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Instagramのアルゴリズムとは、フィードや発見タブ、リールタブなどで、投稿の表示順を決めるレコメンドのための仕組みを指します。Instagramの投稿表示は利用者ごとにパーソナライズされており、その表示アルゴリズムを理解することで、ユーザーに情報を届けやすくなる、というものです。
Instagramのアルゴリズムは1つのアルゴリズムによって管理されているわけではなく、さまざまなアルゴリズム、分類システム、プロセスによって決定されています。これは、Instagramアプリの各場所の使われ方によって異なり、利用方法に適した独自のアルゴリズムを採用しています。たとえば、ストーリーズは親しい友達の投稿を見るために使われますし、発見タブは新しいコンテンツやクリエイターを見つけるために使用されています。ユーザー体験をよくするため、場所ごとにさまざまなアルゴリズムを組み合わせて決定されています。
この記事は、大手企業を中心に多様な業種のIsntagramアカウントを支援してきた株式会社コムニコがMetaからの公式発表をもとにInstagramのアルゴリズムについて解説しています。
参考:https://about.instagram.com/ja-jp/blog/announcements/instagram-ranking-explained
参考:https://creators.instagram.com/recommendations-and-originality
Instagramにおけるシグナルとは、「いいね!」やコメント、シェア、保存、フォーマットといった要素を考慮した情報のことです。投稿がいつシェアされたのか、使っているのはスマートフォンかPCか、動画に「いいね!」する頻度はどのくらいかなど、ありとあらゆるもの数千個のシグナルをもとに、アルゴリズムランキングが決定されています。これによって、ユーザーの好みに合わせてパーソナライズされたコンテンツが配信されるようになっています。
2025年1月、Instagtam責任者であるアダム・モセリ氏の発表を日本語でまとめます。
大きく分けて2種類のアルゴリズムランキングがあります。フォロワーなど関係性のあるアカウントへのリーチと、フォロワー外などまだ繋がりのないアカウントへのリーチです。
それぞれアルゴリズムに重要な要素は、①視聴時間②いいね③シェアとなっており、関係性のアカウントに対しては「いいね」、繋がりのないアカウントへのリーチは「シェアなどの送信」をやや重視しているといいます。
そのため、インサイト分析では、平均再生時間やリーチあたりのいいね数、リーチあたりの送信数を用心深く確認して欲しいと伝えています。
重要な要素 | やや重視 | アルゴリズムランキングの種別 |
①視聴時間 ②いいね ③シェア |
「いいね」 | (フォロワーなど)関係性のあるアカウントへのリーチ |
「シェア」などの送信 | (フォロワー外など)まだ繋がりのないアカウントへのリーチ |
関連記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-リーチ、インプレッション、エンゲージメントの活用法
Instagramアルゴリズムランキングについて、アダム・モセリ氏が解説ショート動画はほかにもあります。
リーチを最大化する最善の方法は、まだあなたをフォローしていない人にあなたのコンテンツを表示させることです。これこそがInstagramの重要な部分となっており、表示順をおすすめする「アルゴリズム」の根幹ともいえそうです。
まだフォロワーになっていない人との接点は①発見タブ②リールタブでのおすすめです。つまり、投稿が「おすすめされるコンテンツ」である必要があるということは明確です。発見タブやリールタブでの各要素(シグナル)の重要度の順位は明確に公開されていませんでしたが、おすすめされる露出には「シェアなどの送信」が重要と考えられます。
「シェアなどの送信」をされるコンテンツであることに加えて、視聴時間が長いコンテンツであるか?いいねやコメントがあるか?を考えていけると良いでしょう。ここでポイントとなるのは、最もアクションのハードルが高いと考えられる「コンテンツを他ユーザーへのシェア」が重要な要素のひとつであること。つまり「アクション難易度が高いシグナルほど関心度が高い」と考えるのがスマートです。
参考記事:投稿制限?なぜ?Instagram凍結の理由と解除する方法・解決策
フィードは、Instagramのホーム画面とも呼べる基本の場所です。投稿フォーマットは、静止画、動画、カルーセル(複数枚)となっており、フォローしているアカウントのコンテンツのほかに、利用者が興味を持ちそうなアカウントのおすすめコンテンツや広告も表示されます。
フィードのアルゴリズムによってランク付けされる対象は、フォロー中のアカウントがシェアした最近の投稿のほか、まだフォローしていないが興味を持つ可能性があるアカウントの投稿です。それぞれパーソナライズして利用体験を高めるために、フォロー中のアカウントのコンテンツと、フォローしていないが興味を持ちそうなアカウントのコンテンツをバランスよく混在しています。
1.利用者のアクティビティ
「いいね!」、「シェア」、「保存」、「コメント」から、その人が興味を持ちそうなコンテンツを学習していきます。
2.投稿に関する情報
投稿自体が一般的に人気であるかどうか、という情報に関するシグナルです。Instagramフィード投稿の人気度は、反応への初速で判断されます。なお、この初速が示す時間は開示されていません。
そのため、インサイトを確認して、自分のフォロワーが最もアクティブになる時間帯の直前に投稿する、または、投稿後のストーリーズ告知によって、初速の反応を高めるようにしましょう。
初速の反応とは、何人がその投稿に「いいね!」したか、投稿への「いいね!」、コメント、シェア、保存が投稿後にどれだけ早く実行されたかということを示します。コンテンツ自体の他の情報として、投稿日時、投稿に付けられた位置情報タグなども考慮されます。
3.投稿者に関する情報
投稿者が利用者にとってどの程度興味深い人なのか、どれくらい興味を抱く可能性があるかを把握するためのシグナルです。直近の数週間でほかの利用者と何回やり取りしたかなどのシグナルも含まれています。
4.投稿者とのやり取りの履歴
ある特定の利用者の投稿を見ることについて、総じてどのくらい興味があるかを把握するためのシグナルです。これには、互いの投稿にコメントをしているかどうかなどが含まれます。
つまり、Instagramのフィード投稿がおすすめされたり、優先的に表示されるようにするためには、投稿への初速を高めることやフォロワーとのコミュニケーションが必要ということです。コミュニケーションのためには、お互いのフィード投稿へのコメントのほか、ストーリーズのインタラクションスタンプ(質問箱、スライダー、フレームなど)や「autou」などのチャットボットツールを活用した施策をおすすめします。
さまざまなシグナルをもとに、Instagramはパーソナライズしたコンテンツを提供する予測を立てます。その重要なアクションは以下の5つとなっています。
Instagramでは、こうしたアクションを起こす可能性が高いコンテンツがフィード上で上位に表示されるようになっており、シグナルや予測を変更しながら利用者が興味を持つコンテンツをより多く表示できるようにしています。ほかに、同じ人による投稿やおすすめの投稿がいくつも連続して表示されないようになっています。
大多数のクリエイターにとって、できるだけ多くの人へ情報を届ける(リーチさせる)方法はフィード投稿です。ストーリーズ投稿はフォロワーとつながるように作られており、フォロワーの中でも特に情熱的なオーディエンスにリーチする方法として活用するとよいでしょう。
ストーリーズは、日常の出来事を縦型画像や動画でシェアできる、24時間限定のコンテンツです。ストーリーズには、フォローしている人のストーリーズと広告が表示されます。
フォロー中の人がシェアしたストーリーズ(ただし広告を除く)をすべて集めてそれを表示候補とし、そこからInstagramのコミュニティガイドラインに違反しているものを除外したストーリーズ。
これまで発表されているアルゴリズム情報に加えて、ストーリーズのアルゴリズムランキングで重要なシグナルは、記事をタップしたり、記事をいいね!したり、メッセージで返信する可能性である、と2025年1月にInstagram責任者であるアダム・モセリ氏が解説しています。
1.閲覧の履歴
アカウントのストーリーズを見る頻度を調べるシグナルです。利用者が見逃したくないと思われるアカウントのストーリーズを優先表示するための指標です。
2.エンゲージメントの履歴
そのアカウントのストーリーズに対して「いいね!」やDMの送信などのアクションを実行している頻度を見ます。
これを増やすためには「アンケート」「質問」などのインタラクティブスタンプを活用するとよいでしょう。
3.関係の近さ(親密度)
投稿者との総合的な関係性と、その人と友達または家族である可能性を検討します。
ストーリーズに直接寄与するシグナルはありません。しかし、他の場面に寄与するシグナル(やりとり)が発生しやすい場面なので、積極的に活用していくことをおすすめします。
ワンタップだけで反応・回答しやすいコンテンツや、DMでのやりとりが始まるコンテンツ、投稿のシェアで初速を高めるためなどに活用していきましょう。ここで重要となるのは、いいねだけではなく、DMのやりとりを行うということ。見る側が参加できるコンテンツを考えてみましょう。
発見タブは、新しいことを見つけやすくすることを意図して作られたものです。グリッドには、おすすめのコンテンツ(まだフォローしていないアカウントからシステムが見つけてきた写真や動画)が並びます。Instagramアカウントを開くと、ホームの右隣にある虫眼鏡マークから表示させることができます。
利用者に興味を持ってもらえそうな写真や動画を見つけるために、過去のアクティビティ(過去に「いいね!」、保存、シェア、コメントをした投稿など)から興味を持ってくれそうな写真や動画を集めます。それぞれの写真や動画に対する利用者の興味度合いを予測し、それに基づいて並び替えます。これは、フィードやストーリーズでのランク付けとほぼ同じです。
1.投稿自体の情報
この情報では投稿の人気度を見ます。投稿がどれだけ早く、そして多く「いいね!」、コメント、シェア、保存されたかを重要なシグナルとして判断しています。発見タブでは、フィードやストーリーズの場合よりも重要度がはるかに高くなります。
2.発見タブでのアクティビティ
利用者がこれまでに「いいね!」、保存、シェア、コメントをした投稿や、過去に発見タブの投稿にどのような反応を示したか、などのシグナルです。特定のタイプの投稿に対して反応を示していた場合には、その投稿に似たコンテンツが多く表示されます。
好みの投稿を表示させたい場合、発見タブで気になった投稿へのアクションを行うことで、Instagram上で好みの情報がおすすめされるようになります。
3.投稿者とのやり取りの履歴
発見タブに表示される投稿の多くはフォローしていないアカウントの投稿です。しかし、過去コミュニケーションをとったことのあるアカウントがあれば、より優先的におすすめコンテンツとして表示されます。
そのため、フォローされていないユーザーへのコメント返信など1対1のコミュニケーションを行うことでコンテンツの優先度を上げることができます。
4.投稿者に関する情報
コンテンツを投稿した人の人気度を見ます。直近の数週間でほかの利用者がその投稿者にアクションを実行した回数などのシグナルです。これは、多様な投稿者の中から魅力的なコンテンツを探すのに役立ちます。
過去数週間にその投稿者と何回やり取りがあったかなどのシグナルも評価対象となっています。
エンゲージメントの中で強いシグナルが決まっているわけではありません。しかし、よりファンの熱量が高いものが重要度が高いと考えてよさそうです。例えば、いいねよりコメントの方が熱量が高い、ほかのユーザーにシェアする、保存して見返すなどが重要なシグナルと考えられます。
問題のあるコンテンツに遭遇することを防ぐため、コミュニティガイドラインに加えて、おすすめのガイドラインが用意されています。おすすめのガイドラインに沿っていなくてもInstagramへ投稿することは可能ですが、発見タブにおすすめとして表示されることはありません。以下に例を挙げます。
参考:https://help.instagram.com/313829416281232
リールとは、自分が撮影した動画や写真に音楽、エフェクトなどを付けて投稿できる機能です。基本は90秒までの短尺動画を指しますが、15分以上の動画は全て「リール」扱いとなっています。発見タブ同様、リールタブが用意されており、新しいものを発見しやすくすることを目的としています。発見タブ同様、リールで目にする投稿のほとんどはフォローしていないアカウントになります。つまり、新規フォロワーを増やしたい場合はリールに注力していくのがよいでしょう。
リールの作成方法や活用方法については以下記事でも説明しています。
参考記事:Instagram「リール」作成のコツ!投稿方法や活用のメリット、企業活用事例10選
発見タブとランク付けのプロセスが非常に似通っています。まず、過去のアクティビティ(過去に「いいね!」、保存、シェア、コメントをした投稿など)から興味を持ってくれそうな気に入ってもらえそうなリール動画を集めてきてから、興味の度合いの予測に基づいてそれらを並び替えます。
2024年4月30日に発表されたアルゴリズム変更は現在リールのみが対象となっており、これによって、フォロワーが少ないアカウントであっても、公平に判断されるように改善されました。現在フォロワーが多いアカウントのリーチが優位であることは変わりませんが、アカウント規模に関係なく同じ評価オークションプロセスを経てリーチが拡大するようになります。
1.本人のアクティビティ
利用者本人が最近「いいね!」、保存、再シェア、コメントをしたり、反応を示したりしたリール動画などです。こうしたシグナルは、ユーザーが興味をもつであろう、関連性が高そうなコンテンツ学習につながっています。
2.投稿者とのやり取りの履歴
発見タブの場合と同様、たいていの動画はフォローしていない見ず知らずの人が作成したものがレコメンドされます。しかし、関わりを持ったことがある投稿者の場合は、その投稿者の投稿に対するおおまかな興味の度合いを判断できます。これにより、本人が知らないユーザーが作った動画だったとしても、その投稿者と過去に交流があれば、投稿者がシェアしたコンテンツにどれだけ興味を持っているか判断しています。
3.リール動画に関する情報
動画のコンテンツに関するシグナルです。動画で使われているオーディオトラックやビジュアルなど、動画内のコンテンツのシグナルや人気度に関するシグナルです。
4.投稿者に関する情報
広い範囲の投稿者から魅力的なコンテンツを探し出し、誰もがオーディエンスを見つけるチャンスを得られるように、フォロワー数やエンゲージメントレベルといった人気度のシグナルを考慮しています。
リールで重要となるのは、「他人の創作意欲を刺激して新しいコンテンツを生み出すことができたか」です。
コミュニケーションがない場合は、純粋なコンテンツ勝負になってしまうため、アルゴリズム上優先されにくくなる可能性があります。
発見タブに適用されるものと同じおすすめに関するガイドラインが、リール動画にも適用されます。ガイドライン以外の理由でも、リール動画の場合は以下のようなコンテンツで露出が少なくなります。
解像度に関しては、投稿時の通信環境が悪い場合に解像度が低くなることがあるようです。そうした場合に一度削除して再投稿すると、「既にInstagramに投稿されている動画」として判断されてしまう場合もあるため、投稿環境にも注意しましょう。
なお、リポストコンテンツを行うアグリゲーター(キュレーションを行う)アカウントはコンテンツ制限を受けます。Instagramは最初に投稿されたコンテンツをオリジナルとして扱うため、注意しましょう。
予約投稿を行う場合には、投稿プレビューが確認できる「コムニコ マーケティングスイート」などのInstagram運用管理ツールの活用をおすすめします。
ここまで、Instagramアルゴリズムではさまざまなシグナルやアクションへの予測からコンテンツの表示順が決定されることを解説してきました。では、具体的に投稿の質を高めるためにどのようなことをしていくべきでしょうか?
まず、やるべきは「今いるフォロワーの分析」です。
たとえば、コンテンツのフォーマットや投稿ジャンルによってエンゲージメントがどれだけ取れているか分析してみましょう。投稿後早いタイミングでのアクション(初速)もシグナルの重要な要素ですから、フォロワーのアクティブな時間を確認してアクションをもらいやすい投稿時間を検討しましょう。たとえば、フォロワーが寝ている時間に投稿をしても見てもらえるまでのタイムラグがあり、初速のエンゲージメントは期待できないと考えるのが普通です。見て、アクションしてもらえる時間に投稿してみましょう。これはアカウントごとに異なるのでインサイト分析が重要です。
フォロワーがいつ、どんな投稿にどれくらいアクションしているかという傾向はアカウントごとに異なるため、一般論で考えるのではなく、「自分のフォロワーが好むコンテンツを配信する」という点に注意して分析し、コンテンツ作成に役立てていきましょう。Instagramのインサイト分析はアプリ上からも確認できますが、項目にばらつきがあったり、数値データとしてエクスポートできないという難点もあります。
企業アカウントなどでPCからチェックしたいという方は、Instagram分析ツールの導入もおすすめです。競合アカウントを参考にしたり、分析を自動化したりして効率化を図りたい場合は、「コムニコ マーケティングスイート」などのInstagram運用管理・分析ができるツールも検討してみてください。
関連記事:Instagram分析ツールを導入して、アカウント運用を効率化しよう
関連記事:Instagramインサイトの分析・解析方法を徹底解説-リーチ、インプレッション、エンゲージメントの活用法
シグナルを用いたInstagramアルゴリズムでは「ユーザーがどんなコンテンツに関心を持っているか」が重要です。そのため、企業側でコントロールすることは難しい部分もあります。しかしながら、そのアカウントがどういうジャンルの発信をしているのか、どういうテーマで投稿をしているのか、ということがわかるように一貫性を持たせることはできるでしょう。どういった内容のコンテンツを発信しているアカウントなのか、一目でわかるようにしましょう。
ただし、ここに「発信ジャンル認知」というものはMeta側ではアルゴリズムに関与しないと伝えています。あくまで、「このアカウントをフォローするとどんな情報を得られるか」ということをわかりやすくすることでフォロワー獲得に繋がりやすい、というユーザー心理に基づくものです。
適切なハッシュタグやキーワードを用いて投稿を作成することやフィードやリール、ストーリーズといったInstagramの機能を使ってフォロー外のユーザーにリーチさせることができます。しかし、Metaによるとプロフィールを見てフォローせずに離脱してしまうことも多いようです。投稿を見た人がプロフィールを見てフォローしてくれるように、プロフィールを整えておくことも重要です。
アルゴリズムのランク付けで重要なシグナルとなる「利用者のアクティビティ」については、フォロワーとのやりとりによって促すことができます。たとえば、コメントやDM(ダイレクトメッセージ)のやりとりといったものです。
とはいえ、やりとりには手間がかかったり、ブランドを毀損しない丁寧なコミュニケーションが重要となり、取り組みにくい場合もあるでしょう。そうした場合、コメント返信を丸ごと依頼できるコムニコなどにInstagram運用代行を依頼したり、DM送信を自動化できる「autou(オウトウ)」などのInstagramチャットボットツールを活用したりすることで手間なくフォロワーとのやりとりをしていくとよいでしょう。
参考記事:DM上で診断コンテンツ・簡易アンケート・キャンペーン…色々できる!Instagramチャットボットツールとは?
Instagramは自由な発信ができる場ですが、他の人の安全を脅かす可能性があるコンテンツについてはその限りではありません。違反が繰り返される場合には、一部のシェア機能(Instagram Liveでのストリーミングなど)の使用が禁止されたり、最終的にはアカウントを停止されたり可能性があります。例えば、以下のようなものはInstagramのコミュニティガイドラインに反しており、投稿は避けるべきです。
参考:https://help.instagram.com/477434105621119
参考記事:なぜ?Instagram凍結の理由と解除する方法・解決策
コミュニティガイドラインに反した投稿やアカウントは制限される場合があります。コミュニティガイドラインを守っているか確認するためには「アカウントステータス」を確認しましょう。
判断が誤りであると考えられる場合は再審査をリクエストすることができます。しかし、Instagramのアルゴリズムを理解して運用していくためには、Metaコミュニティ規定やおすすめのガイドライン、表示順が下げられるコンテンツのガイドラインといったものに沿ったコンテンツ作成が重要です。
こうしたガイドラインは変更される場合もあるため、安定した運用が求められる企業アカウントの場合はInstagram運用代行やコンサルティングを行うパートナーがいると良いでしょう。We Love Socialを運営する株式会社コムニコは、SNS黎明期である2008年に創業し、大手企業を中心に2,600件以上(2024年10月時点)の運用実績があります。信頼できるパートナーをお探しの場合はぜひ、ご相談ください。
>>Instagramアカウントの安定運用や成長戦略について、コムニコに相談する
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Meta公式セミナーInstagram Master Classで、「Instagramのアルゴリズム構造は、複数のアルゴリズムが存在しており、フィード、発見タブ、リールといった部分ごとに独自のアルゴリズムが使用されている」と説明されました。その上で、よくある質問とそれに関する回答がありました。
個人用アカウントとプロアカウントでアルゴリズムが変わることはなく、同一のアルゴリズムを用いられています。目的に応じてアカウントを切り替えておきましょう。ビジネス活用の場合は、分析ができるプロアカウントにしておくほうが良いでしょう。
参考記事:Instagramのクリエイターアカウントとは?設定方法やビジネスとの違いを解説
参考記事:【Instagramを分析する方法まとめ】プロアカウントの使い方とインサイトの見方を基礎から解説!
「タイアップ投稿」と書かれたブランドコンテンツツールを使った投稿はアルゴリズムのランキングに影響することはありません。クリエイターとブランドを結びつけて信頼性を保つ手段として表示されるため、Metaとしてはエンゲージメントが獲得しやすくなる可能性があると考えておりInstagramは積極的な利用を推奨しています。
ただし、クリエイターがタイアップ投稿をしたことで普段と異なるコンテンツになってしまい、フォロワーがエンゲージメントしない、ということはあるようです。親和性の高いタイアップを行うようにしましょう。
参考記事:Instagramのタイアップ投稿ってなに?ブランドコンテンツツールの使い方や分析方法
現在、プロフィール欄には複数のWebリンクを設置することができます。ここに、「他SNSのリンクを入れるとアルゴリズム上、不利になる」という噂がありましたが、明確に否定されています。
ハッシュタグの内容や数によってアルゴリズムへの影響はありません。ハッシュタグの量は関係なく、あくまで「利用者が検索しやすくなるためのもの」であるため関連性の高いハッシュタグの利用を推奨されています。最大30個まで入れることができるハッシュタグを有効活用していきましょう。
「3-5個が推奨」という噂もありますが、おすすめ表示されるためにハッシュタグ個数を絞る必要もなく、アルゴリズム上関係がないと明言されています。
色が変わるという仕様上、効果的に活用しているアカウントも多くみられます。
参考ebook:Instagramのハッシュタグ活用完全ガイド
Instagramの投稿キャプションは投稿後に編集することが可能です。投稿後に誤りなどがあって、キャプションを変更した場合であっても、アルゴリズムには影響しません。同じアカウントであれば似た投稿やブラッシュアップして編集し直しても問題ありません。別のアカウントで類似投稿がある場合は、元投稿がオリジナルとなり、リーチが減少することがあります。
Instagramでは、「シャドウバン」とよばれる、検索表示されないなどのアカウント制限はありません。コミュニティガイドラインに反していて機能制限を受けている場合は、上で説明している通りプロフィール>設定>アカウント>アカウントステータスから確認できます。アカウントステータス上でとくに告知されていない場合は、問題ありません。
伸びが弱いと感じたら、フォロワー分析を行ってフォロワーに好まれる投稿を実施しましょう。
過去の発表では、フィード投稿に関して「鮮度(最近の投稿であるか?)」がアルゴリズム上重要であるとされていました。そのため、少なくとも2〜3日に1回程度フィード投稿を行い、投稿の鮮度を保つのがよいでしょう。ただし、回数を上げることで投稿の質が下がるようならば、頻度を下げ、質の高い投稿を行います。
投稿後の初速に関しては引き続き重視されているため、頻度を高めるよりも投稿後のアクションが早い、質の高いコンテンツ投稿が求められます。毎日投稿や連続投稿をすると、投稿後の初速が弱まる可能性があるため、適切なタイミングで投稿できるようにしましょう。
音源の追加は推奨事項。トレンド音源を活用することで音楽からのおすすめが機能する場合もあるため付けて欲しい。ただし、トークをコンテンツにしている場合など、音楽の音量が大きすぎて聞こえない場合はコンテンツ自体の評価が下がりエンゲージメントが落ちることが考えられます。
また、企業アカウントの場合は商用可能音源を利用するようにする必要がありそうです。
この記事では、Instagramのアルゴリズムを司るシグナルや予測されるアクションを表示パートにわけて解説しました。Instagramを利用するユーザーが興味のあるコンテンツであり、アカウントの人気(アカウントパワー)やユーザーとのやりとりも重要であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
大枠のアルゴリズムについては変更されることが少ないと説明されていますが、Instagramの利用体験をよりよくするため、シグナルやランキングの表示順は随時変更されています。運用支援ツールなどを活用しながら効率的にInstagramアカウントを成長させていきましょう。
アカウントの方針やコンテンツに迷ったら他社の事例を参考にするのもおすすめです。業界別にInstagram企業アカウントの事例をまとめた無料のお役立ち資料を公開しています。
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企業アカウントの場合、自社での運用リソースやナレッジが不足しているというお悩みもよく伺います。Instagram戦略策定から運用までサポートしていますので、コムニコにご相談ください。
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