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TikTokで成功する企業アカウントとは?6つの運用ノウハウを大公開

TikTokで成功する企業アカウントとは?6つの運用ノウハウを大公開

10~20代を中心に人気の短尺動画プラットフォーム「TikTok」。テレビをあまり見ない若年層との接点を持つ手段として、活用を検討しているという企業も多いのではないでしょうか。
TikTokは、そのアルゴリズムにTwitterやInstagramなど他のSNSにはない特徴があり、認知を拡大する手段として非常に有用です。そこで今回は、企業がTikTokの運用を成功させるための運用ノウハウについてまとめました。

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TikTokの基礎情報

TikTokは、数秒から数分の短尺動画を中心とするモバイル向けの動画プラットフォームです。
アクティブユーザーは、世界で10億人以上、日本では950万人以上。2020年4月から2021年8月にかけてApp Storeでのダウンロード数がトップになるなど、近年特に人気が高まっています。

2022年08月ユーザー情報
参考記事:人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ

ユーザーは若年層を中心としており、総務省の調査によると、10代では6割以上、20代も約半数が利用しているとの結果となっています。また、2020年と2021年の利用率を比較すると、20代では約18ptも利用率が上がり、全ての年代においても利用率が増加するなど、年々人気が高まっていることが分かります。
tiktok年代別利用率

その一方で、TwitterやInstagramなどのメジャーなSNSと比較すると、どの年代もTikTokの方が利用率は低いという現状があることは理解しておきたいところです。TikTokの利用率が高い10代はTwitterやInstagramに迫る勢いがありますが、その他の年代ではまだまだ大きな差があります。
SNS年代別利用率(2021年)

それぞれの活用目的次第ではありますが、現状では、あくまでもTwitterやInstagramの活用をメインとした上で、それでもカバーしきれないユーザー層の認知を獲得するための手段として、TikTokを検討することをおすすめします。

TikTokユーザーの1日の平均視聴時間は、2021年7月時点で67分となっています。2020年1月~3月は52分、2021年1月時点では62分となっていたため、視聴時間は伸長傾向にあります。

関連記事 >> TikTokをビジネスに活用するには?企業アカウントの作り方や事例、運用のポイントを紹介

TikTokの特徴

TikTokの特徴は、レコメンド(おすすめフィード)を中心にいろいろな情報をザッピングできる「回遊型レコメンドシステム」であることです。
通常、InstagramやTwitterなどのSNSでは、アプリを開くと最初にフォローしているユーザーからの投稿を受け取るフィード(タイムライン)が表示されますが、TikTokでは「おすすめ」のフィードが表示されます。
おすすめフィードは利用者の視聴行動から高度にパーソナライズされており、フォローしていないユーザーからの投稿も含めた、利用者が興味を持つと推察される動画を表示しています。このおすすめフィードとパーソナライズによって、好きなもの・関心のあることと出会いやすいTikTokの世界観が作り出されています。

おすすめフィードの利用率が高いことで、企業はユーザーと出会いやすくなります。
TikTokの投稿は、おすすめフィードの存在によって一定数のユーザーに必ず表示されるようになっているため、良質なコンテンツを作成できれば、フォロワーが0でもバズることができます。
つまり、フォロワーを起点にコンテンツが広がっていく他のSNSと違い、アカウントを開設したばかりでもコンテンツの内容次第でバズることができ、かつ、誰でも公平に新しいファンを獲得できるようになっていることがTikTokの面白さです。

また、気に入らない動画は広告であってもスワイプできるようになっていて、YouTubeの広告などのように、強制視聴がないこともユーザーに好まれているポイントです。

TikTokを活用する際に注意したいこと

検索機能は万全ではない:
TikTokでもキーワードによる検索はできますが、検索結果として上がってくるのは、それに当てはまるユーザー名、楽曲、ハッシュタグのみです。また、ピンポイントで一致しなければ結果には上がらないため、検索で何かを探すよりも、レコメンドで好きなものと出会うのがTikTokの世界観だと認識しましょう。

インサイトは必要最低限:
インサイトで確認できる数値は、再生数、エンゲージメント数、エンゲージメント率、平均視聴時間、リーチ数、視聴完了率、いいね数、コメント数、シェア数、セーブ数などの基本的な数字のみ。フォロワー数の推移などは見ることができないため、他のSNSに比べて得られる情報は少ないと言えます。

「バズ=フォロワーが増える」ではない:
フォロワーが少なくても投稿次第でバズれることがTikTokのメリットですが、バズることが必ずしもフォロワーの増加につながるわけではありません。あくまでもユーザーはバズった投稿そのものに興味があるのであって、バズ=フォロワーにはなりづらいことを理解しておきましょう。
フォロワーを増やすには、ユーザーが関心を持つコンテンツを継続的に、根気強く投稿していく必要があります。

TikTokアカウントを育てる6つの運用ノウハウ

では、ファンやフォロワーを獲得できるアカウントにするためには、どうすればいいのでしょうか。
TikTokで企業が成功するための、6つのノウハウをご紹介します。

1:定期的に投稿する

前述した通り、TikTokの投稿は必ず一定数のユーザーに表示される仕組みになっています。このアルゴリズムによって、投稿した分だけリーチを獲得することができ、そのコンテンツが良質であるほど再生数が伸びます。そのため、アカウントの開設初期は、できれば毎日、少なくとも週2〜3回は投稿することがおすすめです。質の高いコンテンツ配信を継続できれば、フォロワーの増加にも繋がりやすくなります。

アカウントを開設したばかりでも、投稿は一定数のユーザーに必ず表示されるため、魅力のあるコンテンツをしっかりと考えてつくり、最初からバズを狙っていくことが大事です。
アカウントを開設して何度か投稿を行った段階で、すべての動画が200回再生に達していなければ、残念ながらその後に数字が伸びる可能性は低いです。その際は、一度アカウントを削除し、コンテンツを練り直して再スタートすることも検討しましょう。

2:トレンドをキャッチする

他のSNS同様、TikTokでも流行に乗ったコンテンツはバズりやすいので、しっかりとトレンドを押さえておく様にしましょう。ただし、TikTokのトレンドは移り変わりが速いことも特徴です。

トレンドを押さえるには、TikTokで人気のインフルエンサー(TikToker)の投稿を定期的にチェックすることをおすすめします。TikTokトレンドの発信源はインフルエンサーであることが多いので、必ずチェックしておきましょう。

また、おすすめフィードに載っている投稿は人気の投稿なので、その傾向把握も重要です。同じ音源が使われていたり、踊ってみた・やってみた等のチャレンジが複数上がっている場合は、そのトレンドに乗ってみると良いでしょう。
ただし注意点として、おすすめフィードはアルゴリズムによって自分向けにパーソナライズされていることを忘れないようにしてください。複数アカウントを作ったり、複数名でトレンドをチェックし合うなど、「偏ったトレンドではないか」確認できる仕組みを作っておきましょう。

また、時間を掛けてコンテンツを作り込んでいるとトレンドが移り変わってしまうので、スピーディーにコンテンツを作成できる体制作りも必要です。そういった体制作りが難しい場合は、SNSマーケティングの総合代理店である株式会社コムニコでTikTokの運用代行も請け負っていますので、お気軽にご相談ください。

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3:引きのあるコンテンツを作成する

前項でもお伝えした通り、おすすめフィードに出てくる動画は、ユーザーに多く見られ評価されている動画=つまりバズっている動画であるため、最初はおすすめフィードに上がっている動画を真似していくと、ユーザーに興味を持ってもらいやすいコンテンツがつくれます。

動画に使用する音源も重要で、バズっている音源を使うと、レコメンドに上がりやすくなります。ただし、企業の場合は商用利用可能な音源しか使えないため、注意するようにしましょう。

ちなみに、バズりやすいコンテンツは、以下のようなものです。

  • 驚きがあるもの、単純にすごいと思えるもの
  • ユーザーにとって有益な情報が詰まったVlog系(コスメレビューや旅先紹介、おすすめコーデなど)
  • 結果が気になるランキング系
  • 続きが気になるストーリー系
  • リズムに乗ったコンテンツ(TikTokは音をオンにして閲覧している人が多い)
また、これは動画全般に言えることですが、動画のオープニングは最後まで見たいと思わせる、続きが気になるようなものにすることが大切です。

4:アカウントの”印象”を作る

このアカウントはこういう情報を発信している、という印象を分かりやすく演出することで、ユーザーが「私が欲しい情報をくれるアカウントである」と判断しやすくなり、フォロワーの増加につながります。

そのためには、事前にアカウントの戦略や、そのアカウントで投稿するコンテンツの方向性を決めておくことが重要です。戦略や方向性は、誰にどんな気持ちになってもらいたいか、そうするためにどんなコンテンツが必要かを考えながら決めることで、より的確にターゲットユーザーの心を捉える内容に近づけることができます。

たとえば、SNS美容メディアの「MimiTV(公式)」は、並んでいる動画を見ただけで最新コスメの情報が手に入るアカウントだということが分かるため、コスメの情報を求めているユーザーや、コスメの流行に敏感なユーザーはついフォローしたくなってしまうでしょう。

MimiTV

5:視聴完了率と離脱ポイントを注視する

TikTokの運用で重視すべき指標は、「視聴完了率」です。なぜなら、視聴完了率の高い動画ほどTikTokでは良質と判断され、バズりやすい傾向があるためです。20%程度の視聴完了率を目安として、そこに到達してない場合はコンテンツの見直しを行うようにしてください。

視聴完了率を上げるために確認したいのが、離脱ポイントです。どこで離脱したかを確認することで、視聴をやめた原因を明確にし、視聴完了率を上げるための改善を行うことができます。
長すぎる動画はスキップされてしまい、視聴完了率が下がるため、動画の長さは30秒以内がおすすめです。2020年のTikTokの調査によると、1分以上の動画を長すぎると感じる人は48.5%と、利用者のほぼ半数にのぼる結果となっています。

TikTokのアルゴリズムでは、いいねやコメントの数よりも、きちんと動画が見られたか、最後まで楽しんでくれているのかが重要視されます。最初はTwitterやInstagramとは勝手が違うことに戸惑うかもしれませんが、インフルエンサーでなくても平等にバズれるチャンスがあることが大きなメリットだと心得ましょう。

6:おすすめフィードに載ることを意識する

投稿をバズらせるためには、おすすめフィードに乗ることがカギになります。逆に言えば、おすすめフィードで視聴されることが、バズにつながります。

おすすめフィードに乗るためには、そもそもそこでどのような動画が紹介されているかを定期的に確認し、真似してみましょう。また、自社の投稿の視聴数が伸び悩んでいるのであれば、おすすめフィードに出てくる動画を参考にしながら、多くの人に興味を持ってもらえる投稿はどのようなものなのかと考え直すことも大切です。

おすすめフィードでの視聴数はインサイトで確認できるので、定期的にチェックし、その結果も次のコンテンツづくりに活かしましょう。

TikTok運用に向いている業界と企業事例

Instagramなど他のSNSと同様に、一般ユーザーにとって身近で手に取りやすい商品はTikTokに向いています。また、TikTok は現時点では若年層の利用が多いため、若年層をターゲットにしている業界は、TikTokを使うことで認知の拡大などに大きく役立てることができます。

TikTokの活用がおすすめの業界は、たとえば食品、飲食、テレビ、コスメ、アパレル、アプリなどがあげられます。
考慮すべきポイントとしては、1本の短い動画の中で自社や製品の魅力を伝えられるかどうか、興味を持ってもらえそうかという点です。他のSNSとは異なり、1つのコンテンツでどれだけ興味を持ってもらえるかが重要なので、その点を考慮して活用すべきかどうかを判断するようにしましょう。

以下にて、実際にTikTokをマーケティングに活用している企業の事例を紹介します。
※画像をクリックすると各TikTokアカウントへ遷移します

■サッポロポテト公式

サッポロポテトTikTok

サッポロポテトのアレンジレシピの紹介や、サッポロポテトにまつわるクイズなどで楽しませてくれます。また、Vlog風の動画にサッポロポテトを映り込ませたりと、遊び心があふれるアカウントです。

■【公式】ドミノ・ピザ

ドミノピザTikTok

毎回いろいろな音楽のリズムに乗ってピザをつくっていく様子はおもしろく、ついつい最後まで見てしまいます。また、「チーズが苦手」というコメントに対してチーズを使わないピザの作成動画をアップしたり、「○○だけど、おすすめのピザありますか?」といった質問に応える動画をアップしたりと、コンテンツでコメントに返信するというコミュニケーションも行っています。

■長崎バイオパークNAGA BIOPARK

バイオパークTikTok

パークにいる動物たちのいろいろな可愛い姿が見られる動画をアップしています。中でもカピバラが人気で、再生回数が500万回再生を超えるものも。動物の動きに合う音楽を選んだり、音楽に合わせた編集を行ったりと、音楽をうまく使いこなしているところが、非常にTikTokの文化に馴染んでいます。

■ibisPaintアイビスペイント【公式】

アイビスペイントTikTok

こちらは、無料でも使えるお絵かきアプリのアカウントです。アプリの使い方やよくある問題に対する解決方法、イラストの描き方などを動画にしており、アプリのユーザーにとって有益な情報が配信されています。また、アプリを使ったことがない人にも、こんなことができるなら使ってみたい、これなら使いこなせそうだと思わせられるような内容となっています。

■news zero

ニュースZEROTikTok

ニュース番組がTikTokというのは意外なようですが、TikTokでニュースを配信することで、テレビを見ない若い世代にも情報を届けることができています。動画がテレビと同様の横長サイズであるため、下段が緑の空きスペースになっていますが、ユーザーが動画の説明文を開きながら視聴しても、説明文が動画に被らないようになっています。

■無料ダウンロード資料:業界別TikTok企業アカウント事例集

投稿内容や運用方針に迷っている方に向けて、「業界別TikTok企業アカウント事例」を無料公開しています。レジャー、交通、日用品、食品など、さまざまな分野の事例が業界別でまとまっていますので、これらを参考に、自社のTikTok運用を考えてみましょう。

業界別TikTok企業アカウント事例集

>>「業界別TikTok企業アカウント事例」のダウンロードはこちら

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まとめ

TikTokは、あくまでも短尺の動画であり、新しい出会いをつくるプラットフォームです。つまり、ユーザーとの関係構築というよりも、認知拡大に向いています。そのため、TikTokは他のSNSとも併用しながら運用することで、TikTokを入口に興味を持ってもらい、そこから他のSNSやウェブへつなげて、自社や製品への理解を深めてもらったり、コミュニケーションを構築するといった活用がおすすめです。

また、他のSNSと同様に、アカウント運用はすぐに成果が出るものではありません。その中でもできるだけ早く成果につなげたいという場合は、広告の活用を検討しましょう。

TikTokはトレンドの移り変わりが速いプラットフォームなので、TikTokで成功するには流行の変化を押さえたコンテンツを継続的に投稿していく必要があります。そのためのノウハウが社内にないとお困りの場合や、社内での運用が難しいという場合は、ぜひ株式会社コムニコにご相談ください。

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