岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは|Business Media 誠
これは本当に必読の記事。多分経営者なら多かれ少なかれ共感することも多いだろうし、会社員なら組織のトップがどういうことを考えているのかを知るヒントにもなると思う。
もちろん、日本代表の監督と小さなベンチャーの経営者では客観的に見て全く重みが違うわけだけど、それでも「あー分かるなー」と思えることが多い。
多分今年一番共感し、勉強になった記事。個人的に忘れたくない言葉が満載。なので、以下抜粋。
本当にのた打ち回るほど苦しんだのですが、「よく考えたら自分自身の腹のくくりがなかったから当たり前だ。W杯予選が大変だと知っているのに、何て俺は甘いんだ。しょうがない。俺はもう自分のやり方でやるしかない。秘密の鍵もくそもない。誰がどう言おうが今の俺にできること以外できねえんだから、俺のやり方でやるしかねえんだ」とその時に開き直った。
「開き直り」という表現は悪いかもしれないですが、これはある意味どんな仕事でもトップやリーダーになったら、一番大事な要素かもしれないですね。「監督の仕事って何だ?」といったら1つだけなんです。「決断する」ということなんです。「この戦術とこの戦術、どっち使う?」「この選手とこの選手、どっち使う?」ということです。
よく標語が書いてあるカレンダーがあるじゃないですか。ジョホールバルから帰ってきた後、吊るしてあったのをたまたま見ると、「途中にいるから中途半端、底まで落ちたら地に足がつく」と書いてあったんです。その通りなんですよ。苦しい、もうどうしようもない、もう手がない。でも、それがどん底までいってしまうと足がつくんですよ。無心になんか中々なれないけど、そういうどん底のところで苦しみながらも耐えたらスイッチが入ってくるということです。