SNS運用のヒントが見つかるメディア We Love Social|株式会社コムニコ

【2025年版】企業のSNSキャンペーン成功事例!X(Twitter)&Instagramまとめ

作成者: 山本 春華|2025.04.16.01:00

X(Twitter)のキャンペーン事例

X(Twitter)は拡散力が高く、会社や商品、サービスの認知度や好意度向上のため、一人でも多くの人に応募してもらいたいと考えるSNSキャンペーンの実施に向いています。

キャンペーンの実施形式はいくつかあります。
最もユーザーの参加ハードルが低く、多くの応募者が集まりやすいのがインスタントウィンキャンペーンと呼ばれる、応募するとすぐに抽選結果がわかるキャンペーンです。ただ、インスタントウィンの場合は、広告の出稿が必要となるため、かかる費用が高くなります。(参考:インスタントウィンキャンペーン実施に必要なもの

そのため現在はウェブ型インスタントウィンとよばれる、抽選サイトへ誘導してのインスタントウィンキャンペーンが主流となってきています。

ほかに、後日抽選をして当選者にDMを送る形、引用リポストで応募してもらう形、ハッシュタグをつけて投稿を促す形などがあります。キャンペーン以外の活用として、フォロー&リポスト(リツイート)でリプライ(返信)がすぐに届くインスタントリプライという仕組みを使って、キャラクター壁紙やカレンダーなどを送り、エンタメ要素を使ったものもあります。

ここからは、企業のX(Twitter)キャンペーン事例を形式ごとにご紹介します

リプライ型インスタントウィンキャンペーン事例:SUNTORY(サントリー)

結果がその場でわかるインスタントウィンキャンペーンを使ってフォロー&リポストで新年の運試し。サントリーは「#金麦くじ」としてプレゼントキャンペーンを実施しました。

リプライ型インスタントウィンキャンペーン事例:メルカリ

プレゼント賞品をサービス内で使えるポイントで配布したメルカリ。こちらも新年のくじ引きとして、その場で当たりがわかるインスタントウィンキャンペーンを実施しました。

ウェブ型インスタントウィンキャンペーン事例:太陽生命保険株式会社【公式】

フォロー&リプライをして、特設サイト上でキャンペーン抽選をする「ウェブ型インスタントウィンキャンペーン」を実施した太陽生命保険株式会社。賞品を「好きなコーヒーチェーンで使える500円分の商品券」×200名としたことで参加者を増やすことに成功しています。

フォロー&引用ポストキャンペーン事例:Dolby Japan

音と映像のエンタテインメントテクノロジーカンパニーであるDolby Japanはサイトで#ドルビーアトモス を体験してもらい、その感想を投稿してもらうキャンペーンを実施しました。コメントを考えるのが難しい人向けに紫色のハートマーク(💜)でもキャンペーン参加できるようにしています。

フォロー&ハッシュタグ投稿キャンペーン事例:神戸須磨シーワールド

X(Twitter)とリアルの場所であるパーク内ポストどちらからでも参加できるキャンペーンを実施した神戸須磨シーワールド。フォロー&「#オルシーに願いを」 で投稿を集めました。
実際に来館した方も参加できるようにすることで、オフラインからオンラインへの導線作りにも成功していると考えられます。

ブランド合同・回遊型キャンペーン:楽天グループ

楽天グループはクリスマスに合わせて7日間、グループ内18アカウント合同でプレゼントキャンペーンを実施しました。キャンペーンへ参加したいユーザー側からすると、アカウントごとにキャンペーンに参加できるため、最大18アカウントの抽選にチャレンジすることができるのが嬉しいところ。

企業側からすると、「楽天ポイントを欲しい人」を効果的に集めることができ、参加者も気軽に参加しやすい仕組みとなっています。

この事例では、特設サイトを作成しており、アカウント間の回遊やSNS以上の情報を伝えることにも成功しています。

X(Twitter)キャンペーンを行う際の注意点

キャンペーンを行う際は、X社が公開するガイドラインやポリシー、利用規約・X(Twitter)ルールをも守る必要があります。これらは事前の予告なく変更される場合があるため、都度確認し、遵守するようにしましょう。

①複数のアカウントで応募させない

キャンペーンに何度も応募するために複数のアカウントをつくるのはX(Twitter)のルール違反です。そのため、キャンペーンを実施する際は、複数のアカウントで応募したユーザーは当選資格を失うことを注意事項として明記するよう求めています。

②同じ投稿を何度も繰り返させるようなルールは設定しない

まったく同じ、またはほぼ同じ内容やリンクを投稿することはX(Twitter)のルール違反です。「一番多く投稿したフォロワーに賞品を提供」など、同じ投稿を何度も繰り返させるようなキャンペーンルールは設定してはいけません。また、キャンペーンルールには、1日に複数回応募した場合は無効になる旨を明記することが推奨されています。

③ハッシュタグは投稿する内容に関連させる

まったく関係のない内容の投稿にハッシュタグを追加するよう推奨すると、X(Twitter)のルール違反の原因となる可能性があるため、ハッシュタグが投稿する内容とリンクするようにキャンペーンのルールを設定する必要があります。

キャンペーン投稿に記載すべき内容

キャンペーン投稿を作成する際は、ユーザーがどのようなキャンペーンを把握しやすいよう、以下の項目を忘れずに記載するようにしましょう。

  • 応募方法とキャンペーンの対象期間
  • 当選者がもらえる賞品
  • 応募すると自動でリプライが届く場合は、その旨を記載する
  • 当選結果の通知方法(DMまたはリプライなど)
  • 応募規約を記載したWEBページ、もしくはキャンペーン投稿へのリプライで応募規約の明記

インスタントウィンキャンペーンを行う際に必要なもの

その場で当落がわかるインスタントウィンキャンペーンは、ユーザーの参加ハードルが低く、ゲーム性も高いため効果的ですが、事前に準備すべきことが通常のキャンペーンよりも多くなります。そのため、通常のキャンペーンよりも早めのスケジュール進行を意識する必要があります。

インスタントウィンキャンペーンで準備すべきことは、以下です。

①ツール契約

インスタントウィンキャンペーンを実施するためには、「当落結果を自動返信する機能(オートリプライ機能)」の利用が欠かせません。その機能を利用するためには、X(Twitter)の開発に関する規約により、事前にX(Twitter)社への利用申請に承諾が下りているオートリプライツールを利用する必要があります。ツールは複数ありますが、その中でも「ATELU」など最新のAPIを利用しているツールを選ぶことで、配信エラーのリスクを抑えることができます。

②広告

オートリプライ機能のあるツールを利用したインスタントウィンキャンペーンでは、原則、認定代理店を通じたX(Twitter)広告の利用が必要となります。そのため、広告の出稿によって見込める効果を事前にシミュレーションし、広告出稿予算を確保しておく必要があります。
「We Love Social」を運営する株式会社コムニコは、X認定代理店となっていますので、広告ごとお任せいただくことも可能です。ご相談ください。

③X(Twitter)への申請

X(Twitter)には、システム上の負担を考慮して、1日に送信できるリプライの数などに制限があります。オートリプライ機能のあるツールを利用したインスタントウィンキャンペーンでは、上限に達してしまう可能性が大きいため、事前に制限を解除してもらうよう、X(Twitter)社に申請を送る必要があります。
申請から承認までは2週間〜1ヶ月ほどかかるため、早めの申請を心がけるようにしましょう。

④景品表示法を遵守する

フォロー&リポストを応募条件とするような一般的なSNSキャンペーンの場合は、商品の購入によって応募や当選することが可能になるものではないため、景品表示法の規制を受けません。
しかし、「商品を使った感想投稿」や「商品購入レシートの写真投稿」などを条件とする場合は、商品を購入しなければ懸賞応募できないため取引不随性が認められる、とされています。そのため、マストバイキャンペーンを行う場合は景品表示法違反にならないよう、注意して企画する必要があります。この場合の景品等には、割引クーポンやキャッシュバックも含まれます。

宣伝効果が高く、認知拡大につなげやすいのがX(Twitter)キャンペーンの良いところですが、注意点を述べたとおり、難易度が高いのも事実です。要望に合わせた最適なキャンペーンを企画し、作業をツールで行うことで効果的なX(Twitter)キャンペーンを行うことができますので、まずは資料ダウンロードやお問い合わせからご検討ください。

Instagramキャンペーン事例

フィード・ストーリーズ・リール・ライブなど機能が豊富なInstagram。
近年は「autou」など、Instagramチャットボットを使ったサービスも登場し、フォロワー獲得・エンゲージメント増加につながるキャンペーンの実施も活発になってきています。

こちらの記事も参考にしてください。
参考記事:インスタキャンペーン成功事例12選!実施方法・手順・効率化についても解説

フォロー&コメントキャンペーン:タカラトミー

タカラトミーは、新商品のプロモーションとして色を予想させています。フォロー&コメントでプレゼントが当たるキャンペーンにしたことで、注目度を集め、フォロワーとエンゲージメントを増やしています。 

フォロー&コメントキャンペーン:JTB公式Instagramアカウント

JTBは思い出コメントを集めるキャンペーンを実施しました。コメントが集まることでInstagram上のアルゴリズムに寄与するシグナルを貯めることができています。アルゴリズム上優位になるとおすすめ欄に掲載されやすくなり、オーガニックでの露出(リーチ)が増加することが期待できます。

インスタントウィンキャンペーン事例:Lierrey(リエリィ)|⾎流ケア×⼤⼈アクセサリー

磁気アクセサリーを提供するLierryは、フォロー&コメントで応募できるキャンペーンを実施しました。指定のコメントを書き込むと、その場でメッセージが届き、すぐに抽選結果がわかるキャンペーンです。キャンペーン期間は2週間ですが、チャットボットを活用することで、毎日1回応募できるようになっています。毎日応募できるため、フォロワーは毎日アカウントを訪れます。その中で、ブランドとの関係性を深めることが期待できますし、アカウント訪問は、アルゴリズムにとっても優位に働くというメリットがあります。

 

Instagram チャットボット活用キャンペーンを実施するには

チャットボット活用キャンペーンを実施するためには、ツールの利用が欠かせません。

株式会社コムニコが開発しているInstagramチャットボットツール「autou(オウトウ)」は、Instagram(Meta)にサービス内容の承認を受け、最新APIに対応しています。フィード投稿やライブ配信へのコメントやメッセージへの自動応答、Instagramのインスタントウィンキャンペーンを行うことが可能です。

>>Instagramでインスタントウィンキャンペーンができるツール「autou(オウトウ)」の資料をダウンロード

 

Instagramキャンペーンを行う際の注意点

①エンゲージメントベイトにならないようにする

Instagram上で行われることの多いキャンペーンには、指定のハッシュタグを付けて画像を投稿する「ハッシュタグキャンペーン」や、指定の投稿をユーザー自身のタイムラインにも表示させる「リポスト投稿キャンペーン」などがあります。これらのキャンペーンを行う際、Instagramでは、プロモーションガイドラインやコミュニティガイドラインなどによって定められているポリシーに則る必要があります。例えば「いいね!をしたらプレゼント」「フォロー&コメントでプレゼント」という内容はポリシー違反に当たる可能性があります。単純な絵文字コメントのみの場合も違反にはなりませんが、ポジティブな判定とはならず、今後アルゴリズム上の制約が課される場合も考えられます。

そもそもInstagramでは、インセンティブを与えることによって無作為にエンゲージメントを増やす行為は推奨されていません。これらはエンゲージメントベイトと呼ばれ、ページや投稿の表示順位を下げる要因となります。

キャンペーンの応募条件などが規約違反となってしまっている場合は、アカウントを凍結されたとしてもフェイスブック社に異議申し立てできなくなることがあります。そういったリスクを抑えるためにも、規約違反をしない形でのキャンペーンを企画する必要があります。

②コンテンツに誤ったタグを付けない

Instagramのプロモーションガイドラインでは、「コンテンツに誤ったタグを付けたり、そうするように他の利用者を仕向けること」が禁止事項として定められています。たとえば、投稿するユーザーが写っていない写真にそのユーザー自身をタグ付けするといったことはInstagramのルールに違反します。そのため、そういったことが発生するような内容を応募条件としてはいけません。また、投稿内容と異なるハッシュタグをつけるよう促すことも避けるようにしましょう。

③見返りに金銭を贈呈しない

Instagramのコミュニティガイドラインでは、「いいね!やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出ること」がエンゲージメントベイトの一つとして禁止されています。つまり、投稿にいいね!、またはアカウントをフォローした人に、Amazonギフト券500円プレゼントといったキャンペーンはできないということになります。

Instagramに「おすすめ」される投稿コンテンツとは

Instagramには、ユーザーがまだフォローしていないコンテンツやアカウントを“おすすめ”する機能がありますが、多くのユーザーが嫌いと答えた「エンゲージメントベイトを含むコンテンツ」「コンテストや景品を宣伝するコンテンツ」は、おすすめの対象にならないとしています。そのため、キャンペーンの打ち出し方には十分注意する必要があります。

また、現在は禁止されていないことであっても、Instagramがユーザーの意向を受けてプロモーション手法を限定していく流れが進めば、いずれは規約違反となってしまう可能性も高いため、キャンペーン実施の際はユーザーに配慮した対応を慎重に行っていくことが求められます。

参考記事:

SNSキャンペーンを行う際はキャンペーンツールを使おう

SNSキャンペーンを実施する際には事前準備も必要ですが、キャンペーン実施時にも、キャンペーンの事務局作業が発生します。その際には、SNSキャンペーン用のツールを利用するのが一般的です。それによって、キャンペーン実施にかかる手間や人的ミスを減らすことができます。

時短につながる!SNSキャンペーンツール「ATELU」

https://www.comnico.jp/products/atelu/jp
>>キャンペーン効率化ツール「ATELU(アテル)」資料ダウンロード・お問い合わせ

「ATELU」の年間実施キャンペーン回数は、12,000件以上(2024年10月時点)。また、「ATELU」を利用することで、キャンペーンにかかる時間を60%削減できたという実績があります(毎週キャンペーンを実施する『MimiTV』の事例)。

応募収集・抽選・当選連絡・簡易レポートの自動作成ができ、X(Twitter)、Instagram、TikTokのキャンペーンに対応しています。プラットフォームのアップデートにも随時対応し、エラーリスクの軽減にも務めていること、キャンペーン初心者でも安心して使えるサポート制度やチャットサービスがあることも好評です。

主な機能

  • Instagram投稿へコメントしたユーザーを応募者としてリスト化
  • ハッシュタグ(+メンション)投稿したユーザーを応募者としてリスト化
  • 応募者から当選者をランダム抽選
  • 応募者のフォローチェック(CSVのアップロードが必要です)
  • キャンペーンレポート分析
  • ウェブサイトへの埋め込み用ウィジェットの作成

こんな方におすすめです

  • InstagramやXで頻繁にキャンペーンを実施する予定がある
  • 手軽にキャンペーンを実施したい
  • フォトコンテストを実施したい

■X(Twitter)キャンペーン

キャンペーン終了後に抽選を行う、事後抽選型キャンペーン。
フォロー&リポスト/引用ポスト、フォロー&ハッシュタグ投稿などのキャンペーンに対応しています。抽選作業や当選メッセージの配信、キャンペーン終了後の分析にかかる手間を大幅に削減。コストを抑えつつ定期的なキャンペーンを実施したい場合におすすめです。

■X(Twitter)インスタントウィンキャンペーン

キャンペーンに応募するとその場ですぐに抽選が行われる即時抽選型のキャンペーン。
抽選結果がすぐにわかるため、参加率が高く、ユーザーに人気のキャンペーン形式です。 企画性の高いキャンペーンが実施できるため、大きく盛り上げたいとき、認知を広げたいときにおすすめです。リプライで抽選結果を通知するリプライ型、抽選ページにアクセスして抽選結果を確認するウェブ型の2種類のインスタントウィンを用意しています。

リプライ型インスタントウィンキャンペーン

ウェブ型インスタントウィンキャンペーン

■Instagramキャンペーン

Instagram上でのフォトコンテストをはじめとするハッシュタグ投稿キャンペーンや、コメント書き込みキャンペーンに対応しています。抽選作業やキャンペーン終了後の分析などにかかる手間を大幅に削減。フォトコンテストなどで使えるウェブサイトに埋め込み可能なウィジェットの生成にも対応しています。

>>SNSキャンペーンツール「ATELU(アテル)」資料をダウンロード

Instagramキャンペーン対応ツール「autou(オウトウ)」

https://www.comnico.jp/products/autou/jp
>>InstagramDM自動化ツール「autou(オウトウ)」資料ダウンロード・お問い合わせ

Instagramの即時抽選キャンペーンに対応したチャットボットツールです。フィード投稿にコメントを書き込むとその場で抽選が行われるキャンペーンや、ライブ配信中のコメントに反応してメッセージを送信するキャンペーンなどが実施できます。

まとめ:ツールを活用してSNSキャンペーンを成功させよう!

キャンペーンを実施するためには、やらなければならないことや配慮すべきことが多くあります。初めて実施するときは手続きや用意するものが多く手間がかかりますが、それだけ大きな成果が見込めることも事実です。ぜひいろいろなブランドのキャンペーンを参考にして、必要に応じて専門家の手も借りながら、キャンペーンを開催してみましょう。

「こんなキャンペーンができるか聞きたい」「企画が思いつかない」とお悩みの場合は、効果的なキャンペーン実施のために、コムニコまでご相談ください

継続して成果を出していくためには、「ATELU」や「autou」などを活用して、作業にかかる手間やリスクを抑えたキャンペーンを行うことをおすすめします。SNSキャンペーンを成功に導くために、ご検討ください。