10月31日のハロウィンは、SNS上でも多く言及される一大イベントになっています。「今この瞬間話題になっているキーワード」がわかるX(Twitter)トレンドからもハロウィンの影響力がわかります。
ここで、10月31日のX(Twitter)トレンド入り実績を確認してみましょう。
X(Twitter)では1時間ごとにトレンド入りデータを集計しており、キーワードの横にある数字は1日に何回トレンド入りしたかのデータとなっています。「トリックオアトリート」では20回、ハロウィンでは17回トレンド入りした実績があり、1日の大半でX(Twitter)トレンドに入っていたことがわかります。
これは、1日のうちに継続的に言及されることを示しており、トレンド欄からトレンド入りキーワードを確認することでひとつ流入元を確保することにもつながります。
SNS管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」では、記念日など事前にトレンド入りが予測できる日については予測して投稿やキャンペーンを行えるよう、トレンド実績カレンダーを確認できるようになっています。
こうしたツールもご検討いただき、SNS上で影響力の高い記念日をうまく活用していくのがおすすめです。
10月31日のハロウィンは、大掛かりなキャンペーンやイベントでなくても、投稿コンテンツ1本でX(Twitter)のタイムラインを盛り上げることができます。ハロウィンらしいダークな色使いや仮装と自社ブランドらしさをうまくかけ合わせて、コンテンツを考えてみましょう。
はんぺんなどを扱う練り物メーカーの紀文が投稿したのはハロウィン風おでん。和風に感じられる商品でも工夫をすればハロウィン感を出せるということを伝えています。「レシピ」と言わず「つくったので見てください」というあたりがX(Twitter)ユーザーライクで素敵です。
ハッピーハロウィーン! #お買いものパンダ #ハロウィン pic.twitter.com/bKxm1ZSJSU
— お買いものパンダ【楽天公式】 (@Rakuten_Panda) October 31, 2021
チキンラーメンのマスコットキャラクターのひよこちゃんは、ちょっぴりダークな投稿でファンが多いのが特徴です。ハロウィン投稿も自虐的な内容でコメントを誘っています。
ハロウィンなのでジャック・オー・ヒヨコです。
— チキンラーメン ひよこちゃん (@nissin_hiyoko) October 31, 2021
あれ…なんで誰も手を付けないんですかねぇ。#ハロウィン pic.twitter.com/f74DDtvOGo
#ハッピーハロウィン#HappyHalloween pic.twitter.com/bAe2Ejygmn
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) October 31, 2021
洗濯用洗剤のスーパーNANOX公式アカウントでは、洗濯物の山から声が・・・!?ストーリー性のある投稿で関連商品である柔軟剤のソフランアカウントへ誘導しています。
(.゚Д゚)…!
— スーパーNANOX公式アカウント (@TOP_superNANOX) October 31, 2021
こんなところに洗濯物の山!?
\ お洗濯しなくちゃ /
\いたずらするぞー🍀/
えー!大変だ💦#ハロウィン#ハッピーハロウィン
後編は @Soflan_Official の投稿をチェック👀 pic.twitter.com/kO1u8gzMXt
かわいらしいペンギンたちによる「トリック オア お魚」な写真を投稿したのは、横浜・八景島シーパラダイス。関連させるのが難しいものでも投稿できる事例になっています。
\👻🎃Happy Halloween🎃👻/
— 横浜・八景島シーパラダイス公式 (@_seaparadise_) October 31, 2021
お魚くれなきゃイタズラしちゃうぞ〜🐧⚡️#八景島 #シーパラ #ふれあいラグーン #ペンギン #ハロウィン #HappyHalloween2021 #TrickOrTreat pic.twitter.com/6v9X9Sqe1E
ANAは「素敵な #ハロウィン フライトを」としてハロウィンらしいイラストを公開。カボチャの瞳には飛行機マーク、滑走路には「Happy Halloween」など小ネタが光ります。
👻--------✈️
— ANA旅のつぶやき【公式】 (@ANA_travel_info) October 31, 2021
#HappyHalloween🎃
✈️--------👻
素敵な #ハロウィン フライトを✈️
💙made by yukiboardworks
(Instagram account) pic.twitter.com/8goSbbxCDf
ドコモのポータルサイトdマーケットは、ハロウィンまちがいさがしを投稿。こうした投稿では、細かなところを確認するために画像をタップするため、投稿をじっくり見てもらうことができます。参加しやすいクイズ形式の場合は、分かった方からのコメントにつながりやすいため、効果的に活用していきたいですね。
\👻#ハロウィン 間違いさがし!🎃/#トリックオアトリート 🍭✨
— dマーケット (@docomo_dmarket) October 31, 2021
女の子が魔女のお家にお菓子をもらいに行ってきたよ👀
間違いは全部で5つ。
少し見つけづらい間違いもあるかも…🤔
みなさんは全部見つけられますか?😏 pic.twitter.com/cLTUxyJAtO
モチーフや色味で「らしさ」を出しやすいハロウィンは、ビジュアルで魅せるInstagramでも投稿しやすいのが特徴です。ハロウィングッズやレシピなど、事前準備の紹介の場合は当日ではなく事前に投稿しておくことで発見タブなどでおすすめされやすくなります。
ここでは、ハロウィン当日に投稿された企業投稿事例を紹介します。
ミスタードーナツはハロウィンらしい新商品を紹介。商品ごとに色を明示し、食べたいを思ったドーナツの色をコメントで教えてもらうことでコメントを訴求しています。このように、コメントハードルを下げ、絵文字ひとつで簡単に回答できるようにするとコメントが増えやすくなります。
キャンプで使うランタンをジャック・オ・ランタンに見立てた投稿。美しい写真とともに「#私のコールマン」での投稿を促し、UGC創出に動いています。暑さが落ち着き、寒くなる前の10月は過ごしやすく、ハロウィンキャンプをしてみてもよさそうです。
高級感を出しつつハロウィン投稿したのは高級自動車ブランドのLEXUS。「Trick or Drive! 高揚感と驚きも乗せて。」として、ブランドイメージを保ちながらモーメントにのった投稿を実現。このように高価格帯商品の場合は、イメージを変えないクリエイティブ作成を心がけていきたいですね。
キッチンアイテムを手掛けるブルーノは、ハロウィンらしいホットプレートレシピを公開。ホットプレートに付属のたこ焼きプレートを使うと、まんまるなおにぎりが作れるんですね。ハロウィン以外にも使えそうなアイデアに注目が集まりました。
ANAは、X(Twitter)やInstagramフィードで投稿したハロウィンチョークアートのメイキングをリールで公開。タイムラプスや早送りを使って、出来上がるまでの変化を楽しめるようになっています。イラストのメイキングの他に、時間の変化やビフォーアフターなども動画を最後までみてもらいやすい内容です。
参考記事:Instagram「リール」作成のコツ!投稿方法や活用のメリット、企業活用事例10選
リールの他に、ARエフェクトやGIFスタンプを活用してみてもいいでしょう。
利用してもらうことで、ユーザーとの接点を創出することが可能となります。
株式会社コムニコでは、Instagtam投稿のほか、Instagramストーリーズなどで使えるGIFスタンプの制作も承っております。
>>企画性のある投稿やGIFスタンプ制作について相談する
他のSNS媒体とは異なり、季節感はそれほど重視されないTikTokですが、ハロウィンらしい楽曲トレンドを使うことで企業アカウントでもハロウィントレンドにのり、伸びやすい傾向です。
シルバニアファミリーの仲間たちをコマ撮りした事例です。クリエイターとコラボしてハロウィンらしい作品にしています。夜の間、こんなふうに動いていたりして。
全国のスポーツクラブ等で展開する「地元で通える」avexのキッズダンススクールである、エイベックス・ダンスマスターでは、ハロウィン撮影会の様子を投稿。ダンススクールであることになぞらえて、「踊らせてくれなきゃいたずらしちゃうぞ」と、生徒たちのかわいらしい姿を見せてくれました。
岡山県の私立大学である美作大学は、「みまだいせい」のリアルな日常を投稿。ハロウィンに行われた仮装投稿の様子から、大学の雰囲気が伝わってきます。学生たちは仮装したまま授業を受けたそうです。
SNSを活用した企業のハロウィン限定企画やキャンペーンの事例をご紹介。ハロウィンという、1年の中でも大きなモーメントをうまく活用し、フォロワー数の増大や売上アップにつながる企画を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、「キャンペーン中のアカウント凍結」などのトラブルをふせぐため、キャンペーン実施前には利用プラットフォームのガイドラインを確認しておきましょう。
参考記事:インスタはキャンペーン禁止?SNSごとのガイドラインをチェックしよう
スターバックス コーヒーでは、リポストするとハロウィンの秘密が届く「インスタントリプライ」という仕組みで新商品を告知しました。インスタントリプライは「ATELU」などキャンペーンツールを活用することで実施できます。
>>SNSキャンペーンツール「ATELU」資料ダウンロード
アニメの有名なセリフを使ってハロウィン投稿したのは、ABEMAアニメ。フォロー&ハッシュタグで待ち受け画像が届くタイプのキャンペーンを実施しました。同様の仕組みで、フォロー&RTで壁紙やリプライを送る「インスタントリプライ」という形式のキャンペーンもあります。こうしたキャンペーンの場合は自動配信が必要となるため、「ATELU」などのツールの利用が必須です。
🎃𝒕𝒓𝒊𝒄𝒌 𝒐𝒓 𝒕𝒓𝒆𝒂𝒕👻
— ABEMAアニメ(アベマ) (@Anime_ABEMA) October 31, 2021
ハロウィンだからって
ひよってるやついる?いねえよな?
いまなら #東京リベンジャーズ
血のハロウィン編が無料で‼️
今から5時間限定✨@Anime_ABEMAフォロー&#アベマで血ハロ をつけて呟くと
オリジナル待ち受け画像プレゼント🎁#toman_anime@anime_toman
QUOカードPay(クオカードペイ)は、フォロー&RTで11円分を10,000名にプレゼントするキャンペーンを実施しました。11円でどうするの?と思ってしまうところですが、3.2万件RTされた企画でした。
コムニコの調査でも、商品額が小さくても多数に当選される商品が好まれているという結果が出ています。
参考記事:Twitterキャンペーンのプレゼントはどう選ぶ?当選数と賞品の質の関係性を調査!
\Happy Halloweenキャンペーン/
— QUOカードPay (クオとペイ) (@QUOcardPay) October 31, 2021
🎃トリックオアトリート🎃
本日23:59まで!!いそげーー!!
フォロー&RTで
QUOカードPay11円分を10,000名様にプレゼントです🎁
みんなでハロウィンを楽しもうっ👻
アプリでもハロウィンキャンペーン実施中!! pic.twitter.com/l9zPk36ypq
ゼスプリキウイのInstagramでは、フォロー&いいねをすると抽選でプレゼントが当たるキャンペーンを開催。ゼスプリキウイのキャラクター・キウイブラザーズの世界観とマッチするキュートな印象の画像で、キウイを使ったハロウィンレシピも紹介しています。
セブンイレブンのInstagramでは、ハロウィン限定商品を購入して商品写真をアップすると、抽選でプレゼントが当たるフォトキャンペーンを展開。限定商品を多くの人に手に取ってもらいながら、ユーザーの投稿でさらなる認知拡大が期待できる企画です。
星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳では、スタッフがハロウィンモンスターに扮しておもてなしする期間限定イベントを開催。画像を複数枚投稿し、ミステリアス感と温かみが共存した、この企画ならではの雰囲気を発信しています。
ハロウィンのような大きなモーメントの際は、合同キャンペーンやコラボ企画を行うことも非常に有効です。企業アカウント同士が協力して回遊する仕組みを作ることで相互にメリットがあり、それぞれのアカウントからリーチすることができるため、効果的な手法です。
株式会社コムニコでは、複数企業合同のX(Twitter)インスタントウィンキャンペーン「#みんなでトリックorリツイート キャンペーン」を開催。
このキャンペーンのポイントは「相互送客」です。参加企業のアカウントで同時にインスタントウィンキャンペーンを行うだけでなく、全アカウントの当落のリプライにキャンペーンサイトのURLを記載することでサイトへの訪問を促し、キャンペーンサイトからほかのアカウントを回遊してもらう仕組みとなっています。
>>応募者数40万人以上!#みんなでトリックorリツイートキャンペーン結果はこちら
>>コラボ企画や合同キャンペーンについての相談はこちら
参加企業のキャンペーン投稿例:
\\本日最終日//#みんなでトリックorリツイート
— 【公式】カゴメ (@KAGOME_JP) October 31, 2019
キャンペーン🎁
カゴメから #ハロウィン のプレゼント🎃
カゴメの調味料やソースで食欲の秋を楽しもう💕
【応募方法】
①@KAGOME_JP をフォロー
②RT
③結果がすぐに届く!#カゴメ秋のほかほかレシピ
詳細はこちら⇒https://t.co/CF11h5TTLy pic.twitter.com/LUOTi0gaKD
/#みんなでトリックorリツイート キャンペーン🎃
— ブリヂストンジャパン / Bridgestone Japan公式 (@Bridgestone_JPN) October 28, 2019
\
ブリヂストンの電動自転車がその場で当たる⁉️
参加 or リ“タイヤ”はあなた次第…#タイヤだけに◎
▼参加方法🧛
①@Bridgestone_JPN をフォロー
②このツイートをリツイート
▼他の企業様でも開催中🧟https://t.co/KC9dD2s4gq#ハロウィン pic.twitter.com/Lak5C1V3hi
「キャンペーンを実施したいけど、何から手をつけたらいいのかいいのかわからない」という方に、キャンペーンで活用できるツールをご紹介します。
キャンペーンを実施するにあたって「当選者選びに時間がかかっている」「懸賞botを外したい」「当選連絡メッセージやギフトコードを自動で一斉に配信したい」などのお悩みを抱えている方に便利なツールです。
https://www.comnico.jp/products/atelu/jp
「ATELU」を使用すると、たとえば「七夕投稿をリポストする」ことを応募条件としたプレゼントキャンペーン実施することが可能です。さまざまなキャンペーンに対応しているため、定期的なプレゼントキャンペーン開催におすすめです。
>>SNSキャンペーン効率化ツール「ATELU」の資料請求・お問い合わせ
Instagram上でDMを活用したインスタントウィンキャンペーン(即時抽選)を行いたいときに便利なツールです。投稿へのコメントやメッセージに反応し、シナリオに沿って自動でDM返信します。
https://www.comnico.jp/products/autou/jp
「autou」を使えば、事例のように七夕の願い事をコメントしてもらうことを応募条件に、DMから即時抽選を行うことが可能になります。プレゼントキャンペーンでの活用以外にもコミュニケーション活性化に活用できるのが特徴です。
>>Instagramチャットボットツール「autou」の資料請求やお問合せ
毎年、キュートな投稿からホラー感満点の施策まで、ハロウィンらしいバラエティ豊かな企画でタイムラインが賑わっています。
多くの企業で実践されているのは、「ハロウィンらしさ」と「その企業ならではの特徴」をうまくミックスさせる工夫です。数ある投稿の中でもユーザーの目を惹けるよう、「自社だからこそ、ハロウィンに発信できることは何だろう?」という視点で、ハロウィン投稿や企画などを考えてみてはいかがでしょうか。
We Love Socialを運営する株式会社コムニコでは、SNS黎明期である2008年から企業のSNSマーケティングを支援してきました。SNS運用のコンサルティングや戦略策定、投稿代行、レポーティングなどを行っています。話題化施策やSNS媒体をまたいだキャンペーン、SNS成果を測るファンサーベイなど、SNSのお困りごとを解決いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。