Z世代で大流行のSNS「setlog(セットログ)」とは?特徴から使い方、企業事例まで解説

App Storeの無料アプリランキングで連日1位を獲得するなど、2026年の若者トレンドを席巻している韓国発のVlogアプリ「setlog(セットログ)」。
クローズドなSNSで、「1時間に1回、2秒の動画を撮るだけ」というシンプルな仕組みが特徴です。流行している“setlogの世界観”を自社のマーケティングに生かすために、setlogで作成した動画やsetlog風の動画フォーマットを取り入れる企業も増えています。
本記事では、setlogの概要や基本的な使い方の解説に加え、setlogのフォーマットを活用した企業の最新事例をご紹介します。
setlog(セットログ)とは?
setlog(セットログ)とは、韓国からスタートした日常を共有するためのVlogアプリです。日本のZ世代や中高生の間でブームとなっており、setlogのアプリを使用して作成した動画を、X(Twitter)やInstagram、TikTokなどで共有する人も増えています。

setlogの特徴は、1時間に1回、2秒程度の短い動画を撮影し、最大で20人までの友人同士で共有できること。ログと呼ばれるグループをつくり、そこに20人までの友人を招待することで、その友人同士でそれぞれの日常カットを共有できるようになります。それぞれが撮影した日常カットは自動的に1本の動画にまとめられ、「Vlog動画」としてできあがります。編集技術がなくても簡単に日常動画を作成できる点が魅力です。
ちなみに、setlogは1人でも利用でき、自分のVlogとして他SNSなどで共有したり、自分だけの記録として日記のように撮り溜めていくといった使い方もできるようになっています。
リリースから数カ月で、瞬く間に人気に
setlogは、2025年12月にiOS版、2026年4月にAndroid版がリリース。setlogで作成したVlogを他SNSで共有する人が多いことも後押しとなり、App Storeの無料アプリランキングでは1位を獲得するなど、瞬く間に人気を集めました。
調査会社であるSensor Towerが発表したデータによると、2026年1月から5月までのsetlogの市場別ダウンロード数シェアは、開発元の韓国に次いで日本が2位。加えて、日本では5月に月間100万以上のダウンロード数を記録しています。
出典:Sensor Tower「Vlogアプリsetlogが韓国でClaudeアプリ超えのDL数成長量、日本は2番目の市場でBeReal超えの使用時間を記録」
また、2026年1月から5月の日本におけるsetlogの平均使用時間と平均セッション数は、同じくZ世代に人気のBeRealを超えるなど、短期間で既存アプリを超える大きなブームとなっています。
出典:Sensor Tower「Vlogアプリsetlogが韓国でClaudeアプリ超えのDL数成長量、日本は2番目の市場でBeReal超えの使用時間を記録」
このブームに乗って、企業が運営するSNSでも、setlogで作成した動画を投稿するといった活用が広がりを見せています。
setlogの主な機能と若者のトレンド
■編集不要のVlog自動生成
撮り溜めた動画は、ワンタップでsetlogが自動的にVlogとしてまとめてくれます。setlogの1日は、午前4時から翌午前4時まで。Vlogは、1日ごとに作成できるようになっています。
特別な編集技術が必要ない代わりに、編集できる部分はキャプション程度と限定的です。1時間に1回の撮影を忘れたら、あとから動画を追加するなどの編集もできません。できあがった動画に音楽を付けたいといった場合も、ダウンロード後に他のアプリなどで編集する必要があります。
■完成したVlogを他SNSへシェア
完成したVlog動画は、ダウンロードして自分の端末に保存したり、他SNSで投稿できます。実際に、Instagramでハッシュタグ「#setlog」を検索すると3.5万件(2026年7月時点)もの投稿が見られるなど、たくさんの人がsetlogのフォーマットで動画を共有しています。まさに若者世代の動画投稿の一つのフォーマットとして定着しつつあると言えるでしょう。
■コメント
ログ(グループ)内では、撮影した動画にコメントやリアクションで反応したり、メッセージのやりとりをしたりすることができます。
■zip機能
2026年6月に追加された新機能「zip」。特定の友人に、その場で撮影した写真を送れる機能となっています。ログ(Vlog)との違いは、動画ではなく写真であること、そして送られてきた写真は1回しか見られないこと。写真には、ログ機能と同様にキャプションを書き入れることができ、撮影時間も自動的に記載されます。
ログのように記録するというよりも、瞬間を友人と送りあい、コミュニケーションを図る意味合いが大きい機能だと考えられます。
【画像付き】setlogの始め方・基本的な使い方
スマホアプリを使ったsetlogのアカウント開設手順と基本の使い方を、画像付きで具体的にご紹介します。
Step 1:アプリのインストールとアカウント登録
①お手持ちのスマホがAndroidの場合はGoogle Playから、iPhoneの場合はApp Storeから「setlog」のアプリをインストールします。
アプリを開き、スマホのパスキーで登録するか、Googleアカウント(Androidの場合)あるいはAppleアカウント(iPhoneの場合)で登録するかを選択します。この記事では、AndroidとiPhoneに共通する「パスキー」での登録方法をご紹介します。

②名前を登録します。「姓と名が必要です」とありますが、必ずしも本名を使う必要はありません。友人知人と一緒に利用することが多いため、友人知人から見てわかりやすい名前にするのがおすすめです。
「名」→「姓」の順で入力し、「次へ」を押下すると、入力内容の確認画面が表示されます。ここで、利用規約の確認も行い、問題なければ「続行」で進みましょう。
③次に、setlogに与える権限を設定します。setlogを利用するには、写真と動画の撮影が必要になりますので、撮影や録音ができる設定にしましょう。
④撮影が開始できる画面になれば、登録は完了です。

Step 2:ログ(グループ)の作成と友達の招待手順
複数人でログを作成して、動画を作成する手順を解説します。
①画面右上にある「+」マークから、「ログ作成」を押下します。

②「ログ(グループ)名」を入力し、ログに招待する人数を選択します。
次に、「友だちを招待→」から、招待したい人に#から始まるPIN番号を送ります。

Step 3:動画の撮影とアップロード方法
①自分でログを立ち上げた場合は、トップ画面から設定したログ名をタップします。
次に、「タップで撮影」から動画を撮影します。

招待してもらったログに参加する場合は、トップ画面右上の「+」から「参加」を選択し、PIN番号を入力します。参加すると、トップ画面に新たなログ名が表示されるので、それをタップして撮影画面に入りましょう。
②撮影は、2秒間行われます。画面を横位置にし、目の前の様子や自分の様子を撮影しましょう。
撮影できたら、右上の「↑」でアップロードします。

Step 4:Vlogとして書き出し・保存
撮影は、1時間に1回行うことができます。撮影した動画は、トップ画面からログをタップして開いたあと、画面右上のボタン(画像参照)から自動でVlogとして時系列で一つにまとめられます。
まとめられた動画は、画面下部の「保存」から自分のスマホにダウンロードできるほか、「共有」から別の誰かに共有したり、他のSNSに投稿したりすることもできます。

企業アカウント事例:企業がsetlogをマーケティングに活かす方法
「動画フォーマットの応用」が正解
setlogは最大20人での動画共有が可能なクローズドなSNSであり、他のSNSのようにアカウントを公開する機能がありません。
そのため、企業がsetlog上で公式アカウントを運用するケースはほとんどなく、多くの企業はsetlogで作成した動画や、setlog風の動画フォーマットを取り入れて、X(Twitter)やInstagram、TikTokなど既存のSNSへ投稿する形で活用しています。
setlogで注目すべきは、「1日の流れを数秒ずつの動画カットでテンポよく繋ぎ合わせ、飾らないリアルを伝える」というフォーマット(世界観)です。
ここからは、いち早くsetlogをSNSマーケティングに活用している企業の事例を解説付きでご紹介します。
ぜひ自社のSNS施策の参考にしてみてください。
【事例】大韓航空(Korean Air)
大韓航空の日本向けX(Twitter)では、客室乗務員や整備士、サービスオペレーションといったさまざまなスタッフの1日をsetlogのフォーマットで紹介。起床から就寝まで、「出勤準備」「フライト」「目的地到着」といった仕事やプライベートの様子を、つくり込まれたプロモーション動画ではなく、ユーザーと同じ目線のVlogとして演出しています。それぞれの仕事の内容や仲間との雰囲気が伝わり、親しみが湧く動画となっています。
大韓航空で働くスタッフの1日を覗いてみよう👀✨
— 大韓航空 (@KoreanAir_JP) June 12, 2026
同じ時間、違う場所。
毎日のフライトを支える客室乗務員、整備士、サービスオペレーションのスタッフたち。それぞれどのような1日を送っているのでしょうか?😮
今日も一日ファイティン💪🏻#KoreanAir #大韓航空 #setlog #セトログ pic.twitter.com/EOImZStkkl
【事例】アドベンチャー・ワールド 公式
和歌山の南紀白浜にあるアドベンチャー・ワールドのX(Twitter)では、犬と触れ合って遊べる「わんわんガーデン」で暮らす犬たちの様子を、setlogのフォーマットで公開。17匹いる犬たちの中から4匹の1日を追うことで、それぞれの犬の個性が伝わる内容となっており、「アドベンチャー・ワールドに行ってこの犬たちに会いたい」と思わせてくれます。また、散歩やごはん、健康診断など裏側の様子も見ることができ、ファンが喜ぶ内容になっています。
わんわんガーデンのsetlog
— アドベンチャーワールド 公式 (@aws_official) June 30, 2026
アドベンチャーワールドには個性豊かな
11種類17頭のイヌたちが暮らしています🐶
ぜひ、イヌたちに会いにきてください✨ pic.twitter.com/VeE3gMKUVl
【事例】LuckyFes
LuckyFM・BARKSが主催する音楽フェス「LuckyFes」のX(Twitter)では、過去のLuckyFesの様子をsetlogのフォーマットにまとめて紹介し、2026年のLuckyFesのプロモーションに役立てています。動画自体は、setlogのアプリを使用せず、setlog風に編集したものと考えられますが、早送りの編集を加えるなど、setlogのアプリだけではできないワザの利いた内容になっています。
LuckyFesの1日 #setlog ☀️🌈🎆
— LuckyFes (@luckyfm_fes) July 2, 2026
今年は8/8(土)〜11(火・祝)で開催!@国営ひたち海浜公園
🎫チケット一般発売中https://t.co/jaIaMcUo5S#LuckyFes #ラッキーフェス #フェス #夏フェス pic.twitter.com/vBEfipSuHR
【事例】こどもちゃれんじ・進研ゼミ小学講座
こどもちゃれんじのInstagramでは、しまじろうとコラショの1日をまとめた動画を、setlog風のフォーマットで投稿し話題を集めました。また、進研ゼミ小学講座のX(Twitter)では、この動画の一部を切り取った静止画4枚をカルーセル形式で投稿し、Instagramとは異なる形でコンテンツを展開しています。
しまじろうとせっとろぐであそんだよ!#コラショ #しまじろう #setlog@shima_official pic.twitter.com/3zdgydWo3L
— 【公式】進研ゼミ小学講座 / コラショ (@shinkenzemiprom) July 14, 2026
【事例】大日本塗料株式会社
大日本塗料株式会社のInstagramでは、営業・広報デザイナーの1日のスケジュールを、時刻と実際の業務風景を交えながら紹介しています。業務内容や職場の雰囲気を視覚的に伝えることで、入社後の働き方を具体的にイメージしやすくなっています。
【事例】ディズニー・スタジオ
ディズニー・スタジオのInstagramでは、setlogのフォーマットを用いて、映画「トイ・ストーリー5」のプロモーションを行っています。ウッディたちの日常を覗ける、ファン必見の動画です。また、「撮り忘れ」の時間もあったりと、まさにウッディたちがsetlogのアプリを使っているようなリアルさもユニークです。
【事例】CUTIE STREET
8人組アイドルグループ「CUTIE STREET」のInstagramでは、setlogを使って作成したメンバー全員のVlogを投稿。プライベートも含めた1日の様子を共有しています。ログは最大20人で作成できるため、グループ活動を行っているアイドルやアーティストによる活用も進んでいます。
企業の「setlog」活用アイデア
こうした事例も踏まえつつ、企業のsetlog活用アイデアをまとめました。
動画を撮影する際は、社外秘情報の映り込みに注意しましょう。
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「社員の一日(24時)」: さまざまな部署の社員の、出社から退勤までの様子を撮影して2秒カットでつないで紹介します。会議や仕事、ランチといった1日のスケジュールはもちろん、社内の雰囲気なども伝わるため、見た人に親近感を持たせることができます。また、仕事のイメージを具体化できるため、採用マーケティングにも有効です。
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「商品の裏側(製造〜発送)」: 商品が原料から製造されて出荷されるまでの流れなど、工場でのひとコマや梱包作業をsetlogの動画フォーマットでテンポよく見せることで、ブランドの日常的な魅力を伝えることができます。また、普段は見ることのできない裏側には興味を持ってもらいやすく、setlogであれば、そうした動画を簡単に作成することができます。
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「イベント・展示会のダイジェスト」: イベントを実施したときや展示会に出展したときなども、setlogを活用して1日の様子を撮影すると、イベントの盛り上がりや会場の雰囲気をタイパよく1本の動画にまとめることができます。
編集作業が不要のため、上記のほかにも時系列や工程の長いものを1本の動画にまとめたい場合には、setlogの活用がおすすめです。
まとめ
setlogは、Z世代や中高生といった若者にとって、まさにいまトレンドとなっているアプリです。編集が要らず、1時間ごとに約2秒間の撮影を行うだけで、簡単に1本の動画を作成することができます。
setlogで作成した動画は、「飾らないリアルさ」と「数秒カットのVlog構成」が特徴。こうした特有のフォーマットをX(Twitter)やInstagramといった既存のSNSに取り入れることで、いま最も若者に届きやすいコンテンツをつくることができます。若者世代との新たな接点づくりや、関係構築にぜひ活用してみてください。
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SNS運用コンサルタントとして様々な企業のSNSマーケティングを支援してきました。現在はマーケティングプランナーとして「We Love Social」の編集やセミナーの企画を担当しています。









