Instagramを運用したいけれど、社内にリソースやノウハウがない場合に、外部のプロに運用を委託することです。
Instagram運用のプロに委託すると、これまでの蓄積されたノウハウによって、最短で成果が上がりやすくなります。
また、最適なコンテンツの表現やユーザーとのコミュニケーションにも慣れており、ただフォロワーやいいねを増やすのではなく、好意形成をしながらの運用が可能となります。
Instagram運用のほか、Threads(スレッズ)の運用も依頼できる場合もあります。
Instagram運用の外部委託には、メリットとデメリットがあります。これらも踏まえて、委託を検討するようにしましょう。
Instagram運用代行を活用するメリットは、「工数削減」と「プロによる高い成果」の大きく2つだと言えます。
投稿の企画や制作、レポートの作成や成果の分析まで任せることができるので、Instagram運用にかかる人手や時間を大幅に削減することができます。
また、様々なアカウントの運用を経験しているプロが、そこから蓄積したノウハウを活用してコンテンツの制作や企画の立案などを行うため、成果につながりやすいことや、新機能の情報などもいち早くキャッチアップし、効果的に活用できることなども大きなメリットです。
一方、Instagram運用代行を活用するデメリットは、「費用」と「社内にノウハウが蓄積されにくいこと」の2つです。
運用代行を活用する場合、ある程度の費用がかかることは仕方のないことです。ただ、委託する場合と同じレベルの運用ができる人材を採用、あるいは育成し、社内に運用体制を整える時間とコストを考えると、委託する方が安く、早く成果にたどり着けるという考え方もできます。
また、外部に委託することで、自社にノウハウが蓄積されにくいというデメリットもありますが、いずれは自社で運用できるように自走支援をしている会社もあります。最初はコンサルティングやレポーティングだけを委託して、同時並行的に自社にもチームを立ち上げて育成し、いずれは社内に一本化するという方法もおすすめです。
Instagram運用代行では、主に次のような業務を依頼できます。
委託先やサービスプランによって依頼可能な業務範囲は異なるため、価格や実績だけでなく、どこまで依頼できるのか、投稿や定例の頻度はどれくらいかといった要件も確認して決めるようにしましょう。
月間、あるいは年間で、投稿の企画案を作成し、提案してくれます。余裕をもって計画を立てていくことで、季節やイベントに合わせて訴求性の高い投稿を練ることができるようになります。また、Instagram内のトレンドや新機能を取り入れた企画の提案を受けることもできます。
企画をもとに、投稿テキストや画像・動画を作成します。安定したクオリティで投稿が続けられることはもちろん、フィード投稿だけでなく、ストーリーズやリールなどの機能も場合によって使い分けながら、成果につなげていきます。
1ヵ月に1回などのペースで、投稿コンテンツのリーチ数やいいね数、コメント数、アカウントのフォロワー数の推移などを分析して、運用レポートを作成します。Instagram上の数字だけでなく、投稿からサイトへの流入や、商品の購入につながったかなどのコンバージョンをレポートしてもらえる会社もあります。
分析結果や運用レポートから、今後どのように投稿を改善すれば、目指す成果が上げられるかをアドバイスします。別途コストはかかりますが、広告の利用やプレゼントキャンペーン、インフルエンサーの起用で高い成果が得られる場合もあるので、そういった提案もしてもらえるような企業に依頼するのがいいでしょう。
ユーザーとのコミュニケーションとして、企業の投稿に対するユーザーコメントへのいいねや返信を行います。また、企業や製品、サービスに関連する話題を発信しているユーザーを見つけてコメントし、ユーザーのロイヤリティを高めるアクティブサポートに対応してくれるものもあります。
Instagram広告の提案や企画、運用、効果検証を行ってくれます。広告は、媒体特性を理解したうえで戦略設計や運用を行うことが必要です。そのため、出稿実績やノウハウがあるプロに運用を頼むことで、より高い成果を上げることができるようになります。
新商品のプロモーションや、新規フォロワーを獲得するため、Instagram上でのキャンペーンの企画・実施を依頼することができます。Instagramのキャンペーンは規約を守って実施しないとアカウント停止などのリスクがあるため、知見のあるプロに依頼することで、安心かつ効果的な施策を実施することが可能です。キャンペーン
これからアカウントを立ち上げる場合は、アカウントの開設や方針策定など初期構築から依頼することもできます。
自社に関するコメントを監視し、スパムや誹謗中傷があれば削除・通報したりするコメント監視などを通して、炎上の兆候をいち早く発見し、対応をサポートします。
2023年7月にMeta社のInstagramチームがリリースした「Threads(スレッズ)」。X(Twitter)のように、テキスト中心に共有やコミュニケーションができるSNSとなっています。世界のマンスリーアクティブユーザーは約2億7,500万(2024年10月31日)となっており、Instagramと合わせて活用することによって、リーチ拡大やInstagramフォロワー増につながります。コムニコのようなSNSの総合代理店であれば、初期構築から運用企画・投稿案作成・投稿事例まで依頼することができます。
参考記事:Threads(スレッズ)とは?基本の使い方と企業活用事例10選
ほかにも、まだまだ依頼できる業務はあります。これらの業務の一部分を依頼することもできますが、企画から投稿、レポーティングなどの一連の業務を任せる方が、全体でPDCAを回して運用を最適化できるため、効果も高まっていきます。
何を自社で担当し、何を依頼すればいいのかが分からないという場合は、株式会社コムニコのようなプランニングから運用代行・コンサルティング・効果検証まで、ワンストップで支援している企業に一度相談してみると良いでしょう。そうすることで、自社にとって必要なサポートや予算に合わせたプランを知ることができます。
>>コムニコ会社概要・サービス案内資料をダウンロードする
では、運用を外部に委託するには、一体どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
委託する内容や委託先によっても幅がありますが、企画から投稿作成、分析、レポーティングまで含めて月額50~100万円程度が相場です。一方で、安く抑えたい場合には、たとえばインフルエンサーなど個人に投稿作成のみを依頼することもできるでしょう。必要なものだけを外部委託する場合は月額5万円程度とすることもできます。
ただし、フリーランスや個人へ依頼した場合は、費用対効果にバラツキがあります。また炎上やその他の事情でその人がやめてしまえば、またイチから別の人を探さなければならないリスクもあります。長期的に安定した運用ができない可能性も高いため、選定には十分注意が必要です。企業アカウントが継続運用して、成果を積み上げていくためには、企業へ依頼するのが一般的です。
依頼する業務内容、投稿本数やレポート、打ち合わせの頻度などによっても費用は異なるため、まずは依頼したい内容を請け負ってくれる企業に相談し、要件を伝えて見積りしてもらってから比較してみましょう。
月額費用 | 提供サービス | 目的 | デメリット |
10万円〜 |
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一部業務負担軽減 | 生成AIなどで対応できる可能性がある |
20万円〜 |
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SNS業務効率化、負担軽減 |
投稿代行や簡易分析のために導入する場合はツール導入の方が安価になる場合が多い |
50万円以上 |
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SNSによる成果最大化 | 知見のある外部SNS専門チームに丸ごとお任せできるメリットはあるが、高額な費用がかかる場合が多い |
Instagram運用代行を請け負っている会社はたくさんあるので、どこに依頼すればいいのか迷ってしまいます。委託先を選ぶときは、価格や実績、依頼できる業務内容以外のポイントも確認するようにしましょう。
委託先を選ぶときに確認したいのは、主に以下の5つです。
これらの項目から、「自社が目指す運用に合っているか」「リスク管理などを信頼して任せられる会社か」ということを確認した上で、委託に踏み切ることが大切です。
ここでは、Instagram運用代行を提供している代理店とサービス内容について紹介します。
提供サービスの詳細については、各企業にお問い合わせください。また、費用は依頼する要件や投稿頻度によって変動します。
https://www.comnico.jp/
>>コムニコ会社概要・サービス案内資料
>>コムニコにInstagram運用を相談する
株式会社コムニコは、SNSの黎明期である2008年よりSNS関連事業を開始しており、Instagramも含めたSNS運用支援実績は、大手企業を中心に2,600件(2024年10月時点)にのぼります。プランナー・コンサルタント・コンテンツクリエイターがチームを組んで運用支援を行うため各分野のプロフェッショナルがトレンドに沿ったコンテンツ提案行うことができ、災害時などリスクがある場合にもスピーディかつ安定した体制が取れるのが特徴です。投稿のプランニングから運用・コンサルティング・効果検証まで、ワンストップで依頼することが可能です。
Instagramの運用代行はもちろん、広告運用、インフルエンサー活用、フォロワー調査(効果検証)、セミナー/勉強会の開催などにも対応しています。その他、ThreadsやX(Twitter)、TikTok、noteなど他媒体の運用も依頼したいという要望にも応えられる企業です。
自社開発のSNS運用支援ツールを開発・提供しており、アカウントの分析やキャンペーン開催など多様な施策を実現可能なのもポイントです。
運用代行 月額費用50万円〜
部分的なサポートの場合は都度見積もり
>>コムニコ会社概要・サービス案内資料
>>コムニコにInstagram/Threads運用を相談する
>>コムニコのサービス価格表をダウンロード
株式会社ジソウでは、SNS運用のノウハウがない方や、手が回らない方に向けて、SNSマーケティングの自走から代行まで、課題に応じたサポートを行っています。特に自社運用の企業や、自治体向けの「自走支援」が特徴で、Instagramアカウントの現状分析・KPIの設定・効果分析・業務効率化など、段階を踏んだサポートをしています。月1回程度のオンラインMTGやチャット相談窓口でのフォローも行っています。
自走ミニマムプラン 月額費用20万円~
運用代行ミニマムプラン 月額費用35万円~
https://tetemarche.co.jp/account-counsul/
テテマーチ株式会社は、戦略設計から投稿コンテンツの制作、運用業務、分析までトータルで支援しています。
トータルサポートプラン、インハウスサポートプラン、ストラテジック&リサーチプランの3プランがあり、内容に応じて金額が異なります。
初期費用50万円〜
月額費用100万円〜
※トータルサポートプランの場合
https://gaiax-socialmedialab.jp/
ソーシャルメディアやマーケティングの情報サイト「ソーシャルメディアラボ」を運営する株式会社ガイアックスが提供しているSNSアカウント運用代行サービス。累計支援実績は1,000社以上。
SNS運用代行だけでなく、キャンペーンやマーケティングリサーチまで、多岐にわたる支援を行っています。
都度見積り
https://www.hottolink.co.jp/service/instagram/
株式会社ホットリンクは、ソーシャルビッグデータとデータ解析技術、独自のメソッドを用いたSNSマーケティング支援サービスを提供しています。Instagramでは、アカウントの運用代行に加え、コンサルティングやInstagram広告運用などに対応しています。
都度見積り
https://find-model.jp/instagram/
ソーシャルワイヤー株式会社が提供するSNSのトータルソリューションブランド「Find Model」では、Instagramのアカウント運用代行も行っています。別途インフルエンサーマーケティング事業を行っており、インスタグラマーが制作するコンテンツに強みがあります。ライトプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3プランがあり内容に応じて金額が異なります。
月額費用10万円~
※ライトプランの場合
Instagramの運用代行と運用支援ツールを提供している株式会社SAKIYOMIでは、アカウント立ち上げ時の市場分析や戦略提案から、コンテンツ配信、PDCAの実施、さらにはインスタライブの実施まで、幅広くサポートしています。
100以上の運用データとデイリーのPDCAで、アカウントを成長させてきた実績を持っています。
1万円から利用できる個人商店やインフルエンサー向けのSlackコミュニティも用意されているのが特徴です。
月額費用35万円~
株式会社ニットが提供するオンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」では、SNSマーケティングをはじめとする様々な業務の代行サービスを提供しています。
コンテンツの作成や投稿、運用スケジュール作成、解析レポート作成などを代行しますが、Instagramの戦略策定などより専門性の高い業務は、別途「HELP YOU +plus」のサービスを利用する必要があります。
月額費用10万円〜(契約期間6ヶ月、稼働時間30時間〜)
https://ripuca.co.jp/lp-instagram/
株式会社リプカはInstagram運用支援に特化した企業です。SNS運用歴は3年以上、運用支援実績数は300件。
STARTERプラン、BUSINESSプラン、PROFESSIONALプラン3プランがあり、内容や投稿頻度に応じて金額が異なります。最低契約期間がないため、検討しやすいことがポイントです。
月額費用20〜30万円
※STARTERプランの場合
https://www.feriest.com/services/instagram/
株式会社フェリエストはInstagramの運用代行はもちろん、SNSショート動画制作が可能です。
新規ファンを獲得したい企業には「マガジン型」の運用、既にファンが多い企業には「ブランド型」の運用をすすめています。ミニマムプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3プランが用意されていますが、ミニマムプランの場合はコンサルティングのイメージが近いので、運用を依頼したい場合はスタンダードプランを選択する必要があります。
月額費用50万円〜
※スタンダードプランの場合
Instagramは無料で使えるSNS媒体です。もちろん、社内でInstagram運用を行なっていくこともできますが、そのためにはノウハウを持った専任の担当者の雇用や、チームの構築が必要不可欠となります。既存の社員を育てていくこともできますが、育成には時間がかかるうえに、ノウハウが蓄積しないうちは、成果を上げるのも一苦労です。また、運用はある程度の頻度で継続的に行っていく必要があるため、社内であっても人的コストがかかります。
一方で、Instagramの運用代行会社には、運用に必要な経験とノウハウがすでに蓄積されているため、望む成果がいち早く得られるようになります。依頼できる業務内容やかかる費用は会社によって異なるため、自社の目的や予算に合った会社を探しましょう。いくつかの候補に絞れたら、実績数や自社に近い業界での運用経験の有無などを比較し、実際に話を聞いてみるのがおすすめです。
コムニコでは、Instagramの運用代行に特化したプロフェッショナルチームを結成し、運用をご支援します。ご関心のある方はぜひ一度お問い合わせください。
>>コムニコ会社概要・サービス案内資料をダウンロードする
Instagramだけでなく、X(Twitter)やFacebookなど、他のSNSもまとめて委託したい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:SNS運用代行おすすめの委託先・代理店14選!委託するメリット・料金相場についても解説!
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