2026年7月に入り、X(Twitter)で複数枚画像を投稿すると従来のグリッド表示から「カルーセル表示」に変更されました。iOS版で先行導入され、Android版およびブラウザ版への展開が予定されています。
X(Twitter)広告で先行導入されていたカルーセル形式が、通常投稿にも拡張された形となっています。
このアップデートにより、これまで活用されていた4分割アートや、クリックして画像全体を見せるレイアウトは利用しづらくなりました。一方で、1枚ずつ大きく表示されるため、画像や動画の魅力が伝わりやすくなったといえます。
また、引用ポストでは従来の表示のままであったり、閲覧するデバイスによって画像の見え方や切り取られ方が異なる場合があります。そのため、重要な要素は画像の中央付近に配置するなど、表示の違いを考慮して投稿を作成するとよいでしょう。
カルーセル表示への変更により、複数画像投稿の見え方は大きく変わりました。これまでのグリッド表示では、4枚の画像が一覧で表示されていましたが、カルーセル表示では1枚ずつ横にスワイプして閲覧する形式となっています。
※記事更新時点では、Android版およびブラウザ版では従来の見え方のままです。
| 従来 | 新仕様(iOS版) |
|---|---|
| グリッド表示 | カルーセル表示 |
| 4枚同時に見える | 1枚ずつ表示 |
| 4分割アートが可能 | 難しくなった |
この変更により、企業アカウントの投稿設計にもいくつか影響があります。
これまで活用されていた4分割アートや、クリックして画像全体を表示させるレイアウトは、カルーセル表示では意図した見せ方になりにくくなりました。今後は、1枚ごとに内容が伝わるデザインを意識することが重要です。
カルーセル表示では、主に1枚目が表示されます。そのため、2枚目以降を見てもらうためには、最初の画像で興味を引くことがこれまで以上に重要になります。
1枚ずつ順番に閲覧する形式になったことで、商品の特徴を段階的に紹介したり、制作過程やイベントの様子を時系列で見せたりと、ストーリー性のある投稿がしやすくなりました。
カルーセル表示を活かした企業事例・一般ユーザーの投稿事例をいくつかご紹介します。
※PCで記事をご覧いただいている場合はスマホ(iOS版)で投稿に遷移して確認することをおすすめします。
カルーセル表示を活かし、歴代商品を年表のように紹介している事例です。
画像の右下に「スワイプ」と表示することで、2枚目以降への閲覧を自然に促しています。
極端に縦長の画像では、画像全体が左寄せで表示される仕様となっています。
この仕様を活かし、色味でキャラクターを当てるクイズを出題している事例です。
同様に仕様を活かし、メッセージを表示させている事例です。
スマホ(iOS版)では「もしや、めっちゃ細い画像だとこういうことできる?」と一目で読めるように表示されます。
カルーセル形式は画像だけでなく、動画と静止画を組み合わせてもカルーセルで表示されます。
1枚目の動画で興味を引き、2枚目以降は静止画を使って商品の魅力を伝えている事例です。
画像サイズによってはスワイプする必要がなく、2枚の画像が綺麗に表示されます。
完成写真と材料写真を組み合わせ、一目で情報が伝わるよう工夫した事例です。
4分割アートは難しくなりましたが、ファミリーマートの事例のように、2枚の画像で1枚に見せるような投稿は記事更新時点でも実施できます。
画像をタップしてスワイプする際に、静止画同士がくっついて見えるようになりました。
その仕様を活かして、以下のような投稿も流行しました。
1枚画像の場合は、縦横あらゆるサイズで表示されるようになったため、このような極端に横長の画像でも一目で全情報が表示されるようになりました。さけるチーズのように、横に多くの商品を並べた画像の投稿も可能です。
カルーセル表示への変更により、これまで効果的だった見せ方が通用しにくくなる一方、新しい表示形式を活かした表現も可能になりました。今後も仕様変更が発生する可能性はありますが、企業アカウントでは、次のような点を意識するとよいでしょう。
カルーセル表示では、タイムライン上で最初に表示されるのは1枚目の画像です。続きを見てもらうためにも、商品の魅力が伝わる写真や、思わずスワイプしたくなるデザインなど、工夫した画像を1枚目に配置しましょう。
Android版およびブラウザ版ではまだカルーセルに対応していません。デバイスや表示環境によって画像の見え方が異なることを意識し、重要な文字や商品はできるだけ中央付近に配置すると安心です。
カルーセル表示ならではの仕様を活かし、スワイプを促す演出や、横長・縦長画像を使った投稿など、新しい見せ方も登場しています。今後も仕様変更に合わせてユーザーの反応を見ながら、さまざまな表現を試してみるとよいでしょう。
X(Twitter)の複数画像投稿は、従来のグリッド表示からカルーセル表示へ変更され、画像の見せ方や投稿設計にも変化が求められるようになりました。これまで多く見られた4分割アートなどは難しくなった一方で、カルーセルを活かした年表のような見せ方ができたり、画像が1枚ずつ大きく表示されるため、商品の魅力やストーリーを伝える投稿との相性は高まっています。
企業アカウントでは、1枚目のインパクトや画像の並び順をこれまで以上に意識し、新しい表示形式を活かした投稿設計を取り入れていきましょう。
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