【2026年SNSトレンド予想】AI・アルゴリズム・ECへの対策は?Meta・note・BeRealと代表的なSNS支援各社が語る「次の一手」

SNSマーケティングの支援を行う株式会社コムニコが2026年1月28日、2026年のSNSマーケティングのトレンドを読み解くカンファレンス「SNS TREND CATCH UP 2026」を開催。コムニコのほか、各領域を牽引する業界のトップランナーや、Meta、BeReal、noteの媒体担当者も登壇し、2026年の未来予測を語りました。
この記事では、カンファレンスの内容をダイジェストでご紹介。SNSマーケティングで攻めの一手を打つために、押さえておくべきヒントをまとめました。
開催概要
2026年1月28日に開催した「SNS TREND CATCH UP 2026」では、SNSプラットフォームの担当者や業界のトップランナーをお招きし、2026年のSNSマーケティングトレンドを徹底解説しました。
| 開催日 | 2026年1月28日(水) |
| 主催 | 株式会社コムニコ |
| テーマ | 2026年のSNSマーケティングトレンドと「次の一手」の提示 |
セッション構成
- 第1部:激動の2025年を経て、SNSはどう進化したのか?「2026年の未来予想図」(株式会社コムニコ)
- 第2-8部:SNSマーケティング「次の一手」 主要プラットフォームとショート動画の攻略法(SNS支援企業各社:コムニコ・GiftX・テテマーチ・ホットリンク・ガイアックス・トライバルメディアハウス・studio15・A・4X)
- 第9-11部:各プラットフォーム担当者が語る最新動向(Meta・BeReal・note)
▼【全11部】登壇プログラム・登壇者一覧を表示する
第1部:2026年の未来予想図
株式会社コムニコ / 後藤 真理恵
第2部:SNSマーケティング再定義2026
GiftX / テテマーチ / コムニコ(飯高 悠太、田中 栽理、北村 類希)
第3部:アルゴリズムとAIで変化するX活用
株式会社ホットリンク / 増岡 宏紀
第4部:Instagram活用・成長のシナリオ
株式会社ガイアックス / 板谷 昂洋
第5部:2026年のTikTokマーケティング
株式会社トライバルメディアハウス / 藤井 健二
第6部:TikTok Shopが導くSNSマーケティング
studio15株式会社 / 阿部 孝裕
第7部:インフルエンサーマーケティングの新しい設計原則
株式会社A / 白潟 愛
第8部:ブランドを担うショート動画戦略
株式会社4X / 半澤 弘幸
第9部:企業がいまThreadsを活用すべき理由
Facebook Japan合同会社 / 山谷 道裕
第10部:ゼロクリック時代にnoteで発信する意義
note株式会社 / 徳力 基彦
第11部:BeReal.が生む“本音の接点”
BeReal. Japan / 国定 希生
激動の2025年を経て、SNSはどう進化したのか?「2026年の未来予想図」
第1部では、株式会社コムニコ マネージャー 兼 一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事 後藤真理恵が登壇。
2025年に起きたSNSの主要アップデートについて、ひと月ごとに解説を行いました。その後、2025年の流れから予想される2026年のトレンドや、これからのSNS運用の考え方まで、時代を先取りできるヒントについて語りました。
2025年の国内ユーザートレンド
日本の人口はどんどん減少する一方で、SNSのユーザー人口は増え続けています。
2025年の1月と12月における各SNSのユーザー数を比較すると、最もユーザーが増加したのはTikTokで900万人。そのほかのSNSも増加か現状維持となっており、ユーザーが減少したSNSはありませんでした。

2025年の主要アップデート
1月:Instagramのアルゴリズムにおいて、重要視している3つの要素が明らかになりました。
①視聴時間
②いいね
②シェア(DMでのシェアを含む)
(「いいね」と「シェア」は優先順位が変わらない)
「視聴時間」は、その投稿を閲覧している時間の長さのこと。この時間の長さが、アルゴリズムにおいては非常に重要だということが示されています。
「いいね」と「シェア」はそれぞれ影響するところが異なり、「いいね」は自身のアカウントのフォロワーをはじめ、DMやコメントでのやり取りしているといったすでに関係性のあるユーザーへのリーチに重要な影響を与えるとのこと。一方、「シェア」は、まだ関係性ができていないユーザーへのリーチに重要な影響があるようです。
企業のSNS担当者は、平均視聴時間や投稿のリーチあたりのいいね数、およびシェア数には特に注目するようにしましょう。
3月:イーロン・マスク氏のAI関連スタートアップであるxAI社が、X(Twitter)を買収しました。
xAI社は、X(Twitter)プラットフォームに統合されている生成AI「Grok」の開発を行っている企業です。この買収をきっかけに、X(Twitter)のアルゴリズムはGrokベースに切り替わりました。
4月:Metaが、無料の動画編集アプリ「Edits」をローンチしました。
「Edits」は、最大10分までの動画撮影ができる、透かしが含まれない動画がダウンロードできる、Meta以外のSNSへの投稿も可能、リール動画の分析ができる独自のインサイトが利用できるといった特徴があります。
Edits自体は毎月アップデートされており、Metaの肝入りプロダクトであることがうかがえるため、今後も動向に注目したいところです。
6月:Threadsに新機能として「ネタバレ防止機能」が登場しました。
これは、投稿のテキストや画像などに“ぼかし”を入れられるという機能です。また、ぼかしのかかっているテキストや画像はタップすると見ることができ、ユーザーがタップすることで、エンゲージメントの向上も期待できます。企業アカウントでもアイデア次第で活用できると考えられます。
X(Twitter)では、ハッシュタグ付きの広告が配信できなくなりました。
現在、広告にはハッシュタグを入れることができなくなっています。
TikTokが、EC機能である「TikTok Shop」を日本で提供開始しました。
TikTokのフィードやライブ配信において、タグ付けされた商品をTikTok上でそのまま購入できるようになりました。
7月:X(Twitter)の広告において、6月のハッシュタグ付き広告に続き、本文テキストにURLが含まれる広告も配信停止になりました。これによって、テキストにURLを貼って外部サイトに誘導するという手法は使えなくなりました。
ただ、外部サイトに誘導したい場合は、変わらず画像や動画にURLをリンクできる「ウェブサイトカード」機能が利用できるようになっています。
同じくX(Twitter)では、検索対象からユーザー名が除外されるようになりました。これまでは、あるキーワードを検索したときに、本文テキストにそのキーワードが含まれる投稿だけでなく、ユーザー名にそのキーワードが含まれる投稿もすべて検索結果に表示されていました。しかし、現在はキーワードがユーザー名にのみ含まれる投稿は表示されないようになっています。
企業アカウントの担当者は、企業名やブランド名をユーザー名に入れているだけではユーザーの検索に引っかからないことを念頭に置き、検索してユーザーに見てもらいたいキーワードは投稿本文に含めるようにしてください。
Threadsにおいて、メッセージ機能が新たに追加されました。現在は、18歳以上かつ、フォローしている人またはInstagramの相互フォロワー限定でやりとりができるようになっています。
8月:Instagramにおいて、リポスト機能が導入されました。
それまでも、投稿をDMでシェアするといったリポスト機能はありましたが、フィードでもリポストできるようになっています。これによって、以前に比べてInstagramでの投稿の拡散、およびリーチの拡大が期待できるようになりました。
9月:イーロン・マスク氏が自身の投稿で、X(Twitter)のアルゴリズムを完全にAI(Grok)ベースに変更すること、そしてオープンソース化することを予告。これを機に、実際にAIベース化およびオープンソース化が行われました。
10月:noteにおいて、メッセージ機能が追加され、13歳以上が利用できるようになりました。
現在は1対1のやりとりのみですが、今後は複数人にも対応予定とされています。テキストだけでなく、ファイルの送受信も可能。既読表示機能も付いています。
Threadsには、投稿後24時間で消える「ゴースト投稿」がローンチされました。Instagramのストーリーズと似た機能となっています。
12月:Instagramにて、1つの投稿に付けられるハッシュタグが5個までに制限されました。
この背景には、ハッシュタグを絞ることによってターゲットが絞られ、投稿のパフォーマンスやユーザー体験が向上するという考えがあるとのこと。これまでハッシュタグは30個まで付けることができましたが、これからは本当に投稿に関係のあるハッシュタグに絞ること、そしてあまりに一般的すぎるハッシュタグは避けることが重要となります。
2026年の最新情報
2026年1月、X(Twitter)がアルゴリズムを公開。これまでは、発生したエンゲージメントの結果を見てポイントを加算し、そのポイント集計に基づいて並べ替え、おすすめに表示していました。そこから、AI(Grok)を使って各ユーザーの過去行動をもとにエンゲージメント確率を予測し、おすすめに表示されるように切り替わりました。

また、noteでは、CXO(Chief Experience Officer)の深津貴之氏から、noteの「おすすめ」アルゴリズムが紹介されました。
内容を要約すると、noteではAI生成の記事そのものは否定しませんが、優先順位としては、人間が発信する生の一次情報や体験の記録、作品を最優先でおすすめしていくとのこと。ただ、重要なのはAIを使っているかどうかではなく、情報の一次性や独自性であり、それを大事にしておすすめしていく作品を決めていくということでした。
参考:「noteの推しアルゴリズムについて」
YouTubeでは、ブログで、CEOからのレター「2026年の展望」が公開されました。
その内容には、YouTubeが今後、特にAIに関してどのように活用しながらいろいろな機能の提供を行っていくかという話が書かれています。
参考:「YouTube CEO からのレター:2026 年の展望」
2026年に注目すべきSNSトレンド
- アルゴリズムのオープン化・・・2025年もX(Twitter)やInstagramがアルゴリズムの一部を公開しましたが、少しずつアルゴリズムを公開するという流れが今後も継続するのではと考えています。コムニコでも、引き続きチェックしていきます。
- クローズドコミュニティへの回帰・・・Instagramでは、リールをクローズドなコミュニケーションツールであるDMでシェアするユーザーが増えているという発表がありました。また、BeRealやDiscordなど、本当に仲のいい友人同士でのやりとりを中心とするコミュニティも人気を博しつつあります。さらに、Threadsやnoteには、メッセージ機能が新たに追加され、機能としてもクローズドコミュニティが発展する方向に進んでいます。こうした流れは、2026年も継続することが予想されます。
- 生成AI対策・・・AIに選ばれるSNSコンテンツを作成することが必要です。それには、一次情報であることや、論理的な構造化がなされていることが大事になります。また、AIスロップと呼ばれる低品質なコンテンツがSNS上に溢れかえっているため、事実の立証や人間味のあるコンテンツを意識することによって、それに対抗することが重要です。
- ハッシュタグは「厳選」フェーズへ・・・Instagramは5個までに制限され、TikTokでも実質5個までとなっています。また、X(Twitter)では、4個以上のハッシュタグを付けても、4個目以上のハッシュタグは検索対象外になっており、事実上3個以内の使用が推奨されています。今後は、ハッシュタグを数個厳選して付けることが推奨され、これがさらに縮小していくことも予想されます。
2026年、SNS運用は打ち上げ花火から手持ち花火へ

大規模かつオープンで誰もが参加できる、たとえばSNS上のプレゼントキャンペーンやハッシュタグキャンペーン、インフルエンサーを使った大々的なキャンペーンが「打ち上げ花火モデル」だとすると、クローズドなコミュニティへの回帰が進む2026年は、一人ひとりが選んで手に持つ「手持ち花火モデル」になると考えられます。
前者も効果がなくなるわけではありませんが、やや画一的、予定調和といった部分がユーザーに見透かされてしまっていたり、やや一方的になりがちだったり、打ち上げても数秒で消えてしまったりという面もあります。一方で後者は、ユーザーがそれぞれの花火たる一次情報を選ぶことができ、それを見ながら仲間たちと感想を話し合ったりすることができます。花火を見ながら対話の場が生まれ、花火を囲むコミュニティが生まれ、花火の熱もユーザーに伝わります。また、瞬発性もあれば、線香花火のように持続性を持つものもあります。
2026年のSNS運用は、ドカンと打ち上げる花火だけでなく、手持ち花火型のモデルも意識してみてはいかがでしょうか。その際に、花火に点火するための要素として生成AIを活用するということも、大いに有効だと考えています。
(株式会社コムニコ マネージャー 兼 一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事 後藤真理恵)
SNSマーケティング「次の一手」 主要プラットフォームとショート動画の攻略法
第2〜8部では、SNSマーケティングの最前線で支援を行うプロフェッショナル各社が登壇。これからのSNS運用の考え方や、各SNSにおける戦略の立て方などについて、各社の知見を凝縮した攻略法を語りました。一部を抜粋してご紹介します。
【戦略・LTV】2026年は「バズ」から「信頼・売上」へ
SNSのアルゴリズムは、投稿のリーチ数や拡散数よりも、視聴時間の長さやシェア数、いいね数を重視するようになってきています。つまり、「バズ」よりも「信頼性」や「ユーザーが求めている価値とのマッチ度の高さ」、「投稿をきっかけにコミュニケーションが生まれること」が求められるようになってきており、本当に価値のあるものを発信しなければ、投稿は拡散されず、見てもらえないという状況になっています。
また、SNSはどのように運用するかという手法の話になりがちですが、大前提としてSNSマーケティングの目的は売上につなげること。そのうえで、今の時代のSNS運用において重要なのは、3つの要素を理解することです。
- ブランドが与えられる価値
- ターゲットインサイト
- プラットフォームが目指す世界

また、生成AIが一般的になった今、情報の正しさがますます重視されるようになっています。企業の公式アカウントが発信する情報は、特に正確性が重要です。信頼に値する情報を発信するという視点を持ちながら運用していくことが、今後は必要になっていくでしょう。その際、リーチ数やコンバージョンといった数で見える成果だけでなく、フォロワーとの関係の質にも、今まで以上にフォーカスを当てて見ていくといいでしょう。
ショート動画も「バズ」より「信頼」へ
InstagramのリールやTikTokなどのショート動画でも、エンタメ重視の拡散から、次のコンテンツも継続して視聴したくなるといった信頼の構築や好意形成、ファン化が重視されるようになっています。つまり、一瞬のバズよりも、たとえば日常がちょっと楽しくなる、安心感が生まれるといったことが感じられるショート動画をつくることが重要です。
ポイントとしては、作り込みや加工を完璧にしすぎず、ありのままの裏側や等身大の魅力、熱量を届けること。不器用でも、本音だと感じられることに親近感や魅力が感じられるといったことがあります。また、ユーザーの悩みや課題に刺さる、共感できるといったことも、信頼を構築するポイントです。

【アルゴリズム攻略】X・Instagramは「検索」と「発見」が鍵
今や、SNSは良い投稿をすればバズるという時代ではなくなりました。コンテンツは溢れかえり、AIがその中からユーザーが興味を持つコンテンツを選定してレコメンドするという形になり、企業の投稿は特にレコメンドされにくくなっています。そうした状況を攻略するためには、緻密なマーケティング戦略を立て、再現性をもって活用することが重要です。
SNSで目指すのは、指名検索を生むこと
マーケティングにおける役割を考えると、SNSは、消費者との接点を創出することで、企業やブランドが想起されやすい状態をつくる場だと言えます。その成果を測る指標としてわかりやすいのが、指名検索の数です。
指名検索を得るまでのざっくりした流れは、「正しく届ける」⇒「反応を得る」⇒「想起される」⇒「指名検索・指名買い」だと考えられます。しかし、最初の「正しく届ける」ことが、現在のX(Twitter)では難しくなっているというのが現状です。
そこで、戦略として有効なのが「UGC創出に本気で向き合う」こと。広告やPRではなく、人に純粋に勧められると興味を持ちやすいように、UGCは人に大きな影響を与えます。また、UGCは勝手に生成されるため成果の持続性もあり、コストもかかりません。なかなか企業側が意図して生み出せるものではありませんが、常にUGCをどのように生み出すかという視点を持つことが重要です。
その1つとしてX(Twitter)では、すでにできあがっているコミュニティに乗っかる形で、情報を遠くまで届けていくという方法があります。そのコミュニティの人たちが興味を持つ情報をあえて置くことで、自然に話題化するのです。その際、狙うコミュニティをしっかりと決めて、そのコミュニティに届く訴求内容を考え、インフルエンサーや広告を活用して届けていくことが重要です。そのサイクルを回すことで、コミュニティとの接点を拡大し、UGCを自然に増やしていくことができるようになります。
Instagramでは「検索」と「発見」に応えるコンテンツをつくる
Instagramの使われ方は主に2つあります。
1つは、興味関心を持っていることについて、検索して情報を収集するという能動的な使われ方です。これに対しては、検索にヒットしやすいようにコンテンツを蓄積していくことが有効です。
もう1つは、レコメンドされたフィードやリール動画を見る、受動的な使われ方です。これに対して、企業は、ターゲットユーザーに届くようにコンテンツを設計し、発信することが求められます。
Instagramで拡散しやすい投稿の流入経路は、「発見」タブである場合が非常に多いと考えられます。
発見タブに掲載されるためには、投稿の評価を高める必要があります。Instagramでは、以下のような流れで投稿がレコメンドされます。
① 投稿を特定のシグナルに基づいて分類する
② その投稿を好みそうな少数のユーザーに表示する
③ ②で反応が良かったコンテンツをより多くのユーザー(上位カテゴリのユーザー)に表示する
④ ③で反応が良かったコンテンツをさらに多くのユーザー(上位カテゴリのユーザー)に表示する
そこで、まずは投稿のカテゴリを明確にして、ターゲットを決め、その人たちが面白い、シェアしたいと思えるコンテンツをつくることが重要です。

【動画・EC】TikTokとショート動画が導く購買への道筋
2025年、TikTok Shopが日本でローンチされ、それによってTikTok上で認知から購買までが完結できるようになりました。しかし、そもそもの前提として念頭に置いておきたいのが、SNSをはじめとしたコミュニケーションだけでは、商品は売れないということです。購入に至るには、商品力や価格、他のチャネルによる広告、販促、営業力などが多分に関わってきます。
購買ファネルの中でSNSが得意とするのは、認知から比較検討、および購入後の再想起やロイヤル化の部分です。SNSで興味のある商品が出てきたときでも、大半の人はすぐに購入するのではなく、公式サイトやクチコミを確認し、後日別のタイミングで広告やインフルエンサーの投稿、セールなどを機に購入するといったことが多いのではないでしょうか。つまり、基本的には長期的な視点での売上づくりに貢献するチャネルであるわけです。
SNS運用は、そうしたことを踏まえ、目的の設定と適切な手段の選択が重要になります。
では、その上で、どのようにTikTokやショート動画で購買へつながる戦略を描いていくのか。やはり、まずはしっかりユーザーにリーチする投稿を設計することが大切です。
TikTokの最新のアルゴリズムで重要とされている指標は、視聴維持率、リピート視聴、保存数の3つです。保存して後から見返したくなるようなコンテンツが、アルゴリズム的にも評価される傾向にあります。
また、ターゲットを絞って明確化し、そのターゲットに響く動画をつくることも大事です。TikTokで投稿を行うと、まずはそれに興味を持ちそうな200人程度に投稿が配信されます。そこで反応が良ければ、段階的に拡散していきます。誰向けかわからない内容の動画よりも、誰かにとって価値のある動画の方が、いい反応が返ってきやすいわけです。
TikTokでは、検索に応えるコンテンツづくりも重要度を増しています。
若年層の70%以上がTikTok検索を使用しているというデータが出ています。検索で表示させたいキーワードを音声やテロップ、キャプションに散りばめましょう。従来、TikTokのコンテンツはフロー型だと言われていましたが、検索の普及によってストック型にもなっています。TikTok Shopを有効活用するためにも、検索に応えるコンテンツづくりは大切です。
コンテンツ作成においては、滞在・専門性・検索の3要素を押さえることが投稿のリーチを高め、売上をつくることにつながります。
ちなみに、TikTok Shopの市場規模は、ローンチから半年で推定150億円程度。毎月1.5倍ペースで拡大しています。特に拡大しているカテゴリは、アパレル、美容家電/コスメ、食品/飲料。25~54歳女性が主要購買層で、全体の6割を占めています。
ライブコマースも購買につながりやすく、特に時間限定の割引によって購買を促進しています。ショート動画では、インフルエンサーを使って商品の利用シーンがわかる動画を量産し、売上につなげている事例も見られています。
企業がいまThreadsを活用すべき理由:会話が生み出すブランド価値とコミュニティ
第9部からは、各主要プラットフォームの媒体担当者が登壇。
Metaは、急速に成長を続ける「Threads」の現在地と未来を語りました。
- アカウント数の伸長
- 独立したSNSプラットフォームとしての成長
- コミュニティが多数存在
- ユーザーは企業やブランドへの関心が高い
- リーチを増やす仕組みへの期待
Threadsはローンチ以来順調に成長を続け、2025年8月には、月間アクティブアカウント数はグローバルで4億を達成。10月には、デイリーのアクティブアカウント数が1.5億を超えたことが発表されました。
Threadsを利用するためにはInstagramのアカウントが必要になるため、延長線上にあるイメージが強くありましたが、現在は独立した1つのSNSプラットフォームとして成長しつつあります。
また、Threadsには、興味関心を軸としてつながるコミュニティが数多く存在。分野は多岐にわたり、今もなお多様化しています。コミュニティの興味関心と関連したモーメントがあると会話量やエンゲージメントも増加することがわかっています。
企業視点で特筆すべきアップデートは、広告配信ができるようになったこと。ユーザーの4人に3人は1つ以上のビジネスアカウントをフォローしており、企業やブランドへの関心が高いと考えられます。
さらに、2026年はリーチを増やす仕組みの検討に注力するほか、パーソナライゼーションの機能開発やコミュニティの強化、クリエイター向けのプロダクト開発に取り組んでいくとのことです。

このように、企業にとって魅力的なSNSに急成長を遂げているThreads。その具体的な活用事例は、こちらの記事で解説しています。
詳細はこちらの記事でもご紹介しています。
参考記事:【Threadsの最適な投稿頻度は?】2026年の鍵を握る「パーソナライズ」活用術|SNS TREND SUMMIT REPORT
盛らない時代のマーケティング BeReal.が生む“本音の接点”
BeReal.の担当者からは、若年層を中心に支持される「リアル」なコミュニケーションの価値と、最新の媒体成長・広告活用について語られました。
- MAU550万人を突破し、大学生以上の層へも拡大
- 高いDAU/MAU比率が示す、圧倒的な「継続利用率」
- SNS疲れとは無縁の「リアルな日常」への回帰
- 広告を「コンテンツ」として受け入れる高い受容度
- 「第3者配信」や「Creative Lab.」による制作支援の開始
BeReal.は2026年1月時点で、日本国内のMAU(月間アクティブユーザー数)が550万人を突破。
現在は20代以降の社会人層にも利用が広がっています。特筆すべきは、MAUに対するDAU(1日あたりの利用者数)の割合が非常に高い点です。「BeReal Time(通知)」が強力なトリガーとなり、ユーザーが毎日、能動的にアプリを開く習慣が定着しています。
また、新たなユーザー属性として注目されているのが「ママ層」です。「デュアル画面」機能により、子どもの写真の中に自分の姿も残せる点が支持され、親子の日常を記録するツールとしての利用が急増しています。
多くのユーザーが「映え」や「加工」に疲れを感じるなか、BeReal.はタイムラインの最下部に「さあ、リアルの世界に戻る時間ですよ」というメッセージを表示するなど、デジタル上のコミュニケーションに没頭しすぎない“健全な距離感”を大切にしています。この姿勢が、ユーザーとの深い信頼関係と、媒体への高い接触頻度を生んでいます。
◼️「広告もコンテンツ」として楽しむ、独自の受容性とブランドセーフティ
企業にとってのBeReal.の魅力は、その「クリーンな広告環境」にあります。BeReal.のタイムラインには「友達」「広告」「公式アカウント」の3種類しか存在しません。リポスト機能や誹謗中傷コメントの文化がないため、ブランドの安全性が極めて高く、広告がノイズではなく「一つのコンテンツ」として自然に受け入れられる土壌があります。
実際、マクロミル社との共同調査では、他媒体と比較して広告に対する受容度が約1.9倍高いという結果も出ています。求人ボックス社がテレビCMと連動した配信を行い認知度を9.5pt上昇させた事例や、パナソニック コネクト社が大学生向けキャンペーンで大幅なブランドリフトに成功するなど、定量的な成果が相次いでいます。
◼️2026年の新展開:クリエイティブ支援とインフルエンサー活用
2026年からは、企業がより効果的にBeReal.らしいクリエイティブを制作できるよう、「Creative Lab.(クリエイティブ・ラボ)」という新サービスを開始します。商品のスペックを訴求するのではなく、日常の生活シーンに商品を溶け込ませる「共感型」のクリエイティブを、独自の絵コンテ作成から撮影まで一貫して支援します。
さらに、Z世代に強いインフルエンサー事務所と提携し、公式アカウントを活用した「第3者配信」の提供もスタートします。憧れのタレントの「リアルな日常」の中に企業のメッセージを自然に組み込むことが可能になりました。
作り込まれた世界観ではなく、加工のない「リアル」がトレンドを作る鍵。BeReal.は、企業がZ世代と“本音”で繋がるための、唯一無二のプラットフォームへと進化を続けています。
AIによるゼロクリック時代に企業がnoteで情報発信する意義
最後に、note株式会社の担当者より、生成AI時代におけるテキストコンテンツの価値について語られました。noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」をミッションとするメディアプラットフォームで、月間アクティブユーザー数は7000万人以上となっています。
現在、法人利用は5万件にのぼります。企業のビジョンや社員の思いなどが伝わる記事を蓄積していくというのが、企業の基本的な利用スタンスです。noteで企業のこだわりや社員の人となりを発信することで、仕事の依頼や人材採用につながった事例が数多く聞かれています。
◼️AIによるゼロクリック時代こそ、noteでコンテンツをつくろう
最近は、生成AIの回答を読んで満足し、検索結果のURLをクリックしないという「ゼロクリック時代」が訪れようとしています。2025年9月の調査でも、ゼロクリックの割合は63.5%にものぼっています。
そうした中で興味深いのが、noteはAI経由のアクセスが多いということでした。AIの回答を読み、その情報の出典元としてわざわざnoteを訪れる人が多いのです。特にAI経由の流入はビジネスカテゴリが多いこともわかりました。
AIはあらゆる記事から情報を収集し、ニッチな検索にも結果を返せます。そのため、新旧に関係なく、情報を深堀りして書かれている専門性の高いビジネス記事ほど、AIに紹介されやすくなっていると考えられます。

そこで、noteでは、AIに専門性を理解してもらうイメージを持ちながら、そのテーマに紐づく記事を増やしていくことで、ゼロクリック時代でも読まれるコンテンツをつくることができると考えています。
まとめ|時代の変化を捉え、2026年のSNSマーケティングを攻略しよう
2025年は、アルゴリズムの一部公開、情報の信頼性への問い、AI活用範囲の拡大、クローズドコミュニケーションの促進が大きな潮流となりました。
2026年のSNSマーケティングは以下のトピックが重要となりそうです。
・アルゴリズムのオープン化
・クローズドコミュニティへの回帰
・生成AI対策
・ハッシュタグは「厳選」フェーズに
これからは、ユーザーとしっかり向き合いながら、緻密に戦略を練って関係を構築していくことも求められます。
株式会社コムニコでは、2,600件以上(2024年10月時点)の運用支援実績に基づき、お客様のSNSマーケティングをサポートしています。成果を出せるSNSマーケティングがしたい、新しいSNSの運用を始めてみたいなど、どのような課題でもぜひご相談ください。
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フリーランス編集者として大手出版社の雑誌・書籍を担当後、コムニコへ。SNSコンテンツクリエイターとして、高知県観光のSNS支援では9ヶ月でフォロワーを約15倍に拡大など、さまざまな業種のアカウント支援を担当。「We Love Social」では、編集長として100以上の記事を執筆し、メディアを月間最大37万PVに成長させた。本質的な信頼を育む「ラバブルマーケティング」を実践する、SNSエキスパート協会認定講師(SNSエキスパート検定上級資格保有)。







