
株式会社コーセーについて
1946年の創業以来、美の創造企業として化粧品を中心とする美容事業を展開。デジタルブランディング推進課では、自社の複数のブランドのSNSアカウント運用、オンライン広告、デジタルマーケティング、データ活用など、デジタル領域分野でのブランディングに注力しています。
課題と効果
課題
●パートナー会社に複数ブランドのSNSアカウント運用を委託していたが、人的ミスによる誤投稿が発生していた。
●コメント返信についても、毎回パートナー会社から内容の確認依頼があり、1件返信するにあたり、時間やコストがかかっていた。
効果
●ブランドアカウント毎に管理でき、承認依頼や確認作業をツール上でスムーズに行うことができるため、ミス防止につながっている。
●複数スタッフでの管理ができるため、コメントに対するステータスや返信内容の確認といった工数が削減できた。そのため返信も早くなり、ユーザーとのコミュニケーションが活発になった。
導入経緯
同社ではコムニコ マーケティングスイートを導入する前は、パートナー会社にSNSアカウント運用を委託していました。
しかし、複数のブランドのSNSアカウントを運用しているため、あるブランドの投稿を異なるブランドのSNSアカウントで投稿してしまうといった、致命的なミスがありました。
また、コメント返信についても、毎回、内容確認のやり取りをして返信をするというフローでしたが、コメント返信1件につき費用がかかる上、確認作業の時間もかかっていました。
他にもブランドアカウントと個人アカウントの切り替えを忘れてしまい、ブランドアカウントから個人のコメントをしてしまうというようなトラブルもありました。
私たちは、各ブランドが発信する情報やメッセージをユーザーに正確に伝えなければなりません。
そのため、投稿内容はもちろん、誤字・脱字・衍字などのミスを防ぐためにも投稿管理ツールの導入を検討することにしました。
加えて、ブランド毎の担当者が、直接投稿したりコメント対応をしたりすることで、ファンの生の声を聞くことができるため、コミュニケーションを大切にしながら運用できると考えたことも、社内での運用に切り替えた理由の一つにあります。
複数のツールを検討した結果、コムニコ マーケティングスイートであれば、ブランド毎にアカウント登録ができること、ツール上でアカウントを切り替えることで異なるスタッフによる運用が簡単にできること、3段階まで承認者を登録できるということから導入を決定しました。
さらに、分析機能も兼ね備えており、費用面でも導入しやすいことも導入の後押しをしました。
2017年1月に導入してから2年が経ちますが、SNSの仕様変更への迅速な対応や、ユーザー視点に立った機能のアップデートにより導入当初よりさらに使いやすくなっています。
導入効果と成功ポイント
ブランド毎に3人の承認者を設定。投稿のミスがなくなりました
投稿は毎回、3人が内容を確認・承認してから公開するというフローで運用しています。承認フローの確立により、以前のような投稿のミスが発生しなくなりました。
山本様は時短勤務ということもあり、スマートフォンで承認することも多いとのこと。時間と場所を問わずに投稿の確認、承認ができるので業務の効率化にもつながっています。
村松様は2018年1月からSNS担当になりましたが、直感的に操作できるUIで、日常的な投稿、毎月の分析に加えて、競合他社比較や、キャンペーンのコメント収集など、様々な機能を活用しています。
また、困ったときやわからないこと、機能改善の要望があれば、チャットサポートですぐに相談・質問できる環境があり、迅速かつ真摯な対応で非常に満足しています。
同社のSNSアカウント運用は、ブランドにあわせてコミュニケーションの方法を変えています。ブランド全体の戦略を考えている部門とも調整しながら、SNSならではの親しみやすいトーンも意識して、エンゲージメントが高まる投稿を意識しています。
今後の展望
「海外進出50周年を迎えたこともあり、今後は、
(株式会社コーセー デジタルマーケティング事業部 デジタルブランディング推進課 チームリーダー 山本純子様)
「ブランドによってSNSアカウントの運用状況が異なります。それぞれのブランドのユーザーと最もコミュニケーションしやすいSNSで、積極的にユーザーと向き合っていきたいです。」
(株式会社コーセー デジタルマーケティング事業部 デジタルブランディング推進課 村松早希様)
企業名 | 株式会社コーセー |
業種 | 美容 |
事業内容 | 化粧品の製造販売 |
従業員数 | 7,758名(2018年3月期末 嘱託・パートを除く) |
URL | https://www.kose.co.jp/jp/ja/index.html |