【運用支援事例】秋田県
インフルエンサー活用でフォロワー4,000人超!秋田県の認知拡大を実現した、SNS運用自走化支援の裏側

秋田県観光文化スポーツ部誘客推進課について
各種イベントにおける誘客プロモーションやウェブサイト・SNS等によるデジタルプロモーション、観光コンテンツの造成等を自治体・観光関連事業者と連携して行い、国内外から本県への誘客を促進することを目指しています。
今回は、コムニコが支援する令和7年度の秋田県観光の公式Instagramアカウント(@akita_kanko_official)におけるプロモーション施策について、秋田県観光文化スポーツ部誘客推進課 三浦 亜聖様にお話をうかがいました。
秋田県の観光PRにSNS活用を決めた理由や背景を教えてください
秋田県には、きりたんぽや稲庭うどんといった「食」、乳頭温泉郷に代表される「名湯」、そしてユネスコ無形文化遺産である「男鹿のナマハゲ」など、世界に誇れる観光コンテンツが豊富にあります。これまではテレビCMや新聞・雑誌といった紙媒体でのPRを主体に、幅広い層へアプローチを行ってきました。
しかし、スマートフォンの普及とSNS利用の一般化により、旅行先を決定するプロセスは劇的に変化しました。現代の旅行者は、自ら検索し、信頼できる口コミや視覚的な情報を基に行き先を決めます。こうした時代の潮流に合わせ、本県でもデジタル媒体、特にSNSを通じたプロモーションの強化が急務となりました。
私たちの狙いは、単なる情報発信に留まりません。SNSを通じてユーザーによる「話題化(拡散)」を生み出し、秋田への興味を喚起すること。そして、一時的な観光客ではなく、継続的に秋田を応援してくれる「秋田ファン」を増やすこと。そのハブとして、視覚的訴求力の高いInstagramを最重要チャネルと位置づけました。
PRにインフルエンサーを活用しようと決めた理由や背景を教えてください
秋田県の観光資源は非常に魅力的であると自負していますが、全国的な視点で見れば、まだまだその認知度は不足しているのが現状です。自治体が自ら「秋田は良いところです」と発信するだけでは、届く範囲に限界があります。そこで、特定のコミュニティに対して強い影響力を持つ「インフルエンサー」の力を借りることに決めました。
インフルエンサーの方々は、自身のフォロワーが何を求めているのか、どのような表現が心に刺さるのかを熟知しています。彼らの独自の視点とクリエイティブを通じて秋田の魅力を切り取ってもらうことで、私たちが気付かなかった新しい切り口でのPRが可能になります。
単なる「広告」としてではなく、フォロワーにとって価値のある「おすすめ情報」として本県の魅力を届ける。この強力な拡散力と、熱量の高いフォロワーへのリーチこそが、認知度を飛躍的に向上させるための鍵になると考えたのです。
パートナーの公募を行った背景を教えてください
大きな転換点となったのは、2025年に就任した本県のマーケティング戦略アドバイザーによる助言でした。県外の方々、特にこれまでアプローチが難しかった若年層やアクティブな旅行層に情報を届けるため、戦略的なInstagramアカウントの開設が不可欠であるとの提言を受けたのです。
しかし、いざ運用をスタートするとなると、大きな壁にぶつかりました。最新のアルゴリズムに基づいた分析や、Instagram特有のトンマナに合わせたクリエイティブ制作、そしてインフルエンサーとの高度なコミュニケーション。これらを県職員のみで行うには、ノウハウもリソースも不足しており、不安があったのが正直なところです。
そこで、プロの知見を最大限に活用し、確実な成果を出すために、運用パートナーの公募を実施することにいたしました。単に運用を代行してもらうだけでなく、私たちの想いを汲み取り、共に戦略を練り上げられるパートナーを求めての決断でした。
コムニコをパートナーに選んだ理由を教えてください
今回の公募には、ありがたいことに10数社もの運用会社からご提案をいただきました。各社とも魅力的なプレゼンテーションでしたが、その中でもコムニコさんの提案は群を抜いて具体的かつ戦略的でした。
多くの会社が「映える写真」や「フォロワー数」にフォーカスする中、コムニコさんは「なぜその施策が必要なのか」という根拠をデータで示してくれました。戦略設計から詳細な分析、そして日々の運用フローに至るまで、プロセスが非常に緻密で、「ここなら安心してお任せできる」と確信させてくれる説得力があったのです。
また、コムニコさんはSNSマーケティングの黎明期から業界をリードしてきた実績があり、自治体の支援経験も豊富です。私たちの抱える課題を深く理解し、解決に向けた道筋を明確に提示していただいたことが、審査員による厳正な審査を経て、選定の決め手となりました。
▼実際の提案資料(抜粋)

コムニコに依頼している支援内容を教えてください
支援の内容は、まさに「アカウントの立ち上げから自走化まで」を一気通貫でサポートしていただいています。具体的には、アカウントのコンセプト設計、プロフィールの最適化といった初期構築から始まり、秋田の魅力を最大限に引き出すためのインフルエンサーとのマッチング、そして投稿内容のディレクションまで、幅広く伴走していただいています。
特に助かっているのが、インフルエンサーとのコミュニケーションを通じた投稿制作です。県の意向を汲みつつ、インフルエンサーの個性を活かしたクリエイティブに仕上げる調整力は、プロならではと感じています。
さらに、今回のプロジェクトの重要な側面として「運用の自走化」があります。将来的に職員のみでも質の高い運用ができるよう、日々のコミュニケーションの中で具体的なアドバイスやノウハウを惜しみなく共有していただいています。単なる外注先ではなく、私たちのスキルアップを支えてくれる良き指導者としての役割も担っていただいています。
▼インフルエンサーとのコラボ投稿(一例)
目標に対する現状の進捗(もしくは結果)を教えてください
当初、アカウント立ち上げから契約終了までの約4ヶ月間で、フォロワー数2,000人を獲得することをKPIとして設定していました。ゼロからのスタートということもあり、まずは着実に認知を広げることを目指していたのですが、結果は私たちの予想を遥かに上回るものでした。
現時点で、フォロワー数は当初目標の2倍となる4,000人を超えています。短期間でこれほどまでの支持を得られたのは、コムニコさんによるきめ細やかなターゲット分析と、それに基づいた最適なクリエイティブ、そして効果的な広告運用やインフルエンサー施策が噛み合った結果だと認識しています。
数字としての成果はもちろんですが、投稿に対するコメントや「保存」の数も多く、ユーザーが秋田の情報を「自分事」として捉えてくれている手応えを感じています。このスピード感のある成果は、職員一同、大きな励みになっています。
コムニコによる支援のうち、どのような点を評価していますか
最も評価しているのは、圧倒的な「スピード感」と、それに基づいた「PDCAサイクルの精度」です。SNSの世界は変化が激しく、昨日までの正解が今日通用しなくなることも珍しくありません。コムニコさんは、投稿ごとの数値反応を即座に分析し、「次はこうしましょう」という改善案を間髪入れずに提案してくれます。
また、対応の幅広さも魅力です。ハイクオリティなカルーセル投稿やリール動画の制作はもちろん、県職員が日々スマートフォンで撮影し投稿する「ストーリーズ」についても、非常にわかりやすく実践的なアドバイスをいただけます。「どうすればより親近感を持ってもらえるか」「リンクへの誘導率を高めるには」といった現場レベルの悩みに、具体的な手法で応えてくれる点が非常に心強いです。
常に最新のトレンドやプラットフォームの仕様変更をキャッチアップし、それを私たちの運用に即座に反映させてくれる。この伴走体制こそが、コムニコさんの最大の価値だと感じています。
今後やっていきたいこと、注力したいことがあれば教えてください
フォロワー数を伸ばすことは引き続き重要ですが、私たちの最終的な使命は「秋田県に実際に観光客を呼び込むこと」です。今後は、単に「見られる」だけでなく、ユーザーのアクションをより重視していきたいと考えています。
具体的には、投稿の「保存率」や、プロフィール欄の「リンククリック率」などの指標をより深く追いかけ、投稿を見た方が「次の旅行は秋田に行こう」と具体的に行動に移してくれるような、質の高いコンテンツ作りに注力していきます。Instagramを入り口として、宿泊予約や物産購入など、実経済への波及効果を最大化させていきたいですね。
コムニコさんの力を借りて築いたこの土台をさらに強固なものにし、デジタルとリアルを融合させた新しい観光プロモーションの形を、秋田県から発信していきたいと考えています。
コムニコ担当者より
インフルエンサーとの相乗効果で、運用初期からの認知爆発とロイヤリティの高いファン獲得の両立を目指しました
複数のインフルエンサーをアサインして秋田県のPRをした本施策では、アカウントの立ち上げと共にタイアップ投稿を行うことで、運用初期から狙ったユーザーに対しての認知拡大に効率良く寄与できました。また、親和性が高く、既に多くのコアファンを抱えるインフルエンサーの力を借りることによって、著しく高い成果指標の獲得にも結びつき、本アカウント上においてもロイヤリティの高いファンを獲得できたと考えております。
(アカウントプランナー 中村 希美)
| 会社・団体名 |
秋田県 観光文化スポーツ部 誘客推進課 |
|---|---|
| 事業内容 |
国内外からの観光誘客促進 |
| Webサイト | |
| SNSアカウント | https://www.instagram.com/akita_kanko_official/ |