Twitter分析ツールを導入して、アカウント運用を効率化しよう
国内ユーザー数4,500万人を誇るTwitterは、認知拡大や新規客獲得、顧客とのコミュニケーション強化などを目的とし、今や多くの企業がマーケティングに活用しています。効果を最大化するためにも、アカウントの分析をしっかりと行いPDCAを回していくことが、運用のカギとなります。
この記事では、これらの効果を確認・分析するツールのうち、Twitter公式の「Twitterアナリティクス」と、より分析が楽になる「コムニコ マーケティングスイート」についてご紹介します。
Twitterアナリティクスとは
Twitterアナリティクスは、Twitterアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用できる公式の分析ツールです。
Twitterアナリティクスを利用するには、ブラウザ上でアカウントのホーム画面左メニューの「もっと見る」→「アナリティクス」の順でクリック、または、アカウントにログインした状態で以下のURLにアクセスします。
https://analytics.twitter.com
※パソコンのみ利用が可能で、スマートフォンからは閲覧できません。
Twitterアナリティクスでは、ツイートがどれだけの人に見られたかのインプレッション数、フォロワー数の増減、いいねやリツイートなどで構成されるエンゲージメントなどのデータを確認できます。
Twitterアナリティクスの見方については、以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご参照ください。
Twitterアナリティクスを使って分析・解析方法を徹底解説!
コムニコ マーケティングスイートとは
Twitterアナリティクスでは、インプレッション数やエンゲージメント数などを確認できますが、より詳細なデータを活用して分析したい場合は、コムニコ マーケティングスイートなどの分析ツールの導入をおすすめします。
コムニコ マーケティングスイートとは、株式会社コムニコが提供するTwitter・Instagram・Facebookの運用管理ツールです。主な機能は3つあり、投稿予約・アカウント分析・コメント管理機能を有しています。
コムニコ マーケティングスイートのTwitter分析では、アナリティクスデータをより見やすく整えた自社アカウント分析や、それらをエクセル形式のレポートで出力できる月次レポート機能、競合のフォロワー数や反応数を追える競合分析機能を搭載しています。
シンプルで使いやすいツールなので、分析にかかっていた作業時間やコストを大幅にカットできます。また、複数のTwitterアカウントを運用している場合でも、ひとつのツールで一括管理が可能となります。
次の章から、実際の機能をご紹介していきます。
自社アカウント分析機能
コムニコ マーケティングスイートの自社アカウント分析機能は、Twitterアナリティクスをより見やすく整えた画面になっています。さらに、Twitterアナリティクスではデータが取れない、「日ごとのフォロワー数の推移」や「日ごとのフォロワー数の増減」などを取得することができます。
〇フォロワー数の推移
アカウントを登録した日からフォロワー数のログを取り始めます。フォロワー数の増減も日ごとの推移を確認できます。
〇ツイートへの反応数
投稿したツイートの反応数やインプレッション数などを確認できます。このページでは、ツイートをエンゲージメント率が高い順に並べたり、インプレッションが高い順に並べたり、指定した項目の降順・昇順で並べ替えることができます。どんなツイートがインプレッションが伸びるのかなど、傾向の分析にお役立ていただけます。
〇カスタマイズ可能なサマリー機能
Twitter運用の重要指標にはフォロワー数やエンゲージメントが取り上げられがちですが、実際はアカウントによって重要指標は異なります。Twitter運用の目的がサイトへの誘導であればURLクリック数を見るべきですし、フォロワーとのやりとりを重視しているのであれば、リプライ数を指標にすべきです。
このことから、コムニコ マーケティングスイートはカスタマイズ可能な「サマリー」をご用意しています。サマリーページには、「合計値」「グラフ」「目標達成度」「表」が追加でき、見たい数値を見たい形で設置できます。
さらに「投稿ランキング」を追加すると、指定した指標における投稿ランキングを表示させることもできます。自社のKPIにあわせて、投稿ランキングを作成しましょう。
競合比較機能
コムニコ マーケティングスイートのTwitterアナリティクスとの大きな違いは、「競合比較」ができる点です。この機能を使えば、ベンチマークしているアカウントや関心のある企業のフォロワー数やツイートへの反応数などをチェックすることができます。
〇フォロワー数の比較
競合アカウントを登録しておくと、フォロワー数を横並びで比較確認ができます。それぞれのフォロワー数の増減を追うことが可能なので、フォロワー数が増えたタイミングや、減ったタイミングで各アカウントが何をしていたか、調べることができます。
〇反応の良い投稿・悪い投稿の傾向比較
競合比較では、競合アカウントの反応が良かった投稿トップ5および反応がよくなかった投稿TOP5がランキング形式で表示されます。これによって、どんな投稿が人気なのか、どんな投稿は人気でないのか、傾向を把握することができます。
〇投稿一覧
その他、競合アカウントの投稿を一覧で表示させる機能もあります。自社分析と同じように、反応数の多い順やリツイートの多い順に並べ替えることも可能です。
月次エクセルレポート機能
エクセルレポートでは、Twitterアカウントの月ごとのデータ集計レポートをエクセルデータにしてダウンロードすることができます。レポートを作成したいTwitterアカウントと対象月を選択すればすぐにダウンロード可能です。
また、マクロを実行することで投稿画像も自動挿入されるため、キャプチャをとって貼り付ける面倒な作業は必要ありません。
Excelレポートでは、下記のことがまとめられています。
表紙 |
レポートの表紙 |
|
成果指標 |
過去半年間の成果指標を月毎にまとめたシート 運用の成果を一覧で確認できる |
フォロワー数(累計)、フォロワー数(増減)、投稿数、リツイート、いいね、返信、反応数、反応率、インプレッション、その他アクション、エンゲージメント数、エンゲージメント率 |
フォロワー数推移 |
フォロワー数の日次推移を確認できる |
フォロワー数(累計)、フォロワー数(増減) |
フォロー数推移 |
フォロー数の日次推移を確認できる |
フォロー数(累計)、フォロー数(増減) |
リスト数推移 |
リスト数の日次推移を確認できる |
リスト数(累計)、リスト数(増減) |
投稿一覧 |
投稿毎の詳細データを確認できる |
公開日のフォロワー数、インプレッション、反応数、リツイート、いいね、返信、反応率、その他アクション、エンゲージメント数、エンゲージメント率、動画再生数、短縮URLクリック数 |
タイプ別平均 |
投稿タイプ別の平均値を確認できる |
投稿数、インプレッション、反応数、リツイート、いいね、返信、反応率、その他アクション、エンゲージメント数、エンゲージメント率 |
カテゴリ別平均 |
カテゴリ別の平均値を確認できる |
投稿数、インプレッション、反応数、リツイート、いいね、返信、反応率、その他アクション、エンゲージメント数、エンゲージメント率 |
反応率の高い投稿 |
反応率ベスト3の投稿を確認できる |
反応率、反応数、リツイート、いいね、返信、インプレッション、その他アクション、エンゲージメント数、エンゲージメント率 |
反応率の低い投稿 |
反応率ワースト3の投稿を確認できる |
反応率、反応数、リツイート、いいね、返信、インプレッション、その他アクション、エンゲージメント数、エンゲージメント率 |
エンゲージメント率の高い投稿 |
エンゲージメント率ベスト3の投稿を確認できる |
エンゲージメント率、エンゲージメント数、リツイート、いいね、返信、反応数、反応率、インプレッション、その他アクション |
エンゲージメント率の低い投稿 |
エンゲージメント率ワースト3の投稿を確認できる |
エンゲージメント率、エンゲージメント数、リツイート、いいね、返信、反応数、反応率、インプレッション、その他アクション |
用語解説 |
本レポートで使用している用語の解説をまとめたシート |
Twitterのレポート作成にお困りの方は、こちらからレポートのフォーマットが無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください!
まとめ
Twitterアナリティクスは、アカウントのインプレッション数など主要な数値だけを知りたい場合に便利な、無料で使える分析ツールです。
一方のコムニコ マーケティングスイートは、SNS運用の作業負担を軽減しながらも素早く全体像を把握でき、分析レポートもワンクリックでダウンロードが可能です。Twitterアナリティクスとの大きな違いである競合比較機能を利用すると、自社の改善点やトレンドなどが明確になる点もメリットのひとつです。Twitter分析をツールで行うのであれば、両者を目的に応じて使い分けるのがよいでしょう。
コムニコ マーケティングスイートでは、2週間の無料トライアルをご用意しております。まずはお試しいただき、必要に応じて、実際の画面をお見せしながらデモンストレーションを行うことも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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2011年、株式会社コムニコへ入社。セールス・コンサルタントとして、業種・業界問わず多くの案件を担当。2019年よりマーケティング領域も兼任し、コンサルタントとしての経験を活かした運用担当者目線のマーケティングを行っている。