Instagramは6月4日、インフルエンサー及びパブリッシャーであるクリエイターが投稿したオーガニックのブランドコンテンツを、協業関係にある企業が広告配信することができる「ブランドコンテンツ広告」の提供開始を発表しました。
「ブランドコンテンツ広告」とは
ブランドコンテンツ広告とは、クリエイター(インフルエンサー及びパブリッシャー)のアカウントから配信され、アカウント名の下に「広告(英語ではSponsored)」と表示されるほか、ユーザーがクリエイターと企業の協業関係が一目でわかるように、キャプション欄の冒頭に「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」と明記される広告のことです。
ブランドコンテンツ広告を利用することにより、企業は自社のブランドストーリーをクリエイターの声を通して発信し、新規顧客にリーチしたり、投稿の効果測定をしたりすることが可能になりました。
Instagram「ブランドコンテンツ広告」をリリース開始!
— Instagram & Facebook マーケティング JP (@FBBusinessJP) June 7, 2019
・クリエイター(インフルエンサーなど)投稿を広告配信
・クリエイター投稿の効果測定の確認
・自社アカウントやクリエイターのフォロワー以外へのリーチ
が実現します!
今後ストーリーズでも利用可能に。https://t.co/8oNjpKyr5o pic.twitter.com/m5GSbDXbqp
また、Facebookの広告プラットフォーム内のツールを活用することで、自社のアカウントや協業しているクリエイターのアカウントをフォローしている人々以外のターゲット層にもリーチすることができます。広告を配信して効果測定を実施し、設定目標に対する最適化やテストを行えば、より効果的なキャンペーンを策定することも可能です。
ブランドコンテンツ広告の設定方法
クリエイターと企業の双方が自身のブランドコンテンツを広告として宣伝できるよう、アカウントの詳細設定より設定します。
- クリエイターは、Instagramの[オプション(Options)]に移動し、[ビジネス設定(Business Settings)]を選択します。スクロールして[ブランドコンテンツの承認(Branded Content Approvals)]を選択します。
- 「承認の要求(Require Approvals)」はデフォルト設定でオフになっているので、オンに切り替えて企業が承認できるようにしておきます。
- 他にも承認してもらいたいアカウントを検索したい場合「承認の要求(Require Approvals)」ボタンの下を確認します。
- クリエイターが設定を完了すると、企業側の広告マネージャ[アカウントの承認(Approve Accounts)]内に、クリエイターによるブランドコンテンツが表示されます。
- 承認待ちクリエイターアカウントが表示され、すべて承認するとトレイが空になります。双方の承認が済むと、企業の広告マネージャの[既存の投稿]内に、クリエイターによるブランドコンテンツが表示されるようになります。企業は使用したい投稿を選択しフィード広告として配信できます。
まとめ
ブランドコンテンツ広告は、現在一部の企業を対象に提供を開始していますが、数週間以内にはすべての広告主が利用可能になります。さらに、今後数カ月以内にはInstagramストーリーズ内でもブランドコンテンツ広告が利用可能になるようです。
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株式会社はたらクリエイトでライターをしている深海です。
SNS運用やペット記事などの執筆を中心に、サムネイル作成などのデザイン業務もしています。
ひとりでもくもくタイプです。