株式会社コムニコが提供するSNS管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」では、過去1年分のX(Twitter)トレンドを1時間ごとにデータとして取得・保存しています。トレンドの中でも事前に予測可能な「記念日」に関連したキーワードは、InstagramやTikTok、note、LINEなどの他のSNSでも投稿ネタとしてお使いいただけます。ぜひ、ご活用ください。
このトレンド実績は、「コムニコ マーケティングスイート」で確認いただけます。
過去にトレンド入り回数の多かった主要な記念日と関連したキーワードにまつわる企業公式アカウントのSNS投稿事例を日付順に3つご紹介します。
10月4日を「10(てん)4(し)」と読む語呂合わせから。トリンプ・インターナショナル・ジャパンが同社の商品名にちなんで制定しました。この日は、「天使」に絡めた投稿が多く見られました。
かっぱえびせん【公式】は、公式キャラクターを「天使」と絡めてメッセージを投稿しました。GIFクリエイティブを用いて「タップして止めるとメッセージが出る」仕掛けを作り、ユーザーの参加を促しました。
dポイントクラブは、顔文字を使いながら天使の日投稿をしました。「あなたにとっての天使を教えてください」と、リプライを促す呼び掛けも行い、ちょっとしたユーザー参加型の投稿にしています。
Instagram投稿事例:キャラクター活用でいいねを促す
povo(ポヴォ)は、公式キャラクターを天使風に演出し「かわいいと思ったらいいね」と呼びかけ。シンプルながら共感を得やすい仕掛けで、自然にエンゲージメントを高めています。
明治5年(1872年)の10月14日に日本で最初の鉄道が開通したことを記念し、その誕生と発展を祈って制定されました。鉄道に関連する企業はもちろん、鉄道ファンなども盛り上がりを見せることが予想されます。
株式会社SUBARUは、社名変更前の富士重工業時代に鉄道車両を製造していた事実を紹介。意外性のある自社の歴史を打ち出すことでユーザーの関心を集めています。
その上でコメントを促し、単なる情報発信で終わらせず、双方向のやりとりにつなげています。
ヤマト運輸【公式】は、鉄道コンテナに関するクイズを出題し「どの選択肢を選んだかコメントしてね」と呼びかけ。番号で回答できる手軽さがあり、コメント参加の心理的ハードルを下げています。クイズ形式でユーザーが楽しめる仕掛けを取り入れ、エンゲージメント向上につなげています。
【公式】伊予鉄グループは、鉄道が開通してしてから現在までの歴史を振り返る投稿をしています。普段はなかなか見ることができない、鉄道会社における日々の業務の様子も投稿しています。
毎年Xで大きな盛り上がりを見せるハロウィンには、「ハッピーハロウィン」と「Happy Halloween」という2つのキーワードがトレンド入りしました。昨年までは、これに関連して、「イタズラ」「トリックオアトリート」というキーワードもトレンド入りしています。
以下の記事もあわせてご確認ください。
参考記事:【全24事例!ハロウィン】企業の人気投稿・キャンペーン成功事例
ahamoは、ハロウィンのいたずらとかけて、「30GB契約が35GBに…!?」というデータ容量が増えている“ポジティブないたずら”を投稿。データ量が5GB増えた理由は「画像タップでチェック」と自然にサイトへ誘導しています。
鰹節屋・だし屋、ヤマキ。は、ハロウィンに絡めたレシピを投稿。ヤマキならではの和風テイストな、かぼちゃと秋野菜を使ったレシピを紹介しています。
過去にトレンド入り回数の多かった主要な記念日と関連したキーワードにまつわる企業公式アカウントのSNS投稿事例を日付順に3つご紹介します。
「推し」とは、「人に勧めたいほど好きな、応援しているもの」を指します。興味関心をベースにユーザー同士がつながっていくことも多いSNSでは、推しに関連する投稿が多く見られます。そのため、「#いい推しの日」とSNSはとても親和性が高いと言えます。
YouTube Japanは、ユーザーに「あなたの最推しを教えて」と呼び掛け、「推し」の魅力を語りたいというユーザー心理を突いた投稿を行いました。SNSには、YouTubeに動画を投稿するクリエイターを「推し」としているユーザーも多いことから、多くのリプライが集まっています。
【公式】バイオハザード / RESIDENT EVIL PORTAL Officialは、バイオハザートキャラクターの「推しうちわ」素材をフリー配布しました。うちわの作り方も投稿し、ユーモアある投稿にユーザーからのリプライも多く集まっています。
フリー素材配布事例は以下の記事でも紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
参考記事:2024年のX(Twitter)成功事例!SNS運用のプロが選んだ企業事例25選と2025年トレンド予測
ミスタードーナツでは、推しのドーナツを「推しド 」と称し、どの年代に生まれたのかを紹介しています。「そんなに昔からあるのか!」といった発見があったりと、コメント欄も盛り上がっています。また、「お友達にシェアしよう!」と保存も促しています。
11月22日を「11(いい)22(夫婦)」と読み、語呂合わせから制定。一般に有名な記念日であることから、芸能人などが結婚を公表することも多く、ニュースをきっかけにトレンド入りすることも多くあります。
ファミリーマートは「#いい夫婦の日」に合わせ、ファミチキデザインの婚姻届を作成しました。「1万いいね達成で配布」と条件を設け、ユーザーのリアクションを促す仕掛けになっています。また、投稿には 「#印刷ならファミマ」のハッシュタグもつけており、サービス認知にもつなげています。
ニッカウヰスキー【公式】は、「いい夫婦の日」の翌日である「勤労感謝の日」も絡めながら、ほっこりする夫婦のエピソードを投稿しました。トレンドに入りやすいキーワードを2つ入れることで、インプレッションの向上も期待できます。
Instagram投稿事例:夫婦で使える商品を販促
ロート製薬は、パートナーとコスメを共有する「シェアコスメ」を投稿。女性だけではなく男性にも使用できるスキンケアとして、商品を紹介しています。
「ブラックフライデー」とは、アメリカの祝日である「感謝祭(11月第4木曜日)」の翌日の金曜日に、小売店などで行われる大規模セールのこと。日本では、2014年にトイザらスが行ったことをきっかけに開催されるようになりました。2023年は、11月24日がブラックフライデーの当日となっています。
Yahoo!ショッピングは、フォロー&リポストキャンペーンを実施。ブラックをテーマにした景品を用意し、ブラックフライデーを盛り上げています。
MINTIA(ミンティア)は、ブラックフライデーのゲリラ企画として、1日限定でフォロー&リツイートキャンペーンを行いました。ブラックにちなんでミンティアブリーズ ウルトラブラックをプレゼントしています。1日限定という特別感もあり、9,000以上のリポストを獲得しています。
過去にトレンド入り回数の多かった主要な記念日と関連したキーワードにまつわる企業公式アカウントのSNS投稿事例を日付順に3つご紹介します。
毎年12月に入るとクリスマス関連の投稿が増え、企業もさまざまな切り口で投稿し、SNSが盛り上がります。クリスマスプレゼントと称して、SNS上でプレゼントキャンペーンを実施するアカウントもあります。
以下の記事もあわせてご確認ください。
参考記事:クリスマスのSNS投稿・キャンペーン事例まとめ!真似したい企業投稿24選-X(Twitter)/Instagram/TikTok/Facebook
全農広報部【公式】日本の食を味わう は、クリスマスのお祝いで食べられることの多い鶏肉に着目。お家でパリパリのチキンをつくるレシピを紹介しました。写真も1投稿の上限である4枚とたくさん使用しながら、分かりやすく作り方を解説しています。
クリスマスのチキン、買うのもいいですがお家でパリパリチキンステーキを作っちゃうのはどうでしょう。鶏もも肉に重量の1%の塩をまぶし、キッチンペーパーでくるんで冷蔵庫で2晩寝かしたら、フライパンで皮目を先に両面をじっくり焼くだけ。きっと想像以上に騒がしいパリパリがあなたを待ってます。 pic.twitter.com/ehwrQsp05n
— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) December 19, 2022
NTTドコモは、クリスマスらしいデザインで「チチドコモダケ」を探す投稿をしています。気軽に遊ぶことができ、「見つけたらプレゼントをダブルタップ」と記載し、自然といいねが集まるような投稿内容となっています。また「好きなドコモダケもぜひコメントで教えてください」とコメントも促しています。
【公式】Francfranc(フランフラン)は、Francfrancのテーブルウェアでつくるクリスマスのテーブルコーディネートを投稿しています。使うアイテムは商品名と価格も紹介されるので、テーブルコーディネートの参考になります。
クリスマスが終わると、年末年始休暇に向けて、「仕事納め」がトレンドしています。今年は12月26日が仕事納めとなる方が多いのではないでしょうか。企業アカウントによっては、最後の投稿となり、1年の感謝を伝えている投稿も見られます。
サブウェイは、「サブウェイ納め」と題し、年末に食べたいサンドをユーザーに質問する投稿を実施。選択肢を絵文字で提示することで、気軽にリプライしやすい工夫がされています。
井村屋株式会社は、1年の最後に、投稿への「いいね数」「コメント数」「保存数」のランキングを発表。数字で示すことでユーザーも一緒に振り返りやすくしています。
感謝の言葉と組み合わせ、ファンとの関係性を強化する締めくくりの投稿になっています。
12月31日には、「#大晦日 」「最後の日」というキーワードがトレンド入りしました。この日の企業アカウントの投稿では、1年の振り返りや感謝の思いを伝える内容が多い傾向にあります。
以下の記事もあわせてご確認ください。
参考記事:SNSで年末や新年の挨拶はどうする?参考になる例文テンプレート・企業公式アカウントの投稿成功事例集
ココス【公式】は、感謝とともにユーザーへ1番好きなメニューを問いかける投稿しています。テキストには、「#大晦日 」「#最後の日」の2つのキーワードを盛り込み、より多くのリーチを狙っています。
幸楽苑 公式は、1年間でのニュースをピックアップして投稿しています。「幸楽」にかけたユニークなメッセージも添えて、感謝を伝える投稿となっています。
TikTok投稿事例:スタッフから1年間の感謝を伝える投稿
MUJI無印良品は、各店舗のスタッフが登場し、感謝を伝える投稿をしています。手書きのメッセージもあり、心温まる投稿です。普段は見えにくい現場の姿を見せることで、ユーザーとの距離を縮め、共感を引き出しています。
トレンド実績には「ハッシュタグ(#)」がついたものが複数あります。
基本的にはハッシュタグ付きで問題ありませんが、X(Twitter)で広告配信を行う際には注意が必要です。
なお、広告配信しない場合はハッシュタグを使用して問題ありません。現在のところはアルゴリズム上のリーチ制限もみられないようです。
変更理由や影響範囲など詳しい状況については以下の記事もご確認ください。
参考記事:X(Twitter)ハッシュタグ付き広告が廃止|2025年6月から
ハッシュタグフォローの廃止やハッシュタグなしでの検索ができるようになりましたが、最大30個までの使用はこれまで通り可能です。
なお、「ジャンル認知」「ハッシュタグは3-5個」とするようないわゆる「ハッシュタグハック」はないとMetaが明言しています。
基本的にハッシュタグは、コンテンツを見つけやすくするひとつの手段として考えておきましょう。そのため検索しやすい、わかりやすいキーワードを設定することが必要です。
ハッシュタグをつける際の基本的な考え方は以下の記事も参考にしてください。
参考記事:Instagramのハッシュタグ選定で必要な考え方と活用事例
10月・11月・12月に、SNS投稿で押さえておきたいトレンドモーメントは以下の予想です。
We Love Socialを運営する株式会社コムニコでは、SNS黎明期である2008年から企業のSNSマーケティングを支援してきました。SNS運用のコンサルティングや戦略策定、投稿代行、レポーティングなどを行っています。話題化施策やSNS媒体をまたいだキャンペーン、SNS成果を測るファンサーベイなど、SNSのお困りごとを解決いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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参考記事:【全24事例!ハロウィン】企業の人気投稿・キャンペーン成功事例
参考記事:クリスマスのSNS投稿・キャンペーン事例まとめ!真似したい企業投稿24選-X(Twitter)/Instagram/TikTok/Facebook
参考記事:SNSで年末や新年の挨拶はどうする?参考になる例文テンプレート・企業公式アカウントの投稿成功事例集