SNSのアカウントの運営において、要とも呼べるコンテンツ。コンテンツを作成したら、すぐ投稿したいところですが、ブランドイメージを守った運用が求められる企業の場合、SNS炎上のリスクを回避するためにも、投稿前に十分な確認を行う必要があります。そこでこの記事ではSNSマーケティング担当者やその承認者が「投稿前に知っておきたい、注意すべき点」をチェックリスト形式でご紹介します。
そもそもSNSとはなんでしょうか?SNSとは、ソーシャルネットワーキングの略。国内外でX(Twitter)、Instagram、TikTok、LINE、YouTubeなどさまざまなサービスが提供されており、多くの人が利用しています。ユーザー数や可処分時間の増加から、企業がSNSマーケティングとして活用することも増えてきています。
ここで前提条件として認識しておきたいのは、「SNSは公園のような場所である」という考え方です。
SNSは、誰もが自由に参加して楽しめる場所です。しかし、自由だからといって、何をやっても良いというわけではありません。SNSは、公共のルールやマナーが存在するいわば「公園」のような場所とイメージしてみてください。
多くの人が遊び、友人と会話することを楽しむ中に、企業の看板をつけた人が入ってきたらどうでしょうか。良くも悪くも目立ってしまいます。人を「アカウント」と言い換えるとそのままSNS上での感じ方もおわかりいただけると思います。
そのため、企業のSNS運用では一般ユーザー以上に投稿に慎重にならなくてはならないのです。
SNS投稿はその場で投稿することもできますが、企業アカウントの場合は予約投稿をおすすめします。SNSで予約投稿を行う際の手順を確認しましょう。
コンテンツカレンダーとは、SNS投稿の日時や投稿内容などをまとめた投稿計画表(スケジュール)を指します。基本的には1ヶ月単位で作成し(投稿数が多い場合は1週間単位でも)、その月の投稿予定を一覧で見られるようにしたものです。
参考記事:SNSアカウント運用計画の便利アイテム、コンテンツカレンダーの作り方
お役立ち資料:SNS投稿管理用コンテンツカレンダー
実際にSNS投稿となるコンテンツ案を作成します。このとき注意しておきたいのは、文字数や画像サイズ、動画の長さなど、媒体によって異なるレギュレーションに合わせて作成することです。
たとえば、X(Twitter)の文字数制限は全角140文字・半角280文字、動画像は4枚までとなっています。Xプレミアムなどのサブスクリプションに加入すると制限が緩和されてより多くの情報を届けることができます。Instagramであれば、投稿キャプションの文字数上限は2,200文字、ハッシュタグは30個まで、動画像は20枚まで投稿できます。
SNSごとに異なるので確認しておきましょう。ヘルプページにまとまっていないこともある画像サイズについては、以下の記事でまとめています。
参考記事:SNS投稿に最適な画像サイズ一覧!X(Twitter)・Instagram・TikTokなど
お役立ち資料:【原寸画像付き】SNS担当者のための画像サイズ早見表
企業の顔となるSNS投稿コンテンツは、広報リリースなどと同様に社内確認作業を挟むのが一般的です。立場の違う複数名の目で確認作業を行うことで、SNS炎上のリスクとなりえる投稿がないか確認することもできます。紙やエクセルで回す企業も多く、承認作業の手間がかかっている場合も多いようです。
そうした現場の声をもとに開発したSNS運用管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」では承認作業をスムーズにするためにツール上で完結できる機能があります。
投稿予約・管理機能はスマートフォンのブラウザでも利用可能です。スマホにある画像を使って投稿を作成する、パソコンが開けない外出先で投稿の承認を行うなど、状況に応じてフレキシブルにご活用いただけます。出先でも確認、承認作業ができ、作業負荷軽減につながります。
投稿・確認・分析作業をツール上で一元管理できるほか、アカウント切り替えミスによる誤投稿を防げ、投稿注意日を知らせる機能などリスク対策ができ、安定・安心の運用体制構築が実現可能となります。
>>資料請求・お問い合わせ:承認作業をスムーズにできる管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」
X(Twitter)やInstagramなどでは公式の機能として投稿予約が可能です。
たとえば、X(Twitter)の場合は「予約設定」から未来の日時を指定することができます。
投稿予約をしていても、投稿エラーなどで配信されず、手動投稿に切り替える必要がでてくる場合もあります。投稿予約をしたら、投稿日時に投稿が出ているかどうかも確認しておくとよいでしょう。
特に、プレゼントキャンペーン投稿など、広告と合わせて活用することが多い大切な投稿の場合は必ず確認しておきましょう。
せっかく作り上げた原稿に誤字や脱字があるだけで、ブランドイメージを損ねたり、読み手の印象を下げたりしてしまう可能性があります。また、「みなさん」「みんな」「皆さま」や、語尾などの表現が統一化されていないアカウントは、それだけで雑な印象を与えてしまいかねません。
投稿の本文は、作成した原稿表から直接コピー&ペーストするのではなく、一度「メモ帳」などのテキストエディタを通してから本文にセットすることをおすすめしています。その理由は、WordやExcelの「書式設定」や文字コード、端末による文字化けなどの影響をなくすためです。プレーンテキストで投稿できるように習慣づけておくとよいでしょう。
「原稿表」⇒「テキストエディタ」⇒「予約画面のテキストボックス」の順にコピー&ペーストを行えば、「Word/Excelの書式設定」が取れた「純粋なテキスト(プレーンテキスト)」を投稿することができます。
投稿内容に興味をもってくれた方がいても、URLの遷移先と内容が異なっていたりイベントなどの日程が間違っていたら、せっかくのファンを逃してしまうことにつながります。機会損失はなるべく避けたいものですよね。
たとえば、レシピ投稿などを行う場合は画像内にもテキストが多く含まれている場合があります。なにか修正があって投稿テキストは修正したものの、画像修正ができていなかった、というミスが起こらないよう、画像内テキストも確認するようにしましょう。
会社のアカウントにログインした状態であることに気づかずに、個人的なツイートをしてしまった!まだ始まっていないキャンペーンの投稿をしてしまった!せっかく作ったコンテンツが「残念な投稿」にならないように、ステータスも入念にチェックしましょう。
いよいよ最後の項目です。読む人によって誤解や混乱を招くおそれや、不快に思わせる可能性がある投稿は、クレームや炎上に発展するリスクがあるためとても危険です。これを事前に避けるためにも、最後まで気を抜かずにチェックを行いましょう!
投稿作成時の注意や承認者が確認すべきポイントが想像以上に多いことに驚いた方も多いのではないでしょうか。
SNS黎明期に創業し、これまで多くの企業のSNSマーケティング、運用成果を行ってきたコムニコでは投稿コンテンツによるエラーやリスクを防ぐための投稿管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」の提供も行っています。
ここで挙げた例はコンテンツチェックに関して、「コムニコ マーケティングスイート」が解決できる一部です。多くの支店があってそれぞれのアカウントを持っている場合やスタッフそれぞれにアカウント運用を任せている場合などに、まとめて管理したい、まとめて分析したいという方にもおすすめできるツールです。
機能詳細や活用事例、価格について詳しくは資料からご確認ください。
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これらのチェック項目は実際にSNSのプロフェッショナルである株式会社コムニコで行っているコンテンツチェックの一部です。
文章の解釈や、誤字・脱字・衍字(えんじ=不要な文字)などは、投稿を作成した本人では気づきにくいため、本人以外のチェック担当者を設定しておくとよいでしょう。
また、承認フローや誤字脱字チェックは、ツールを活用して効率化することも大切です。SNS管理ツール「コムニコ マーケティングスイート」などの活用も検討してみるとよいでしょう。
コムニコでは、コンテンツ制作から投稿代行までの運用支援も行っています。手間がかかるので丸ごとお任せしたいというご要望にもお応えしています。SNSに合わせたコンテンツ企画のみ、勉強会のみなど、お悩みに合わせたサービス提供も可能です。
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