Instagram、Twitter、Facebook、LINE、TikTokから6月に発表されたニュースをまとめました。SNS各社の最新のニュースをチェックして、今後のSNS運用に活かしていきましょう。
1.主要SNSの国内ユーザー数
媒体 | ユーザー数 | 発表時期 |
LINE | 8,400万人 | 2020年5月時点 |
4,500万人 | 2018年10月時点 | |
3,300万人 | 2019年3月時点 | |
2,600万人 | 2019年3月時点 | |
TikTok | 950万人 | 2018年12月時点 |
主要SNS 5媒体の国内ユーザー数の変更はありませんでした。
2.Instagram
ショッピング機能の利用要件を改訂し、クリエイターなども利用可能に
Instagramは6月23日(米国時間)、Instagramのショッピング機能を利用する際の要件を改訂することをを発表しました。新しい利用要件は7月9日から有効となり、クリエイター(インフルエンサーやパブリッシャー)や、より多くの業種のビジネスがショッピング機能を利用できるようになります。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/06/shopping-policy-update/
Instagramは6月24日(日本時間)、料理を注文機能とギフトカード機能の国内パートナーとして新たに12社と提携し、既存パートナーと合わせて計19社へと拡充したことを発表しました。
Instagramのビジネスプロフィールを利用しているアカウントで、提携しているパートナーが提供するサービスの加盟店であれば無料で利用可能です。ユーザーは、Instagramのプロフィール画面に設置したアクションボタンや、ストーリーズ投稿のスタンプを通じて料理のデリバリーやテイクアウト、あるいはギフトカードの購入をすることができます。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/06/instagram-food-delivery-update/
3.Twitter
青い認証済みバッジのアプリ内申請機能を準備中と認める
Twitter is working on “Request Verification” 👀
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) June 7, 2020
(I’m not Twitter employee. I’m not tech support) pic.twitter.com/ED58QsD7kM
6月7日(米国時間)、未発表新機能ハンターが現在受付停止中の「青い認証済みバッジ」を申請するアプリ内機能サンプルを添えたツイート。この件に対しTwitterは、米TecuCrunchに青い認証済みバッジのアプリ内申請機能を準備中と認めるコメントを送っています。
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/09/news051.html
参考:https://twitter.com/wongmjane/status/1269586202606235648?s=20
記事内容を読まずにRTでアラートを出すテスト開始
Sharing an article can spark conversation, so you may want to read it before you Tweet it.
— Twitter Support (@TwitterSupport) June 10, 2020
To help promote informed discussion, we're testing a new prompt on Android –– when you Retweet an article that you haven't opened on Twitter, we may ask if you'd like to open it first.
Twitterは6月10日(米国時間)、記事やブログをTwitter上で開かずにそのままリツイート(RT)しようとすると、まずは開いてみるよう促すテストをAndroidアプリで開始したと発表しました。
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/11/news060.html
音声ツイートのテストを開始
Twitterは6月17日(米国時間)、録音した音声の投稿のテストを開始したと発表しました。まずは一部のiOSユーザーで可能になり、今後すべてのiOSユーザーが使えるようになります。現在のところ、全ユーザーで音声ツイートを聞いてRTすることが可能です。
Twitterは、音声ツイートはテキストよりも自分の考えを早く簡単に共有でき、「より人間的な体験が生まれることを願っている」としています。また、視聴覚障害者へのサポートとして音声ツイートの内容を、手動または自動で文字に起こす方法を検討中とのことです。
参考:https://japanese.engadget.com/jp-2020-04-03-twitter-url.html
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/19/news091.html
Twitterのインストール記録更新、1日で100万回超
米国時間6月1日の週、Twitterアプリのこれまでのインストール記録が更新されたと、2つのアプリストア情報会社Apptopia(アップトピア)とSensor Tower(センサータワー)のデータから分かりました。両社の調査による新規ダウンロード数や記録更新時期は正確には異なりますが、Twitterアプリにとって世界全体で過去最高の週になった点では一致しています。
このインストール増は、世界的に広がったGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)氏の事件への抗議運動による不穏な情勢や新型コロナウイルスに関するフィルターがかかっていない状態の最新ニュースを確認するためとみられています。
参考:https://japanese.engadget.com/jp-2020-04-03-twitter-url.html
参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2006/19/news091.html
4.Facebook
Facebookショップを提供開始
Facebookは6月16日(米国時間)、EC作成機能「Facebookショップ」を日本国内で提供開始すると発表しました。
カスタマイズ可能なオンラインショップを無料(Facebookによる審査あり)で作成でき、Instagramなど同社が提供する他のアプリでも公開できるのが特徴です。自社の商品からコレクション(カタログサイト)を作成することや、画面の色を変更してショップの雰囲気をブランドイメージに合わせて表現することもできます。
すでにFacebookページショップやInstagramのショッピング機能を利用している企業は、自動的にショップに移行します。また、メールやアプリ内の通知を受け取り次第、コマースマネージャを通じて、ショップの外観カスタマイズや商品を整理してコレクションが作成することが可能です。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/06/introducing-facebook-shops/
昔の投稿をまとめてアーカイブまたは削除可能に
Facebookは6月3日、Facebook利用向上のため、アクティビティの管理」機能を導入しました。この機能では、古い投稿のアーカイブやゴミ箱への移動といった操作を一括管理することが可能になります。
アーカイブ機能は、他の人に公開せずに自分のために保存しておきたいコンテンツに使用できます。不要になった投稿をゴミ箱に移動することも可能です。ゴミ箱に移動した投稿は手動で削除または復元しない限り30日後に削除されます。まずは、モバイルから提供開始し、その後デスクトップやFacebook Liteでも利用できるようになります。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/06/introducing-manage-activity/
コンテンツポリシーを見直しへ
6月5日(米国時間)、Facebookの共同創業者兼会長兼CEOのザッカーバーグ氏が自社のポリシーを見直すことを明らかにしました。暴力を扇動する恐れがあると批判されたDonald Trump米大統領の投稿を容認する規則を含め、見直しを計画している7つの項目を説明しています。この中では、国家による武力行使への言及を許容するポリシーや有権者への抑圧をめぐるポリシー、コンテンツの放置または削除という単純な二者択一に代わる対応を検討しています。
また今後、より明確で透明性のある意志決定プロセスの確立や、広範な構造的変革、人種間の平等を推進するプロダクトへの取り組み、有権者向けの情報を集約するハブの構築について検討していくとのことです。
参考:https://japan.cnet.com/article/35154925/
古いストーリーをシェアする前にポップアップ警告を表示へ
Facebookは6月25日(米国時間)、90日以上前のコンテンツをシェアしようとするとユーザーに警告する通知画面を導入すると発表しました。ユーザーには「go back」(戻る)か、あるいは古いことを知りながらストーリーを共有するためにクリックしてスルーする選択肢が与えられます。
Facebook社の内部調査によると、記事の適時性は、利用者が何を読み、信用し、共有するかを決めるのに役立つ重要な背景情報であることが分かりました。特に、ニュースパブリッシャーは、古い記事が現在のニュースとしてソーシャルメディア上で共有されていることに懸念を示していることへ対策を講じた形です。
参考:https://about.fb.com/ja/news/2020/06/more-context-for-news-articles-and-other-content/
5.LINE
チケット制ライブ「LINE Face2Face」を発表

LINE株式会社は6月3日、オンライン上で好きなアーティストやアイドルと1対1で直接話すことができるチケット制ライブ「LINE Face2Face powered by LINE LIVE」を8月から提供すると発表しました。
「LINE Face2Face」は、握手会やトークイベントのプレミア感を、そのままオンライン上で体験することができる1対1モデルのライブ配信です。有名人がライブ配信をする際、視聴している大勢のファンに対して配信することが多く、ひとりのファンが有名人の時間を独占することは難しい状況でしたが、「LINE Face2Face」を活用すると、何気ない会話から応援する熱い想いまで、直接本人に届けることができます。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3255
スタンプ表示方法を大幅リニューアル
LINE株式会社は6月16日、スマートフォン版「LINE」バージョン10.10.0よりLINEスタンプが探しやすくなるようスタンプキーボードをリニューアルし、提供開始したことを発表しました。
スタンプキーボードをタップすると、テキストを入力しなくても「うれしい」「OK」「悲しい」などカテゴリー別に所有しているスタンプが一覧で表示され、自分の気分や目的に合ったスタンプを簡単に探してトークに使うことができます。また、トークに合わせたスタンプを見つけやすいよう、スタンプタブを表示する位置はキーボードの上部に移動しています。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3264
運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINEチラシ」での広告配信を開始
LINE株式会社は6月3日、「LINE」および「LINE」関連サービスを対象とした運用型広告配信プラットフォーム「LINE広告(旧 LINE Ads Platform)」において、新たに「LINEチラシ」上での広告配信を開始したと発表しました。
月間利用者数5,600万人の「ウォレット」タブからアクセスできる「チラシメディア」上への広告配信で、より購買意欲の高いユーザーに対してアプローチが可能となります。「LINEチラシ」では、店舗ページでの「営業時間に関するお知らせ」「商品在庫に関するお知らせ」などのバナー掲載機能を提供。商品の在庫・入荷状況、営業時間変更といった、需要の増加している情報発信に役立ててもらうことも目的としています。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3247
LINEショッピング、商品検索機能を強化
LINE株式会社は6月15日、サービス開始から3周年を迎えた「LINEショッピング」の商品検索機能を追加したと発表しました。商品掲載情報を拡張し、ショップ別の付与ポイントやクーポン情報、配送料などもショップ横断で閲覧可能となり、”よりお得に、ほしい商品が見つかるショッピングサイト”へとリニューアルしています。
「LINEショッピング」の会員数は現在3,500万人超。スポーツ・インテリア・家電・コスメなど3億点を越える商品を約300以上のサイトからLINEアプリ上で手軽に検索・比較・購入できる総合ショッピングサービスとなっています。「セール機能」も搭載され、ますます便利になりそうです。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3265
6.TikTok
「TikTok For Business」ローンチ
TikTokは6月25日、「TikTok For Business」がローンチしたことを発表しました。
「TikTok For Business」は、従来の広告の枠組みを超えたコミュケーションを通じて、認知拡大から顧客獲得まで様々なファネルにおけるビジネス課題を解決できるプラットフォームとして誕生したとのことです。企業や自治体、各種団体が「ユーザーに語りかけるコンテンツ」を作ることができるとしています。
参考:https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-for-business-introduction
クリエイターを紹介する「TikTok Creators Showcase」を公開
TikTokは6月26日、TikTokで活躍する多様なクリエイターを紹介するウェブサイト「TikTok Creators Showcase」公開しました。
「TikTok Creators Showcase」では、TikTokで活躍している多様なクリエイターをより深く知ることのできる、プロフィールやクリエイターインタビュー、動画などを掲載しています。多様なTikTokクリエイターの紹介を通して、より多くの方々にTikTokの楽しさや可能性を感じてもらうことが狙いです。
参考:https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/tiktok-creators-showcase
TikTok運営会社のバイトダンス、インドで新会社を設立へ
インドの経済メディア「Economic Times」の報道で、「TikTok」などで知られるバイトダンス(字節跳動)が、インドで2社目となる新会社の設立を計画していることがわかりました。
報道によると、今後数週間以内に、現地政府や管理監督機関に対し申請を行う予定ということです。新会社は、「TikTok India」やSNSアプリ「Helo India」を含む、全世界におけるバイトダンスのプラットフォームおよび事業に対し、IT技術をベースとしたサポートを提供していくといいます。
まとめ
Instagram、Twitter、Facebook、LINE、TikTok各社から6月に発表されたニュースはいかがでしたでしょうか。6月は、Facebookの古いストーリーシェアやTwitterの記事内容を読まずRTすることに対するアラート表示など、SNSがユーザーに求められる正確な速報性への改善をはかるアップデートが見られました。また、FacebookショップやInstagramショッピング機能利用要件の改訂、LINEショッピングのリニューアルといったショッピング機能についても各社強化しており、新たなショッピング体験の提供を進めているようです。
株式会社コムニコではSNS運用の初期構築から、運用支援、SNSの広告運用やセミナーまで、約1,000アカウントの運用実績で培ったコンサルティング力でSNSマーケティングをサポートしています。
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児童雑誌・書籍をメインに4年間の編集執筆活動した後、コムニコ入社。SNS企画運用・コンテンツ制作を行う。趣味はドラムとよさこい。