【運用支援事例】株式会社ファイントゥデイ - +tmr（プラストゥモロー）

ブランド立ち上げから「SNSで9秒に1回の頻度で投稿*」されるほどの話題化を実現したプロの運用支援

コムニコが支援する、株式会社ファイントゥデイのヘアケアブランド「+tmr（プラストゥモロー）」のX（Twitter）、Instagram、TikTokアカウントについて、株式会社ファイントゥデイ +tmr SNS運用チームの皆様にお話をうかがいました。

* 2024年2月7日～2月29日までのX（Twitter）とInstagramでの+tmrに関する口コミ投稿数（ファイントゥデイ調べ）

+tmr（プラストゥモロー）について

「+tmr（プラストゥモロー）」は、毎日のケアを髪の本質ケアに導く、ファイントゥデイ待望の新ヘアケアブランド。「いい髪はタンパク質から、つくられる。」という発想のもと、髪の主成分であるタンパク質に着目した独自処方で毛髪ダメージを補修。髪本来がもっているしなやかさを引き出し、「頬ずりしたくなる髪」へと導きます。

+tmrが目指すのは、髪を本質的にケアすることで、気持ちまでも晴れやかにしていくこと。「いい髪が紡ぐ素晴らしい今日、そして明日」というコンセプトは、機能価値、情緒価値を超えて、ユーザーの気持ちや行動をポジティブにかえたいというブランドの想いが込められています。

SNSを活用する理由や目的を教えてください

+tmrは、2023年11月1日（水）より全国の@cosme STORE /@cosme SHOPPING にて先行発売を開始いたしました。その後、2024年2月7日（水）の全国発売に合わせて、話題化と評判の拡散を目的としてSNSを活用することを決めました。
オフラインイベントやOOH（屋外広告）などのプロモーションも並行して行うことが決まっていたので、それらと掛け合わせて相乗効果を狙いたいという気持ちもありました。

現在活用しているSNSはX（Twitter）・Instagram・TikTokの3種類です。
中でもブランド立ち上げの段階では、露出しやすい媒体としてX（Twitter）の優先度を高く設定しました。実際に、X（Twitter）で開催したキャンペーンなどの施策を中心に高い露出を取ることができています。

SNSアカウントをどのように使い分けているか教えてください

まず、X（Twitter）では、+tmrに関するあらゆる情報のハブとなる媒体にすべく「X（Twitter）を見ればすべての情報が把握できる」という構成にしています。
これに対して、Instagramでは美容の商品を検索するなど文化があるため、公式による情報の受け皿として、商品情報やブランドの世界観を伝えられるようにしています。
TikTokでは、縦型ショート動画が主という媒体特性を鑑み、他の媒体では表現しきれないリッチなクリエイティブで訴求することを意識しています。

▼+tmrのSNSアカウント一覧
X（Twitter）: https://x.com/plus_tomorrow
Instagram: https://www.instagram.com/plus_tomorrow_/
TikTok: https://www.tiktok.com/@plus_tomorrow

コムニコをパートナーに選んだ理由を教えてください

パートナー選定の際、SNSの特性やトレンドなどを細かく把握されているコムニコさんのようなSNS専業の会社が理想であると考えました。
弊社でSNS運用に関わるメンバーはSNS以外にも主とする業務があり、日々変化していくSNSのトレンドなどを把握することが難しいと感じていました。コムニコさんからいただくトレンドの共有や、それらを踏まえた企画力など、SNSのプロの知見からのご提案が非常に助かっています。

SNS運用を支援されている会社はたくさんありますが、基本的には伴走していただく担当の方をご紹介いただいてから決めたいという思いがありました。
どんな会社であっても、担当者によってその評価は大きく変わると考えています。弊社をご担当いただいている加藤さんや渡邉さん、酒井さんをはじめ、コムニコの方々とお話をしていく中で、同業種の知見や実績の豊富さ、コミュニケーションのスムーズさを体感し、信頼できる！と思うことができたので、コムニコさんにご支援いただくことを決めました。

コムニコに依頼している支援内容を教えてください

X（Twitter）・Instagram・TikTokの運用全般です。
3媒体の日々の投稿において、企画、撮影、制作、投稿、分析などの運用支援や、X（Twitter）を中心としたキャンペーンなどの施策の立案、実行、レビューなど多くの部分でご支援いただいています。

開催中のキャンペーンのリマインド投稿など、一部の作業は自社内で対応することもあります。
コストを意識しての自社対応ではなく、プロにおまかせしたほうが良い作業と、そうでない作業で切り分けている形です。簡単なものやスピード感重視のものなどは、自社で対応しています。

SNSの目標に対する現状の進捗と結果を教えてください

目標としていたX（Twitter）のフォロワー数と、SOV（Share of Voice）の増加を達成することができました。
全国発売初月の2024年2月には、Z世代や美容高感度層において注目度のバロメーターとも言えるSNSで9秒に1回の頻度で投稿*がされるほど話題となり、+tmrを「SNSで話題」のブランドにすることができたと考えています。

* 2024年2月7日～2月29日までのX（Twitter）とInstagramでの+tmrに関する口コミ投稿数（ファイントゥデイ調べ）

コムニコによる支援のうち、どのような点を評価していますか

すべてにおいて、満足ではないところを探すほうが難しいです。

具体的に評価している点は3つあり、1つ目は「プロアクティブな対応」をしていただける点です。
基本的には弊社からコムニコさんに依頼して企画を組み立てていただくという流れなのですが、その中で自主的な提案をいただけることが多くありました。
たとえば、商品発売直前のリアルイベントの際は、動画や画像素材の撮影をご提案いただき、商品の世界観を伝えられる素敵なクリエイティブを制作していただけました。

2つ目は「クリエイティブの解釈」が優れている点を高く評価しています。
SNSでは定期的に情報発信を行うことを目指していましたが、立ち上げたばかりのブランドで商品ラインナップが3つだったということもあり、クリエイティブのバリエーションを検討するハードルが高かった点が課題でした。
コムニコさんとの打ち合わせには制作チームが毎回全員同席してくださったことで、コミュニケーションを重ねていくうちにブランドのコンセプトや提供したい価値を正しく理解・解釈していただくことができました。素敵なクリエイティブへの落とし込みの切り口をご提案いただけたことが、とてもありがたかったです。

中でも特に印象に残っているのは、雨をクリエイティブに落とし込んだ投稿です。
+tmrは彩雲をモチーフとしたパッケージと晴れやかな毎日を願うブランドコンセプトから、メインビジュアルとして雨の訴求を行うことはできませんでした。
しかし、みなさまに雨の日でも気持ちから晴れやかになっていただきたいことや、雨による髪のお悩みにもお使いいただきたいことをご相談したところ、梅雨のモーメントに合わせたSNSのクリエイティブで実現してくださいました。
当日はびっくりするほどの晴天で、雨模様の再現は大変そうでしたが、とても素敵な動画を作っていただきました。

商品のテクスチャを見せる投稿も印象的でした。
このクリエイティブは、事前にお伝えした依頼内容を深く汲み取ってくださって、たくさんのこだわりがこもったカットを制作いただけました。
こちらのクリエイティブだけに限った話ではないですが、商品がより魅力的に映るよう、撮影前日にも現場でご準備をしてくださったり、難しいカットでも撮影が円滑に進むように進行してくださった点がとても有難かったです。

他にも、X（Twitter）では毎月キャンペーンを実施していましたが、回数を重ねていく中でクリエイティブをブラッシュアップできたのは、毎回細かくレビューをしてくださって、次回に生かすご提案をくださったコムニコさんのおかげです。

3つ目は、これまでの2点を支える根幹となるものですが、案件の企画～実行までの適切な進行管理にとても感謝をしています。
安心して案件をお預けすることが出来ましたし、やりとりの中で信頼関係が生まれ、より意思疎通も円滑だったことがプロジェクト成功の基盤になったと感じています。

今後やっていきたいこと、注力したいことがあれば教えてください

生活者との接点として、今後もブランドコンセプト/世界観の伝達と、生活者ニーズに合った情報提供を行っていきたいと考えています。

発売当初に掲げていた目標は支援を依頼する前に自社で立てたものでしたが、今後は目標設計の段階からコムニコさんと一緒に考えたいと思っています。
コムニコさんには今後、これまでご支援いただいたおよそ半年間のレビューをしていただく予定があるため、具体的な方針についてはそれを経てから検討していく予定です。

SNS上で露出を増やせたことによる「SNS売れ」の実感もありますので、より良い運用を目指して、コムニコさんには引き続き心強いパートナーとしてご支援いただけることを期待しています。

コムニコ運用チームより：「+tmr」SNS運用支援のポイント

ブランドにとって一度しかない、全国発売のタイミングでのご支援だったため、認知獲得はもちろんですが、期待感やブランドへの興味関心の向上に繋げられるようなコンテンツやキャンペーンの企画作りを意識しました。ファイントゥデイ様側にも、具体的な施策計画があったため、正確な実装支援を行う一方で、企画効果を最大化するためにできることを考え、一歩踏み込んだご提案を心がけておりました。
今回伴走することで、全国発売からベストコスメを獲得するまで、ブランドの成長の景色を一緒に見せていただくことができ、多くの人に愛されるブランドに携われたことを心から嬉しく感じております。

（アカウントプランナー　加藤 萌子）

アカウントが立ち上がって間もない状態から弊社のサポートが始まったという背景から、「自由な切り口でブランド、製品を見せていきたい」という想いを抱いていました。OOHやリアルイベントなど、SNS以外のプロモーションが並走する中でも、様々なコンテンツや表現にチャレンジさせていただけたことに感謝しかありません。
消費者の可処分時間が様々な場所で奪い合われる中、短時間でいかに興味を持ってもらえるかを追求することと、ブランドの世界観を表現すること。その2要素を天秤にかけながらコンテンツを産み出すという課題に対し、ひとつのチームとして共に取り組めたことが自分自身の大きな糧になりました。

（コンテンツクリエイター　渡邉 翔平）

X（Twitter）、Instagram、TikTokと3媒体の運用支援をさせていただいており、媒体ごとの特性を踏まえた最適な出し方を提案できるように意識していました。
また、ブランド・商品訴求となると伝えたい情報が多く一方的になりがちですが、「いい髪が紡ぐ、素晴らしい今日、そして明日」という素敵なコンセプトを念頭に置きつつ、生活者の立場で反応したくなる、商品と手に取りたくなるようなコンテンツを考えていました。

（コンテンツクリエイター　酒井 理菜）