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M.R.P.の歴史を振り返る!

M.R.P_history
こんにちは。プロダクションチームの黒岩です。
今回は、コムニコのユニーク制度のひとつ、「M.R.P.(Most Remarkable Person)」についてお伝えします。
コムニコでは「今月最も頑張った!」と思うメンバーを、全メンバーからのコムニコード(コムニコのカルチャーコード)に基づいた投票により毎月表彰しています。数字に表れない努力も認められるべき!という想いから生まれた、この制度。その成り立ちや秘密に迫るべく、社長の林にインタビューを実施しました!

M.R.P.草創期


Q:もともとはM.O.C.(Man Of Comnico)(2012/4)として始まりました。この評価制度を導入した経緯を教えてください。
 
林:まだ会社が小さかった頃なので、ほとんど僕の一存で決まったね。
評価は難しいものだけど、経営陣やマネージャー陣が見ているのものだけではないし、本人が「ここを頑張った」と思っていても、見えていなかったり、アピールが上手くできなかったりすると、拾えない部分もある。
それなので、いろいろな視点からメンバーの頑張りを可視化することで、他のメンバーや経営陣・マネージャー陣が各々の頑張りを取りこぼしなく知れるようにしたいという思いが1点。もう1点は、自分の頑張りが人に見えていることを確認できるのは重要なことだと思うから。コメントされたことと、自分の頑張ったと思う部分が一致すると「ここを見てくれていたんだ!」とうれしくなるでしょう?
そういったことから、会社がメンバーにとって居心地のいい場所になればいいなという気持ちで、この制度が始まりました。
また、メンバーが増えてきた時期だったので、“誰が何をやっているか”が、それまでよりも見えづらくなってきていたというのもきっかけの1つかな。
 
Q:導入したときのメンバーのリアクションはどのようなものでしたか?
 
林:まずはやってみようという感じ。始まってからは、最初から評判がよかったので、それがここまで続いた要因だと思う。「周りからのコメントが見れるのはうれしい」という声が多かったかな。
また、メンバーの動きを見ていないと投票ができないので、周りに目を配るきっかけになったとも思います。
 
コメント

(投票とコメントはこのように見れます。モチベーションにつながりますね)

 
Q:第32回(2014/10)からはM.O.CからM.R.P.に名称が変更になりました。その理由はどのようなものだったのでしょうか?
 
林:当時在籍していた帰国子女のメンバーが“Man”は男性的なのでは?と意見してくれたことがきっかけだね。“Man”に変わる言葉は“Person”として、今までのM.O.C.のように言いやすいアルファベット3文字になるように当て字を考えて、M.R.P.に。

林_1

(笑顔でこれまでのM.R.P.について話してくれました)

 

M.R.P.とコムニコードの深い関係!

 
Q:第53回(2016/7)からは、M.R.P.の評価基準にコムニコードが導入されています。毎月コムニコードの中から1つのテーマが選ばれ、それに沿ったメンバーに投票することになりました。どのような観点から、この変更があったのでしょうか?
 
コムニコード

(M.R.P.の評価基準となっているカルチャーコード・コムニコード

 
林:この頃にコムニコードが生まれたからだね。コムニコードができあがったから、みんなに認識してもらって、カルチャーにしていくためにどうしようかと議論していて。さまざまなアイデアはあったけど、「M.R.P.の基準をコムニコードにしたら、毎月意識するし、定着していくのでは?」という意見にまとまったんだよね。
 
黒岩:まさにその考えの通りになっていますね。
 
林:狙い通りだよね。スマートに定着するようにしたかったというのもある。誰かを選ぶという能動性を求められるので、今のような定着に繋がったのだと思う。
 
黒岩:コムニコードが社内に定着した裏側には、M.R.P.の存在が大きいものだったんですね。
 
Q:第98回(2020/4)からは毎月のテーマ設定がなくなり、投票するときにコムニコードから1つ選ぶという形にさらにアップデートされました。こちらの変更理由もお聞かせください。
 
林:まず1つは、テーマ設定があると、“このテーマだと、このメンバー”、という偏りが出てきてしまったということ。もう1つは、より公平な評価を考えた結果。例えば“Be happy”がテーマだった月は「“Be happy”であれば“Be agile”でなくてもいい」という訳ではない。
 
当初はコムニコードの定着が目的として優先していたために、テーマ設定をしていたんだよね。だけど、コムニコードが定着したので、本質的には、1つのテーマではなく選んで投票の方がいいのではないかと思うので、あるべき姿になったのかなと思います。
 
黒岩:わたしは入社当初から現在の形式ですが、投票していただくテーマの傾向から、自分の強みや特性が見えてくるなと感じています。
 
投票画面

(投票画面はこんな感じ。1項目選んでコメントを書いて投票します)



Q:メディアのインタビューでも、M.R.P.について質問されていたことがありますが、社外の方からはどのような反応がありますか?
 
林:ベンチャー界隈では、社内投票制度を導入している企業は多いですが、M.R.P.のようにカルチャーと掛け合わせたものはあまりないと思うね。前述の通り、コムニコードを設定して、M.R.P.と絡めたことが長く続いた大きなポイントだと思うので、カルチャー浸透施策として見られることが多い気がする。ただ、M.R.P.は手段の1つであって、定着するカルチャーを文章化することが、本当に大切で大変なところ。そこができているからこそ、上手く回っているのだと思う。
 
Q:M.R.P.は評価におけるカルチャーフィットとも密接につながっていると思いますが、査定評価にはどのように影響しているのでしょうか?
 
林:今はかなり参考になっている。コムニコは、実務とカルチャーフィットの両面で査定評価されますが、カルチャーフィットの観点でM.R.P.はかなり影響しています。どのくらい票が入っているかは参考情報になっているね。


今後のM.R.P.はどうなる?

 

林_2
(林が考えるM.R.P.の今後とは…?)

Q:M.R.P.の今後について、何か考えていることがあれば教えてください。
 
林:課題感としては、投票している人も大変になってきているなと。オフィスで、横で仕事をしているのを見ていたら、業務でかかわりがなくても「この人頑張っているんだな」と思うけど、テレワークの現状ではそういうことがなくなってきてしまっている。
 
黒岩:たしかに、テレワークだと業務で接点がないメンバーの動きはなかなか見えないところもあります。
 
林:何らかの変化は必要だよね。当初の“コムニコードというカルチャーの浸透”という意味では、一定の目的を果たしたとも言えるし、カルチャーフィットを評価の軸として見るので、その部分ではすごく重要なもの。今、メンバー間の動きがあまり見えていない中でどのようにしていくのか、具体的な考えはまだないけど、課題は感じている。これまでも、少しずつ変化してきたので、今後もアップデートされていくと思います。この取り組みをやめてしまうのはではなく「じゃあどうしていこうか」と考えていかないとだね。
公平性の観点から考えると、順位をつけるのはやめようというアイデアもあるかもしれない。けど、ある程度ゲーム性があるからこそおもしろい部分もあると思うよ。コメントだけにして「ご自由にご覧ください」だと、盛り上がりに欠けちゃうよね(笑)
 

終わりに

 
コムニコメンバーにとって、当たり前ともいえる存在のM.R.P.とコムニコード。その2つの密接な繋がりを知ることができたインタビューでした。特にM.R.P.を活用し、コムニコードがここまで定着したというストーリーには、感動すら覚えました!
時代や働く環境に合わせて、今後も変化していくであろうM.R.P.ですが、コムニコードを大切にしていく上で重要なものであることや、メンバーのモチベーションや原動力であり続けることは変わらないでしょう。
わたしも、M.R.P.でのコメントを原動力に、そして楽しみに、毎日の業務に邁進していきたいと思います!
 
次回のat comnicoもお楽しみに!