【支援事例】宮崎県
累計400万回再生を達成!認知度・想起率などの向上に成功したインフルエンサー施策を実施
コムニコが支援した、宮崎県が展開するブランド牛「宮崎牛」のSNSプロモーション施策について、宮崎県 農政水産部 畜産局 畜産振興課 肉用牛振興担当主幹(令和5年度)の北村 明彦さまにお話をうかがいました。
宮崎牛について
宮崎牛は、宮崎県で生まれ育った黒毛和種の牛で、日本食肉格付協会の基準に基づき、肉質等級が4等級以上のものを指します。これらの牛は、県内の種雄牛または家畜改良のために指定された種雄牛を一代祖に持つことが条件です。
宮崎牛の特徴は、その極上の肉質ときめ細やかなサシです。5年に一度開催される「全国和牛能力共進会」では、2007年から4大会連続で内閣総理大臣賞を受賞しています。宮崎県で生産された子牛の約4割は県外に出荷され、全国各地のブランド牛の素牛としても高く評価されています。
宮崎牛を中心とした畜産業支援の取り組み
農政水産部 畜産局 畜産振興課 肉用牛振興担当は、宮崎県内における畜産業の発展のため、宮崎牛を中心に、新規就農者の確保から規模拡大やスマート化を推進しています。生産振興、産業として安定的に発展するための個々の経営安定対策、そして消費拡大のためのPRや輸出拡大といった販売促進まで幅広く支援しています。
宮崎牛をPRする理由や目的を教えてください
宮崎牛に係る産業を安定的に発展させるためには、消費者や販売業者の皆様に宮崎牛の価値を正しく認識し、その付加価値を評価していただくことが重要です。これにより、生産者の所得が増え、再投資の資金を確保することができ、再投資により産業が発展していくことにつながります。
しかしながら、宮崎県外における宮崎牛の認知度には伸びしろがあるため、PR活動を展開しております。
PRする場としてSNS動画を活用しようと決めた理由や背景を教えてください
これまでメディアを活用したPR施策として、TVや新聞、雑誌での展開を中心に行ってきました。
しかし、近年、SNSの発達により、若い方を中心にTV等を見ない層が出てきています。そのような皆様にも宮崎牛を選んでいただくためには、SNS動画によるPRが必要と考えたところです。
本施策パートナーの公募を行った背景を教えてください
宮崎県でもSNSアカウントを運用しております。
しかし、行政機関のSNSアカウントを視聴する方は限られておりますので、インフルエンサーに宮崎牛PRをお願いすることとしました。また、多数のインフルエンサーに依頼するには、私どもから直接お願いするには、業務量が多大になるため、委託先を公募することとしました。
コムニコをパートナーに選んだ理由を教えてください
ブランド和牛は、産地間競争が激しい状況です。SNSでPRするためには、消費者や販売業者に他のブランド和牛ではなく、宮崎牛を選んでいただく必要があります。
このような中、コムニコ社からご提案いただいたテーマ「#だから私は宮崎牛にします」は、私たちの意図を適確に捉えたものでした。そのほか、企画内容も仕様書を超える魅力的な内容でしたので、コムニコ社に決定しました。
▼実際の提案資料(抜粋)
コムニコに依頼した支援内容を教えてください
仕様書でお願いしたことは、インフルエンサーによる動画作成およびSNS配信のみでしたが、様々なご提案を企画に盛り込んでいただきました。
たとえば、ブランド調査、広告配信、キーワード監視などです。さらに、ライブドアニュースでのPR記事作成も実施したことで、様々な切り口で宮崎牛の魅力を発信することができました。
【じゅるり】"おいしさ日本一"なのにあまり知られていない…?「宮崎牛」のスゴさを徹底解明https://t.co/a1Z5QUFOos
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 21, 2024
キメ細やかなサシが特徴で、口の中で甘みが広がって溶けるようなおいしさ。都内にも「宮崎牛指定店」はあるが、ネットショッピングなどでおうち用に取り寄せることもできる。#PR pic.twitter.com/DmII4T4ESJ
本施策の目標に対する現状の進捗(もしくは結果)を教えてください
仕様書では、インフルエンサーによるSNS動画配信で100万回視聴を要件としましたが、企画書でご提案いただいた400万回視聴をクリアすることができました。
また、施策終了後に行ったブランド調査では、PR接触者と非接触者を比較して認知度・純粋想起率・好意度・喫食頻度・推奨意向のすべての項目で向上した結果となったことから、PR施策として大成功だったと考えています。
▼ブランド調査の結果(抜粋)
コムニコによる支援のうち、どのような点を評価していますか
組織的な対応力を高く評価しています。窓口は一定の方に限られておりますが、複数の案件を迅速に処理してくださいました。
また、委託事業は、委託先によっては労務負担が大きくなりますが、宮崎県内の取材先へのアポ入れも含め、すべての業務を完遂していただけました。
▼コムニコの支援体制(イメージ)
今後やっていきたいこと、注力したいことがあれば教えてください
今回は、インフルエンサーによる宮崎牛指定店の取材と、動画作成およびSNS配信を実施しました。
しかし、まだまだ他にも指定店がありますので、今回取材できなかった指定店や様々な宮崎牛イベントについても、SNSでの情報発信が必要だと考えています。
コムニコ担当者より:本施策のポイント
複数のインフルエンサーをアサインして宮崎牛のPRをした本施策では、インフルエンサー施策のみならず、「ライブドアニュース」という媒体を用いて横断したPRを実施したことで、SNSに留まらないプロモーションに成功しました。また、ブランド調査では、施策前後のユーザーの声をアンケートで収集し、施策後には宮崎牛に対して好意的な意見が多かったことから、幅広く認知拡大に寄与できたと考えています。
(アカウントプランナー 中村 希美)
法人名 | 宮崎県 |
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業種 | 地方自治体 |
ブランド名 |
宮崎牛 |
Webサイト |