参加したきっかけには、媒体特性が大きく関わっていることがわかりました。
◼︎ X(Twitter):キャンペーン経由の流入が最多
X(Twitter)では、ユーザーが企業公式アカウントを知るきっかけとして「キャンペーン」が最も多く挙げられました。
X(Twitter)の拡散力の高さから、インスタントウィンなどの投稿が流れやすく、これが認知獲得に直結しています。
◼︎ Instagram:他SNS経由での認知が最多
Instagramでは「他SNS経由で発見」が最も多く、プラットフォーム横断で見つかる傾向が強いことが分かりました。
Instagramは拡散性が弱いため、外部で情報が広まり、そこからアカウントに流入する構造になっています。広告との組み合わせも重要となってきそうです。
②フォロー動機はどちらも「キャンペーン」

アカウントフォローのきっかけに繋がる「キャンペーン」ですが、X(Twitter)とInstagramではそのインサイトが異なることがわかりました。フォロワーを増やすためにキャンペーンを実施したい、という場合には特におさえておきたいポイントです。
◼︎X(Twitter):キャンペーン参加が最大理由
Xユーザーにとって「フォロー=キャンペーン参加のため」という動機が強く、特典や抽選企画との親和性が高い点が特徴です。
◼︎ Instagram:お得情報を知りたいユーザーが多い
Instagramユーザーは、「キャンペーン+日常的に役立つ情報」を求めてフォローしており、ブランドの世界観や投稿の美しさが継続率を左右します。
③キャンペーン参加理由の違い

X(Twitter)とInstagramではキャンペーン参加する動機が異なることがわかりました。両方に共通するのは「魅力的なプレゼント商品」と「新しい商品やサービスを知りたいから」というところでした。
◼︎ X(Twitter):即時性・その場で分かる結果が支持
インスタントウィン型は、Xで特に人気の高い形式。
「すぐ結果が分かる」「その場で完結する」という感覚が支持を集めています。
◼︎ Instagram:ワクワク感・新商品の発見
Instagramユーザーは「新商品を知りたい」「ワクワクするものに参加したい」という動機が強く、賞品系キャンペーンが選ばれる傾向があります。
④人気のキャンペーン種別は即時性が高い「インスタントウィンキャンペーン」

SNSキャンペーンには様々なキャンペーン手法がありますが、ユーザーが参加したいキャンペーンはどんなものでしょうか?
調査の結果、X(Twitter)もInstagramも「インスタントウィンキャンペーン」が最多となりました。ただし、前段で紹介した通り、それぞれ媒体ごとに理由は異なることもおさえておきたいところです。
- X(Twitter):「結果がすぐわかる」当選の即時性が魅力
- Instagram:エンタメ性・体験のワクワク感
⑤キャンペーン後の態度変容は「購入などポジティブ」に変化

SNSキャンペーンは「一時的にフォロワー・エンゲージメントを高めるもの」と考え、なかなか踏み出せないというお声も伺います。今回の調査では、キャンペーン後の態度変容が好意的なものが多いことがわかりました。
◼︎ X(Twitter):半数以上が「買いたくなった」「買った」と回答
Xでは、キャンペーンをきっかけに購買意欲が高まるユーザーが多く、購買・好意・推奨・SNS拡散が起きています。
短期的な施策にとどまらず、中長期的なブランド成果へつながりやすいと考えられます。
◼︎Instagram:ポジティブな変化を起こした人の約75%が購入
Instagramでは、心が動いたユーザーの多くが実際に購入している点が大きな特徴。商品購入・さらに好きになったというポジティブな変化が見られ、ブランド好意が形成されやすいのではないでしょうか。
⑥キャンペーン後のフォロー維持のポイント

プレゼントキャンペーンでフォロワーが増えても、フォロー解除されてしまうのではないか。上手く活用するにはどうしたらいいか、というご質問をいただくこともあります。そこで、どんな理由でフォローを継続しているか、解除したかということを聞いてみました。
◼︎X(Twitter):フォロー継続理由にもプレゼントキャンペーンが寄与
キャンペーンをきっかけにフォローし、その後、ブランドや商品を「好きだからフォロー継続」というユーザーが多いようです。また、「キャンペーンにまた参加したいから」という同期も多く、継続的なキャンペーン開催がフォロー継続のポイントとなりそうです。
◼︎Instagram:約8割がフォローを継続
Instagramキャンペーン参加ユーザーの約8割がフォローを継続しています。拡散性が弱い一方で、「ファン化」に強い媒体であるInstagramでは、プレゼントキャンペーンを起点に「認知」して、フォローをすること多いようです。
ここで紹介したデータは調査結果の抜粋となっています。全データは以下より無料でダウンロードできます。
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プロが解説:X(Twitter)とInstagram、キャンペーンの攻略ポイント
ひとくちに「SNSキャンペーン」といっても、媒体特性を理解するとより活用できることを、ここまでの解説でお分かりいただけたのではないでしょうか。ここで、さまざまな企業や広告代理店・制作会社でのSNSキャンペーン実施支援を行ってきたコムニコがポイントをまとめます。
■ X(Twitter)は「即時性 × 拡散 × 参加ハードルの低さ」が武器
- インスタントウィンの相性が抜群
- 拡散が起きやすく、フォロー増加の起点に最適
- 認知獲得までのスピードが速い
- 投稿内容が合わないと解除されやすい → トーンを合わせる必要あり
X(Twitter)キャンペーンでは、結果がすぐわかる「インスタントウィンキャンペーン」が人気となっており、キャンペーン企画内容に応じて拡散され、フォロー増加の起点として最適な施策といえます。
そのため、「認知獲得」までのスピードが速いのが特徴です。コムニコが提供するキャンペーンツール「ATELU(アテル)」で実施できる「Web型インスタントウィンキャンペーン」では特設ページで動画の完全視聴も可能となっています。
拡散されやすい投稿設計・即時性の高い企画がカギとなっており、キャンペーンツール活用することで施策実行を容易にしていくとよいでしょう。
■ Instagramは「世界観 × 信頼 × 購買行動」が強み
- ビジュアルでブランドの魅力が伝わる
- 認知後の購買意欲の伸びが大きい
- キャンペーン参加が“新商品発見”につながりやすい
- フォロー維持率が高く、ファン育成に強い
Instagramキャンペーンにおいても、結果がすぐわかる「インスタントウィンキャンペーン」が人気となっていましたが、Instagramの場合はより「新しい商品との出会い・ワクワク感」がポイントとなっていました。
そのため、写真投稿キャンペーン(フォトコンテスト)などで「アカウントの世界観に合ったキャンペーン」「UGC誘発」の2軸が重要となっています。コムニコが提供するキャンペーンツール「ATELU(アテル)」では、フォトコンテストで集めた投稿をWebウィジェットとして活用することができ、キャンペーンで投稿された画像をウェブサイトに埋め込むことができます。

どちらの場合も、SNS媒体特性を理解した上で、キャンペーン効率化ツールを使いながら「計画的にキャンペーン施策を実施していく」ことで成果に繋げていくことが攻略のポイントとなります。
SNSキャンペーンの効果を最大化するにはツールを活用
X・Instagramのどちらも、「設計 → 実行 → 集計 → 分析 → 改善」が成果に直結します。
しかし、この一連のフローを手作業で行うのは大きな負担です。
そこで役立つのが、コムニコが提供するキャンペーン支援ツール 「ATELU(アテル)」です。
資料請求:SNSキャンペーン効率化ツール「ATELU(アテル)」とは?
ATELU(アテル)は、X(Twitter)・Instagram・TikTokに対応するキャンペーン効率化ツールです。大きく分けて次の4パターンのキャンペーンが開催できます。
- X(Twitter)キャンペーン:リポストキャンペーン、キーワードキャンペーン、フォトコンテストなど、応募期間終了後に抽選を行い、DMで当選通知を送付するキャンペーンに対応。
- X(Twitter)インスタントウィン:キャンペーンに応募するとその場ですぐに抽選が行われる即時抽選型のキャンペーン。リプライで抽選結果を通知するリプライ型、抽選ページにアクセスして抽選結果を確認するウェブ型の2種類のインスタントウィンに対応。
- Instagramキャンペーン:コメント書き込みキャンペーンやハッシュタグ投稿キャンペーン、フォトコンテストなどに対応。
- TikTokキャンペーン:コメント書き込みキャンペーンに対応。
特に、懸賞BOTや過去当選者を自動除外し、公平・公正な抽選で景品表示法リスクを最小限に抑えられる点や、安心安全のサポート体制がある点が多くの企業に選ばれている理由です。
ATELUが選ばれる理由
- 【公平性・安全性】懸賞BOTや過去当選者を自動除外!公正な抽選で企業の信頼を守る
- 【業務効率化】応募者収集・抽選・簡易レポート作成を自動化し、事務局作業にかかる手間や時間を大幅削減
- 【UGC創出】フォトコンテストなどの応募投稿を、集約してサイトに埋め込めるウィジェットを作成し、キャンペーン後もUGCを資産として活用できる

おすすめポイント:
- Instagramだけでなく、X(Twitter)やTikTokのキャンペーンにも対応
- 1契約で複数キャンペーン実施可能
- 応募者収集や抽選、簡易レポート作成を自動化
- SNSキャンペーン事務局作業にかかる手間や時間を大幅削減
- 抽選におけるフィルタリングの種類も豊富
その応募者が過去のキャンペーンで何回当選しているか、懸賞BOTではないかなど、当選条件を細かく設定可能 - 投稿を集約してサイトに埋め込めるウィジェットの作成に対応
フォトコンテストなどの応募投稿を一覧にしてサイトに掲載できる
対応媒体:
- X(Twitter)
- TikTok
キャンペーンに関してサクセスチームやチャットによるサポートも受けられるため、初めてInstagramキャンペーンを実施する場合にも安心してキャンペーン実施できるのがポイントです。
>>プレゼントキャンペーン施策を成功に導く「ATELU(アテル)資料請求はこちら
まとめ:SNSキャンペーンは「認知・フォロー・購買」をつなぐ最重要タッチポイント
今回の調査では、X(Twitter)・Instagramともに、「SNS」がブランドを知るきっかけとして最も強いということや、フォローのきっかけとしてSNSキャンペーンが重要であることがわかりました。
この記事で紹介したポイントをまとめます。
- X(Twitter):即時性と参加のしやすさが強み
キャンペーン経由の流入が最多だったのはX(Twitter)。拡散性が強く、即時性の高いインスタントウィンキャンペーンが特に人気を集めました。 - Instagram:情報探索と世界観がカギ
フォローのきっかけはキャンペーンだが、他SNS・投稿経由による「発見」が最初のポイント。お得情報や日常に役立つ情報へのニーズが強く、キャンペーン参加者の8割がフォロー継続しているという特徴がありました。 - キャンペーンは「媒体別に役割を分ける」と成果につながる
X(Twitter):入口づくり(参加意欲・拡散)
Instagram:理解・好意形成(情報の深掘り・信頼)
両媒体でユーザー行動が補完し合う形が理想
キャンペーンは単なる施策ではなく、フォロー獲得 → 投稿閲覧 → 購買行動までつなげることができる重要なタッチポイント。媒体ごとのユーザー行動を理解し、目的に応じて設計することが成果最大化の秘訣となりそうです。
本記事で紹介した内容は調査結果の一部です。より詳細なデータはレポートでご覧いただけます。
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コムニコでは、キャンペーン設計・SNS活用に関するご相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。









