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TikTok広告とは、縦型短尺動画のSNSプラットフォームである「TikTok」に表示される広告のことです。
国内におけるTikTokのユーザー数は3,300万人以上(2024年11月時点*)。ユーザー層は10~20代が中心となっており、広告もそうした若い層に届けることができます。
*公式ウェビナー発表TikTok+TikTok Liteの合計
TikTokに投稿されるコンテンツは主に15~60秒程度の短い動画で、エンターテインメントとして楽しめるものが多いのが特徴です。そのため、楽しめるコンテンツやTikTokで好まれる表現を用いた広告を配信することで、ユーザーに好意的に受け入れてもらうことができるという点も、大きな特徴です。
TikTok発表の資料によると、TikTok動画広告は他のSNSプラットフォームの広告に比べて好感度が高く、最後まで見てしまうというユーザーが多いことがわかっています。ほかにもTikTok広告は、配信ターゲットを細かく設定できる、アカウントを開設せずに広告配信ができる、獲得効率が良く費用対効果が高いといったメリットがあります。結果については後述します。
(TikTok広告を行うメリット_費用対効果/TikTok広告導入支援 サービス資料より)
では、他のSNSプラットフォームにおける広告やWeb広告とは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。以下の表に、TikTok広告と他のSNS広告やWeb広告との違いの詳細をまとめました。
広告媒体 | 年齢層 | 特長 | 費用 | 広告メニューの種類 | インハウス化の難易度 |
TikTok広告 | 10~30代中心 | エンタメ性の高い内容で興味関心を引く | 動画制作コストは考慮する必要があるが、費用対効果は高い | インフィード広告、TopView、ブランドエフェクト、ハッシュタグチャレンジ | △ |
リスティング広告(Web) | 幅広い年齢層 | 検索意図が明確なユーザー(顕在層)へリーチ | キーワードによって競争率が変わる | 検索広告(テキスト)、ディスプレイ広告 | ○ |
X(Twitter)広告 | 20~40代が中心 | 拡散性が高い。ニュースや時事関心層へリーチ | 比較的安価に始められる(フォーマットによる) | プロモツイート、プロモアカウント、プロモトレンド | ○ |
Meta広告(Facebook、Instagram) | 20~50代 | 興味関心と行動データによるターゲティングで精度が高い | 比較的安価に始められるが、競争率が高い場合も | フィード広告、ストーリーズ広告、リール広告、メッセンジャー広告 | ○ |
YouTube広告 | 10~50代 | 動画視聴履歴や行動ベースでターゲティング | CPV課金が主流で、比較的高め | インストリーム広告、ディスカバリー広告、バンパー広告 | △ |
X(Twitter)やFacebook、Instagramなどの主要SNSは20~50代のユーザーがメインですが、TikTokは10~30代と若く、若年層をターゲットとした広告に強みがあります。
また、Webや他SNSは各ユーザーの興味関心や行動を切り口に広告に触れることが多いのに対し、TikTokはエンタメという一つの切り口の中で広告に触れるという点も、他にはない特徴です。
さらに、高騰しがちな若年層への配信効率が良く、Webや他SNSよりもCPC(リンクのクリックを1件獲得するための平均コスト)やCPV(広告視聴1回あたりのコスト)が低い傾向にあることから、費用対効果も高いと言えます。
広告配信の費用対効果が高い一方、デメリットとしてはインハウス化の難易度がやや高いことが挙げられます。
TikTokはYouTubeと同様に動画を主体とするSNSであることから、広告も動画であることが求められます。動画の制作には撮影機材や編集のための技術などが必要であるため、インハウスで広告運用するハードルが高いと感じられる場合があるようです。
そのため、We Love Socialを運営する株式会社コムニコでは、TikTok広告導入支援やショート動画制作プランといった形でのサービス提供も行っています。詳しくはお問い合わせください。
TikTok広告には、起動画面広告・インフィード広告・チャレンジ広告・運用型広告の4種類があります。それぞれの詳細と費用の目安を解説します。状況によって費用は異なる場合があります。
アプリを起動した際に全画面に表示される広告。アプリを起動した全ユーザーに表示されます。
広告費用は、インプレッション数に応じて決まります。費用の目安は500万円程度です。
TikTok の「おすすめ欄」に、通常の投稿と似たような形で表示される広告です。通常の投稿と同様に、エンタメを意識した内容にすることで、好意的な反応が期待できます。費用は42万円からとなっています。
企業がお題としてハッシュタグを提示し、そのお題に沿った内容の動画をユーザーに投稿してもらうという、ユーザー参加型の広告です。ユーザーに能動的に興味を持ってもらい、関わってもらいやすいことがメリットです。TikTok ならではの広告メニューですが、費用の目安は1,000万円とやや高額です。
ユーザーの投稿に混じって表示される広告です。課金の方式は、クリック数やインプレッション数、再生数と複数あり、それぞれかかる費用が異なります。クリック課金型は1クリックあたり30〜100円、インプレッション課金型は1,000インプレッションあたり100~1,000円、再生課金型は1再生あたり3〜20円が目安となっています。他の広告メニューよりも安価に始められることがポイントです。
TikTok広告で成果を出すために、まず検討すべきことがあります。
どのような目的でTikTok広告を配信するのか、誰に見てもらい、どのような成果を得たいのかということ。それらを明確にしたうえで、どの広告メニューを利用するのか、動画広告であればどのような内容の動画を制作するべきかを検討していきましょう。
目的に対してどのような動画を作成すべきか迷っている、目標数値設定が難しいという場合は、TikTok広告の豊富な運用実績がある株式会社コムニコなど、SNS運用支援会社に依頼しましょう。
目的を明確にし、誰に対してどんな結果のために作るのかを定めるのがポイントです。
TikTok広告の配信を始める際には、次のものが必要になります。あらかじめ用意してから配信開始の手続きを始めましょう。
※広告審査にかかる時間は1営業日程度とされていますが、配信したい日にしっかりと間に合うよう、余裕をもって進めるようにしてください。
実際にTikTok広告の出稿を始める際の手順をご紹介します。
まずは、TikTok for Businessにアクセスし、TikTokアカウントをすでに持っている場合は、サインアップします。
TikTokアカウントがなければ、メールアドレス(または電話番号)とパスワードを登録します。パスワードは、英数字に加えて記号の使用も必要です。
「登録」をクリックすると、メールアドレスの認証が行われます。登録したアドレスに送信された認証コードを入力して、先に進みましょう。
「広告マネージャー」が開けたら、企業情報を入力します。
記入に必要な情報は、「会社または商品などのサイトURL」「会社名」「業界」「国/地域」「電話番号」となっています。
次に、広告の目的を設定します。
「リードの作成」や「ウェブサイトコンバージョン」など、複数の選択肢から選べます。
次に、広告キャンペーンについての情報を入力します。
「キャンペーン名」「最適化を行うロケーション(リードを誘導したい場所)」を設定します。
さらに、「詳細設定」を押下すると、広告動画に関する設定が行えます。
5.広告に関する設定をする
広告に関する設定として、TikTokアカウントと連携するかどうかを選択します。
TikTokアカウントとの連携を行い、そのアカウントの投稿を使用して広告を配信すると、広告およびプロモーションによって得られた視聴数やコメント、シェア、いいね、フォローなどはすべてその投稿に帰属させられるようになります。
連携を行わない場合は、ここで動画や画像をアップロードし、テキストなど広告として表示する内容の詳細を設定します。
1日あたりいくらの予算をかけるかを選択します。3,000円/1日~選択できます。適切な選択肢がない場合は、カスタマイズすることも可能です。また、広告の配信先となるターゲットも設定します。
支払い方法の選択や、クレジットカード番号の入力などを行います。
すべての設定を終えたら、審査が始まります。審査が終了すると、広告が公開されます。
TikTok広告で成果を上げるために、クリエイティブ作成では次のようなことを意識してみましょう。
また、動画や画像のサイズ、テキストの長さなどは以下を意識することで、ユーザーに受け入れもらいやすくなります。
動画 | 5~15秒(容量500MB以下) |
静止画 | 98px × 98px |
テキスト | 12~80文字 |
適切な画像サイズについては、以下の記事も参考にしてみてください。
参考記事:SNS投稿に最適な画像サイズ一覧!Instagram・X(Twitter)・TikTok・LINEなど
キャンペーン告知サイトへの誘導を行うために、インフルエンサーの投稿を起用し、広告として配信。その結果、同予算・同ターゲットの他媒体(MetaやX)と比較してインプレッション数は+147,264、CPCは-¥15と、認知拡大およびLPへの遷移数がどちらも他媒体に比べ良好な成果を得ました。
認知獲得のためにTikTok広告を配信。同時にYouTubeでも広告配信を行ったところ、予算・配信期間・ターゲット・クリエイティブはすべて同じだったにもかかわらず、YouTube広告と比較してインプレッション数は+1,878,270、CPMは-¥349と、TikTokの方が好調な結果となりました。また、全体のインプレッションにおけるユーザー属性の内訳は、25~34歳に次いで35~44歳となっており、YouTube広告ではリーチできない層に最もリーチすることができました。
実例を元にした成果資料やこの他の事例は、TikTok広告導入資料で確認できます。
>>TikTok広告導入資料をダウンロードする
TikTok広告は、10~20代の若い層にリーチすることができる、広告であっても好意的に受け入れてもらいやすく、費用対効果が高いなど、他媒体にはない特徴やメリットがあります。また、広告メニューは4種類あり、選択によっては安価なコストで配信を始めることもできます。
ただ、注意したいのは、動画コンテンツの制作にはそれなりに工数やテクニックが必要であり、そうしたリソースがなければインハウスでの運用が難しいということ。そうした場合は、TikTok広告に実績のあるSNS運用支援会社を活用するのがおすすめです。株式会社コムニコでは、TikTok広告導入支援プランなどTikTok運用サービスをご用意していますので、まずはお気軽にご相談ください。